黒鉄重工

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久しぶりの静浜基地航空祭へ その1【2016/09/25】

2017-06-17 22:34:56 | 旅行・イベント記

家から一番近い航空自衛隊の航空祭は静浜基地で開催されているものです。すぐそこなので小さい頃に連れられて行ったこともあります。
カナダに行っている間にすっかり飛行機にも興味を持ってしまったため、久しぶりに静浜基地航空祭に行ってみようかなと思った次第なのでした。

基地までは焼津駅から出ているシャトルバスに乗っていきます。カナダのエアショーではバンバン自動車で乗り付けに行けたのに(それでも駐車場からはシャトルバスだが)
とはいえ実はこのシャトルバスも今回の楽しみのひとつでした。シャトルバスはしずてつジャストラインが受託して運行するのですが、東は西久保営業所から西は浜岡営業所まで各地からバスが動員されてくるのです。もしかしたら珍しいバスの1台や2台見られるかもしれないと期待していたのです。
でまあ、そしたらいきなり復刻塗装(赤)の日野ブルーリボンII(唐瀬)が停まっていました。これは幸先がいいな。



ちょうど乗るバスがこれになりそうです。



専用の行先表示器もゲットです。




着きました。まだ開会まで時間がありますし、せっかくなのでバスを見ていきましょう。帰りはソッコーで撤退するのでそんな時間無いですから。



ほらほらまたすぐ来たよ~。しずてつの現役車両の中でも最も変わっているもののひとつ、ふそうエアロスターMP618(浜岡)です。
路線バス用のエアロスターですが、フロントマスクだけは観光バス用のエアロバスのものになっています。塗装も観光/高速バス用の塗装です。一説では相良特急の予備車として導入されたワンロマ車とかなんとか。



後ろから見る分には普通のエアロスターなんですが・・・。
今は岡部と相良、浜岡に数台ずつ配置されているので、お目にかかる機会も少ないです。稀に中部国道線や競輪シャトルバスで静岡市内に顔をだすこともあるそうですが。
バスに興味を持ったときから見てみたかったバスなので、ようやく見れたことに感激です。



いすゞキュービック+富士重7E(岡部)
旧型のバスもたくさんやってきます。



いすゞエルガ(浜岡)ダイドー広告。
場所柄、岡部以西のバスが多い感じですかね。



エルガ(鳥坂)



エアロスターK(岡部)



エルガ(鳥坂)LuLuCa広告。



キュービック+7E(浜岡)
西に行くほどボロが多い。



さらに浜岡の7Eが2台。

ここら辺で切り上げることにしました。地上展示機も見ないといけないしね。

今日はここまで。


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カナダの航空祭コモックスエアショーを堪能する その12【2015/08/15】

2017-06-15 22:50:01 | 旅行・イベント記

B-25DミッチェルとT-6ハーバードの展示飛行の続きです。
が、ミッチェルは一足先に着陸。ハーバード2機は引き続き飛行を続けます。



鈍重なミッチェルに合わせる必要がなくなったのか、ハーバードはスモークを出しながらさっきよりも高速で飛行を始めました。



けっこう密集して飛びます。
ちなみに先頭がハーバードMk.IV、後を追うのがハーバードMk.IIです。Mk.IVの方が天蓋の窓枠が少ないのが分かると思います。






腹見せ。



脚見せ。



複数機が飛行していると画になりますね~。



これを最後に着陸しました。

短めですが今日はここまで。


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カナダの航空祭コモックスエアショーを堪能する その11【2015/08/15】

2017-06-13 22:31:47 | 旅行・イベント記

スノーバーズの展示飛行の次は、ヒストリックフライト財団のB-25Dとイエローサンダー・ハーバードチームのハーバード(T-6)2機の展示飛行です。
時刻は14時前。エアショーも後半戦です。



まずはB-25Dミッチェル(N88972)が離陸します。この機体には「グルンピー Grumpy」という名前もつけられています。日本語だと「不機嫌号」になるんですが、何か他の意味があるのかしら。
1943年10月カンサスシティにあるノースアメリカンの工場で製造された後、アメリカ陸軍に納品されました。その後、1944年1月にカナダ空軍に移管されて1962年2月まで現役でした。その後なんやかんやあって今も動態保存されています。
塗装はイギリス空軍第98飛行隊のKL161の塗装だそうで。よく見るとラウンデルが蛇の目ですな。



操縦士が窓からカナダとアメリカの国旗を掲げる粋な演出。



続いてハーバードMk.IV(C-FVYF)がタキシング。
前も書きましたが、ハーバードというのはアメリカ軍の練習機ノースアメリカンT-6のイギリスでの呼称です。
ハーバードMk.IVは戦後に再生・生産されたノースアメリカンT-6Gに相当する機体です。ノースアメリカン以外でもライセンス生産されていたようで、このC-FVYFはカナダ自動車・鋳造社 Canadian Car & Foundryで1952年2月に製造されました。
カナダ空軍に納品されて、1967年6月まで現役だったそうな。



2機目のハーバード。こっちはハーバードMk.II(CF-PST)。Mk.IIは戦時中のモデルAT-6に相当する型式です。
Mk.IIとMk.IVの違いは天蓋の窓枠でして、Mk.IVの方が窓枠が少なくなっています。他の見た目の違いはよく分からん。
1943年ノースアメリカンで製造されてカナダ空軍に納品された機体です。退役は1960年9月。カナダなのにラウンデルがイギリスと同じ蛇の目ですが、現在のような楓のマークが制定されたのは1946年からなので、戦時中の再現だとこれが正しいです。



3機が滑走路の端まで行くとウェストジェットが着陸してきました。これが滑走路を出てからの離陸になるでしょう。
機材はB737-700 (C-GMWJ)でした。垂直尾翼のロゴマークがチェック柄になっている特別塗装機でした。こいつはラッキー。



ウェストジェットの着陸後、まずハーバードが離陸。編隊離陸でした。



続いてミッチェルも離陸。
自分はこの手の古典機の飛行は今までに単発の単座/複座機しか見たこと無いので、双発の爆撃機がこうして飛ぶのを初めて目の当たりにしました。月並みですが「よく飛ぶなぁ」と。そりゃ飛ぶように設計されてるんですから物理的には飛ぶんですが、70年以上前の機体を飛ぶように復元してその状態を維持することには敬意が湧いてきますね。



会場上空で編隊を組みます。






ミッチェルを先頭にしたデルタ編隊で会場をフライパス。
うーむ、贅沢な異機種編隊だ。



編隊もきちんとしていますね。



今度は左からフライパス。



再び右から。



最後はミッチェル単独で飛行。いいっすねぇ。



いいアングルだ。光線と望遠が残念だけど。

今日はここまで。


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北米project 4 ~Is the order a warbird? その17【2016/03/04~10】

2017-06-11 20:47:57 | 海外旅行記

前回に引き続きメトロリンクの列車の撮影。
インランド・エンパイア・オレンジ・カウンティ線 857レ オーシャンサイド行きです。
客車はロテム車*1(SCAX649)+ボンバルディア車*2+ロテム車*3+MPI MP36PH-3C形SCAX894号機。



ヒュンダイロテム・バイレベルカー。2010~2013年にかけて導入された新型客車です。制御客車57両、客車80両を購入して、前任だったボンバルディア製のバイレベルコーチ客車の大半を置き換えました。
事の発端は2005年1月に発生したグレンデール列車事故で、線路に放置された自動車とメトロリンクの列車が衝突、脱線しました。そこに停まっていたユニオンパシフィック鉄道の貨物列車とさらに対向のメトロリンクの列車とが衝突するという多重事故が発生。乗客11人が死亡する惨事になりました。
そこで安全性の高い車両を・・・ということでボンバルディア、川崎重工、そしてヒュンダイロテムが入札してロテムが受注を獲得しました。

そういう経緯があって、衝突時の安全性が高い車両に設計されています。制御客車(cab control car)の前面はまるでディーゼル機関車のようです。運転台は高い位置にあり、ボンネットは衝撃吸収構造になっています。アメリカの制御客車にしてはかなりイケてるデザインです。



中間客車SCAX251。
客室は1階、中2階、2階の3段構造。ボンバルディア車と同じになっています。ボンバルディア車と共通運用する以上、構造を両者で合わせておく必要はあるでしょうね。
一方車体は普通の箱型車体で外観は大きく異なります。外板はステンレス製。コルゲート無しなのは珍しいですね。
中間客車にも衝撃吸収構造が装備されています。日本のステンレス車のそれと似たようなものなんじゃないかなと思います。



駅に停車中。2階建て車両というのは定員増加の意味が大きいですが、同時に1階に乗降扉を設置することでプラットホームとの段差を無くす効果もあるんですね。
アメリカの鉄道はホームが低いですから、通常の平屋建ての客車だとデッキにあるステップ(もはや階段)をえっちらおっちらと登ることになるのですが、2階建てだと1階部分がうまい具合に低床車両にもなっているわけです。



ホームが低いので台車もよく観察できます。通勤客車にありがちな外側ディスクブレーキの台車。構造も簡素そうです。とはいえ空気ばねを装備しているのには少し驚き。



機関車のMP36形。通勤列車ではおなじみのやつ。塗装はアメリカにしては地味ね。



次の列車まで1時間位あるので、その間に朝ご飯を食べます。間に貨物列車が来るかもしれない・・・とは思いましたが、たぶん昼飯を食べる余裕は無さそうなので(そしてそれは当たった)、朝飯は食べておかねば。
駅から歩いて10分くらいのところにある(でもものぐさなぼくは車で行った)IHOP(アイホップ)というファミレスチェーン。メニューがだいたい朝食向けという珍しいファミレスでして、パンケーキが有名。
私はどんなメニューにしたか忘れましたが、パンケーキ、ハムのソテー、ハッシュドポテト、目玉焼き、コーヒーのセットにしました。コーヒーはお代わりできた、たしか。
ちなみに今旅行でこれが一番豪勢な朝食です・・・。後は落ちるだけ(泣)



アメリカで一度こういうコテコテのパンケーキを食べてみたかったんです。ジャムとホイップとカスタードなんてもう最高にジャンキーですね。素晴らしい。
このまま次の列車までだらだらとします。



再びウェストコロナ駅。91線 753レ ユニオン行きが来ました。
先頭SCAX671の客車4両にEMD F59PH形SCAX863号機でした。なぜか制御客車が後ろにも連結されていました。



ディーゼル機関車。
ひとつ前の客車が制御客車なのが分かると思います。

これで朝練は終了。引き上げます。
通勤鉄道は地域差が大きいので面白いです。また他のところも見てみたいですな。



戻り際に路線バスがいたので撮影。
リバーサイド・トランジット・エージェンシー Riverside Transit Agency の1系統リバーサイド大学行き。原色の赤と青がハデハデのバス。
車種はGilling "BRT Plus"(CNG車)です。流線型、連続窓、屋根カバーというバスをどこのメーカーも作っていますが、ここ最近の流行なんでしょうかね。

今日はここまで。次回から魔の航空博物館編です。


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しずてつバスフェスタで新型バスを見る 後編【2016/09/10】

2017-06-10 21:30:42 | バス・航空機撮影記

エスパルスドリームプラザでしずてつバスフェスタを堪能した後は、静岡へ戻ります。
行きと同じでシャトルバスに乗ります。帰りは赤い日野レインボーHRでした。



新清水駅でバスを降りて、静岡鉄道に乗って新静岡駅まで行きます。
乗ったのは新型のA3000形でした。全線通しで乗ったのはこれが初めてですね。やはり東京の電車みたいだ・・・。



ついでなので駅前でバス撮影します。以下、ただバスの写真を貼るだけです。
日デスペースランナーJP+西工96MC B-I(丸子)



青い駿府浪漫バスのふそうローザ「家康公」。



いすゞキュービック+富士重7E(鳥坂)。静岡まで7Eが出入りしていました。



いすゞエルガLV234(丸子)。巻き込み防止用の後輪カバーが付いているのでここ最近の車ですかね。



日野セレガHD(相良)。



日野ポンチョ(唐瀬)。



京王バス東のふそうエアロエース。



日野ブルーリボンシティ(小鹿)。



日野セレガHD(相良)。ガーニッシュがメッキじゃないのが気になったのでした。



日野セレガ(相良)。



緑の駿府浪漫バスのふそうローザ「竹千代くん」。



日野レインボーII(唐瀬)。



ふそうエアロスター(小鹿)。

以上、バスの写真だけでした。おしまい。

しずてつバスフェスタで新型バスを見る 前編【2016/09/10】

2017-06-09 21:44:12 | バス・航空機撮影記

2016年9月10日。
静岡市周辺の路線バスを運行するしずてつジャストラインの「第3回しずてつバスフェスタ」が開催されると聞いて今年も行くことにしました。一昨年(2014年)の第1回には行きましたが、去年(2015年)は国外追放されてカナダにいたので行っていません。
清水駅まで電車で行って、そこからエスパルスドリームプラザへのシャトルバスに乗り換えて会場入り。このシャトルバスも本数がまあまああるにも関わらず中々の混雑度で、盛況のようです。バスは2台いますが、こっちは西工のバスですね。



会場に入って最初に目についたのは、この銀色のバス!ぎ、銀バスじゃないか!やはりこの色も復刻したか。
緑とピンクの復刻塗装バスが少し前から走っているというのは弊ブログでも取り上げたことがありますが、「どうせなら銀バスも出してくれないかな・・・」と常日頃思っていたわけです。本当になりましたね。
いやぁ嬉しい。



この銀バスは1970年代~1990年代にかけて塗られていた塗装です。塗り分けは東急バスのそれと同じで、赤帯を青に変えただけです。特に東急のグループ会社というわけではなかったんですけどねぇ。

この銀バス塗装は実はこれよりも前に1台復刻されていて、それは2011年に1台だけ導入された日野ブルーリボンシティハイブリッドです。ただしこれの場合、青の色が明るめになっていて微妙にコレジャナイ感があったにはありました。
ところが今回のエルガの青は当時のくすんだ紺色という感じに仕上がっていて、とても良いです。帯に書かれている社名も静岡鉄道(なお鉄は失ではなく矢)と当時風になっています。
ついでにホイールもちゃんと銀色にぬっていますね、これ。



車種はいすゞエルガLV290、新型です。新型はリアがあっさりとしてしまったなぁと。
あとは大型の後輪カバーが目立ちます。



お次。これもエルガLV290です。ここ最近の導入車はどれも復刻塗装だった中でようやく一般塗装も出てきたかと思ったんですが、なんだか違和感が・・・。



よく見ると側面の青い四角と赤い四角にそれぞれ緑とピンクで縁取りされていました。この車両から採用された新しい一般塗装だそうです。後ろ扉が開いていたので分かりづらいですが、後部扉は伝統的に赤で塗られていたのが今回から青に変更となりました。ここはちょっと寂しい。
あと、ホイールも無塗装になりましたね。神奈中もそうだったけどあんたのとこもか。



珍しいものというとこれもですね。丸子営業所にいるとかいう日野ブルーリボンIIの安全運転訓練車。元は営業車だったものを改造したらしいです。



車内は大改造されています。
色んな検測機器やその結果を出力する機械がありますねぇ。



後ろはこんな感じです。



ちびまる子ちゃん塗装の日野セレガHD。これは主に静岡~相良間の特急路線に使用されるやつです。



確か的当てゲームの的に供されていた日野ブルーリボン。
古いバスですが一際珍しいという車輌でもなかったはず。



綱引きに供されていたふそうエアロスターM。
まあ普通のエアロスターMなんですが、この車両は元神戸市交通局からの中古車というしずてつでは変わった経歴を持っています。



変わった部分は見た目にも出ていて、後部扉が引き戸になっています。しずてつでは折戸を採用するのが通例です。
後は後部行先表示器の形状や米粒テールランプ装備などなど。



日野セレガHD。こっちは東京方面などの県外へ向かう高速バスに使用されます。
今日は洗車体験ツアーの乗車車両だったようです。



唐突に現れた「ハルチカ」の等身大ポップ。
2016年に製作されたアニメではガッツリと清水が舞台になっていていわゆるご当地アニメの一面もあったんですが、肝心の地元が平常運転でやる気ナッシングだったのでそこは全く盛り上がりませんでしたとさ。やっぱアニメや漫画と絡めて何かをやるというのには向いていない土地と言うか風土だなと再認識したのでした。



今回ハルチカの一角が設けられているのは、劇中にしずてつのバスが一瞬出てきたからです。
その時映ったバス停もわざわざ拵えていて、一瞬な割に頑張っております。ちなみに静鉄電車も劇中に登場したんですが、鉄道の方は特に何も動きがありませんでした。同じグループ内でも温度差がありますねぇ~。関心のある担当者がいるかいないかの差でしょうか。

展示車両はこんな感じでした。
この後物販で放出品を少し購入して撤退しました。



おまけ。第2会場(自称)で展示されていた観光バス達。
中央交通の日野セレガHD。H.I.S.塗装ですがhis goというのは初めて見ました。



あとは日の丸観光(日の丸自動車興業)のふそうエアロエースのいました。

静岡の方に戻ります。


後編へ→

カナダの航空祭コモックスエアショーを堪能する その10【2015/08/15】

2017-06-06 23:09:07 | 旅行・イベント記

前回に引き続きカナダ空軍の曲技飛行部隊「スノーバーズ」の展示飛行を見ていきます。
次は「バルカン編隊 Vulcan」です。バルカンはローマ神話の火の神のバルカンですが、それとこの編隊がどういう関係なのかはよく分かりません。我々は無知なので。



今度は「ドラケン編隊 Draken」。ドラケンはスウェーデン語で「龍」の意味です。
フォーメーションの名前はカナダ空軍の公式ページからです。



さらに「コンコルド編隊 Concord」。「調和」を意味するフランス語です。
どれもビタっと決まった緻密な編隊を組んでいて通過する度に息を呑みます。
使用機体のCT-114は練習機なので訓練生と教官の複座なのですが、座席が横に並ぶサイドバイサイド配置になっています。パイロットは右側に座るのですが、自動車の運転と同じで左側の視界は右側よりも悪くなるわけです。
他国の曲技飛行部隊の機体は大抵どこも複座が縦に並ぶタンデム配置で視界が良いので、スノーバーズはこの点でハンデがあるわけです。
にも関わらずこれだけ密集した編隊を正確に飛行するというのは贔屓目無しで高い技術を持っているといえます。

それとここにきて、バルカン、ドラケン、コンコルド、この3つは飛行機の名前になっているという共通点があることに気づきました。言われてみるとその飛行機の形状をしているよ~うな気もしますが、たぶん気のせいだと思います。



9機の並列飛行 Nine plane line abreast でフライパス。



望遠で。バチーン!と決まっています。



後追い。一番左の機体がほんの少し遅れてるな・・・。



背中を見せながらビッグダイヤモンド編隊。



左から飛来してきてブレイク。



無秩序に飛んでいるようでちゃんと訓練と計算がされた機動なんだろうな。






そこから1機ずつどぴゅーんと一直線に飛んでいきます。



そして着陸。3機編隊が1機ずつ着陸していきました。1番機。



9番機。



2番機。他6機。

と、スノーバーズの演技はこんな感じでした。
多数の機体で編隊飛行を途切れなく行うのが特徴の演技でした。間違いなく一流の曲技飛行部隊です。
正直9機固まった編隊飛行ばかりで変わり映えしなかった・・・とも思いましたが、他の会場で行われた展示飛行を見てみると、7機や4機編隊の飛行や単機同士の交差飛行などもあるようです。
たぶん雲が低く空の状態が悪かったのでそういった飛行が出来なかったんじゃないか・・・?とも取れました。また今度は晴天の日に見に行かなくては・・・と思います。

今日はここまで。


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カナダの航空祭コモックスエアショーを堪能する その9【2015/08/15】

2017-06-04 23:26:14 | 旅行・イベント記

次の演目は、お待ちかねのカナダ空軍の第431曲技飛行隊「スノーバーズ Snowbirdsです。航空自衛隊のブルーインパルスのように空軍が運用する曲技飛行部隊です。

第431飛行隊の起源は第二次世界大戦時の第431爆撃飛行隊と歴史の長い部隊です。戦後1954年には第431戦闘飛行隊となってF-86を運用しました。これの任務はエアショーでの曲技飛行で、この時はまだ名無しのチームでしたがこれがカナダ空軍初の曲技飛行部隊となっています(ちなみにF-86を運用していた曲技飛行部隊は他にも1959年にカナダでの初飛行から50周年とカナダ空軍35周年を記念した曲技飛行部隊「ゴールデンホークス」もありましたが、これとは別の部隊のようです)
その後1967年には「黄金の百年祭 Golden Centenaires」というカナダ建国100周年を記念した曲技飛行部隊が臨時編成されました。この時使われたのがカナディアCT-114チューター練習機だったのです。ここ重要ですよ。このゴールデンセンテなんとか(すまねぇフランス語はさっぱりなんだ)は臨時編成だったので1年限りで解散します。
ところがこれで終わらず、ゴールデンセンテネアーズのパイロットたちが1969年に非公認の曲技飛行部隊を編成して、翌1970年にエアショーで白く塗られたCT-114で披露します。これが大人気でして、機数は4機から7機に増えるわ、スノーバーズという愛称は与えられるわ、最後には1978年に公式の曲技飛行部隊に昇格して現在まで至ります。



スノーバーズが離陸体制に入りました。
曲技飛行部隊は大まかに6機程度の戦闘機でパワーに物を言わせた力強く素早い展示をするアメリカ流と、10機前後の練習機で緻密で美しい編隊展示をするヨーロッパ流に分けられます。スノーバーズはアメリカ大陸に在りながらヨーロッパ流の展示飛行をするチームです。そこはやはりイギリス連邦なのかな?
スノーバーズはCT-114を9機運用して展示飛行します。これは曲技飛行部隊としては多めの機数です。



まずは1,2,3番機が離陸します。編隊離陸はブルーインパルスでは見られないものなので、早速得した気分に。



続いて4,6,7番機。展示飛行するのは9機ですが、部隊には11機在籍しているので途中で欠番が出る格好になります。10,11番機を予備にすればいいんじゃないのかしらと思いますが、じゃんけんで今日の欠番機を決めるとかあるんでしょうか?



最後に5,9,11番機が離陸。この編隊は目の前を通過する時点ですでに浮かび上がっていました。



後追い。
ちなみに使用機のCT-114ですが先述の通り前身のゴールデンセンテネアーズ時代より一貫して運用されています。一番新しい機体でも1966年製です。いくらなんでも寿命を超えていると思うんですが、空軍はあと10~20年は使い続けるようです・・・。B-52みたいに親子2代続けてCT-114に乗ったとかいう話も出てきそう。
本来の練習用の機体は2000年までに全機退役していますので、スノーバーズのためだけに残されている状態です。1機種をこれだけ長い間使い続ける曲技飛行部隊もいないよなと思います。



ウィル・アレンがまだ飛んでいました。スノーバーズが体勢を整えるまでのつなぎかな。



ハエみたいな動きをする(褒めてる






最後に背中を見せながらフライパス



着陸しました。



スノーバーズの登場です。
曲技飛行部隊というとブルーインパルスしか今まで見たことがないので、どのような展示飛行をするのかというのは初めから興味が尽きませんでした。かなり期待しています。



午前中どんよりとしていた天気はお昼から好転してきて、場所によっては青空が見えるようになってきました。これはこの後の演目にも期待がかかります。



ただしまだ大部分の箇所は雲が厚く・・・。



そしてビッグダイヤモンド編隊でこちらへ向かってきました。
機体の裏側は真っ赤で、そこに白く鳥の影が描かれています。我々はスノーバーズなので。ちなみにスノーバードというのは日本語だとユキホオジロになります。



「お見事!」としか言いようのない正確で美しい編隊飛行です。しかも9機編隊なので見た目の迫力も大きいです。いやこれはあっぱれ。

今日はここまで。


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北米project 4 ~Is the order a warbird? その16【2016/03/04~10】

2017-06-03 21:15:28 | 海外旅行記

2016年3月5日(土)7時50分
カリフォルニア州リバーサイド群コロナ ウェスト・コロナ駅

2日目です!
今日は航空博物館を2箇所ハシゴするのですがその前に、朝7時過ぎにホテルを出発して車で15分くらいのところ、コロナ市にあるウェストコロナ駅 West Corona Station にやってきました。
ここはロサンゼルス近郊に路線網を広げる通勤鉄道「メトロリンク」の駅です。
博物館の開館は10時なので、それまでの間ここで列車の撮影をしていきます。いわゆる朝練。アメリカの鉄道はそんなホイホイと撮影できるものでもないので、撮れる時にがっつり撮影しておくのです。

駅のプラットホームは対面式ホームですが、線路の間には往来防止用の柵が立てられていて撮影には向きません。やっぱり線路横断する人いるんだねぇ。



列車が来るまで駅を探索。
一応駅舎。造りは簡素ですがカリフォルニアと言うかスペイン風の建物になっていておしゃれ。跨線橋やホームのベンチもそうでしたが、外観には気を配っている感じです。



駅前には広大な駐車場が!500台位あるらしい。
いわゆるパークアンドライド駐車場ですね。通勤手段を自動車から鉄道にシフトさせるのが目的なので、自動車で駅に乗り付けやすい環境が大事なのです。日本の鉄道とは異なる発想です。
ちなみに路線バスも発着しています、一応。



そうこうしているうちに列車の来る時間になったので撮影に行きます。ホームでは撮影しづらいと思ったのでその少し横から撮りました。
じきに列車が来ました。いやぁ、でかいぞあれ!

話は逸れますが、右手前に写っている脱線転轍機に注目。あんな形のものもあるんだね。



最初の列車は91線751レ ユニオン(ロサンゼルス)行き。
91線というのはそういう路線名ですね。英語だと91 Line。並行して走るハイウェイ91号線に由来しているんだと思います。

列車はディーゼル機関車を動力としたプッシュプル運転方式。ロサンゼルス行きは客車側が先頭になります。なので先頭には制御客車が連結されます。
先頭車両はヒュンダイロテム製のバイレベルカーSCAX669号です。他にボンバルディアのバイレベルコーチも数台。



機関車はEMD F59PH形SCAX858号機です。1992~1993年に導入された機関車で、メトロリンクの中でも古株です。
F59PH形自体も登場してから年月が経っていて、ところによっては廃車が発生しています。メトロリンクでも新型機関車EMD F125形が投入され始めたため、ここのF59もそのうち見納めになるかもしれません。

乗客の乗降があったのですが、その時にメトロリンクの職員のおっちゃんが精算や切符の販売をしていました。一応こういう駅員がいるんですね。ホームでの乗降の扱いは列車の車掌がその一切を行っていました。
駅員のおっちゃんと少し話しましたが、こんなところで電車を撮るのはアンタが初めてと言われました。そうだろうなぁ・・・。



謎列車。駅に停まったような気もするしただ通り過ぎただけのような気もするし、もう覚えていません。ところで先頭のアレ・・・。



BNSFの機関車じゃん!!次位には制御客車が連結されているしどういうこっちゃ?
制御客車の故障による代走?レア?と最初は思ったのですが、調べてみると2015年に自動車との衝突事故を起こした時に制御客車が潰れたようで、安全が確保されるまでの間制御客車の前にディーゼル機関車を連結して当面の間の対策としていたそうです。確かに機関車ならダンプにぶつかっても平気そう。
機関車はBNSF鉄道から40機リースしてもらっているようです。牽引機はGE AC4400CW形BNSF5613号機でした。



中間車にはボンバルディア「バイレベルコーチ」SCAX135号車。メトロリンク開業時から走っている2階建て客車ですが、ロテムのバイレベルカーにより大半が更新されてしまいました。特に制御客車は衝突安全性に難アリという理由でソッコーで置き換えられてしまい、既に全滅です。まああの切妻運転台だとね・・・。
ただし、一部中間車は1階を自転車を載せられるようにしたバイクカーに改造されてまだ現役です。
こっちでは自転車を載せられる公共交通機関が発達していて、自転車で遠くに出かけやすい環境が出来ています。私は意識が低いので、自転車で遠くに走りに行こうとしても、帰りはバスか電車に乗って帰りたい派なのでこういうのは羨ましいですね。



本務機(?)はMPI MP36PH-3C形SCAX895号機でした。近郊鉄道の常連機関車です。
ちなみに列車は通勤列車という性格、しかも土曜日ダイヤということもあってロサンゼルス方面のみの運行です。反対側からは来ないのです・・・。
と思っていたら、



あっ。

またおっちゃんと話していたら反対側から貨物列車が来るでと言われて慌てて場所を移動しますが間に合いませんでした。
一応撮れたっちゃ撮れたけど柵が・・・。普段日本で電車撮っている時は柵はあまり気にしない性格ですけど、さすがにこれは柵の密度が濃いし背も高い。



機関車は4重連、貨車はダブルスタックです。特にダブルスタックカーは今まで撮影したことなかったのでなんだかんだ言っても満足。
牽引機はGE ES44C4形*3機+GE Dash9-44CW形(BNSF6747+7108+7199+4350)でした。



2段積みの海上コンテナが延々と流れていく光景。圧巻としか言いようがないです。
基本的にコンテナは満載で走りますので、撮っていても見栄えはいいですよね(たまにケツの方に1段積みがいるけど、何せ長いのでファインダーにはそんなものまで写らない

1回じゃ収まらなかったので次回へ続く・・・。


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