黒鉄重工

プラモ製作、旅行記執筆をやっています
同人誌通販始めましたhttps://603kurogane.booth.pm/

【1/550】MA-05ビグロ ジオン公国軍(機動戦士ガンダム)【ギャラリー】

2023-10-30 22:18:00 | 模型ギャラリー
キット:旧キット MA-05 ビグロ(バンダイ)

「機動戦士ガンダム」から、ジオン軍のモビルアーマー「ビグロ」の旧キットを作りました。
基本的に素組で作っていますが、ミサイルやバーニアノズルをサードパーティ部品に置き換えてディテールアップしています。また、塗装は劇中の緑一色ではなくてスプリッター迷彩のような塗り方をしました。


ワンオフが多いモビルアーマーにあってビグロは量産型の機体としてのリアルっぽさが感じられる機体なのが魅力的です。


左右非対称迷彩なので、微妙に機体の輪郭が捉えにくいのはいい事なのか悪い事なのか。


主バーニアノズルはアホみたいに大きいのを改造して取り付けました。ちょっとケレン味も出せたかな?


せっかくなので、モノアイレールの左下にガトリング砲を追加装備した後期型の見た目にしています。オフセット装備されているのがいいですよね。


マーキングは、中心線にジオンマークを入れて特別っぽさを出しています。その横の流星のマーキングは、飛行機のプラモデルを作った時に余らせた物を流用しています。高速機のビグロに似合っているといいのですが。機番も飛行機のあまりを使っています。


腕は特にいじっていません。キットのままです。塗装後に磨くと金属感が出るクレオスのメタルカラーで塗装して、質感を高めてみました。


腕はそれなりに可動します。ただ動かしすぎると関節がバカになりそうなのでやり過ぎ注意。





以上、ビグロでした。



【バンダイ】1/550 ビグロ【プラモデル製作】

2023-10-29 19:34:39 | ガンプラ(宇宙世紀)製作記
今回はガンプラを作ります。しかも旧キットのビグロです。旧キットの再販があった時に手に入れたやつです。
それにしてもビグロいいですよね、ビグロ。大出力を生かした一撃離脱戦法という設計思想が好きです。モビルアーマーの始祖にして最もそれを体現した機体ではないでしょうか。


まあ、普通に作っていくんですが、ミサイル発射口はドリルで開口します。それと、顔面左(?)にガトリング砲の銃口をドリルで開口しました。ガトリング砲はビグロの後期型で見られた形態なのだ、という後付設定があるのです。


側面のスラスターノズルもドリル開口します。
旧キット故に各部品を組み立てると隙間が目立つので、ラッカーパテで隙間を埋めました。


腕は普通に組み立てました。塗装にはクレオスのメタルカラー・アイアンを使って、ただのガンメタとはちょっと違う雰囲気にしました。


塗装にも一工夫加えます。高速機らしいスプリッター迷彩塗装にしました。マーキングは飛行機のプラモデルを作った時に余った物を再利用しています。

 


バーニアノズルには、ウェーブのO・ボルトをはめ込みました。


ミサイルとガトリング砲にも同じくO・ボルトを使っています。O・ボルトには1枚のランナーにいくつかの種類の形状があるので、場面に応じて使い分けできますね。


 


はいできました。
先端のくちばしは蛍光オレンジで塗っています。第二次世界大戦時のドイツ空軍の戦闘機が機首を黄色に塗っていたところから着想しています。
背中の主バーニアノズルも変えています。コトブキヤのMSG/バーニアノズルIVです。


 

元々ミリタリーチックな雰囲気もあったビグロですが、塗装を変えるだけでそれがかなり増したような気がします。お手軽にビグロの魅力を増すことができたと思います。

完成品はギャラリーにて。


<使用塗料>
機体下面:C56明灰緑色
機体上面1:C128灰緑色
機体上面2:H36ダークグリーン:H2ブラック(4:1)
バーニア:H76焼鉄色
腕下塗り:C2ブラック
腕上塗り:MC212メタルカラー/アイアン
爪:MC218メタルカラー/アルミ
くちばし:N98蛍光オレンジ
台座:C29艦底色
台座彫刻:N1ホワイト

 
 
  

九州project 2 ~Phantom in Kyushu. その8【2018/9/19~23】

2023-10-27 05:56:45 | 旅行・イベント記
前回に続き西辛島町の交差点で熊本市電と路線バスの撮影です。
これは、産交バスの日野・レインボーRR (#856)。


熊本市電1200形 (#1210) A系統。


産交バスのいすゞ・キュービック(#987) #西17 春日校・西部車庫。


産交バスの日野・セレガ+西工98MC C-I (#3294) あまくさ号。セレガに西工のボディを装荷した車両です。これも九州ならではといったところでしょうか。ちなみにあまくさ号は、熊本と天草を結ぶ高速バスです。


熊本市電の1090形 (#1091) B系統。標準塗装です。


1060形 (#1063) A系統。やっと会えました。待っていた甲斐がありました。
1951(昭和26)年製造の熊本市電最古参の電車です。見た目は後続の電車とさほど変わらないですが、側面窓はバス窓じゃないのでややいかついのが特徴でしょうか。1060形としてもこの1台だけが現存します。さらに、塗装もクリーム色に青帯の昔の標準塗装に塗られています。熊本市電の中でも珍しい車両なのです。


熊本電鉄バスの日野・ブルーリボンシティ (#1271) 熊本駅・蓮台寺入口。


熊本バスのいすゞ・キュービック+西工58MC B-II (#2659) 交通センター。見れたらいいなと思っていた西工58MCボディです。九州に行かないとなかなか見れないですからね~。


熊本市電9200形 (#9203) A系統。VVVF制御の路面電車です。


熊本電鉄バスのいすゞ・エルガLV280+西工96MC B-I (#3131)。


信号が青になり続々と発進するバスです。


産交バスの日野・レインボーHR (#1320) #西17 熊本駅。


熊本バスのいすゞ・キュービック+西工58MC B-II (#2659)。


熊本市電1350形 (#1356) B系統。


熊本都市バスの日デ・スペースランナーRM (#1238)。


産交バスのふそう・エアロミディMK (#1096)。


産交バスのいすゞ・キュービック (#3093) 西17 熊本駅。


熊本市電1090形 (#1093) B系統。


熊本市電1200形 (#1203) A系統。


熊本市電9700形 (#9704) A系統。日本で初めて登場した超低床車両です。

この場はこれにて撤収します。というところで今日はここまで。


その9へ→


 
 
 

九州project 2 ~Phantom in Kyushu. その7【2018/9/19~23】

2023-10-26 06:05:56 | 旅行・イベント記
2018年9月20日。
九州旅行2日目です。ホテルの朝食を食べます。法華クラブの朝食は、他のビジネスホテルよりも頭一つ抜けている品質が良いですね。特に太平燕や辛子蓮根のような郷土料理が豊富に用意されていて、私のようなよそから来た観光客には嬉しいです。翌朝も楽しみです。


支度を整えてホテルを出発したら、まずは熊本市の路面電車(熊本市交通局;熊本市電)と路線バスの撮影をします。天気はちょっと雨っぽいのですが、まだ降っていないです。
最初に来たのは1090形 (#1096) A系統です。1955(昭和30)年から7台製造された路面電車です。今時珍しい半鋼製車体の古豪です。


西辛島町の交差点で撮影をしていたんですが、ここは路線バスがバスターミナルから出てくる場所でもあるようでした。バスが次々と吐き出されてきます。


熊本バスの日デ・スペースランナーJP+西工96MC B-I (#1194) 回送。


熊本市電0800形 (#0801) A系統です。新潟トランシス製の超低床車両です。


産交バスのいすゞ・エルガLV280+西工96MC B-I (#88) 回送。エルガだけど西工の車体を装荷した車両というのは初めて見ました。九州以外だと珍しいのかも。


熊本市電1200形 (#1201) A系統。クリーム色に緑帯の熊本市電旧型車の標準塗装です。


熊本電鉄バスの日野レインボーHR (#1471) です。中型ロングのいわゆるウナギです。


熊本市電1350形 (#1352) A系統。1200形の増備車両です。


熊本電鉄バスの日野ブルーリボンHU (#1018)。


産交バスのいすゞ・エルガLV280+西工96MC B-I (#41)。


熊本市電1350形 (#1351) A系統。


熊本バスの日デ・スペースランナーRM+富士8E (#918)。これは旧塗装です。


熊本バスのふそうエアロミディMK (#1433) 交通センター。これも中型ロングです。こっちが新塗装。


熊本バスの日デ・スペースランナーRM+西工96MC B-I (#1380) 交通センター。


産交バスのいすゞキュービック (#3097) #西17 熊本駅。キュービックが見られるとは!眼福です~。


産交バスのヒュンダイ・ユニバース (#1279) 高速きりしま号鹿児島。


産交バスの日野セレガ (#917) あさくま号。


産交バスの日野ブルーリボンKV290 (#1502) #川6 国道・川尻町。


産交バスの日野ブルーリボンHU+西工96MC B-I (#176) #野1 熊本駅。

というところで今日はここまで。
次回もバスと路面電車の写真を垂れ流します。


その8へ→


 
 
 

北米project 5 ~How do you like Canada? その38【2016/6/15~22】

2023-10-19 23:36:48 | 海外旅行記
2016年6月18日(土)18時01分
オンタリオ州トロント ユニオン駅21番線地下コンコース

トロント地下鉄の撮影を終えて、時間までにユニオン駅へ戻ってくることができました。
今からトロントから東へ移動してトロントへ向かいます。これでトロントとはお別れなのです。少なくとももう1日いるべきだったなと後悔しています。
トロント~オタワ~モントリオールはカナダの三大都市で、カナダ版東名阪と言えます。この地域は人の流れも活発なので交通手段の選択肢もいくつかあります。飛行機、バス、そして鉄道です。
三大都市圏ではカナダの国営鉄道VIA鉄道が都市間特急を走らせていて、飛行機やバスに対抗しています。鉄道の強みが発揮できる区間なわけです。
そんなわけで、私にとっては鉄道を使う意外に選択肢はないでしょう!ということで都市間特急「コリドー」(Corridor)に今から乗車します。


「コリドー」の乗客はユニオン駅のVIA鉄道のりば地下コンコースの待合所に集合します。のりばは複数あるので自分の乗る列車の号数を確認してそこに集まります。
待合所には立て看板が立っています。オタワ行の「コリドー」48号なのです。途中の停車駅も書いてありますね。
出発の十数分前になったら改札が始まります。切符はありません。列車はインターネット予約したんですが、そのときにメールで乗車票が送られてくるので、それを印刷して持参します。飛行機のEチケットと同じことです。でも、自宅には印刷機がなかったので、わざわざ大学の生協まで行って乗車票のPDFの入ったUSBメモリーを複合機に差して印刷してくるっていう手間のかかることをすることに・・・。
手間をかけて印刷したEチケットを駅員に見せて、プラットホームへの階段を登ります。


ホームに登ると、既に列車が扉を開けて乗客を待ち構えていました。乗客は客車の中へ吸い込まれていきますが、私はそれを振り切って列車の先頭、機関車の方へ。
「コリドー」48号の牽引機は、GE P42DC形906号機です。前も紹介しましたが、アムトラックの主力機関車と同型機です。ルネサンス塗装がおしゃれなんですよ。
機関車1機とLRC客車3台の4両編成の小柄な列車です。トロントを18時40分に出発し、終点のオタワに着くのは23時16分です。実に4時間半の乗車です。単一の列車にこの時間乗ることもそうそう無いです。ちょっとお尻の肉によくなさそう。


アムトラック機と外観はほぼ同じです。寒冷地用の前照灯が1つ追加されているのが一番わかり易いでしょうかね(ナンバープレートの下)。
前面は走行中に撥ねた羽虫だらけで、汚らしいことに・・・。それだけ高速走行するということなんでしょうが。


GOトレインの列車も見えました。MPI MP40PH-3C形641号機(旧塗装)です。


乗るのはこのLRC客車3345号。これも前に紹介しましたが、元は振り子式車両で、そのため車体が低重心で屋根への絞り込みが大きいです。
1等車と2等車があり、乗るのは2等車です。


2等車の車内はこんな感じです。2+2列の回転式座席です。
コンセントとフリーWi-Fiが装備されていて、快適にPCやスマホを操作できます。シートピッチは日本の特急車両と比べてもそんな違いはなかったかな。


別の車両の様子。荷物棚は飛行機みたいな蓋があるやつ。振り子車両だから揺れ落ちる可能性を考慮したのかな。


便所の写真も撮っていました。せっかくなので載せておきます・・・。


列車は定刻で出発しました。都市部のごちゃごちゃした配線の区間ではのろのろでしたが、郊外へ入ると速度を上げていきました。120km/hはゆうに出ていて、それ以上で走っているでしょうという印象でした。なお最高速度は160km/hなんだそうな。
VIAの列車はCNやCPといった貨物鉄道会社の線路を間借りして走っているので、線路の性能は借りる鉄道会社に委ねられるわけです。貨物列車用の線路だとやっぱり頑丈なのか、結構飛ばすものです。


2つ目の停車駅、オシャワ (Oshawa) に到着。GOトレインも停車します。さながら各駅停車と特急の接続駅です。


列車の乗車時間が夕食時とダブっているため、車内で夕飯を食べます。車内販売があるので、そこからトルティーヤとコークを頼みました。


トルティーヤの中身。意外と量が多くて満足感がありました。味も合格点です。ちゃんとした食事が摂れるのは嬉しいところです。



カナダの平原をずうっと走り続けます。

たまに貨物列車ともすれ違います。すでに20時を回っていますが、まだ日没前です。


同日23時34分
オンタリオ州オタワ VIA鉄道オタワ駅
長時間乗車に耐え、\(^o^)/・・・もといオタワ駅に着きました。列車は若干遅れました。そうはいってもVIAの主力列車に乗ることができたのは良い体験でした。


オタワ駅はやけに現代的です。今のオタワ駅は1966年に開業した、他都市の主要駅と比べれば新しい駅です。駅舎はたぶんそれよりも後に建て替えられているでしょうが。
というのも今のオタワ駅は、その都市に他の場所から移転してきたのです。旧オタワ駅(オタワ・ユニオン駅)はダウンタウン中心部にありました。それを中心部から4km南東に移転しました。


中心部から郊外へ移転させるのは、鉄道の利点である市内中心部へ直接乗り入れるという点を殺すことになるわけですが、1960年代は旅客鉄道が斜陽化していました。鉄道の競争力を削ぐよりも、空いた線路と駅の用地をダウンタウンの再開発に使う利点のほうがあったという行政の判断でしょうか。


宿泊場所はオタワのダウンタウンにありますので、中心部まで路線バスで移動します。早速、駅移転のデメリットを享受することになるわけです。
オタワの路線バスを運行するOCトランスポの#96系統カナタ・テリー・フォックス (Kanata Terry Fox) に乗ります。ちなみに2019年にはオタワ駅までライトレールが建設されたみたいなので、幾分か移動の難易度は下がったかもしれません。


今日から2泊するホテル、正確にはホステルの前に着きました。オタワでもホステル生活よ。変わったホステルでして、話のネタになるかと思いまして。


これは翌朝撮影した写真ですが、ここのホステルは昔使われていた監獄をホステルに改修した建物です。寝床も独房になっていて、部屋はベッドで寝るだけしかできない窮屈な空間です。監獄ホステルの中身については、またそのうち書きます。
部屋にたどり着いたときにはすでに0時を回っていたので、今日はもう独房の中で寝ることにしましょう・・・。

というところで今日はここまで。


その39へ→


 
 
 

北米project 5 ~How do you like Canada? その37【2016/6/15~22】

2023-10-10 23:33:41 | 海外旅行記
2016年6月18日(土)14時37分
オンタリオ州トロント トロント交通局地下鉄1号線ユニオン駅
トロント鉄道博物館から撤収して歩いてユニオン駅まで戻ってきました。ここからは夕方にユニオン駅を発つVIAの列車に乗るまでの間、トロント市の都市交通を体験します。正直、時間が推しているので素早く行きます。
まずはユニオン駅から地下鉄に乗ります。トロントには地下鉄も通っているのです。大都市ですね。地下鉄と路面電車が共存している都市というのも珍しいです、たぶん。
トロントの地下鉄には複数の路線があります。今から乗るのは1号線(ヤング・ユニバーシティ線)です。トロントで初めて建設された地下鉄です。これに乗ってローズデール駅 (Rosedale) へ向かいます。

地下鉄の電車は全路線共通の型式が使われていますが、新型と旧型が走っています。今から乗るのが新型のトロント・ロケット型 (Toronto Rocket; TR) です。カナダのボンバルディア製で、2011年に営業運転を開始しました。路線により6両と4両の固定編成あり。車体はステンレス鋼で全長23m、走行装置はIGBT-VVVFと交流モーターの組み合わせで現代的です。


ローズデール駅は地上駅です。1号線の郊外区間は地上区間と地下区間が入り混じっています。地形的に出たり入ったりするのかも知れません。
ただしおかげさまで通常は撮影が難しい地下鉄車両を十全にカメラに収めることができます。
初めに来たのはTR形です。果たしてその姿は至ってシンプルな外観をしています。前面は後退角が付いていてちょっとおしゃれ。千代田線の電車のような印象もありますかね。


次に来るのもTR形です。旧型電車が来そうもないと思ったので、次の撮影地へ転戦しましょうかね。


反対側のホームからも撮影できます。こっちからはアウトカーブの写真を撮れますね。すばらしい。

1号線をユニオン駅方面へ向かい、ブロア・ヤング駅 (Bloor-Yong) で2号線(ブロア・ダンフォース線)に乗り換えます。そこからキプリング方面の電車に乗ってキール駅 (Keele) で降ります。


はい来ました!これが見たかったのです。T形という旧型車です。ボンバルディアで1995年から製造された地下鉄電車です。車体はこれの2つ前のM形(1962年製造開始)以来のアルミ合金車体で古めかしいものです。ただし走行装置は交流モーターとGTO-VVVFの組み合わせで製造当時では最新の物でしょう。
何しろ箱型の車体が魅力的な電車です。見た目はさながら東急7000系に似たものがあります。


古めかしい地下鉄駅との組み合わせも相性抜群です。外国の地下鉄に乗っているな~という実感が湧きます。


ちょっと構図を変えてT形を撮影。激渋な電車だ、すばらしい。


反対方向の電車。標識灯が点いているのもかっこよ~。


もう1本。


後追いです。


3箇所目の撮影地へ。2号線のビクトリアパーク駅 (Victoria Park)へ。ここでもT形。高架を降りてくるところを撮影できました。


引きでも一応。
ここから4箇所目の場所へ移動します。
ビクトリアパーク駅から終点のケネディ駅 (Kennedy) へ。そこで接続している3号線(スカボロー線)ののりばへ向かいます。


3号線のりばに来ました。3号線は他の地下鉄路線とはシステムから根本に異なります。日本で言うところの新交通システムのような乗り物です。路線も高架ばかりだそうな。大阪メトロのポートラムみたいな立ち位置なのかも。
車両はS形というリニアモーター式の小型車両です。これ、都市交通開発公社 (UTDC) が開発したICTSという車両が原型です。リニアモーター式の線路も含めたセットで開発された交通システムなのです。
ちなみにこれ、見覚えのある読者もいるかも分かりませんが、バンクーバーのスカイトレインでもMark I型という同型車が走っています。スカイトレインは無人運転でしたが、3号線では有人運転のようですね。


せっかく来たので乗ってみたかったのですが、時間が足りなくなるので諦めることに。そしてこの時が3号線を見た最初で最後の機会となったのです。
3号線は2023年7月24日に廃止となっていたのです。この記事を書いている時から遡ってつい数ヶ月前です。
3号線はライトレールなだけあって利用者が伸び悩んでいたようで、2006年から路線活性化の調査研究がされていました。結局2030年代に2号線を延長して置き換えることにしましたが、延伸工事が完了する前に3号線が老朽化で寿命を迎えることから2023年11月に3号線を廃止することに。そこから2号線延伸まではBRT(専用道を整備した本物のBRTだ)を運行することになりました。
しかしおかしいですね、11月廃止の予定が7月に既に廃止されています。これは、7月24日に3号線車両が脱線事故を起こしたため。事故から復旧することなく、そのまま突如として廃止されてしまったのです。こんな幕切れって・・・。こんなの絶対おかしいよ。

折返しの電車を見送ったらここからは去ります。同じ電車しか来ないですからね。


ちょっと駅の外に出て、路線バスを撮影していました。これはOBI Orion VII 07.501 (#7433) です。
Orion VIIはOBIの路線バス車両です。2001年登場で、OBI初の低床バスです。OBIのバスは、運転席側の風防が大きく傾斜していて、よく見ると左右非対称なのです。これは夜間走行時の映り込み防止のためですね。

路線バスについてはこちらもよければどうぞ(宣伝)



地下鉄車両を一通り記録できたので、ユニオン駅へ帰ります。もういい時間なんです。
また2号線に乗るわけですが、ケネディ駅は始発駅で車内が空いているので、T形車内の写真を気兼ねなく撮影できました。セミクロスシートなのですよ。仕切り板が大きいのは高得点ですよ。寒冷地だからかな。


運転室のある区画です。なんと半室構造です。こういう外国の電車では期待していなかったので意外でしたが、前面展望ができるのです。オタクに優しい電車です。
ここから2号線と1号線を乗り継いでユニオン駅まで戻ったのです。


地下鉄のユニオン駅はちょっとした迷宮なので、こんなところに迷い込んでしまいました。なんと路面電車の停留所です。そういえば地下に潜るところありましたねえ。ここにたどり着くのか。CLRV形 (#4174) が急カーブを車体をめっちゃオーバーハングさせながらグゴゴゴ...と入ってきました。


路面電車のユニオン駅はここが終点・折返しです。ホームは円形になっていて、なんだかこのまま方向転換せずに折り返し運転できそうです。・・・そうかここの路面電車は片運転台しかいないから方向転換がそもそもできないのでした。なのでこういうプラレールのようなループ状の折返し設備を持っているわけですか。

 

こんなのりばは見たこと無いな。地下駅で天井も低いから圧迫感もあるし。これ新型の連接車が入ってきたらどういう光景になるのか、そも単純に乗ってみたいし、興味は尽きませんが泣く泣く撤退します。

というところで今日はここまで。


その38へ→


 
 
 

【1/48】サボイアS.21試作戦闘飛行艇(紅の豚)【ギャラリー】

2023-10-08 22:35:04 | 模型ギャラリー
キット:サボイアS.21 試作戦闘飛行艇(FG-1)(ファインモールド)

ジブリ映画「紅の豚」の主人公機、サボイアS.21の1/48プラモデルを作りました。劇中でも美しい機体が印象深いため、それを目指した仕上がりとしました。


つやありのイタリアンレッドです。


グラマラスな形状を余すことなく表現しているキットの形状には脱帽物です。


主翼は少し後退角がついているんですね~。


1930年代の飛行艇のプラモデルは組み立てが難しい印象もありますが、これは単葉機という構造とプラモデルとしての設計の良さがあるので、組み立てが比較的容易なのです。








艇体部はタンですが木製むき出しというわけではないと思ったので、塗装仕上ということにしました。


イタリア国旗の部分は、デカールも付属していますがこのくらいなら自分で塗装して再現することもできると踏んだのでそのように。








飛行艇独特の上部に据えられたエンジン。重心が高くなるので良くないはずですが、海水を被るよりはね、というところでしょうか。


エンジンも再現されていて、完成後も覆いを取り外すことができます。


エンジン後部。


ポルコロッソが乗っています。





機体を載せる台車です。


縮尺の大きいポルコ・ロッソの人形も塗ってあります。

以上、サボイアS.21でした。


 
 
 

【ファインモールド】1/48 サボイアS.21 試作戦闘飛行艇(紅の豚)【プラモデル製作】

2023-10-05 23:54:11 | 航空機模型製作記
今回はファインモールドのサボイアS.21試作戦闘飛行艇を作ります。スタジオジブリの映画「紅の豚」でポルコ・ロッソが操る紅の飛行艇です。何年かに1度は金曜ロードショーで再放送しているので見たことある人も多いでしょう。
ジブリ系のプラモデルは意外と少なくて、一説にはジブリ側があまり商品化許諾しないとかなんとか。そんななかファインモールドはジブリも認める熱意で商品化にこぎつけたとかなんとか。しらんけど。
とはいえ飛行艇という点でも興味深いキットなのです。主人公機ですし。


 


キットの組立は順調に進みます。なので手を加えたところを中心に書いていきます。
機首の機銃口は開いていないので、ドリルで開口します。印象が結構変わります。


エンジン排気管もドリルで開口します。薄ければ薄いほど実感が出ますが、攻めすぎて少し失敗しました。


内装や機体を載せる台車は木製という設定です。サンディイエローで塗装後にエナメルウェザリング塗料のグランドブラウンでウォッシングして質感を良くします。

 

プロペラは上記の塗装をしたら更にクリアオレンジを塗ってニス塗りらしさを表現します。


塗装はベタ塗りで進めます。美しい機体なのでどちらかというとカーモデルの仕上げを目指します。
赤はスーパーイタリアンレッドを使いました。銃口のくぼみのところはエナメルのグレーを使うと塗り分けが楽ですねえ。


本塗装を終えたら、クリアーコートします。艶有りクリアの厚塗りです。でも研ぎ出しはやりすぎだと思うので、吹きっぱなしです。うまく厚塗できれば、それなりに平滑な表面になります。


浮きと主翼の間には張線が通っている設定のようなので、ギリング線を片側2本張りました。張線を展張させながら接着剤で位置に固定させるのですが、余分のギリング線を逃がす先がなかったので、そこが大変でした。


エンジンはこんな感じです。エンジン覆いは外せるようにしてあります。


最終組立をして無事完成です。戦間期の飛行艇なので相応に古めかしいのですが、単葉機ということもあり比較的組み立てが楽です。初めての飛行艇、初めての戦間期機の入門にちょうどよいと思います。


ポルコ・ロッソの人形付きです。キャラ物ということもあり人形がついているといないとでは大きな差があります。こういうのがあると嬉しいですね。

完成品はギャラリーにて。

<使用塗料>
機体:C158スーパーイタリアンレッド
白帯:GX1クールホワイト
緑帯:C66デイトナグリーン
エンジン、燃料タンク:C8シルバー
排気管:C61焼鉄色
機銃:H18黒鉄色
ラジエーター:N10カッパー
内装:H79サンディイエロー
弾倉:H36ダークグリーン
ハンドル:H13つや消しレッド
操縦席:H83軍艦色2
照準器:N12つや消しブラック
計器盤:N84マホガニー
座席:N81カーキ
プロペラスピナー:H27タン
ポルコ・ロッソ顔:N44薄茶色
ポルコ・ロッソ帽子:N81カーキ
ポルコ・ロッソ靴:N2ブラック
ポルコ・ロッソスカーフ:N21グランプリホワイト
ポルコ・ロッソ服:H27タン


 
 
 

九州project 2 ~Phantom in Kyushu. その6【2018/9/19~23】

2023-10-01 21:29:00 | 旅行・イベント記
第11走者:JR鹿児島本線・区間快速八代行(817系)鳥栖15:55→熊本17:24
鳥栖駅から鹿児島本線の南下を再開します。熊本駅まで乗るので815系かと思っていたら、817系に乗ることになりました。転換クロスシート車ですが、座り心地が悪いので悩ましいやつです。
鳥栖駅は佐賀県にありますが、発車してすぐにまた福岡県へ戻りました。そこから福岡県の南端大牟田駅までは思っていたよりも時間が掛るものです。新幹線4駅分だからそれもそうかという。ところで新鳥栖駅から新大牟田駅までの九州新幹線の駅数って多くないですか?


熊本県に入ってからも軽快に走っていき、熊本駅へ着きました。今日はここまでです。
熊本駅に降りたのは2回目ですが、前回はまだ地上駅時代でしたのでまさに様変わりをしました。


鹿児島本線熊本止まりの815系(N004)。既に折返し八代行表示です。


豊肥本線熊本止まりの815系(N006)。815系は車内にゴミ箱があるので助かります。


熊本駅を出ました。改札口が広くなっているし商業施設は大きいし、以前と全く違う駅になっていました。
でも、まだ工事は終わっていないようでした。壁にはくまモンがいるので、くまモンを見たら負けのゲームをしたら残念ながらここで敗退です。


熊本市電こと熊本市交通局の路面電車です。見るのはほぼ初めてのことです。熊本駅前電停は途中駅なこともあって、JRの駅からはほんの少し離れています。写真の電車は1200形 (#1204)。
熊本市の中心街は熊本駅から歩いていくには遠く離れているので、路面電車等の二次交通が必須です。JRのこういう主要駅は中心街の外れに建てられることが多いですが、熊本駅ほど離れているところも珍しいと思います。


日本初の超低床路面電車9700形。早々にこれと対面できたのは良かったです。

第12走者:熊本市交通局・A系統健軍町行(9200形)熊本駅前18:00→慶徳校前18:06
路面電車に乗って今日の投宿先へ行きます。


ホテル法華クラブに来ました。今日から2泊します。


はい投宿。一般的なビジネスホテルですわね。


夕飯を食べにホテルから歩いて繁華街へ来ました。大きいアーケード街が目抜き通りです。こういうのは静岡市にはないのでちょっとうらやましいです。


そこらへんの飲み屋に入って軽く飲むなどをしました。


餃子ですね。普通です。


アジフライとフライドポテトでフィッシュアンドチップスとは笑止千万。
写真に残していなければ記憶に残っていない店でした。


露出ミスっているのでアレですが、ほっかほっか亭の店を見つけました。東日本ではほぼ全滅して久しいので、懐かしい気持ちになりつい撮影。


結局ホテルの部屋で飲み直しました。写真を見て思い出しましたがサッポロの99.99はいつの間にか見かけなくなってしまいました。チューハイの中では好きな方でした。今や檸檬堂があるのであまり不便していませぬが。
初日はこれで終了です。明日は熊本市内を観光します。

というところで今日はここまで。


その7へ→