黒鉄重工

プラモ製作、旅行記執筆をやっています
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【2015年】 今年一年を振り返ろう企画 【旅行編】

2015-12-30 23:36:49 | 日常記
過去記事
【2014年】


2015年も残り僅か。もういくつ寝ると2016年です。
というわけで、去年から始めた今年一年間を振り返ってみよう企画、今日は旅行編です。次回は模型編です。

このような底辺ブログでもいつも読んでくださっている皆様はご存知だと思いますが、今執筆している出来事はまだ今年の5月のこと!7ヶ月遅れです・・・。先月辺りもう少しで6ヶ月切りそうってところまで追い上げたんですけどね、また離されてしまいました。そのうち周回遅れになってしまうのではないかと本気で危惧しております。どっかみたいにネタ切れ寸前よりはマシとはいえ限度があります。ちなみに去年は一番先の記事で2~3ヶ月遅れだったはず。どうしてこうなった。
なので、今年はやんなくていいんじゃないかと迷いましたが、備忘録的意味でやっぱり書くことにしました。この脱線でまた最低でも2日分引き離されるわけですね分かります。備忘録の備忘録ってなんやねんほんと。

閑話休題。

2015年は一年間のほとんどを海外のカナダ・ビクトリアで過ごしたというとても変わった年でした。今後こういうことはもう無いだろう・・・無いと思う、という年でした。

ただ旅行事情は日本とはだいぶ異なった印象で、まず自家用車がないと隣の町へ行くにも大変。車が無いとなると公共交通機関なのですが、(都市圏内の公共交通を除けば)これが総じてクソ。使えません。日本ではさんざん使っていた都市間鉄道は息していません。航空先進国の割に飛行機も大して安くありません。あとは国土が広いので移動だけで1日使うなんてザラです。高速バスで大陸横断しようものなら2~3日かかります。WiFiと電源が完備されているとはいえ4列座席のバスに数日間缶詰は考えただけで苦行です。本音を言うと一度ならやってみたいという気がしなくもないですが、一人では嫌なのでその時は誰かを道連れにします。
いくつか遠征プラン(ビクトリア→ポートハーディ→プリンスルパート→ジャスパー→バンクーバー→ビクトリア一周、オーロラ鑑賞とDC-3搭乗ツアー、エドモントン/カルガリー旅行、米国北東回廊縦断などなど)を机上で練ったこともありましたが、金も日数も掛かるということでそのほとんどが破棄されています。日本はなんと国内旅行のしやすい国なのだろうと再認識した一年でもありました。

また脱線してしまいましたが、本題に入りましょう。ひと月ずつ載せていきますね。



January
特に無し。エスクイモルト基地の海軍博物館ビクトリア空港付近のBC航空博物館を訪れたくらいですかねぇ。博物館開拓をした月でした。
どちらも後に再訪しています。記事になるのはまだ当分先ですが・・・。



February
レンタカーを借りてバンクーバー島内に保存されている鉄道と航空機の探索を行いました。この遠征と2014年のポートアルバーニ遠征時の探索でコモックス以南の保存車両はほぼ網羅したはずです。



March
お引越しだとか帰国準備だとかであまり動きませんでした。
バンクーバー空港で撮影した全日空羽田/バンクーバー線の767も今は787に更新されてしまいましたから、この姿も過去帳入りとなってしまいました。



April
3週間ほど日本へ旅行しに行きました。日本在住のZeBonさんに拉致され騙されながら旅行するという日本のおもてなしを感じる旅でした。


May
ここから未執筆!!
ビクトリアのダウンタウンでビクトリア・デイの記念パレードを見に行きました。だいたい3時間に及ぶ大変列の長いパレードで、様々な組織や団体が道路を歩いて行きました。
これはわりとすぐに書き出せますぞ。次の次くらい。



June
今年数少ない遠征のひとつ、アメリカ・シアトルへ行ってきました(6ヶ月ぶり2度目)。初回訪問時に取りこぼした施設訪問とメジャーリーグ観戦をしてきました。
それでもまた取りこぼしがあったのと、野球の試合の流れがちんぷんかんぷんだったので次回は詳しいやつを誰か拉致って観戦したいと思います、ハイ。



July
今年最大の遠征、カナディアンロッキー旅行に行ってきました。カナダの大自然を満喫しました。アメリカ領内の南側のロッキーにもいつか行ってみたいですね。



August
カナダ軍コモックス基地のエアショーに行ってきました。日本の航空祭とは比較にならないほどの充実ぶりで、本場のエアショーにすっかりハマってしまいました。まだ上には上のエアショーがあるはずで、そこへ行ったらいったいどんな機体が空を舞うのだろうと楽しみになってしまいます。エアショー巡りもしてみたいですねぇ。



September
ビクトリアからおよそ西へ40kmのところにあるスークという町、その北にあるギャロッピンググース・トレイル巡りへ。
これは鉄道の廃線跡を転用して整備された遊歩道で、道中にあるトレッスル橋も再活用されています。それを見に行ってきました。
ただ上から渡るだけだとあまり分かりませんが、横から見ると迫力があります。



October
特に無し。朝練してバスを撮影したぐらいです。9月以降は本当にどこにもバンクーバーにすら行かなくなった上に撮影に出かけることも少なくなりましたから、さぞや記事の追い上げが捗るだろうと期待が高まります。9~12月はひと月あれば書ききれるのではないでしょうか?



November
サーモン・ランこと鮭の遡上を見に行きました。前年の反省を活かし午前中に襲撃。満足のいく遡上を見ることが出来ました。



December
なんとなくビクトリア空港のサイトを見ていたら、サンウィングという聞いたことのないエアラインが就航していたのでそれを見に出撃。
カナダのレジャー系エアラインなんだそうです。日本じゃあまり聞かないジャンルですね。機材は737-800でした。
12月は雨続きで、よくこの日タイミングよく晴れたと思います(撮影できる時間帯、サンウィングは週1便しか飛来しない)。
あとは今日(30日)になんとなく撮り納めしましたが、たいした成果がなかったので載せません。


以上、こんな感じの1年でした。数ヶ月に1回遠くに出かけて、あとはビクトリアに籠っていたという印象でしたね。特に後半は一歩も町から出ませんでしたwまあ海外に1年間も住むというのは得難い経験ではあるわけですが。
それでもさすがに鬱憤も溜まったきたので、とりあえず来年は一発デカいのをすでに仕込んでおきました。お楽しみに。

2016年、私はどこへ行くのかどこへ拉致られるのかどこへ向かうのか、ご期待ください!


以下余談。


今年訪れた都道府県。今年はこれをやる意味なんて無いんですけど、一応貼っておきます。
まあ当然ですが悲惨の一言ですね。前年比-15都道府県です。真っ白やないか。むしろたった3週間で13も周れたのか。山陽Pは偉大。これが無ければ3都県で死んでいた。
青い通過県はサンライズで夜中に通りすぎただけ、岡山県は本当に電車を乗り換えただけ、広島県はちょっと改札の外に出てお好み焼き食べただけ、島根県は津和野を数十分間散歩しただけ、と考えると実質的には東京・神奈川・静岡・山口の4都県に落ち着くのではないかという余計悲惨な結果に。
2016年にご期待ください(震え声)

【2015年】 今年一年を振り返ろう企画 【模型編】

2015-12-30 00:14:30 | 日常記
過去記事
【2014年】

2015年最後の記事です。
今年作ってきた模型を振り返ってみましょう。



1作目:1/72 CF-18 Hornet (Minicraft)
カナダで作った初めてのプラモです。最低限の道具しか持ってこなかったので多少製作時に制限がありましたが、形にできました。
キットはミニクラフト製で、他と比べると出来は良くないです。他社キットを買うのをおすすめします。



2作目:1/144HG ジン・ハイマニューバ2型(バンダイ)
一時帰国の際に日本から密輸してきたキット。ぶっちゃけ消化試合でした。夏に行われた、ガンプラを買うと付いてくる限定のボーナスパーツ目当てで買ったんだと思います。
いや、SEEDのMSは好きなんですよ?ジュール隊のザクを3機くらい作りたいと思っていますよ、ええ。スラッシュウィザードはすでに確保済みですし。



3作目:1/700 護衛艦「あたご」(ピットロード)
カナダに寄港したことのある日本艦シリーズ。初のフルハルキット、初の護衛艦キット、初の現用艦キットと初物尽くしでした。塗料はモデルマスターのモノの中から近似色を選びましたが、違和感はないと思います。
パーツを色々紛失したので、日本で展示できるかというと微妙。カナダだとバレなかったんですけどね。「あけぼの」も早く作らなきゃ・・・。



4作目:1/144HG ザクIIサンダーボルト版(バンダイ)
模型コンテストで部門賞取ったるで!とちょっと頑張って作ったキット。が、結果はダメでした。カナダでは知らない人は知らないからね、ガンダム・・・。



5作目:1/700 重巡洋艦「鈴谷」(アオシマ/タミヤ)
初の艦これキットですが、特に何をするでもなく普通に作りました。重巡は「青葉」以来2作目。
タミヤ・ハセガワのOEMキットはあまり艦これキットで買う旨味は無いのかなぁと思いました。早く陽炎を買おう・・・。


えー、以上です。おや、少ない・・・。前年比-6作です。半減ですね。
完成までに時間のかかるキットではないですし、作る際に特別手間を掛けてるわけでもないので、単純に作業時間が減っているんですね。まあ去年は数ヶ月の間に駆逐艦を3隻くらいぽんぽん作っていたんで例年より多かったというのもあるでしょう。



ちなみに、今年購入したキット、いわゆる積プラは現在18個にまで膨れ上がっており、これの消化が今後の課題になります。日本にも積んであるからね。いよいよ積みモデラーになってきた。
積みプラの内訳はほとんどがカナダ関連のキットです。意外と立体化されてるんですねこれがw飛行機ばかり偏っていますが、AFVや艦船はどうも発売されていないご様子。需要ないのかな?
ていうか持って帰れるのかな。後先考えず買いまくってるからな・・・。来年も増えるぞきっと。


以上で、2015年の黒鉄重工はこれで終了です。今年も執筆遅れまくりのこのブログを読んでくださりありがとうございました。
来年もよろしくお願い致します!

第2回水上機着水撮影大会 後編 【2015/05/15】

2015-12-28 23:56:23 | バス・航空機撮影記

オグデンポイントに行く前にバス撮影。オグデンポイントシャトル狙いです。
BCトランジットのバスを撮りながら練習。Nova LFSです。



AD Enviro500旧塗装。



シャトルバスはEnviro500でした。イギリス風の町なのでやはり二階建てバスが受けるのか、ただ単に収容力狙いなのか。
BCトランジットのロゴを隠すようにシャトルバスのステッカーが貼られていますが、緑と紺の帯はそのままなのでバレバレです。あとは、自転車ラックが外されていますね。これが付いていないとだいぶすっきりとした印象になります。



クイックコーチラインズQuick Coach LinesのPrevost H3-45(第1世代)。
バンクーバーとアメリカはシアトルのシータック空港を結ぶ路線バス「クイックシャトル」を運行している会社です。国際路線バスってよく考えたらすごいな、日本じゃ絶対にありえない運行形態ですわ・・・。ですが貸切バスも運行していて、これもそのようです。



TRAXXのH3-45(第3世代)。トリミングはだるかった。



オグデンポイントに着くと、前にも見たホーランドアメリカライン「ウェステルダム」が入港するところでした。急いで望遠レンズに切り替えて撮影。



ノルウェーの至宝ことノルウェージャンクルーズラインNorwegian Cruise Line「ノルウェージャン・ジュエルNorwegian Jewel」がすでに停泊していました。ケツがでかい。
2005年8月4日竣工のネームシップ(4番船まで建造)で、排水量9万3千トン、全長294m、最大速度25ノット、乗員1100名、乗客2300名収容可能。
ちなみに船へは間にゲートがあるので間違っても部外者が乗船することは出来ないです・・・。



またいつもどおりバスを見ていると、側面から何か展開されていますね。



車いす用の乗降スロープでした。北米のバリアフリー施策は昔から先進的ですよね。



「ウェステルダム」が入港しました。あなたは頭を向けるのね。



ニューモデルの方のEnviro500。LED表示器のROM変えないのかなぁ・・・?
2階フロントに付いている手すりはなんのためのものなんでしょうね。無いほうがスッキリするのに。



古い方のEnviro500のシャトル。こう見比べてみるとデザインがガラリと変わっているように見えて、ライトケースの形状だとかフロント中央のくぼみだとか、割と意識して似せている部分もあるのだなと分かります。側面なんかはほとんど変化がないんじゃないでしょうか。
ちなみに日本のバスには必ずある非常口ですがここにはそんなものはなく、窓を枠から外して脱出するというマッチョな方法が取られています。あとは通風口を通って屋根へ脱出するなんてのもあったかな?



CVS軍団。彩りも車種も豊か。



反対側から。



初見の車、Ford E-150+Goshen Coach GC IIです。小型バスですね。この手のバスはシャーシとボディの組み合わせが多種多様なので奥が深いのです。



Eldorado National Escort RE。CVSの車両を見たのはこれが初見。



リムジンも見ていきます。今日のクラシックカーはキャデラック・シリーズ62Cadillac Series 62。その中でも1954~1956年式のモデルです。
キャデラックは好きだ。一番気に入っているのは・・・値段だ。
ますます好きになりました。



こちらは現代的で車体長も長いいかにもリムジンらしいリムジンですが、そこはかとなく高級感が溢れています。リンカーンのエンブレムがありますが純正ではなく、DaBryan Coach Buildersというアメリカのボディビルダーが車体を装荷しています。リムジンのビルダーまであるんだな、さすがアメリカ。

こんなところで今回は終了です。

第2回水上機着水撮影大会 前編 【2015/05/15】

2015-12-26 23:58:09 | バス・航空機撮影記

この日は風向きが良く、天気もまあまあ良いとコンディションが良かったため、水上機の撮影に出かけました。
まずはタキシングしているハーバーエアのDHC-3T(C-GHAR)。



ケンモアエアのDHC-2(N900KA)。



その続行機、DHC-3T(N606KA)。シャチの特別塗装機ですね。細長い機体シルエットによく似合っています。



今日もこれを撮りに来ました、着水アプローチに入っているDHC-3T(C-FRNO)。何度見てもいいね。
この方向からのアプローチは西風が吹くときに発生しやすくなります。天気のいい日は風向きをチェックしようね。ちなみに、飛行機撮影時に便利なflightradar24にはこれら水上機は表示されません・・・。電波出さないらしい。まあそんなスペース無さそうではある。



ウェストコーストエアのDHC-6-100(C-GQKN)。前回ミスりましたが、今回も気付くのが一瞬遅れてどうにか撮れたかってくらいの写真に。次回のリベンジに期待。



ビクトリアハーバーフェリーのLynda Mae 2。大型の水上タクシーです。ここまで大きいとタクシーではなく水上バスですね。



ケンモアエアのDHC-3T(N707KA)



DHC-3T(C-GVNL)。急激な右旋回をかけているため機体が斜めに傾いています。ちゃんと水平を保って撮っているんですよ?
パイロットはともかく乗客は大変そうですね。でも速度はよく墜落しないなぁと思うほど遅いのでGはあまりかかっていないのかも。
というか、着水まであと高度数10mというところで北側から進入して旋回をかけるというのも素人目には変な話に見えて、東から直進しながら着水すれば安全でいいじゃんと思います。おそらく、ダウンタウンのある着水地点の東側は海抜がやや高くかつ高さのある建物も多いため高度を低くできないか、あるいは低高度では海上しか飛んではいけないという決まりでもあるのか(機体の進入経路はちょうど湾内の海面上を飛行するようになっている)、なんにせよ地形的な制限からアクロバティックな着水が行われていると思われます。



旋回していきます。よく見るとフロートにも舵が付いているのが分かります。



ここまで間近に迫ります。



C-GHAS。オンシーズンの夕方は20分毎に飛来するのでとても効率が良いです。



真横から。



C-GHAG。機体によって微妙に進路が変わってくるのでアングルもそれに合わせて変化してきます。このアングルは結構好きです。



少し寄せて。



最後にC-FHAA。
これでおしまい。この後はオグデンポイントに行きます。


後編へ→

ビーコンヒルパークの動物園へ 最終回 【2015/05/09】

2015-12-25 22:56:20 | 日常記

ビーコンヒル公園からオグデンポイントへと向かいます。
途中でスクールバスIC Bus CE Seriesがいました。
見落としがちなのですが、近年製造されたスクールバスのバンパーには黄色い棒が装備されています。これは生徒の乗降時に展開して、生徒が道路へ出ないようにするための遮断棒です。
もともとスクールバスは路上での優先順位がかなり高く(ぱっと思いつく限りではたぶん緊急車両の次に高いかと)、生徒が乗降するために停車しているときは後続車は車線がいくつあろうが追い越しをしてはいけませんし、対向車も乗降が終わるまでバスの手前で停車しないといけません。乗降時は前後上部にあるランプが点滅し、STOPの看板が展開して追い越しされないように注意喚起します。でまあ、最近はこれでも足りないのか遮断棒を取り付けるようになったんですね。依然未装備の古い車もいるので義務化されてはいないんでしょう。
路線バスに乗っている時に一度乗降時に遭遇してしばし足止めされましたが、事故が起きないに越したことはないんですが過保護だなと感じました。
レンタカーに乗っている時にこの場面に遭遇したら気をつけなければいけませんね。罰金がとても高そう。



ThomasのSaf-T-Liner ER。ERっていうとなんだか長距離型みないな連想をしてしまいます・・・。LRもあるのかな?
この日は休日なのでスクールバスは出番無しのはずで、一日中ここに路駐されているんでしょうね。路駐って日本だと何だかイメージ良くない(と思うん)ですけど、ビクトリアでは街中から住宅地まで路駐しまくりで、特に住宅地になると普段から路肩を駐車場にしているなんて車もあちこちで見かけます。道幅が広いですからな・・・。これも私にはちょっとついていけない感覚ですね。いたずらされないのかなと心配になります。



オグデンポイントに着きました。
パシフィックコーチのPrevost H3-41を見ます。パシフィックコーチにもH3-41いたんですね。



TMC MC-9 Special。グレイハウンド・カナダ向けに製造されたMC-9スペシャルはライトケースが角型になっています。現在はこのように他のバス会社に放出されているようで。ケースの形だけでもけっこう印象が変わりますね。
TMCはTransportation Manufacturing Corporationの頭文字で、ニューメキシコ州にあったバスメーカーです。自社製品の製造の他にMCIのOEMも行っていました。このMC-9はその一例です。



次にウィルソンズのMCI MC-9。
カナダに行ったら一度はステンレスバスを見てみたいなぁと思っていましたが、こう何回も何台もまじまじと見られるとは思っていませんでした。



MCI MC-9。かっこいい。
MCIことMotor Coach Industriesはアメリカの老舗バスメーカー。全米に路線網を持つ高速バス会社グレイハウンドの下部組織だった時期もあり、グレイハウンドのためにバスを造っていたという形になります。もちろん他の会社にも供給していましたが。ここら辺は、日本の西鉄バスの子会社だったコーチビルダー西日本車体工業(西工)と同じような関係といえます。
ところがMCIはカナダのバスメーカーNew Flyerに買収されることが2015年11月に発表されました・・・。2016年までにその歴史に幕を閉じるそうです。



丸ライトいいぞ。このライトケースは昔の日本のバスでも見られていましたね。たぶんこれらアメリカ製バスが参考になった・・・というか、当時の日本製バスは多分にアメリカンスタイルを模倣レベルといえるくらいに取り込んでいたように思えます。



MCI 102-A3。
このモデルから近代的なデザインになったと思います。特にフロントの後退角は現行のMCI製バスでも見られるものです。プレボストとは後退角の付け方が少し異なるので、後退角の違いでメーカーを見分けることが可能になります、はい。



ステンレスバスずらり。



Prevost LeMirage XL-II。



CVSのPrevost H3-45。
フロントガラスが2枚なのが第2世代車、4枚なのが第1世代車であっているはずだぞ。



MCI D4500CT。今回は前面側面ともに順光で撮影出来ました。



Mercedes-Benz Sprinter。
今日はフェリーが寄港していなかったので、このまま退散。



フィッシャーマンズワーフに行って昼飯を食べます。フィッシュアンドチップスですね。うまい。魚は鮭と鱈の2種類にしましたがやっぱり鮭は合わないなぁという感想でした。



食後はカモメを撮ります。首を傾げながら飛ぶのやめてくれませんかねぇ。









こんな感じです。上達しませんね。



アザラシはなんか浮かんでいただけでした。

おしまいです。

ビーコンヒルパークの動物園へ その3 【2015/05/09】

2015-12-23 23:14:11 | 日常記

「キエー!!」と鳴き声を上げるインドクジャク。なんだか面白い顔をしていたので撮影しました。



水浴びをするアヒル。



次にチキンコーナー。チキンと言いつつ他の鳥もいますが、要は食べると美味しい鳥のコーナーなんでしょう。
というわけでチキンじゃない鳥のシチメンチョウ。その中でもこれはナラガンセットターキーNaragansett turkeyという品種。家畜用に改良されたらしい。
日本では馴染みの薄い鳥ですが、カナダやアメリカではクリスマスや感謝祭の日の夕食にはこれの丸焼きが必ず出てくるというくらいに欠かせない鳥です。これらの日が迫るとスーパーの精肉売り場には丸の七面鳥がごろごろ陳列されているという驚きの光景を見ることが出来ます。



こちらはオスの七面鳥。顔の周りが腫れ物でも出来たみたいに真っ赤っ赤です。それでいて目の周りだけは青いんですから、威圧感がすごいです。
これは肉垂と言って、大きいほどメスにモテるというセックスアピールのためのものです。首の下の方までデロンデロンで鼻の上から垂れているものなんて長すぎて首に繋がってますからね、七面鳥界のイケメンでさぞやモテモテでしょう。食事の時は鼻の上の肉垂が邪魔で大変そうですけどね。
体格もいいし、きっと美味しい丸焼きになってくれるはず。



ちなみにチキンどもにも名前が付けられています。あの七面鳥はオスがThomas、メスがHenriettaです。
で、写真のこれはCookie & Cream。うーんこの。日本だったら饅頭と大福並のセンスだなぁ。



ニワトリのJacques、品種はバフオーピントンBuff orpinton・・・だと思うぞ。
園内のニワトリの中では一番体格がいい。フライドチキンにしたら美味しそう。ケンタで好きなチキンの部位はサイとリブです。



まだら模様のMille fleur belgian breaded d'uccle。名前はPumpkin, Citrouille, Calabaza, Tikvaのうちのどれか。
焼き鳥にすると美味しそう。焼き鳥は砂肝と軟骨が好きです。



ニワトリ三者三様。ニワトリにも色々いますな。






そっぽを向かれるクジャクその2。もう見てられないなぁ(シャッターを切りながら



ジャコブヒツジJacob sheep



木陰で寝ているのもいます。



ロバDonkey。園内では最大の動物です。



白いロバ。毛がふさふさ、チャラ男かな?



ボスアヒル。



ご注文のうさぎ。品種は分からん。アンゴラウサギではなさそうである。



ヤギ。なんだかやたらいますね。
ヤギと一緒にヒトも飼われているようです。



めぇ。



めぇめぇ(なんだかもう書くのがだるくなってきた)。

こんな感じでした。細かい品種を除けば日本のふれあい動物園でも見られるような動物ばかりなので、観光客が無理して行くところでもないかなぁという感じでした。なんだかこんなスポットばかりな気がするな・・・。


最終回へ→

ビーコンヒルパークの動物園へ その2 【2015/05/09】

2015-12-21 23:51:35 | 日常記

動物園の入口にクジャクのメスが歩いていました。雄は今まで何回か見たことあったんですがメスは今日が初めてです。いないはず無いんだけどなと思ってましたけどいましたね。オスと比べるとやっぱり地味ですな。



観光用の馬車が園内を通り過ぎて行きました。ここも通るのか。



というわけで今日の襲撃先、ビーコンヒル・チルドレンズ・ファームBeacon Hill Children's Farmに来ました。敷地の広さや展示されている動物の種類はふれあい動物園程度の規模のものです。外観は撮り忘れました。
入るとクジャクが飾り羽を展開してお出迎え。この目で見たのは多分初めてのことですが、すごい、こいつはかっこいいな。おもわず僕もうっとり。



もう1匹、柵の上に止まっていました。クジャクって飛べたんだっけ?あと頭の大きさの割に首が太い。



おとなしいので近づいても動きません。クジャクにもいろいろありますけど、これはインドクジャクでしょう。
クジャクは飾り羽もですけど、トサカの形も特徴的で面白いですよね。なでなでしたい。



ミニブタMiniature pigの夫婦(?)。近年では豚をペットとして飼うようになってきていて、このミニブタはそのために品種改良したものです。名前通り普通の豚よりも幾分か小さい体つきになっています。



黒豚のほうがMr. Bean。オスですな。



メスの方のSweet Pea。腹が地面に擦れてるんじゃないかっていうくらい出ているので妊娠してるんじゃないのと思いましたが、妊娠してないよ!とのこと。
「豚は言うほどデブじゃないし清潔で頭もいいんだ」というイメージを破壊する豚です。いくらなんでもこれは・・・。



呆れてものも言えないミスター豆。こっちは健康的な体つきです。



クジャクの裏側。華やかな物事の裏側は決まって地味と言われていますがクジャクもそのようです。



メスにアピる別のオスクジャク「スケベしようや・・・///」



あさっての方向を見つめガン無視を決めるメスクジャク。かなしいなあ。



一方隣にはすでにデキてるクジャクのカップルが。
現実は非情であり人々は平等ではないことを我々に気づかせてくれる。明日も頑張ろう(白目



次はアヒルコーナー。アヒルってカナダで一度も見たことがなかったんですよね。まあ元々は家畜だから多少はね?
一口にアヒルと言っても種類がいくつかあって、これはマグパイアヒルMagpie duck。アヒルと言いながら体の半分が黒い羽根で覆われていて、食肉や卵が利用されます。



ナキアヒルCall duck。アヒルといえばこれですね。保険屋のCMに出てくるアレ。



インディアンランナーIndian runner。アヒルのイメージとはかけ離れた首が長く直立したアヒルです。名前通り走るのが得意だそうです。でも飛ぶのは他のアヒルより輪をかけて苦手っぽい見た目ですね。



ムスコビーアヒルMuscovy duck。目の周りが羽根がなく赤いのでアヒルのボスか隊長機みたいな攻撃的風貌です。



個体ごとに黒い羽の割合が異なります。これは背中だけ黒いアヒル。



真っ白の個体もいました。



アルパカ。草食ってる茶色いのがDonny、見切れている白いのがOsmondです。
今回はここまで。


その3へ→

ビーコンヒルパークの動物園へ その1 【2015/05/09】

2015-12-18 23:31:38 | 日常記

ビクトリアは小さな町なので動物園や水族館といった施設は無いのですが、それでも小さなものならあります。水族館は2014年10月にすでに訪れたビクトリアの北にあるシドニーにあります。そして動物園はビーコンヒルパークBeacon Hill Parkの中にあります。今回はこの小さな動物園に行ってみようと思います。なんで今まで行かなかったのかというと春~夏にしか開いてないんですね、ここ。世話代だってばかにならないだろうに、冬も開けて収入を得ればいいのになぁと思います。
でまあ、そこへ行く途中にカナダガンの親子が泳いでいました。番と雛鳥が4羽と家族のような構成にうっとり。



親鳥が雛鳥の前後を固めます。まるで船団護衛ですね。温厚なカナダガンも子育ての時期だけは警戒心が強そうです。



陸に上がりました。



雛鳥。親鳥とは似ても似つかない姿。



なんか突っ立っていたオオアオサギ。おお、こいつはラッキー。カモメやカナダガンと比べたらレアな鳥なので静かに興奮しながら抑えました。見かけることはあってもカメラに収めるとなると中々難しいのです。



せっかくなのでもう一枚撮っておきます。



ビーコンヒルパークに着きました。日本語にすると灯台の丘公園。昔灯台があったことが由来なんですけど、現在では跡すら見当たりません。
なんだこりゃ、鳥に占領されているじゃないか・・・。もうこの公園はおしまいだぁ!



このままでは町の危機なので果敢にカナダガンに向かっていきますが距離数十cmにまで近づいても逃げる素振りも見せません。うーん・・・。
それでも触ったらくちばしでつつく攻撃をされてカメラのレンズを割られそうなのでそれだけはやめておきました。



公園内ではおなじみのトウブハイイロリス。最初は手こずりましたが慣れちまえば撮影は簡単です。



こちらのカモはエサか何かを探しているようです。



犬 神 家
何を食べているんでしょうね。魚はいなさそうですし、水底のコケとか虫でしょうか。



なんだか小さいのが水の上を走っているかのようなすばしっこい速さで池を横切っていきました。な、なんだあいつは、ニンジャかな?



なんとカモの雛でした。母親も一緒。親鳥と比べると分かりますがまだひよこくらいの大きさです。かわいい。



例によって成鳥とは似つかない姿ですが、くちばしだけは同じ形をしています。



10羽くくらいいましたが、先ほどのカナダガンと違って勝手気ままに親鳥の周りを駆け回っています。



水浴びする親ガモ。高速シャッターの出番だぜ。



こんなに雛鳥がいてそれが全員成長したら公園がカモで埋め尽くされそうですが、どうもそうでないあたり(それでも園内では一番数の多い生物ですが)どこかで帳尻があってるんでしょうかねぇ。



蓮の平原を駆ける雛ガモ。お気に入りの一枚。



雛があまり遠くに行くと母親が鳴き声を出して雛を呼び戻します。ちゃんと子育てしてる。
それに比べて父親はなにをしているんでしょう。白目向けて昼寝でもしてるんですかね。



エサが浮いていたらしく雛が貪っていました。かわいいなぁ。

余興はここまでにして、動物園に乗り込みます。


その2へ→

ビクトリアのクルーズ船を見に行く 後編 【2015/05/08】

2015-12-16 22:12:07 | バス・航空機撮影記

というわけでクルーズ船「ゴールデンプリンセスGolden Princess」(IMO9192351)です。お尻をこっちに向けているのでアレですが。
プリンセス・クルーズ社Princess Cruiseが所有するグランド級2番船。排水量約10万9千トン。建造費4500万米ドル。イタリアのフィンカンティエリ造船所にて2001年竣工。速度22.5ノット。乗員1100名、乗客2600名収容可能。
いやはやデカいの一言。クルーズ船を間近で見たのはたぶんこれが初めてだと思うのですが、本当に海に浮かぶホテルですな。
乗ってみたいですなぁ、安いコースでいいから。



先日見かけたシャトルバスになったAD Enviro500。たぶんBCトランジットがウィルソンズにリースしているんだと思います。"Shuttle"表示があるんだなぁ。
船着場の目の前から発着していますが、値段が往復$11とお高い。ちょっと歩いて路線バスに乗れば往復$5で済みますが、クルーズ船に乗るような人たちなのでその程度の差額ならホイホイ出すんでしょう。アメリカ人って歩くの嫌そうだし。



観光用のロンドンバスDaimler Fleetline。右ハンドルのイギリス車の輸入なので右側側面に乗降口をブチ抜いて設けているのが面白いですね。



TMC MC-9。ウィルソンズのステンレスバスです。これに乗ってビクトリア観光に行く乗客もいるんでしょうな。



MCI MC-9。青帯の塗装。これが正規塗装のよう。



MCI 102-A3。
MCI最後のステンレスバスかな?



ちなみにこれらのバス、やたらと留置されていてこんな写真もお手の物。
つかカッコいいなこの並びは。



リアはこのようなかまぼこスタイル。



Nova LFSのシャトルバスもいました。Enviro500と合わせて4台体制で運行している様子。



内1台は屋根カバー付きの9434号車でした。Enviro500も片方はトップナンバーの9501号車でしたし、知ってか知らずか特徴的な車を選んできたようです。



ウィルソンズの真っ白なPrevost H3-45。個体ごとに塗装が安定してないですね・・・。譲渡車の寄せ集めだからかな?



MC-9の並び。これも非常に良い。
もう見放題触り放題。触ってないですけど。



フェリーが入港してきました。オグデンポイントには一度に4隻の客船が寄港できます。
ホーランドアメリカラインHolland America Lineの「ウェステルダムWesterdam」。ビスタ級3番船。排水量約8.2万トン。フィンカンティエリにて2004年竣工。速度22ノット。乗客1900名、乗員800名収容可能。
船体をパナマックスサイズに収めたためゴールデンプリンセスよりも幾分小さいです。
北側から撮るのでどうしてもド逆光になってしまいます。



黄色い102-A3。



ElDorado National Escort RE。側面上半分をやたら絞った観光用小型バス。後輪より後ろがエンジンルームか何かなのか、客室ではないですね。



CVSのAD Enviro500。2世代目の"Go Anywhere"車ですが、なんだか普通とは違うような雰囲気。デモカーっぽいですね。ていうか表示器の文字が英語じゃないね。
調べてみたら、メキシコの公共交通Metrobús of Mexico Cityに所属していた個体のようです。それを譲渡してもらったのかな?



CVSのMCI D4500CT。前回は他のバスに挟まれてろくな写真がなかったですが今回はすっきりと撮れました。



で、今回一番驚かされたのがこいつら。客船の乗客向けの観光リムジンです。個人営業っぽい感じで、各々自慢のリムジン車で乗り付けてきています。
どれも高級車ばかりで、近づいただけで「あ、こいつらそこら辺の車と違う」というオーラを感じました。



中にはクラシカルな自動車も見られます。さすがアメリカと並ぶ自動車大国カナダ、昔の車好きも多いんですな。
これはポンティアック・パリジェンヌPontiac Parisienne。同社のボンネビルBonnevilleのカナダ向け車です。恐らく1960年代中頃の年式。ザ・アメ車!というボンネットが広くて幅のデカいボディにクロームメッキパーツ増し増しのスタイルをした派手派手なフルサイズカーですな。カッコいいですわ。乗ろうとは思わんけど。



デイムラーDS420Daimler DS420。ドイツのダイムラーではなくイギリスのデイムラーです。
とてもつよそうな車。よく見たら右ハンドルですね、イギリスから輸入したのか。
こういうのが走っているなんてカナダすごいなぁとひしひしと感じます。




そしてこれ、T型フォードFord Model T。フォード帝国が1500万台生産したとかいうあの自動車です。
え、いやいやいや、これ走るん!?と二度見しましたね。ドライバーに製造年を聞いたところ1926年式とのこと。89歳か、来年90歳だな、やべーな。
1500万台も生産されているんで、恐らくそれなりの数が現在も愛好家により稼動状態で維持されているとは思うのですが、日本ではこの手のものはそうそう見かけないのでそりゃあ興奮もしてしまうものです。動くT型フォードを見たのも初めてですしね。マニアにはたまらない国だろうなぁ。

こんなところで今日は撤収。また来ます。

ビクトリアのクルーズ船を見に行く 中編 【2015/05/08】

2015-12-13 23:41:39 | バス・航空機撮影記

またバスを撮ります。なんかあっちこっちしていますね。
BCトランジットのAD Dart SLF+Pointer2。



NFI D40LF新塗装。



グレイラインGray LineのElDorado National MST。初めて見た車種ですね~。シャトルバスや市内観光なんかに使われています。



BCトランジットのNova LFS。



CVSツアーズのPrevost H3-45(第2世代)。シーズンになってからよく見かけるようになってきました。



BCトランジットのNova LFS Suburban。この系統にしては珍しく自転車を乗っけている。



スクールバスのBlue Bird TC/2000。リアエンジンのD型バスです。でもこれはたぶんフロントエンジン車(TC/2000はエンジンの配置が選択式)。



オールポインツバスAll Points BusのH3-41(第2世代)。
いい加減オグデンポイントに行きます。



到着すると、デカいマンション・・・ではなくクルーズ船が停泊していました。いや、ほんとデカいな・・・。
手前にある銭湯の椅子をとても大きくしたような構造物はなんなんでしょうな、アレ。



前に来た時もバスが停まっていたんですが、今回はもっと増えています。
VTCコーチのH3-45(第2世代)。マルーン塗装でシックな感じ。



同社のH3-45(第1世代)。こっちは白色。



BCトランジットのLFS Suburban。66系統や99系統の長距離コミューター用バスです。
朝にダンカンやショーニガンレイクの町からビクトリアに来て夕方になったら戻るという運用で、昼間の間はいつもここで昼寝をしているご様子。車両はともかく乗務員はどうしているんでしょうね。ビクトリア営業所管内の系統を運転しているのかもしれません。



いつものパシフィックコーチ。ずらずら並んでいます。



Prevost LeMirage XL-II。



TMC MC-9。



ヘリジェットHelijetの送迎車Dodge Sprinter。メルセデス・ベンツのスプリンターのOEM車です。フロントグリルがダッジ特有の十文字になっているので見分けは簡単かと。
ヘリジェットのヘリポートはオグデンポイントに隣接しているのでダウンタウンからここまで送迎しているんでしょうな。



ちょうどタイミングよくヘリジェットのSikorsky S-76Aが離陸していきました。

今回はここまで。


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