黒鉄重工

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【1/72】RZ-28ブレードライガーABバン仕様【ギャラリー】

2020-10-29 21:24:35 | 模型ギャラリー
キット:ブレードライガーAB(アタックブースター) バン仕様(コトブキヤ)
仕様:バン仕様

買ってから10年以上積んでいたブレードライガーのプラモデルをようやく作りました。
完成した時の満足感の高いキットでした。


作ってみると意外と青の面積が少ないことに気がついたなどと。
青の色はやや暗めにしています。


横から。
ブレード、牙、爪は金色の上にクリアイエローを塗っています。


後ろ。








正面。


ブレード展開。撮影場所が狭いので大見得切れないのはご勘弁。


ブレード。


アタックブースターで増速するのだそうな。


イオンブースター。





いや、かっこいいです、これ。作りがいあった。


パルスレーザーガン。


以下、各部。
青はいい色が出せたと思います。




















以上、ブレードライガーABバン仕様でした。

【コトブキヤ1/72】ブレードライガーAB製作

2020-10-28 22:37:31 | ロボット・SF模型製作記
その昔、テレビアニメ版ゾイドのBD-Box発売に合わせてコトブキヤから発売されたのが、このブレードライガーの限定版キットです。劇中では大して活躍しなかった追加装備アタックブースターと、バン、フィーネ、ジークの彩色済みフィギュアが付属したものです。
少ないお小遣いで買ったのですが、内容量の多さにビビってしまい作るのを躊躇することに。そのうち腕が上達したら開けて作ろうと封印して早10年、そろそろ作ってもいいかなと思えてきたので、ついに作ります。


いつものように組図通りに作るので、後ハメ加工等したところだけ書いていきます。
まずたてがみに当たるフィン。白い部品ははめ殺しなのでリブを一部切って後ハメ化しておきます。


ショックカノンも基部と砲身を後ハメ化しておきます。


ブレードも展開した時の抜け止めが付いているので、この部分を切ってしまいます。


加工後。


アタックブースターの白い部分も、展開収納時に可動するレール部分を後ハメ化しておきます。


青い部品も後ハメ化しておきます。加工はこのくらいです。


飛行機のプラモデルと同じようにコックピットから作っていきます。このブレードライガーは複座なので座席も2つ。


あんまり物量が多いので、まずはフレームから塗装していきました。


胴体。どういう設計になっているのか一度組んだだけでは理解しきれませぬ。


胴体は艶消し塗装で仕上げました。


風防の枠をマスキングして塗ります。


胴体が出来ました。青と白の装甲は艶あり塗装で仕上げてメリハリ付けました。


手足の部品を取り付けて完成です。


でかくて重くて満足感があります。


背中。


ブレード展開も決まっています。

以上、ブレードライガーABでした。完成品はギャラリーにて。

<使用塗料>
外装青:H35コバルトブルー(3):H15インディブルー(3):H5ブルー(2):H1ホワイト(2)
外装白:C107キャラクターホワイト
フレーム:H68・RLM74グレーグリーン
手足:H55ミッドナイトブルー
関節キャップ:C306グレーFS36270
ブレード:H9ゴールド(下塗り)→H91クリアイエロー(上塗り)
ケーブル:N77タイヤブラック
コックピット:N61明灰白色(三菱系)
座席:N35コバルトブルー

ヒロサワシティの保存車両見学 中編【2018/3/10】

2020-10-26 20:03:21 | 鉄道撮影記
ザ・ヒロサワ・シティに静態保存されている鉄道車両を見に来た話をの続きです。
これは元キハ30形こと関東鉄道キハ100形102号です。前回の101号は国鉄時代に塗られていた朱色の首都圏色に塗られていますが、これは関東鉄道の前身の常総筑波鉄道時代の塗装だそうな。


ちなみにこの日はヒロサワシティの梅まつりがあって、車内も公開していました。通常営業日では車内は閉まっていると思います。


キハ100形の車内。模型クラブか何かが鉄道模型を走らせていました。


運転台。


もう1台はそのまま。キハ30は通勤気動車という特異な車両分類で、全席ロングシートなのです。大都市圏から伸びる非電化路線の通勤輸送に使われてきましたが、それらの路線は軒並み電化されてしまったので活躍の場が無くなってしまい、通勤気動車という分類も事実上絶滅しています。


次はEF81。こんなところに扉がドンガバチョと開いています。


機内はなんとがらんどうでした。台車のバネが微妙に浮いているように思えたのは、電気機器が撤去されて車体重量が軽くなっていたからかもしれません。


運転台。計器周りは新しい物に交換されている?


助手席(?)側。後付で追加された機器類が長年の運用を語っています。こういうのは年輪みたいなもので、私は好きです。どれが何の役割があるのかまではあまり関心ないんですけども・・・。


続いて北斗星の24系客車をば。これはオロハネ24形です。
化粧板が木目調なのが、上質感を出していますね。


ここはB寝台「デュエット」の下段部屋です。オロハネ24はA寝台・B寝台の合造ですが、デュエットだけの間取りの客車もあり、デュエットが編成中では最も多い種類の部屋でした。
しかし2人で過ごすにはちと狭いかな。特にベッドの部分はベッド同士の間の通路よりも天井が低いです。これはこの位置に上段部屋のベッドがあるため。デュエットは上段と下段を互い違いに配置することで定員を捻出する設計になっています。


こっちはデュエットの上段部屋。入ってすぐに階段があってそれを登るとベッドにたどり着けます。部屋は下段よりもきもち狭いように感じます。


高さがある分車窓の眺めが良いのと、隠れポイントとしてこの写真の後ろ側に位置するところに大きな荷物置き場があります。これは客車を貫く通路の真上にあるものです。なので下段よりも部屋が散らからずに済みそうです。ただし荷物を上まで持ち上げないといけないので、重いスーツケースとかだと大変だったでしょうね。


A寝台「ロイヤル」です。デュエットよりも随分広いですがこれで1人用です。北斗星では最上級部屋となります。前回も書きましたが、構造上揺れや騒音の少ない車体中央に部屋が配置されている点も、最上級部屋への配慮が伺えます。
洗面台、シャワー、トイレが室内に完備されているため、この部屋の中に引きこもって上野~札幌を乗り通すことも可能です。実際には食堂車に行くことになるでしょうからそうはならないと思いますけど。
この豪華さはアメリカの大陸横断鉄道の上級部屋や役員用のビジネスカーと似たようなものを感じます。いいですね。これは乗ってみたかったなぁと今更羨んでみます。


ベッド以外の腰掛け、展開式テーブル、テレビ、内線電話まであります。
内線は食堂車と繋がっていて、パブタイム中にルームサービスを頼めるのだそうな。
左奥にはシャワートイレといった水回りがあります。


食堂車スシ24形です。まあ普通。


こちらが厨房。


厨房の裏を通る通路です。


ロビーカーのオハ25形です。24系寝台車なのに寝台を表す「ネ」の記号がない変わった客車です。
窓の方を向いたソファーや腰掛けが余裕を持って並び、寝台客車譲りの高い天井が開放的です。ここでくつろげたら何時間も居着いてしまいそうです。アメリカの大陸横断鉄道にもこういったラウンジカーやドームカーが連結されていましたが、それに近いものです。
従前の通り、この客車には定員が無いです。東京~北海道を夜通し長距離移動する乗客が自席の寝台以外でくつろげるように誂えられた客車で、このロビーカー自体は運賃や食事代といったお金を生みません。そのせいか、あまり登板機会は無かったようです。北斗星が臨時列車化した後、連結されるようになって注目を集めた記憶があります。


最後はオハネフ25形です。豪華寝台列車となるべく大改造された客車が多い北斗星の中で、これは比較的原型の24系の姿を留めた客車です。
寝台は昔ながらの開放2段寝台が8区画。


いわゆる典型的なB寝台。
うんうん、生徒会の一存だね。


御存知、通路の折りたたみ式腰掛け。アムトラックやVIA鉄道にも欲しい。


車掌室。この丸いやつは手ブレーキ・・・?


続いて7000形マリンライナーはまなす。
座席が全て撤去されて場末のゲーセンと化していました。なお筐体は鉄道施設ではおなじみの電車でGO!。



運転室の後ろの側窓の大きいところは、ロングシートのソファが並んでいます。これは現役時のままですね。
運転室後ろという特等席の座席をこの配置にするのはあまり見たことがないですね。逆に最後尾に連結される展望客車だとよくある配置ですが。


運転台。ダッシュボードがクソ広い。


もう1台の車内は場末のデパートの屋上と化していました。ゲーム筐体や遊具の保存も狙っているんじゃなかろうか?


ケバい色使いの新幹線や国鉄特急。JNRのロゴが左右反転しているのは商標対策?と思いましたが、反対側は正常だったので単純ミスと思われ。


EF37くん。そんな電気機関車はおらぬ。奥の緑帯のやつは山手線だと思います。

というところで今日はここまで。


後編へ→

ヒロサワシティの保存車両見学 前編【2018/3/10】

2020-10-25 19:50:12 | 鉄道撮影記
2018年3月10日。
茨城県方面へ用事があったので出かけたわけですが、その道中で筑西市にあるザ・ヒロサワ・シティに寄ることが出来ました。
クソ広い私有地にゴルフ場やオフロードコースや農園等々を整備しているようです。一応テーマパークの範疇なのだそうですが、一見しただけでは何をやっているのかよく分からないという場所です。
ここ数年は、引退した鉄道車両を集めて保存展示している鉄道保存施設として鉄道オタクの間ではにわかに注目を集めています。しかし駅からは遠い。
現地に行ってみて分かったことですがクラシックカーやクラシックバイクを以前から蒐集していたようなので、その延長なのかもしれません。今度はプロペラ旅客機を収蔵するようです。金が余っていて、使わないと仕方ないのかもしれません。


これは2018年当時の様子です。2020年現在はこれらに加えて新幹線と蒸気機関車が増えています。


とりあえず一番撮影しやすいものから。
調べてみるとそこそこの台数が保存されているけどJR系博物館には一切保存されていないので地味なことで私に知られる、キハ30形が保存されています。
キハ30は国鉄の気動車ですが、これは関東鉄道で中古車として使われていたものです。なので地元選手ですね。関東鉄道ではキハ100形101号という番号だった模様。


反対側へ。JR東日本のEF81形138号機が「北斗星」のヘッドマークを掲げています。
なんだかんだ私としてはこの赤い車体に北斗星の青いヘッドマークがEF81には一番似合っているなと思います。そういう世代なのです。


EF81のDT138台車。少しバネが浮いているような・・・という違和感がありましたが、後にその正体が明らかになります。


国鉄の電気機関車にしては台車がスッキリとしている気がします。少なくとも設計の原型になったEF65よりは簡易的。


ATS車上子とか。


中間台車のDT139。なんか違うんかと思いますが、たぶんコイルばね周りが違いますね。


後ろには客車が繋がっています。連結器はもちろん、配線も繋げているのは良いです。


で、EF81の後ろには24系寝台客車が実に4台も繋がっています。Nゲージのスタートセットみたいな感じですが、これだけ繋いでいれば編成単位の保存と言って差し支えないでしょう。ていうかすごい(語彙力)
ただし横の立ち木が邪魔で写真が撮りにくいのだ・・・。


オロハネ24形551号。1人用A個室寝台「ロイヤル」2区画、2人用B個室寝台「デュエット」を7区画配置しています。
ロイヤルは車体中央に配置されていて、乗り心地に配慮されているのが分かります。


TR217台車。あー、なんだかんだいって旧客の流れを汲む客車の台車だなって感じですね。


スシ24形505号。御存知、485系の食堂車を転用した食堂車です。


電車の食堂車だったので屋根の高さが違うのだ、という写真。


食材を積み込むための業務用扉。基本的に乗客の乗らない客車なので客用の乗降扉を設ける必要はないのだ。


オハ25形503号。ロビーカーという、乗客がくつろぐための広間がある客車です。寝台や座席の無い定員0名という点が特徴です。つまりこの客車自体は金を生まないわけです。
北米の大陸横断鉄道だとこういうのがありますけど、日本にもこういう余裕のある客車を作っていたんだなぁ。


ロビーカーのロゴマーク。


オハネフ25形12号。
編成の端に連結される車掌室付き寝台車です。


ブルートレインの編成の保存もそうそう見当たらないので、貴重な例になりますね。


鹿島臨海鉄道7000形気動車です。初めて見ました。
茨城県東海村に建設された原子力発電所の見返り金を使って製造されたまさかの原発マネー気動車です。
車内からの眺望性を重視した観光列車で、快速「マリンライナーはまなす」として運転されていましたが晩年は検査切れになって動くに動けず放置状態で、知らぬ間に廃車になってここに移設されていました。
まさか保存されるとは思っていなかったので驚いています。


運転席の後ろの側窓は大きくなっているのですね。
こちらは7002号。


「マリンライナー」も「はまなす」も、当時は別の地域の列車で使用済みでしたので、正直マリンライナーはまなすという名前は微妙だったような。


こっちは7001号。これも編成で保存されているのすごい。


正面。
スーパービュー踊り子みたいだよなぁというのは初めて見たときから思っていたことです。

というところで今日はここまで。


中編へ→

東南project ~God’s Blessing on This Wonderful Singapore! その20【2018/2/9~13】

2020-10-22 21:45:55 | 海外旅行記
シンガポールエアショーの飛行展示の続きです。続いて2組目は、インドネシア空軍の曲技飛行隊「ジュピター」です。6機のKAI KT-1B練習機を使用しています。


会場上空を通過するときにロールします。


バチンと決まりました。


会場を過ぎたらまたロールして元に戻ります。曲技飛行機なので主翼下面はとても派手。


デルタ編隊で上昇。右端の機体が少しずれている・・・。


そのままインサイドループへ。








今度は距離感がバッチリじゃないでしょうか。


編隊を変えてアローヘッド編隊に。


低速のプロペラ練習機ですが、そこは編隊飛行の美しさで魅了します。


2機がバラけるやつ(名前知らない)


KT-1ってどこの練習機だろと思っていたんですが、韓国製なんですね。韓国の宣伝にもなっているんじゃないかな、これ。


2機が至近距離ですれ違うやつ。


エシュロン編隊。


合わせ鏡に飛ぶやつ。











ファイブカード。ほぼ曲技飛行専用の編隊です。


アブレスト編隊の変則版かな。


最後に上昇して、、、


次に降下しながら散っていって、ジュピターの飛行展示は終了です。
これで1回目の飛行展示は終了。また地上展示を堪能します。

というところで今日はここまで。


その21へ→

東南project ~God’s Blessing on This Wonderful Singapore! その19【2018/2/9~13】

2020-10-21 22:58:29 | 海外旅行記
2018年2月11日(日)11時26分
シンガポールエアショー会場
1回目の飛行展示の時刻が近づいてきたので、広い場所で待機します。ちなみに、カメラガチ勢向けの座席があるといいなとチケット予約時に期待していたんですが、シンガポールエアショーでは無いみたいです。
あとはなにせ照り返しがやばい。


1組目の飛行展示が始まりました。どうやらシンガポール空軍のF-15とF-16です。


編隊飛行で飛んでくれるとこの200mm望遠レンズでもどうにか様になるぜ・・・。しかしガスっていますね。クソ暑いうえに海沿いなので条件がきつそうです。


煙を出しながら機動するF-16。煙を景気良く出しすぎて自分の姿が見えなくなってるぜ・・・というわけではなく、ちょうど雲が配給されてしまったため。厳しいなぁこれ。


翼端から飛行機雲を出すF-15。


ロールするF-16。



2回転くらいしましたかね。F-16の平面形がよくわかっていい構図になったな(自画自賛)


F-15の周りをF-16がぐるぐるまとわりつきながら飛ぶやつ。スクリュードライバーだったかしら。ブルーインパルスで見た。


F-16はF-15の少し後を飛ぶんだなと。


なかなか戦闘機らしい動きを見せてくれます。海上近くを飛んでいるからか、そんなに墜落したときのことを心配していないのか?少なくとも飛行条件のキツイ自衛隊の戦闘機よりもいい動きしていると思います。


合わせ鏡に飛ぶやつ。


インサイドループするF-15。


ループを終えた直後。


アフターバーナーを焚きながら右旋回。


F-16はやはりかっこいいですな。


3機が合流します。


最後に編隊飛行です。


両者の大きさの対比が分かって良いです。


最後に垂直上昇しながらフレアを放って去っていきました。

次回は2組目の様子です。今日はここまで。


その20へ→

静岡航空資料館に行ってきた話 最終回【2018/3/7】

2020-10-19 23:12:28 | バス・航空機撮影記
エアロコマンダー680F「東風号」です。あ、これは旧交通科学博物館で見た覚えがありますよ!閉館後にどこに行ったんだろうと気になっていましたが、ここに移動していたんですね。
双発プロペラ小型ビジネス機の680F型は、500型の改良型です。ターボチャージャーと燃料噴射装置付きのライカミングIGSO-540型を搭載しています。このため従来機と比べて高速性と高高度性能に優れていましたが、機内は与圧されていなかったので、高度1万ftを超えると酸素マスクが必要だったとかで。


東風号を見たことのある方は御存知でしょうが、これは朝日新聞が所有していた取材用の社用機です。
朝日新聞は昔から航空機に関心が高いです。戦前の神風号とかは有名です。


機体は解体された状態で搬入したようです。ちゃんと展示するためには再組み立てしないとならないですが、なかなかそうもいかないようです。お金もそうですが機材も必要だとかで。どうにかして組み立てたいんだろうなというのは話していて感じました。


解体すれば車両で運べる大きさだったのはよかったですかね。


東風号のプロペラですね。


可変ピッチプロペラの機能を示すためのデモ装置のようです。旧交通科学博物館にあったようですけど、覚えていないな・・・。


ここからは分野がガラッと変わって、航空管制に関する機械です。
これは精密進入レーダー(PAR)ターミナルレーダーの監視装置で、航空保安大学校で使用されていたもの。


精密進入レーダー(PAR)の画面。方位と高度の2種類のレーダーから成っていて、飛行機の操縦士から見て滑走路が見えない時に、地上の管制官がこれを使って機体を滑走路まで誘導するものです。この時機体の操縦士は管制官の指示に一方的に従うことになります。
現代では計器着陸装置(ILS)が普及しているのでこれを使う空港は少ないんだそうな。


ふふふ、ここに座ったら「なんて事だ、もう助からないゾ♡」と言ってみたいものだ・・・。


ターミナルレーダー管制の画面。
航空機のトランスポンダーが発する機体識別、便名、距離、方位、高度、対地速度がこの画面上に表示されます。


これは飛行場の管制塔を模した実習機材です。これも航空保安大学校にあったものです。



飛行場の模型。これを挟んでこちら側には管制官役の学生、向こう側には操縦士役の学生が座って、周辺の航空機の交通整理と無線通信の実習を行うものです。


この白板はおそらく大学の実習で使われたものかな?正直良く分からん。


御存知セスナ172M (JA3767)です。もう登録抹消されているようですが、前所有者はホンダだった模様。


学生が機体構造やエンジン構造を学ぶための教材として使われています。引退した航空機の余生の送り方としてよくあるやつですね。


親の顔より見たことのある軽飛行機なので、特にまあ、、、。

というところで静岡航空資料館の見学は終了です。
小さい資料館で展示も不完全な部分がありましたが、収蔵品やそれの展示への向き合い方はしっかりしたものだと思いましたし、勉強になることもありました。
最初にも書きましたがここを訪れるのにハードルが高いのが難点ですが、それを克服できるという人は一度行ってみるといいと思います。



資料館退館後、静岡空港の東側にある「だいだらぼっち広場」へ行きました。天気はこの通りドン曇りですが、せっかく来たので飛行機を撮影していきます。


フジドリームエアラインズ(FDA)JH184便出雲発静岡行が着陸してきました。機材はエンブラエルE175 (JA09FJ; ゴールド) です。


うーん、曇り・・・。


続いてエアソウルの仁川発静岡行のエアバスA321-200 (HL8280) が着陸してきました。便名は控えていなかったので分からんちん。


静岡線にA321は過剰供給じゃないの?と思っていましたが、エアソウルはA321しか持っていないんですね。
エアソウルは仁川と日本の地方空港を結ぶ近距離国際線を主軸にしているLCCで、この頃は調子が良かったです。でもしばらくすると日韓関係がまた悪化して搭乗率も下がってしまって、採算の悪い路線はソッコーで運休・撤退していきました・・・。静岡線も当然同年9月に運休しました。弊ブログでエアソウルが出てくるのも今の所これが最後です。


ANA NH1264便那覇発静岡行のボーイングB737-800 (JA73AN)です。
静岡に来るANA便は那覇→静岡→新千歳あるいはその逆という運用で、実質的には那覇発静岡経由新千歳行あるいはその逆、という見方もできます。
那覇~新千歳を通しで乗る人はいるんだろうか?修行僧が好きそうな気がしますが・・・。

これ以降は時間が空くのでこれにて静岡空港からは撤収。


ついでに大井川鐵道へ。金谷~新金谷の間に架かる大代川橋梁で21001系を撮影しました。


ついでについでに新金谷駅の裏の公園から車両区を見ていきます。


E31形のE32号機とE33号機が並んでいました。


もうひとついでに大代側線へ行ってみると、3000系の片方だけ留置されていました。噂では倉庫に使っているとか。

側線の観察を終えたところで帰路へつきました。
おしまい。

静岡航空資料館に行ってきた話 その3【2018/3/7】

2020-10-18 21:18:28 | バス・航空機撮影記
静岡航空資料館の続き。まだエンジンの展示が続きます。
これは日本ジェットエンジンJO-1型ターボジェットエンジン。軸流圧縮式です。
第二次世界大戦に敗戦後日本の航空産業はGHQによりその一切を1952(昭和27)年に一部解除されるまで禁止されていたわけですが、その2年後に製作された研究用のジェットエンジンです。大宮富士工業という会社が通産省からの助成を受けて1953(昭和28)年に開発開始、1954(昭和29)年に完成させました。
第二次世界大戦時に製作されたネ20型につづく国産ジェットエンジンとしてはJ3型が挙げられることが多いですが、その前段階としてJO-1型があったのです。ただし出力が低いことから飛行させるまではいかず、地上で試運転することしかできなかったそうな。
日本ジェットエンジン社というのは、通産省の指導により石川島播磨、富士重工等4社が共同出資して設立した国策企業です。
その後はJ3エンジンを開発したりや通産省が国産エンジン開発の梯子を外したりするんですが、それは脱線してしまうので無し。


初めはこれを国産練習機のT-1に載せるつもりだったらしいです。
ジェットエンジンの種類もそんなに知っているわけではないのでなんともですが、この頃の日本は手癖が悪かったのでどこかの欧米製エンジンのパクリなのかな?と疑ってはしまいます。


このエンジンもよく現存しているなと思います。以前は神田の交通博物館にありました。全く覚えていないが・・・。


続いてエンジン部品の展示。これは写真にも載っていますが空冷レシプロエンジンのシリンダーです。エンジンはライカミングO-320-E2D。
右の大きいひだひだのやつがシリンダーで、左の円柱形のやつがバルブ、その手前のバネがバルブスプリングです。




これはR-2800ダブルワスプのピストン部。


ジェットエンジンのタービンに付いているタービン翼です。超高温にさらされる部分なので耐熱鋼が使用されるほか、超高速回転で遠心力も非常に強いことから強度も求められます。
冷却用の空気孔が無数に空いているのに注目です。ここに融解した火山灰が付着してエンジンが全て停止してしまった事故も起きています(ブリティッシュ・エアウェイズ9便エンジン故障事故)


実はまだエンジンがあるがちょっと毛色が違います。なんとバルターHWK109-509A-2R型ロケットモーターです。いわゆるバルター機関。ドイツ空軍の断末魔その3、メッサーシュミットMe163戦闘機用のロケットモーターです。詳しい作動原理は各自調べておいてください(手抜き)
その物珍しさから連合国が片っ端から接収していったんですが、なぜか日本にも1基現存しています。かつては旧交通科学博物館に展示されていたものです。これはそこでも見た覚えがありますね。


リアクションモーターズXLR11-RM-5型ロケットモーターです。これは1947(昭和22)年10月、史上初めて水平飛行で音速の壁を突破した超音速野郎ベルX-1搭載のエンジンです。なんと実物です。実機に搭載していた個体なのかは謎ですが、よく日本に残っているな。
ちなみになんでロケットモーターだったかというと、プロペラでは問題外、ジェットエンジンもまだ力不足、ということで消去法的にロケットモーターが選ばれたのでした。
当時はまだ超音速時のジェットエンジンの空気取入口の衝撃波や造波抵抗問題を認識していなかったのですが、偶然にもロケットモーターを選んだことでその問題を回避してしまいました。めでたしめでたし。


プロペラです。下のプロペラほど古いです。順番に書いていくと、このとおり。なお全て実物の模様。
⑥マコーレイ式プロペラ(1950年)
⑤メタルエアスクリュー社式プロペラ(年代不明)
④ハミルトンスタンダート式プロペラ(1934年)
③リード式プロペラ(1932年)
②ルバッスール式プロペラ(1921年)
①ライト式プロペラ(1911年)

どれもプロペラ軸と翅が直結した固定ピッチプロペラです。
前々回のイスパノスイザエンジンで書いたプロペラ固定金具と合致するものも中にはあるのに注目です。
ちなみにかつての静岡県の航空産業といえば楽器製造のヤマハが製作していた航空機用プロペラがまず挙げられると思います。
1921(大正10)年、木製楽器の製造技術に着目した陸軍がプロペラ生産をヤマハに発注したのが始まりで、そのうち金属製プロペラも作るようになりました。戦後はプロペラの工作機械の技術を転用してオートバイの生産を始め、ヤマハ発動機として独立していったという、医者がF1レーサーになったみたいな話です。


こちらも上から・・・
ライト式プロペラ(1911年)
甲式3型プロペラ(1930年)
ユンカース式プロペラ(1930年)
ハーツェル式プロペラ(1950年)
YS11用可変ピッチプロペラ(1962年)

こうしてみると固定ピッチ2枚翅プロペラは飾ったときの見栄えが良いですな。


静岡空港に併設する航空博物館の構想も持っているのだそうです。興味深いことですが、やはり実現することは簡単ではないようです。


小さい部屋にはこれまた模型。これは二宮忠八(1866~1936年)が考案した飛行機の模型。曰く、ライト兄弟よりも先に飛行の原理を発見した人物です。
右のが模型のカラス型飛行器で、ゴム動力でプロペラを回して飛びます。日本で初めてプロペラ飛行を成功させたものです。
カラス型の成功を受けて次は人間が乗る玉虫型飛行器を開発しはじめました。まずはこのような縮尺模型を作成し、次いで実物大を作る予定でした。
しかし資金難とエンジン調達に苦労して開発が遅れているうちにアメリカの片田舎の自転車屋兄弟が有人飛行に成功してしまい、それを聞いた二宮は製作中の飛行機を打ち壊して、以後開発から離れたそうな。つら・・・。



ドルニエDoXですね。エンジンを12発搭載しても高度500mまでしか上昇できずしかも故障続きなので実用化出来ませんでした。


ボーイング727です。



再び展示場へ。これはロッキードT-33シューティングスターです。T-6テキサンと並ぶ御存知航空博物館の常連です。どこにでもいます。これがいないと始まらないぜ、という部分はあります。
コックピットより前が収蔵されています。これは静岡理工科大学の持ち物だそうな。いずれはコックピットの中を覗けたり座れたりするんじゃなかろうか。

カットモデルなので胴体の断面が見れるのはそれはそれで貴重。意外と複雑な形状をしているあの空気取入口の奥はこうなっているのだ。


正面から見ると意外とスマート。機首の上下方向をもっと絞っていればかっこよかったのになぁと思います。


LET L-23スーパーブラニックという全金製グライダーです。LETというのはチェコスロバキアのメーカーです。
20kg分の手荷物置き場があり、T字尾翼と軽量化のためにフラップを無くしているのが特徴なんだとか。
これは日本航空協会のもの。


コックピット。


三田式3型改1B白鴎という鋼管羽布張りグライダー。1955(昭和30)年に三田航空クラブが慶應義塾大学航空部OB会に寄贈した三田式1型の改良型だそうな。
全部で37機製作されたようで、全国の大学や飛行クラブで使われていた模様。しかし1985(昭和60)年に主翼強度不足が発覚して耐空性改善通報が通達されたことで飛行できなくなってしまいました。


横から。


飛行機の車輪ですね。飛行中は必要ない邪魔な重量物ですけど、飛行機には欠かすことの出来ない部品です。


これはボーイング707の主脚の車輪。


エアバスA320の主脚の車輪。


こっちは同前脚の車輪。

というところで今日はここまで。



【1/32】トヨタ・30系ヴェルファイア【ギャラリー】

2020-10-17 19:06:08 | 模型ギャラリー
キット:1/32ザ・スナップキット#4-Dトヨタ ヴェルファイア (グレイッシュブルーマイカメタリック) (アオシマ)
仕 様:素組

息抜きでアオシマのスナップキットを作りました。ボディが成形色で色付けされていて表面も磨かれているので、面倒なボディワークをしなくて済みます。
逆にそれ以外の細かい部分は付属のステッカーで色分けするようになっています。
基本的にキットの成形色とステッカーを活かしながら、気になる箇所は塗装して、自分の満足する出来栄えとしました。まあこんなもんでしょう、というところです。


ヴェルファイアとアルファード、実車の方は知らん間に大増殖して、今や路上で見ない日は無いですね。


ところでこのグレイッシュブルーマイカメタリックという色は見たことないですね。アオシマの色選定間違ってない?
真っ赤なヴェルファイアの方がまだ見た回数多いです。






以上、30系ヴェルファイアでした。

【アオシマ1/32】トヨタ・ヴェルファイア 製作

2020-10-14 22:47:26 | スケール模型製作記
アオシマが最近よく新作を出している1/32のスナップフィットの車のプラモデルです。価格も安いので息抜きにちょうど良いです。今回はヴェルファイアをば。
基本的にキットの成形色を活かしながら、気になる箇所は適宜部分塗装していく方針で作っていきます。


内装は、座席をアクリジョンのセールカラーで塗っておきました。アクリジョンなので隠蔽力が弱く、初めに白で下塗りした後にセールカラーを何度も重ね塗りしました。
ダッシュボードも塗ってあります。


組み上げるとこんなかんじに。でも後席より後ろの風防はスモーク色成形だったのでそんなに中が見えなかったというね・・・。


風防は窓枠を塗り分けてやる必要があります。これには窓枠用のマスキングテープは入っていないですが、付属のステッカーを利用すればそれの代用になります。表に塗る面と裏に塗る面両方あるので、誤って噴霧が吹き込まないようにちゃんとマスクしてやらないとなりません。


塗装を終えてテープを剥がすとこんなかんじに。うまく行きました。


ただしマスク代わりに使った付属ステッカーを剥がすと、ステッカーの糊が少しこびりついてしまいました。これは困るので水でふやかしたりして剥がそうと思いましたが、完全には取り除けませんでした。
ステッカーをそのままマスキングテープとして使うのは危ういということを学習したのでした。


ピラーの部分はつや消し黒で塗装することでメリハリを付けています。


フロントバンパーと左右のグリルみたいな部品は、キットではステッカーで色分けですが塗装で再現します。バンパーはミッドナイトブルー、グリルはつや消し黒です。
ちなみに窓枠の塗装はエアブラシですが、他はすべて筆塗りです。そっちの方が楽なので・・・。


メッキ部品のグリルも塗り分けておきます。



部品を組み上げていくとこんなかんじに。いい感じじゃないでしょうか。左右のグリルみたいな部品のメッキの枠はステッカーを切り分けて貼っています。メッキ部分はステッカーに頼った方が見栄えが良いのです。


メッキのドアノブもステッカーで。
いわゆるボディワークは何もしないで成形品のまま作っていきます。フジミの車NEXTほどじゃないですが、十分なツヤを持っているのでこのままで問題ないです。一応、凹線にはガンダムマーカーで墨入れします。


最終組立をしていると、Aピラーと窓ガラスの間にスキマができていました。どうもAピラーが上へ向かって変形してしまっているようです。今更どうしようもないし、どうこうするほどのものでもないので放置してしまいました。


どうにかこうにか完成です。
スライドドア部のメッキのステッカーをこの時点では貼り忘れていましたが、後で貼ってあります。


出来はそれなりというか最初の方針通りというか予想の範疇に仕上がりました。きれいに作れたと思います。


ということで完成品はギャラリーにて。

<使用塗料>
座席下塗り:N1ホワイト
座席上塗り:N85セールカラー
タイヤ、ダッシュボード:N77タイヤブラック
風防窓枠:LP3フラットブラック
フロントバンパー:N55ミッドナイトブルー
グリル:N12つや消しブラック