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北米project 5 ~How do you like Canada? その6【2016/6/15~22】

2021-11-28 23:59:29 | 海外旅行記
カナダ軍用機歴史博物館の続きです。今回からは各機詳細について書いていきます。手前にあるものから順番に見ていきます。まずは、カナディア・セイバーMk.VIです。見ての通りノースアメリカンが開発したF-86セイバーです。カナダ空軍では、カナディアがライセンス生産したセイバーを用いていました。
百式や金ジムもびっくりの金色塗装をしていますがこれでヨーロッパの空で戦争するつもりではなく、「ゴールデンホークス」という楽天とソフトバンクをごっちゃに覚えてしまったような名前の曲技飛行部隊で使用されていた塗装です。金色だったらめっちゃ目立つと思ったんですかね。


カナディアでライセンス生産しようとした目的のひとつは、国産のジェットエンジンを搭載したいからでした。アブロ・カナダが開発した俺んだ・・・もといオレンダエンジンを載っけることを当初から考えていました。
Mk.VIには、オレンダ14型ターボジェットエンジンが搭載されています。CF-100カナックが搭載するオレンダ11型の派生型です。F-86原型機が搭載するJ47型よりも軽量なのでその分高速飛行か可能だったとかで。50年代のカナダの航空産業は一部ではもしかするとアメリカ以上の能力を持っているのではと思うところもあり、興味深いところです。


水平尾翼。カナディア製セイバーはMk.Iを除いてアメリカで言うところのE型相当にあたる機体です。なので、水平尾翼は翼全体が可動する全遊動式です。このMk.VIもどうやらそれなんですが、なんだか後ろ半分だけを動かすこともできそうな感じなんですよね。まあよく分からん(無責任)
ただし従来型のF-86Aとは形状が違っていて、ここは分かりやすい識別点となっています。
なお水平尾翼を全遊動式にしたのは、高速飛行時に水平尾翼の舵の効きが悪くなってしまうことへの対策です。


制動板は展開状態で展示されています。プラモデル用の資料ですな。


中はこんな感じよ。


主翼下面とかパイロンとか。


主脚です。


機首の鷹マーク。


ゴールデンホークスは、1959年にカナダでの動力飛行50周年とカナダ空軍創立35周年を記念して設立されました。6機のセイバーMk.Vで始めて、1961年に7機のセイバーMk.VIで飛行していたそうな。部隊は1964年に解散しましたけど、その後新たに設立されたのが現在まで活動を続けているスノーバーズです。解散までにカナダとアメリカで317回の公演を実施しました。


機体全体。


機首です。


Mk.VIは前縁スラットを装備しています。
本家F-86でもF型の途中までは前縁スラットを装備していましたが、F-25型とF-35型は前縁スラットを廃止しています。ただそれだと翼端失速を起こして墜落してしまうらしく、翼弦を延長して翼端に境界層板を取り付けた6-3翼にしています。
カナディア製でもMk.Vで前縁スラット無しの6-3翼に変更しましたが、Mk.VIでまた前縁スラット付きにしています。これは、6-3翼に前縁スラットを付けたほうがより良いよねってことに気づいたからだそうな。アメリカでも同じ設計変更をしていて、それはF-40型となっています。F-86Fは斯様に複雑であります。


前縁スラットの断面。意外と見ることないでしょ。


前縁スラットを上面から。意外と見ることないでしょ。


左舷の胴体は一部の外板がアクリル板に取り替えられてスケルトン状になっています。


セイバーを見終えると、館内展示されているC-47が牽引車に引っ張られていました。何が始まるんです?


ドナドナ~。


格納庫型の博物館なので機体の出し入れは容易ですね。右側に見切れている人影は入り口に止めてあったスクールバスで運ばれてきた子どもたちです。C-47がいたところで講義のようなものをやるらしく、場所を開けるために外へ出されたみたい。やることが派手だね。

というところで今日はここまで。


その7へ→

 
   
 
 

北米project 5 ~How do you like Canada? その5【2016/6/15~22】

2021-11-17 07:03:28 | 海外旅行記
2016年6月16日(木) 10時51分
オンタリオ州マウントホープ カナダ軍用機歴史博物館
ハミルトンのバス停からバスに乗って30分くらい、カナダ軍用機歴史博物館 (Canadian Warplane Heritage Museum) へ来ました。今回1箇所目の博物館です。
名前通りカナダの軍用機に関した博物館で、当然実機も展示されています。ここは空港に隣接した立地で、実機が展示してあるところも格納庫の中にあります。格納庫型の航空博物館は何というか実機展示が信頼できるという感じがします。


博物館の入り口には、戦闘機の串刺しが。いわゆるゲートガードという入り口に静態展示された飛行機があります。
ご覧の通り、CF-104Dスターファイターです。CF-104の複座型ですね。CF-104は、自国メーカーのカナディアで生産されていましたが、複座型に関しては全て本家ロッキード製だったはずです。


串刺し飛行機って機体が垂直に立っているので、通常の地上展示とは違う角度から機体を見ることが出来て、結構いいんですよ。
ほぼ真上から見る構図なんてのはそんなにないでしょう。面積の小さい主翼なんだなってのが改めて分かります。主翼面積が小さくてなおかつ厚みも薄いので、これで飛べるもんなんだね、っていう。


エンジンに翼とコックピットだけ付けたような感じです。



小さくて薄い主翼なので揚力を生むにはチョッパヤで飛ぶ必要があります。運動性もあんまりないはず。なので、F-104というのは高速直線番長な飛行機です。低空飛行して核爆撃するようなやつじゃないと思うよ。
で、そういう特性なので低速飛行になる離着陸時は揚力を失わないように主翼後縁のフラップに加えて前縁にもフラップを設けています。主翼面積の半分くらいは動翼になっているんですねぇ。


さて館内に入ろうかと思うと、路肩にスクールバスが3台停まっていました。おっとこれは学校が遠足にでも来ているのかな?子供がたくさんいるということで、見学順路が被らないようにしなければ。
ちなみに車種は、IC Bus CE Seriesです。


これは探照灯。たぶんカナダ軍で使っていたやつ。1941年製で、沿岸・対空監視をしていました。80万カンデラあるんだそうな。


イギリス空軍第150飛行隊のカナダ人爆撃機搭乗員達。左からオリバー(仮名)、カーター(仮名)、ベンジャミン(仮名)、以下略。


戦間期~第二次世界大戦の年表です。あんま細かいところまで見てませぬ。


最初のカナダ人パラシュート部隊のジオラマ。


CF-105アローの写真です。カナダが開発した幻の戦闘機です。北極からやってくるソ連の爆撃機を迎撃するためにアブロカナダが開発しました。試作機5機が完成しました。しかし、開発費の高騰、政権交代による方針転換、さらにアメリカからの圧力もあって量産されること無く開発中止。機体と設計書類は完全に破壊されてしまったのです。
機体の高性能ぶりと悲劇的な末路から何かと議論が絶えず、実は予備部品で建造されていた6号機が・・・というドラマや映画が過去に作られているそうな。
CF-105はカナダ人の誇りのひとつで、カナダの航空博物館を訪ねるとどこかしらにCF-105に関する展示がありますね。


こういう双発エンジンの無尾翼デルタ翼の大型ジェット戦闘機です。





CF-105の実機はことごとく破壊されて部品単位でしか現存していませんので、こうやって縮尺模型を展示しているところが多いです。
ちなみにCF-105のプラモデルは、地元メーカーのホビークラフトから発売されています。が、ホビークラフトは倒産してしまったので今後再生産されることはないでしょう。
ホビークラフトの金型は韓国のアカデミー科学に引き取られていて、一部はアカデミーブランドで生産されていますが、CF-105やその前身のCF-100が生産されたことはないみたいです。そもそもそれらの金型を引き継いでいるのか?という疑問があります。


CF-105の風防の部品です。こんな風にCF-105の部品が各地の博物館に散逸しています。全部集めたら1機組み立てられるのではなかろうか。


格納庫の実機展示区画へ。うおー、胸が高鳴る!
3ヶ月前にアメリカの航空博物館で死ぬほど飛行機を見てきましたが、意外とここで初見だという機体もそこそこあります。カナダとアメリカの航空博物館の収蔵機体ってあまり被っていないんですね。


ボーイング727-200の機首です。詳しい説明がないのでどういう個体なのかは分からんです。カナダ軍だった機体?


脚が短い。親近感湧くね。

次回から本格的に博物館のことを書いていきます。
というところで今日はここまで。


その6へ→







ナッチャンWorldを見に行く その1【2018/5/27】

2021-11-13 07:49:11 | 鉄道撮影記
2018(平成30)年5月27日。
この日は、神奈川県横須賀市の久里浜港でナッチャンWorldという元高速フェリー船が一般公開されると聞いて、現地へ行って見てきました。
ゴールデンウィークに旅行に行って予算に厳しいところがあったので、横浜まではしずてつジャストラインの高速バス「横浜ライナー」#11便に乗って行きました。
途中の東名高速足柄SAで休憩するので、バスを撮影しておきます。


しずてつジャストラインのいすゞ・ガーラHD(丸子534)「横浜ライナー」。しずてつバスのいすゞ車は珍しいですね。


富士急シティバスの日野・セレガHD (E1702) 。


丸勇交通のいすゞ・ガーラHD。静岡市清水の貸切バス会社です。


富士急静岡バスのヒュンダイ・ユニバース (W0001) 「やきそばエクスプレス」。


シンフジハイヤー(新富士観光バス)のいすゞ・ガーラHD。富士市のバス・タクシー会社です。


9時半頃に横浜駅横のバスターミナルYCATに到着。ここから京浜急行に乗り換えます。空港に行く以外で京急に乗るのは久々なような気がします。


久里浜方面へ向かうわけですが、途中の能見台駅で一時電車を降りて、電車の撮影をしました。当時は800形の勢力が減ってきていて、次に京急に乗るときにはたぶんもういなくなっていると思ったのでこの時に記録しておこうと思った次第。
とりあえず最初にやってきたのが、2100形快特泉岳寺。


あっ...。
800形普通品川。
800形の旧塗装車である823Fが早々に来ました。まさか遭遇するとは思わず、思わぬところで引きの強さを見せました。


800形普通金沢文庫。
反対側からも800形が!幸せの挟み撃ち!


1500形エアポート急行羽田空港。
なんか開幕5分でもう満足感高いですが、せっかくなんでもう少し居ることにします。黄色いやつとか1800番台とかまだ見たことないですし。


600形快特高砂。


1500形普通品川。


1000形エアポート急行羽田空港。
よく見ると、ステンレス車体ながら全面塗装を施された1200番台(17次車)じゃないですか。


1000形と800形。


2100形快特泉岳寺。


800形普通品川。
上りの800形をもう一度見れたところで潮時と感じたので、そろそろここを離れましょう。


5300形エアポート急行新逗子行きに乗って、逗子線の神武寺駅まで行きます。久里浜行くんじゃないんかい。


神武寺駅で下車。
5300形は相変わらずやかましいいい爆音でした。


反対側は1000形。これは塗装じゃなくてフィルムラッピングのようです。


神武寺駅というと、総合車両製作所から出荷される鉄道車両が京急線を通ってここまで来て、そこでJR横須賀線へ連絡する専用線がある駅です。ただし駅自体はこじんまりしたものですね。

というところで今日はここまで。


その2へ→



 


トレインフェスタ2018に関するイベントあれこれ 後編【2018/5/19】

2021-11-09 06:16:47 | 鉄道撮影記
さわやかウォーキングの経路に組み入れられる形で久しぶりに一般公開されたJR東海の静岡車両区です。ピット線に入った313系を見たあとは、211系の展示がありました。


展示されているのは211系6000番台GG4編成でした。この展示では、実際に行われている交番検査の様子を見せてくれていました。
交番検査というのは、90日に1度行われる車両検査です。運転台、集電装置、制御器、台車、乗降扉を検査します。車両の分解まではしません。211系2両編成の場合、4人を動員して1日かけて交番検査を行います。


ピット線に入った211系いいですなー。
台車のそばに整備士がいます。実際の交番検査の業務中なのです。


グランドスイッチという装置。検査中に作業員が感電しないように回路の電流を切るスイッチです。


C-TR241型付随台車。JR東海発足後初の新型式の台車のひとつです。


主制御器です。電車の電動機を制御するものですね。たぶんC-CS59A形 。
知っている人は知っていますが、211系6000番台の走行装置は213系5000番台と同じ1M方式で、211系5000番台のMM'ユニット方式とは異なるものです。国鉄時代の形式の付番法則でいえば足回りを基準にしていたので、211系6000番台は本来なら213系6000番台とでも名付けるものだと思います。しかし実際は、足回りが213系でも、JR東海では車体と内装が3ドアロングシートなのが決め手になったと思いますが211系6000番台となりましたとさ。


これも主制御器の機器のひとつ。


100Vバッテリーです。ちなみに自動車のバッテリーは12V。
下がっているパンタグラフを上昇させたり停電時の非常用電源として用意されているんだそうな。


2両編成なのであっという間でした。


検査の様子を見れたのは面白い内容でした。


そろそろ出口ですが、留置線に親の顔よりも見たことのある静岡車両区の各車が並べられています。


313系2500番台T11編成。
行先表示器が通勤快速豊橋行という懐かしい表示をしています。その昔、通勤時間帯に静岡~豊橋に1往復設定されていた静岡では貴重な優等種別でした。静岡~島田は無停車で、それ以外は各駅停車という遠近分離な列車なのでした。


373系F7編成と211系6000番台GG5編成。
211系は試運転の方向幕を出していました。


373系の方はというと、臨時急行「トレインフェスタ」のヘッドマークを出していました。その列車に使われていた編成だったみたい。


静岡車両区からはこれで撤収。ようやく見学ができたので満足でした。ただ車庫を歩かせるだけじゃなくて、業務内容を知ってもらうための展示も工夫されていて分かりやすいのが良かったです。次回は、315系が入ってきた辺りにお披露目で公開してくれないかしら、と期待を込めておきます。


静岡車両区の東側に架かっている東静岡大橋(跨線橋)から留置線を眺めます。横浜からやってきた485系「華」が復路につくまでの間休んでいました。313系や373系に囲まれていて、圧倒的アウェイ感。


橋を渡って東海道線の南側を歩いて東静岡駅へ。東静岡駅を走るしずてつバスを撮影。いすゞエルガLV280(鳥坂297)です。


こっちは新型のいすゞエルガLV290(唐瀬864)。


グランシップで開催中のトレインフェスタに行ってきました。催事の様子はいまさら書くことも無いので、省略しますね。


最後に、静岡鉄道の長沼工場へ。
導入されたばかりのA3000形A3003F(ナチュラルグリーン)が公開されていました。1000系のちびまる子電車は洗車体験に使われていました。


おなじみのデワ1号も外に出ていました。


この頃はまだ1000系が多数派でした。いま記事を書いている時から3年前の光景ですが、隔世の感があります。

これで静鉄電車に乗って新静岡駅まで行き、買い物しながらおうちへ帰りました。
おしまいです。


 
  
 

北米project 5 ~How do you like Canada? その4【2016/6/15~22】

2021-11-05 06:12:48 | 海外旅行記
2016年6月16日(木)9時27分
オンタリオ州バーリントン GOトランジット・アルダーショット駅 
通勤鉄道のGOトランジットの終点から、GOトランジットの路線バスに乗り換えます。
MCI D4500CT (#2551) 18系統ハミルトン駅行き (Hamilton GO) に乗って、終点のハミルトン駅まで行きます。


同日9時50分
オンタリオ州ハミルトン GOトランジット・ハミルトン駅
ハミルトン駅(Hamilton GO Centre) に着きました。鉄道駅とバスターミナルが一体化している交通ジャンクションになっています。バスターミナルは写真のような感じになっています。道路から斜めに向いた停留所のピットへ頭から入るような感じです。日本のバスターミナルの造りとは違うんですねえ。カナダのほうが土地の使い方に余裕のある感じです。
ちなみに、当時のハミルトン駅には二階建てバスは乗り入れていません。理由は、バスターミナルの上に建っている屋根の高さが二階建てバスと干渉するため。これは前回も書きましたが、後に超低車高型のEnviro500 Super-LOを開発することで地上設備の制約を解消しています。


MCI D4500CT (#2423) です。これは、2トーンカラーの新塗装に塗り替えられています。なお執筆時時点では退役している模様。2009年製なんですけどね・・・代謝が早い。


同じくMCI D4500CT (#2282) です。これは旧塗装。

この後は、GOトランジットとは別の路線バスに乗り換えます。このバスターミナルには乗り入れていないので、外に出て移動します。といってもすぐ隣の道路です。


ハミルトン駅の西側を通るジェームス・ストリート・サウスという道路に出ました。ここのジェームス・アット・ハンター停留所 (James st Hunter) で次に乗るバスを待ちます。
このバス停に来るバスは、ハミルトン・ストリート・レイルウェイ (Hamilton Street Railway; HSR) というバス会社です。いわゆるハミルトン軌道。
これは、創業時の事業が路面電車の運行だった頃の名残です。現在は路面電車事業は廃業して路線バス専業の会社です。日本で言うところの旭川電気軌道みたいなものでしょう。

ちなみに写真のバスは、NFI D40LF (#1008) #3系統キャノン (Cannon)。


ハミルトン駅へ進入するGOトランジットのバスもやってきます。
これは、MCI D4500CT (#2428) #16系統ハミルトン駅 (Hamilton GO)。


HSRのNFI F40LF (#0809) #4系統アバディーン (Aberdeen)。


HSRのNFI DE60LFR (#933) #35系統カレッジ (College)。ハイブリッド車です。
2007年にHSRで導入した連節バスの2次車(2009年製)です。連節バスは、公募で決められた独自の塗装に塗られています。


HSRのNFI D40LF (#0513) #25系統アッパー・ウェントワース (Upper Wentworth)。
HSRではD40LFが主力車両のようですね。



HSRのNFI C40LF (#0315) 回送 (Sorry... Out of Service)。
これは少し珍しくて、圧縮天然ガス(CNG)を燃料にして走るCNGバスです。屋根の大きなキセの中にはガスボンベが詰まっているんだと思います。



HSRのNFI XD40 (#1205) #24系統アッパー・シャーマン (Upper Sherman)。


ここはハミルトンの市街地に位置するみたいです。辺りを散策する時間は無かったですが、目の前に歴史的建造物のような建物が建っています。
まずこの建物ですが、これは1878年築のジェームス通りバプテスト教会の教会堂でした。教会堂としての機能は既に無く、2014年にこの教会堂の3分の2が取り壊されて通りに見える部分だけが残りました。教会堂のあった敷地には30階建てのタワマンを建てる計画があって、そのタワマンの意匠としてこの教会堂の建物を取り込もうとしていたんだそうな。いわゆる腹巻き建築ですね。
当時は建築中だったんだと思いますが、その後計画は凍結して頓挫したみたいです。それからこの土地と協会の残骸の処遇は決まっていない模様です。

↑ソース。


交差点を挟んで反対側にも教会堂が建っています。これはセント・ポール長老派教会の教会堂です。こちらは当時も今も現役です。主張の強い尖塔が魅力的。


モントリオール銀行の旧ハミルトン支店です。1928年にケネス・G・レア (Kenneth G. Rea) により建てられた新古典主義建築です。
現在は銀行の支店ではなく、法律事務所が居抜きとして入居している模様。



長老派教会の教会堂へ近づいてみます。


庭的なもの。石碑が立っていますが、お墓じゃあるまいな・・・?文字は読み取れませんでした。


尖塔が細長くて高く、高層建築の無かった昔は町のランドマークだったんじゃないでしょうか。


そろそろ乗り継ぎのバスが来る頃なので、バス停で待機します。
待っている間にやってきたGOトランジットのMCI D4500CT (#2324) #18系統ハミルトン駅。


HSRのNova LFS Natural Gas (#1511) #1系統キング (King)。
ノヴァバスの主力商品LFSの天然ガス動車です。見るのは初めてです。
なお、天然ガスバスを導入している事業者は北米全体で見ると少数派のようです。つまり珍しいのだ。


HSRのNFI D40LF (#0804) #4系統ベイフロント (Bayfront)。


HSRのNova LFS Natural Gas (#1522) #20系統Aライン・エクスプレス (A-Line Express)。
乗るバスがやってきました。これに乗って、Airport at Canadian Warplane Heritage停留所で降ります。

というところで今日はここまで。


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