黒鉄重工

プラモ製作、旅行記執筆をやっています
同人誌通販始めましたhttps://603kurogane.booth.pm/

【2018年】今年一年を振り返る【旅行編】

2018-12-31 22:37:00 | 日常記
2018年も今日でおしまい。

今年も今年の旅行について振り返りたいと思います。
まだ2017年5月のことまでしか書けてませんが・・・まあ一応やります。



1月
開館して数ヶ月のあいち航空ミュージアムに行ってきました。小牧空港に隣接する航空博物館です。
ものの見事に三菱の飛行機だけ置いてあるところだったり零戦の扱いも雑だったりでややアレですが、それでも航空博物館が新たに建てられたのは嬉しいんです。翌日には刃物の町関市にも行ってきました。

あとは近所で写真撮影なんかしてました。



2月
今年の海外遠征は東南アジアのシンガポール(初訪問)でした。2年に1度開催されるエアショーが目的なのでした。エアショーは満足行く収穫でしたし、道中食べた料理はどれも美味しかったのです。また何か理由をつけて、料理を食べにまた行ってみたい場所です。



3月
特に大きな動きはないですが、静岡空港の近くにある(空港から歩いていけるような近所ではないが)、静岡航空資料館に行ってきました。平日水・木曜日のみ開館で事前予約も必要な訪問のハードルが高い場所ですが、なかなか興味深いところです。大阪にあった交通科学博物館の航空関係の資料の一部がここに移転されていたのは驚きでした。

あとは、ヒロサワシティの保存車を見たり大井川鐵道の桜臨時列車を撮ったりしてました。



4月
4月もあまり何もしてなかったんですが、伊豆急100系の臨時列車を撮影してきました。100系の復活からしばらく経ちましたが、ようやく撮影できました。



5月
ゴールデンウィークに北陸projectを敢行。目玉は立山黒部アルペンルートの制覇なのでした。黒部ダムのトロリーバスが今季で引退してしまいますのでそれの乗り納めもありました。その後は北陸を西へ進んでいって能登半島、福島、天橋立と攻めていって京都で締めになりました。6日間も行ってたんで地味に長いよ。
写真はいろいろと衝撃のあった越前大仏です。

あとは、静岡ホビーショーとかナッチャンWorldを見に行ったりしてました。



6月
滋賀県の近江鉄道のガチャコンまつりを襲撃。この時はふらっと行っただけでしたが、その年の12月に電気機関車の公開を止めてしまい、最悪解体されそうな展開になっているので、行っておいてよかったものでした。また、前日にはあすなろう鉄道と三岐鉄道北勢線も乗ってました。



7月
閉園間際の野辺山SLランドを訪問。台湾の製糖鉄道を走っていたナローゲージの蒸気機関車が動態保存されていることで知られている場所でしたが、今年の8月に閉園したのでした。この日は他にも周辺の保存車両の見聞も行っていました。

あとは、静岡空港でチャーター便の撮影なんかしてました。



8月
清水港に海上自衛隊の護衛艦いずもが寄港したので迎撃。近くで見るとデカイ壁でして、やはりこれは空母ですね・・・と思っていたらこの度ガチの空母化されるようです。
同月には砕氷船しらせも寄港して、これも迎撃に行きました。



9月
遅めの夏休みを使って九州遠征です。福岡から熊本を経由して鹿児島までを縦断する旅でした。
ろくに行ったことのない地域ですので、どこへ行くにも有名観光地を回りましたが、やはり基本を抑えねば。
鉄道で移動していたのですが、道中ななつ星に遭遇できたのはラッキーでした。



10月
高野山ケーブルカーの車両更新を聞きつけて、それをきっかけに高野山観光をしてきました。今度は宿坊に泊まってゆっくりしようと思いました。その日は和歌山市内に泊まって翌日は有田川鉄道公園へ。さらに翌日は四国へ渡って、JR四国の多度津工場を見学。こちらも濃い旅行でした。

あとは、寸又峡温泉に行って温泉三昧でした。



11月
岳南電車の新車9000形のデビュー列車を撮影してきました。これ、富士急行の電車のお古で、更に辿ると京王線の電車だった相当な骨董品です。最近は車両ごとに異なる塗装に塗るのが流行っていますが正直食傷気味で、そんな中で伝統のオレンジ色に塗った岳南電車には拍手を送りたいです。

あとは、関東にお出かけしたのが数回ありました。



12月
撮れ高は少ないんですが、上野の東京都美術館で催されているムンク展を見てきました。「ムンクさん」の名前で一部藩士に親しまれている「叫び」の本物が展示されているのが最大の目玉ですね。この時知りましたが、叫びって何枚か描かれてたんですね。

あとは、明治村に行ってました。

コミケも3回連続3度目のサークル参加をしました。おかげ様で今回用意した新刊は完売致しました。
会場でお会いした皆様、ありがとうございました。
この時のことはまた日を改めてご報告します。



恒例の今年の経県値です。86点(前年比+22)でした。あれ…意外と低いな、というところ。
今年は東北地方に行けなかったんですね。気を抜くとこうなりますね。
来年は北東北地方と山陽地方に行ってみたいですね。広島なんかは基本的な観光地も行けてないので、どうにかしたいところ。

ブログの執筆は順調に遅延が増大してますが、来年もお付き合いしていただけると幸いです。


最後に、本年も弊ブログをご愛読いただきありがとうございました。来年もどうぞ宜しくお願いします。

【告知】コミックマーケット95(3日目西え28b)頒布内容のお知らせ

2018-12-30 21:06:00 | 日常記
先日お伝えした通り、弊サークル「黒鉄重工」はコミックマーケット94にサークル参加(3回連続3度目)することになりました。
配置場所は12月31日(3日目)西地区え28bです。西館のサークル参加は初めてだし、最近では一般参加でも西館ってほとんど行かないんでなんかそわそわしますね。

で、1ヶ月以上ブログの更新を中断していたおかげもあって先日無事に新刊の原稿を入稿したので、いつも通り頒布内容のお知らせです。



新刊「VIA鉄道のステンレス客車」 頒布価格1,000円

カナダの国営旅客鉄道「VIA鉄道」で活躍している1950年代製の初期のステンレス製車両に焦点を当てました。
以前の旅行記でも触れている内容ですが、そこから大幅に加筆した形になります。製造から60年以上経過しながら未だに第一線で活躍する化石のような客車の各車種の解説、列車ごとの編成例や経歴などを収録しています。



内容はB5判40頁で、さらに今回は初のフルカラー印刷です。



既刊 「カナダの鉄道博物館と保存鉄道」 頒布価格500円
文字通り、カナダに点在する鉄道博物館と保存鉄道を、西はバンクーバーから東はモントリオールまで、全8箇所を紹介します。
全て私がカナダへいた時に訪問した施設です。ですが東部の施設などは依然ブログ未執筆なので、この本が書き下ろしになります。

前回のC94で頒布したものです。在庫僅少です。


頒布物は以上です。
C94ではお仕事と重なってしまいスペースに居ることが出来ませんでしたが、今回は居るんで大丈夫です。スペースに来て僕と握手!

そんなわけで、 12月31日(3日目)西地区え28b でお待ちしています!

【2018年】今年一年を振り返る【模型編】

2018-12-29 19:29:44 | 日常記
2018年も残り数日。今年も恒例の、完成させたプラモデルを振り返ってみましょうか。

今年は何を作ってきたんでしょうか。なんとなく飛行機が多い気がするぞ。

去年の様子はこちら。



1作目:ガンダムグシオン(バンダイ 1/144)
グシオンのケレン味をもっと引き出して垢だらけにしてやろうと思って作りました。
戦車っぽい迷彩と戦車砲っぽい大砲と、ドリルハンマーの組み合わせがお気に入り(自画自賛)
展示会でも誰かの琴線に触れたようで、満足です。



2作目:一式陸上攻撃機一一型(ハセガワ 1/72)
ハセガワの超古典キットを作りました。
バリバリの凸リベットモールドが却って新鮮でした。結構力強い印象を与えますしね。
窓枠を塗る時にサフで下塗りするとその後の上塗りの定着が良いということを発見。以降採用していきます。



3作目:Il-76MD(ズベズダ 1/144)
ソ連の輸送機です。
ズベズダの当時の最新キットでして、めっちゃ合わせが良くて一気のズベズダに惚れ込みました。作るの楽ちん。
窓枠のマスキングにマスキングゾルを使ったら端から丸まってきて失敗したんで以降は使い所を選んでます。



4作目:MiG-19(タミヤ 1/100)
タミヤのあんま合わせが良くないシリーズの1/100戦闘機軍団のひとつ。キューバ空軍機なんて今後作ることあるんかって感じ。
パネルに合わせて銀色の色調を変えてみたらかっこよかったんで、今後もやっていこうと思いました。



5作目:EF65形ユーロライナー(アオシマ 1/50)
アオシマの超古典キットを作りました。
ユーロライナーの塗料の調達で少し難儀しましたが、満足行く色にできたのかなと。デカイんで展示会で飾っても大きさだけでそこそこ目立つぞ。



6作目:ホンダジェット(エブロ 1/48)
ビジネスジェットのプラモデルなんてそう出回ること無いんで舞を踊りながらソッコーで買って作りました。
車みたいな派手な塗装が楽しめるのがビジネスジェットの良いところなのだ。塗り分けも楽だぞ。内装の組み立ても楽しいキットでした。



7作目:ヴェルファイア(フジミ 1/24)
軽率に自動車のプラモデルを組み立てたかったんで、塗装無しで完成できるという触れ込みのヴェルファイアを作ってみた次第。ボディの艶は良きものでして、下手に塗装しないほうがいいくらい。
途中で変な考えが出てきて、ナンバープレートを香港仕様にしました。これだけで一気に香港で客をギュウギュウに詰め込む限界リムジンになるぞ。



8作目:武御雷(コトブキヤ ノンスケール)
マブラヴ熱が少し出てきたんで勢いで作りました。もうちょい紫が明るくてよかったかも・・・。



9作目:空母いずも(ハセガワ 1/700)
ウォーターラインの新鋭キットです。空母化って噂があるからテキトーに空母っぽくしてみました。そしたらタミヤが空母いぶきを出すし、最近になってマジで空母化するって言うから、現実の追いつき具合がすごいぞ。
艦載機は定番のF-35B戦闘機の他にE/A-18G電子戦機とかE-2C早期警戒機とか、それは有り得んやろって機体を乗せました。



10作目:Il-62M高麗航空(ICM 1/144)
ソ連製の旅客機で、高麗航空は北朝鮮のフラッグキャリアです。イカス組み合わせ。
高麗航空仕様のキットは売っていないのですが、サードパーティから高麗航空のデカールが売られているので、それを用いて作りました。
サードパーティのデカールがあれば、キットだけではカバーできない旅客機を自由自在に再現できるので、これはハマりますね。



11作目:Su-47ビェールクト(ホビーボス 1/72)
ロマンのある前進翼の戦闘機。実機は真っ黒ですがちょっと物足りないと思ったので、濃い灰色のような感じに。
色は気に入っていますが、塗料の希釈でミスったので意気消沈・・・。アクリジョンは臭いがしないし塗膜も意外と強いので気に入って使っていますが、希釈がシビアなのは今も完全に慣れていません。難しい・・・。



12作目:YF-16ファイティングファルコン(ハセガワ 1/72)
ここからはまだブログ未掲載のやつ。ハセガワの古典キットです。今はもう絶版になっているはず。F-16系統のプラモデルを作るのはこれが初めて。
軽率に作りたかったんで、成形品の白を活かして白は無塗装にして赤と青の部分だけ塗りました。
F-16は好きな戦闘機ですので、はじめてのF-16をこれにできてよかったですね。



13作目:ジンD装備(バンダイ 1/144)
今更ジンですかって感じですが、D装備を作るのが昔からの夢だったんですね。
夏休みにガンプラを買うと付いてくるおまけがこれだったので作りましたよ。かっちょいいですね。念願が叶いました。



14作目:MiG-21(タミヤ 1/100)
タミヤのあんま合わせが良くないシリーズの1/100戦闘機軍団のひとつ。日本のメーカーのMiG-21ってこれしか見かけないからなぁと思って買ったんですが、世界に目を向ければ色々なところから発売されているので、あまり要らない子になってしまいました・・・。
銀塗装の上にスモークを吹いてちょっと野暮ったくしてみました。1/100の飛行機にしてはやり過ぎた感があるので加減がやはり難しいと。



15作目:ライトニング(タミヤ 1/100)
タミヤのあんま合わせが良くないシリーズの1/100戦闘機軍団のひとつ。英国面全開の戦闘機として知られているやつです。これも当時はタミヤしか選択肢が思いつかなかったんで買いましたが、今だったらエアフィックスとかソードとかも思い浮かびますね。



16作目:プロボックス(アオシマ 1/24)
公道最速の車として知られるプロボックスくん。スポーツカーよりこういう営業車の方が作っていて楽しいのです。
タミヤのシルバーリーフは社用車っぽい銀色に近いんだなぁという知見を得ました。



17作目:A-7コルセアII(タミヤ 1/100)
タミヤのあんま合わせが良くないシリーズの1/100戦闘機軍団のひとつ。このシリーズもこれで最後。
汚しがいまいちだったんで、ジェット機の汚しは大戦機とはなんか違うんだなと感じました。次はもうちょいがんばりましょう。



18作目:X-35(タミヤ 1/72)
以降、撮影もできてないやつら。
突如ぶち上げたF-35を作ろうシリーズの第1弾。作るのは楽でした。
塗装は灰白色一色では間延びしそうなんで、制空迷彩っぽい色にしました。実際塗られてたっぽいですし。



19作目:105系和歌山線(グリーンマックス 1/150)
和歌山線に乗ったら105系を作りたくなったのです。今や鉄コレで手軽に手に入れられるんですが(左側のやつ)、敢えてGMのエコノミーキットから作りました。エコノミーキットは久々に作りましたが楽しいです。わくわくです。ただ意外と費用がかさむなぁ、際限なしにディテールアップしていたらたまらんなぁと思いました。
作ったのは右側の水色のやつですね。



20作目:ジムコマンド(バンダイ 1/100)
今年発売されたMGのキットですね。ふつうに素組でしたが、まあ楽しかったです。


今年完成したものは以上20作(前年比+6作)でした。去年よりも作ってましたね。今年は複数のキットを時期をずらしながら並行して作っていたんで、作業に無駄なロスタイムが少なかったんじゃないかと思います。効率化されてるのです。
まあでもここらへんの数字が限度かなぁと思います。30作やろうとおもったらブログの執筆を止めないとならない・・・。
在庫が溜まりまくっているんで消化したいというのもありますが、とにかく色々なキットを作って完成させたいという思いが最近は強いです。あらゆるキットを作りたいと思うと、1つのキットに時間を掛けていると人生がいくつあっても足りない状態なんで、あんまり手やお金を加えずにちゃちゃっと料理してしまってすぐに次に移ってしまいます。
なのでプラモ製作の技術はほとんど上がってないし新しい技術も会得してないでしょう。それはそれでちょっとつまらないなぁとは思ってます。

さて、題材のジャンルごとに分類するとこうなります。

航空機:11(+7)
自動車:2(+1)
ロボット:4(±0)
鉄道:2(+2)
艦船:1(-3)
AFV:0(-1)

やはり航空機プラモが半分以上を占めました。たくさん作りましたね。最近の私の流行が飛行機プラモに傾倒しまくってるのが分かります。市場では飛行機プラモは冷え切っているようなので寂しいのですが・・・。
艦船は数年前はやたら作ってましたが今は冷めてますね。とはいえ在庫を抱えているんで気が向いたら作ってみたいなとおもいます。

来年も飛行機プラモを中心に色々なジャンルのプラモデルに手を出したいとおもいます。
在庫も去年より増えてしまったんで、来年は減らしたいですけどね。どうでしょうね、難しいですかね。


プラモの振り返りは以上です。

北米project 4 ~Is the order a warbird? その70【2016/03/04~10】

2018-12-27 21:36:42 | 海外旅行記
デイビス・モンサン基地の飛行機の墓場ツアー編の最終回です。
モスボールされてる機体はエンジンが外されてガランドウになっているわけですが、エンジンもここで保存されているんですね。
これはゼネラル・エレクトリックのTF39です。C-5輸送機用に新しく開発されたターボファンエンジンです。これの民間仕様がCF6で、みんな大好きダグラスDC-10やボーイング767、エアバスA300等に採用されとります。


OH-58。海軍の機体も置いてあるんだから陸軍のヘリだって置いてあるんだよって感じかしら。


TA-4J。A-4は鈍重な攻撃機というイメージに反してやたら機動性が良かったので、練習機がわざわざ新しく造られるほどでした。中にはこれみたいにソ連機の仮想敵に塗られたやつもおりました。


C-1輸送機。極東のC-1ではないです。
輸送機にしてはちっさいんですが、これは空母に離着艦できるように求められた大きさなのです。


C-130の群れ。これもバカみたいな数がいますね。


S-3B。潜水艦絶対殺すマン。


F-16の群れ。これもバカスカ造ったからね・・・。


C-5クンはお尻がデカイから遠くからでもクソ目立つんだよな。


治具の上のKC-135。これはもう部品取りにされてるのか、所々欠損しています。
骨組みも丸見えだぁ、と思いきやあれは構体が崩れないようにするための木の骨組みの支えですね。あの部分には貨物扉があるようなんで、それを引っ剥がされたんでしょう。


一面に広がる飛行機たち。
これはA-7攻撃機ですね。複座練習機型のTA-7Cがいるのがやや珍しいか。


F-16の群れ。一部は部品が取られていて、ちゃんとドナーの仕事をしているんだなと。顎の部分に治具が置かれているやつがそうですね。


あっ、U-2じゃん!あいやこんなところで見られるとは。
こいつは高高度偵察機ですね。冷戦時代はこれでソ連や中国に対して堂々と領空侵犯して写真偵察していたわけです。考え方がマッチョなんですよ、アメリカ空軍・・・というかCIA。
これにはソ連もブチキレですので、対空ミサイルをせっせと開発して無事撃墜するまでになったのです。ソ連の対空ミサイルはU-2が鍛えたのだ。このミサイルを躱すために開発されたのが例の黒い怪鳥SR-71に繋がるのです。
SR-71は冷戦が終わるとソッコーで退役してしまったんですが、U-2は未だに現役なんだとかで。最近はグローバルホークみたいな無人偵察機も配備されているんですが、まだ人の手に頼るところがあるんでしょうかね?


B-1ってこんなに造ってたん・・・。当時は故あれば第三次大戦も辞さないってかんじ。


E-2早期警戒機ですね。高価なレドームは外されて別の場所に保管されているっぽい。


F/A-18の群れ。
1匹だけ色違いが隠れてるよという具合にブルーエンジェルス塗装の機体がいますね。


TA-4Jらしき群れ。


T-34の群れ。
T-34なんて取っておいてどーすんねんて感じですが、いざって時にこれでパイロット養成でもするんでしょうか。


F-4。


MH-60。


F-16。モスボール処理をかけている最中でしょうかね?

これでボーンヤードツアーはおしまいです。最初に入った基地のゲートからまた出まして、博物館の入口まで戻ってきました。

墓場、という触れ込みでしたが、航空機はきれいに処理された状態で整然と並べられていたので、ホーンテッド的な印象は感じられませんでした。旅客機の墓場の方が墓場感あるかも。
かつてここで見た以上の機体をアメリカ軍が保有していたことのほうがよほど背筋の凍る話で、ソ連と渡り合うのは負担が強烈だったのだなぁというお気持ちになりました。

では次回から再び博物館の収蔵機を見て回ることにします。



北米project 4 ~Is the order a warbird? その70【2016/03/04~10】

2018-12-24 20:44:27 | 海外旅行記
デイビス・モンサン基地の飛行機の墓場ツアー編の最終回です。
モスボールされてる機体はエンジンが外されてガランドウになっているわけですが、エンジンもここで保存されているんですね。
これはゼネラル・エレクトリックのTF39です。C-5輸送機用に新しく開発されたターボファンエンジンです。これの民間仕様がCF6で、みんな大好きダグラスDC-10やボーイング767、エアバスA300等に採用されとります。


OH-58。海軍の機体も置いてあるんだから陸軍のヘリだって置いてあるんだよって感じかしら。


TA-4J。A-4は鈍重な攻撃機というイメージに反してやたら機動性が良かったので、練習機がわざわざ新しく造られるほどでした。中にはこれみたいにソ連機の仮想敵に塗られたやつもおりました。


C-1輸送機。極東のC-1ではないです。
輸送機にしてはちっさいんですが、これは空母に離着艦できるように求められた大きさなのです。


C-130の群れ。これもバカみたいな数がいますね。


S-3B。潜水艦絶対殺すマン。


F-16の群れ。これもバカスカ造ったからね・・・。


C-5クンはお尻がデカイから遠くからでもクソ目立つんだよな。


治具の上のKC-135。これはもう部品取りにされてるのか、所々欠損しています。
骨組みも丸見えだぁ、と思いきやあれは構体が崩れないようにするための木の骨組みの支えですね。あの部分には貨物扉があるようなんで、それを引っ剥がされたんでしょう。


一面に広がる飛行機たち。
これはA-7攻撃機ですね。複座練習機型のTA-7Cがいるのがやや珍しいか。


F-16の群れ。一部は部品が取られていて、ちゃんとドナーの仕事をしているんだなと。顎の部分に治具が置かれているやつがそうですね。


あっ、U-2じゃん!あいやこんなところで見られるとは。
こいつは高高度偵察機ですね。冷戦時代はこれでソ連や中国に対して堂々と領空侵犯して写真偵察していたわけです。考え方がマッチョなんですよ、アメリカ空軍・・・というかCIA。
これにはソ連もブチキレですので、対空ミサイルをせっせと開発して無事撃墜するまでになったのです。ソ連の対空ミサイルはU-2が鍛えたのだ。このミサイルを躱すために開発されたのが例の黒い怪鳥SR-71に繋がるのです。
SR-71は冷戦が終わるとソッコーで退役してしまったんですが、U-2は未だに現役なんだとかで。最近はグローバルホークみたいな無人偵察機も配備されているんですが、まだ人の手に頼るところがあるんでしょうかね?


B-1ってこんなに造ってたん・・・。当時は故あれば第三次大戦も辞さないってかんじ。


E-2早期警戒機ですね。高価なレドームは外されて別の場所に保管されているっぽい。


F/A-18の群れ。
1匹だけ色違いが隠れてるよという具合にブルーエンジェルス塗装の機体がいますね。


TA-4Jらしき群れ。


T-34の群れ。
T-34なんて取っておいてどーすんねんて感じですが、いざって時にこれでパイロット養成でもするんでしょうか。


F-4。


MH-60。


F-16。モスボール処理をかけている最中でしょうかね?

これでボーンヤードツアーはおしまいです。最初に入った基地のゲートからまた出まして、博物館の入口まで戻ってきました。

墓場、という触れ込みでしたが、航空機はきれいに処理された状態で整然と並べられていたので、ホーンテッド的な印象は感じられませんでした。旅客機の墓場の方が墓場感あるかも。
かつてここで見た以上の機体をアメリカ軍が保有していたことのほうがよほど背筋の凍る話で、ソ連と渡り合うのは負担が強烈だったのだなぁというお気持ちになりました。

では次回から再び博物館の収蔵機を見て回ることにします。



北米project 4 ~Is the order a warbird? その69【2016/03/04~10】

2018-12-24 20:44:05 | 海外旅行記
デイビス・モンサン基地にある航空機のモスボール施設「ボーンヤード(飛行機の墓場)」ツアーのバスの中。引き続き観光客向けの道路を走っています。
これはT-43練習機。今はもう退役しました。
見ての通りボーイング737旅客機を元にした電子航法用の練習機です。エンジンが主翼に直付けのやつなので737-200でしょうかね。

ていうかずっとバスに乗ってばかりで、どうも外へ降りることは無さそうです。ちょっとがっかり。まあこんな広さなんで降ろされたところで・・・って感じはします。


ここでガイドのおばちゃんが「右を見て!次はステルス戦闘機のF-117よ!」と言いました。
F-117は急に現れたかと思えばソッコーで退役してしまったんですが、未だに何かの機密があるのか、博物館など一般に流れている機体はほとんどありません。まともに見られるのはデイトンのアメリカ空軍博物館にあるYF-117くらいなものです。
それがこんなところで見れるとは・・・。来てよかったぜ。


おばちゃん「見てみ!ステルスで車輪以外見えないんや!」
ツアー客「「「HAHAHA!!」」」
 ワイ「」

なにわろてんねん。ぶち転がすぞ。


EC-24電子戦機。アメリカ海軍が中古のダグラスDC-8旅客機を改造したやつです。胴体前部下面に電子装備を入れたコブがついてます。
DC-8は名旅客機ですがアメリカ軍で運用されていたのは全体を見てもこの1機だけだったそうな。


まだまだたくさん。割と最近の機体もいます。


A-4J。アメリカ海軍の攻撃機です。


F-15戦闘機。サブタイプ不明ですがたぶんA型じゃないかしら。


またEC-135。


ご存知F-14。尾翼を見るにサンダウナーズ所属だったっぽいです。


延々とP-3の大群が続くんですけど、どんだけ溜め込んでんねん。


F-16。なんか尻下がりになってる気がする。
その後ろにいるのはみんな大好きDC-9。


F-14D。今まで散々見てきたA型から細かいところが近代化されて変わってます。D型は初めて見ましたわ。


A-10C。みんなのヒーロー、アメリカ空軍の攻撃機です。


F/A-18らしき何か。なぜかこれだけ全体に覆いがかけられていますが、極秘の秘密兵器なんでしょう。


QRF-4C。F-4の偵察型RF-4をさらに無人標的機にしたやつです。要らなくなった戦闘機は訓練時の標的として最後の奉公をする場合がありにけり。


F-101。B型かなぁ?それにしても、超旧式のセンチュリーシリーズをこれ以上保存しておく必要あるのかしら・・・。


KC-135系列の機体。


F-106。シーリングもロクにされてないし、これもう完全に展示目的で置いてるでしょって感じ。う~ん観光地のかほり。


これも観光客向けだろうF-105G。G型はF-105の中でも有名なワイルドウィーゼル任務用のやつですね。だいぶ後でもう一度見るので今回は軽く触れるだけ(手抜き)


げげ、YC-14じゃん。こんなところに・・・。
後にも先にも出てこないやつなんで少し脱線しますが、これ試作輸送機ですね。
1970年代に各国で流行った短距離離着陸性能の高い輸送機のひとつです。高揚力を得るために主翼の上面にジェット噴流を流すようなエンジン配置になっています。なのでジェット輸送機なのにやたら高い位置にエンジンがあるのです。
ただしこれ、噴流の半分は主翼に塞がれて無駄になってしまいますし、意外とコストも高かったそうな。
マクドネル・ダグラスのYC-15との競争試作となりましたが、結局この輸送機の採用計画自体が消えて無くなってしまったのでどちらも試作止まりになってしまいました。
YC-14は2機造られて、もう1機はピマに保存されてるという話ですがどうも撮り忘れていたみたいで記録なし。なおライバルのYC-15も1機がデイビス・モンサンに保存されているようですが、今回のツアーでは見つけられず。


T-34C練習機。戦後間もなく開発されたレシプロの初等練習機です。どこぞの島国でも使ってましたし、さらにこれの設計をパクった機体をターボプロップ化した機体が使われています。

というところで今日はここまで。



北米project 4 ~Is the order a warbird? その68【2016/03/04~10】

2018-12-23 22:42:00 | 海外旅行記
2016年3月7日(月)10時49分
 アリゾナ州ツーソン ピマ航空宇宙博物館本館入口
アメリカでも有数の規模を誇るアリゾナの砂漠の中にあるピマ航空宇宙博物館。そこの目玉が隣接するアメリカ空軍のデイビス/
モンサン基地の敷地内にある航空機を長期保管(モスボール)する施設、飛行機の墓場ことボーンヤードを見学する「ボーンヤードツアー」なのです。これが楽しみでアリゾナくんだりまで来たようなもんです。

参加するには博物館の入館口で事前申込みが必要です。入館料と一緒にツアーの申込みもしてしまいましょう。もちろん当日申し込みできますが事前予約もできるようなんで、心配な人は予約しとくといいと思います。
ツアーは11時開始と14時開始の2回あります。私は11時の回を選びました。見学時間は1時間強で、金額は$20。なかなかしますよ。

で、私は出発の10分前に集合場所の博物館の入口にやってきました。飛行機を見るのに気を取られてやや出遅れてしまったのですが、すでに行列ができてました。誰だよアメリカ人は行列作れないって言ってたやつ。
ツアーは観光バスに乗って行くんですね。でもこれは窓側を取れないかもしれない・・・。
なお米軍基地にお邪魔するのでバス乗車前に身分証明書の提示を求められます。外国人つまりアメリカ人以外の人間はパスポートを見せればOKです。

ちなみにメモ程度に、乗ったバスはグレイラインのMCI J4500です。グレイラインは北米に展開するバス観光会社です。字面的に高速バス会社のグレイハウンドと関係してそうですが無関係です(そもそも綴りが違うし)


いざバスに転がり込みます。案の定、窓側の席は満席で通路側に陣取らざるを得ませんでした。ちょっと気分が沈む・・・。

デイビスモンサン基地は博物館の前の道路を挟んで向かい側にあるくらい近いんですが、出入り口は敷地の反対側にあるので基地の周りをぐるっと半周してお邪魔します。なので10分かそこらは基地の周りの道路を走ります。


出発してものの数分で車窓に何か見え始める。飛行機の残骸ですね。隠すもんでもないので普通に外から見放題なんです。


C-130輸送機の群れ。やたらめったら置いてあんなこれ。ずっとこの調子なんかな。
まあ後でわかりましたがこれはまだ序の口でした。

この飛行機の墓場は、余剰になった飛行機を一時的に長期保管するための施設です。施設と言ってもただ基地の敷地に野ざらしでおいておくだけなんですけども。アリゾナの砂漠がもたらす乾燥した気候が、長期保存に適していると気が付いたアメリカ空軍が、WWII後にここを飛行機の保管場所にしたのです。
墓場と言うだけあって、置かれている飛行機は退役したやつだったり解体待ちだったり部品取りだったりするんですが、中にはまだ予備役だったりいざとなったら原隊復帰する気だったりする機体もいるそうな。その数数千機と言われていて、アメ公おまえよくそんなに導入して運用してたなと。


途中で見かけた店の看板。
まるでサークルKじゃないか・・・w、とその時は思ってましたが、マジで本家サークルK御本人様なのでした。サークルKって東海地方にしか無いから日本のご当地コンビニとばかり思ってたけどアメリカ発祥だったのね。
ここのサークルKはガソリンスタンド併設のコンビニです。


デイビス・モンサン空軍基地のゲートに着きました。一度降ろされるのかと思いきや、ゲートで一時停止してすぐに発車。これでいいのか。


基地内に入ります。
なんだか基地というより町っぽいなという印象が。


基地の中に住宅が建ってますね。割と広いんで、士官用の住宅なんでしょうかね。
航空写真を見てみると住宅街の一角があり、さらにスーパーマーケットにスタバに映画館もあるとかで、これ基地の中に町が出来てるんですね。なんだそれすげーな。
ゲートガード的な航空機も何機か展示されているんで、これも見てみたいけどなぁ。軍事基地だし外国人だしキツいね。


居住エリアはすぐに抜けてしまい、すぐに飛行機の墓場区画へ。
いきなりB-52爆撃機がお出迎え。B-52ってお前。初手からデカイ一撃を食らわせてきます。これいざって時は復帰させる気なんだろうなぁ。そういえば墓場から這いずり出てきたB-52がいたって話があったような。


P-3哨戒機とか737ベースの輸送機とか。海軍の機体も保管されてるんですね。


F-4、F-8、F-14、B-57(?)、F-16等々・・・。いろいろあるんね。


で、急に左折して墓場の中を横切るような形に。
そしたらいきなりB-1爆撃機がですね。うわぁ、これ初めて見た。胴体って曲線の塊だな。ちなみにB-1見たのは今の所これが最初で最後です。

なお保存されている機体は風防、エンジン部、点検扉、レドーム等デリケートな部分をビニールで覆って保護しています。


エアフォースワン的な輸送機。
C-135K輸送機で、ボーイング707旅客機の原型になったやつですね。なおC-135Kという機体はいないらしく、電子戦機のEC-135Kをテキトーに塗り替えたのかもしれませぬ。


T-38練習機。機体の前に看板が立てられているので何の機体なのか一発で分かります。分かるけど完全に観光地化されていて、ちょっとムードが無いかなぁと。
後ろにたくさんいるのはKC-135空中給油機です。


デカすぎてファインダーに収まりきってないですが、C-5輸送機です。米軍で一番でかい機体。
機首はガバっと上に向かって開いて前からも荷物を積み下ろしできる素敵ギミックが付いてます。


E-8Cという早期警戒管制機。KC-135の派生型かと思いきや、KC-135を旅客機にしたボーイング707の中古を改造して造ったんだそうな。ちょっと複雑ね。改造したのはノースロップ・グラマンなのでドンガラはボーイングですが中身はほぼノースロップ・グラマン製ということです。
特に対地監視に優れた機体だそうで、陸軍との連携も考えられています。なんだか空軍らしからぬ機体ですが、陸軍もこれの開発に一枚噛んでいたそうな。


エアフォースワン的な塗装のC-20輸送機。ガルフストリームIIIというビジネスジェットを流用した人員輸送機です。


大量のP-3哨戒機。


1機種1機ずつ置かれてるやつ。観光客向け。


今日はここまで。



北方project ~Welcome to Hokkaido. その6【2017/5/3~7】

2018-12-16 21:50:30 | 旅行・イベント記
C55形55号機
C51形の後継機として開発されたC54形が設計がアレで空転大魔王だったためたったの17機しか生産されなかったことを反省して、まともな設計で1935年に開発されたのがC55形です。こちらは62機とそこそこの数が生産されました。
C51とC57の間に挟まれて地味になっているかんじですが、当時流行してた流線型の機体がいたのがこのC55です。残念ながら流線型の現存機はないです。なおこの50号機は間違って解体してしまった流線型の30号機の代理として急遽保存されたものなんだそうな。


スハフ44形スハフ44-1
旧型客車スハ43系一門の門下生の一人。スハフ44は内地用のスハフ42の北海道版なのだ。外観はスハフ42と同じだけども、窓が二重化されてたり暖房機能が強化されてたり寒冷地仕様にされているのです。


車内も二重窓以外は内地向けと同じ仕様。大井川鐵道でよく乗るやつですわ。


マニ30形マニ30-2012
個人的にはこの博物館の隠れた目玉車両と思ってます。
マニ30形にはオハ35系列の車体を持つ1948年生まれの初代(2001-2006)と初代の置き換え用に50系の車体を持つ1978年生まれの2代目(2007-2012)の2種類があります。これは2代目となります。

外観は50系の荷物車っぽいですが、これは世を忍ぶ仮の姿で真の正体は現金輸送専用車なのです。運んでいる荷物が荷物ですので外観は普通の荷物車っぽくして周囲に気取られないようにしているのです。運用も徹底的に秘匿されて鉄道雑誌にも取り上げられることは無かったとかで。
運んでいる荷物が荷物ですので、荷物車の車掌の他にガチの警備員が便乗して現金の警護にあたっていました。車掌の乗る乗務員室と現金と警備員のいる荷物室は完全に分断されていて、さらに荷物室側の妻面には貫通路も無く、ガチガチの警備だったことが伺えます。片側の貫通路が無いのがマニ30の特徴なのだ。

マニ30の現存車はこれだけ。旧客スタイルの初代も全滅してます。時々中にも入れるようなので、ぜひとも。


別の線路へ転線。今度は気動車の線路へ。
キハ56系3両編成、キハ22形等々・・・。


キハ56形キハ56-23
全盛期は全国を走り回っていた急行型気動車キハ58系一族のひとつ。キハ56系はそれの北海道型ですね。キハ56形はキハ58形相当の2エンジン搭載車です。
その活躍ぶりとは裏腹に保存車の少ないキハ58系ですが、北海道は保存車天国で、北海道の保存車だけで内地の保存車に匹敵する数があります。しかも先頭車以外の車種も充実。


車内は普通のキハ58系と変わらず。窓は北海道型おなじみの二重窓になってます。


キロ26形キロ26-107
キハ56系のグリーン車です。キハ58系のグリーン車は北海道にしか残っておりませぬ。
あと地味に冷房車です。


車内は赤いモケットの回転式クロスシートが並んどります。たぶん簡易リクライニングシート(通称ばったんこシート)だったと思いますが、座らなかったんでよく知らず。
この時期のグリーン車自体、現存車が少ないので、座席もそれなりに貴重でごわす。


キハ27形キハ27-11
キハ27形はキハ28形相当の1エンジン搭載車。
ちなみにサボ受けには急行ちとせ(札幌~室蘭)のサボが入っています。レプリカでしょうけど、年季が入ってぼろぼろなので妙に本物っぽく見えます。


キハユニ25形キハユニ25-1
キハ56系の前にもう1両連結されていました。
キハ20系の寒冷地型キハ21形を原型にした合造車で、運転室側から順番に荷物室、郵便室、客室の3部屋が1台に詰め込まれた気動車です。


キハユニ25の客室。キハ20系は普通列車用の気動車なのでキハユニ25の客室もそれに準じた内装になっているんですが、キハ56系の急行列車に増結されていた時は客室はどういう扱いになってたのでしょうか。自由席として使われていた可能性もありますが、それだととんだ遜色急行だことで。


ED75形500番台ED75-501
ED75形500番台は函館本線の電化に際して試作された電気機関車。501号機の1機だけ試作に造られただけで、量産はさっき見たED76形500番台に移行しました。ED76と違ってED75は他の番台とほぼ同じ形状です。
車体はちょうど修復中なのかパテ盛りされてました。北海道の過酷な環境ですが、ちゃんと維持してもらっていることはありがたいことです。


キハ22形キハ22-56
キハ20系の北海道型です。元々寒冷地型のキハ21が用意されていたんですが、北海道の過酷な寒さには耐えられなかったことから新しく開発された北海道専用車です。
おなじみの二重窓と乗降扉が車端部に寄せられてデッキが設けられたことが外観上の特徴です。急行用車両に近い内装になったので遜色急行に使われたこともあるとかで。


キシ80形キシ80-12
キハ22に連結されている2台目のキシ80形。食堂車ですね。よく2台も持ってるなと。


C12形C12-6
1932年から製造された簡易な地方路線用の小型蒸気機関車。かねてより小型のタンク式蒸気機関車はC10、C11が量産されてましたが、これらよりもさらに小型軽量化したものです。


キャブ内もちゃんと保存されています。

今回はここまで。