黒鉄重工

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第8回水上機大撮影大会(最終回)【2016/6/24】

2020-09-29 22:13:53 | バス・航空機撮影記
2016年6月24日。
カナダを国外追放されるまであと4日。風呂敷もだいぶ畳んできましたが、最後にもう一度ビクトリアのインナーハーバーに飛来してくる水上機を撮影しに行ってきました。直前になってちょうど風向きの良い日が出てきたので、いざ出撃です。ちょっと雲が厚くて悪かったんですが、次があるかも分からんですし、ここは強行します。


とりあえず最初に来たのはハーバーエア371便DHC-3T (C-GHAG) でした。


ブラックボールフェリーのMVコーホーもポートエンジェルズへ向けて出港していきました。


何度も出入港しているところを見ていますが、ついぞ一度も乗ることがなかったぜ。


次に2210便DHC-3T(C-FHAS) が飛来。


横から。


今度は222便DHC-3T (C-GHAZ) が離水へ向けてタキシング。


223便DHC-3T (C-FRNO) が飛来。


着水直前。着水直前はほんの一瞬ですがこの高度と姿勢を維持して直後に着水します。まっすぐに着水するとダメなんだろうなと。


376便のC-FHASが離水準備です。


377便DHC-3T (C-FHAA) が飛来。


アザラシが顔を出していました。フィッシャーマンズワーフでたらふく餌を食べた帰りでしょう。


377便の続行便でDHC-3T (C-FJHA) が飛来。


後追い。いつの間にか晴れてきて、雲はまだ居座っていますが日が差すようになってきました。


飛行場へ向けてタキシング。水上タクシーと一緒に。


2230便DHC-6-100 (C-GQKN) が飛来。ハーバーエア塗装に塗り替えられた新塗装機です。


最後にDHC-6が見られてよかったですよ。


これでもう満足したので、DHC-6が通り去ったら帰りました。


さてこれで日付上ではカナダでの撮影記録はおしまいです。
この約1年半強のカナダでの生活は私の人生に益をもらたしたのか、今のところはまだ判断が分かれるところです。たぶん死ぬ直前まで分からんだろうにゃ。


見聞は広まったような気がします。航空分野と海外鉄道への関心はこの期間に一気に花開いたと言えます。
行きの時はスカスカ気味だった2つのスーツケースは、変える前はどうやっても収まらない量のプラモデルと鉄道模型でいっぱいになりました。他に何か入れてくもんあっただろ・・・とは思いますが。
結局、プラモデルの箱は蓋だけ残して捨ててしまって、蓋も1枚の厚紙に戻してカサを減らし、それでも入り切らないやつは郵便で送ってしまいました。


資料関係も全て持って帰ってきましたが、紙は重いのであっという間に飛行機に預けられる許容値を超えてしまい、課金する羽目になりました。とほほ。


約1年間、毎日の通勤と休みの日のお出かけ、それと空港のスポッター活動に付き合ってくれた自転車君とも国外追放2日前に自転車のリサイクル屋に放出してお別れしてきました。最後は変速スイッチが壊れ気味だったけど、自転車くんのおかげでできたことはかなりあったのぜ。
自転車でビクトリアを走り回って、美しい町だと思いました。坂道が多いのがちょっとアレだったけどね。


じゃあこれでさよならさよならさよなら、と風呂敷を完全に閉じたいところですが、実はYYJの撮影と今回の水上機撮影の間に最後の遠征旅行北米project5が8日間分残っています。
ところが今は東南projectの執筆中。海外旅行を2本並行で書くのは執筆カロリーが高くてしんどいので、北米P5は東南Pが完結してから書き始めます。それまでちょっと待っていてな。


第5回ビクトリア空港大撮影大会(最終回) 後編【2016/6/9】

2020-09-27 22:31:15 | バス・航空機撮影記
YYJ撮影の続きです。RWY27で撮影します。
ウェストジェット・アンコールWS3182便バンクーバー行のボンバルディアDHC-8-400 (C-FENY) が離陸。


個人所有のパイパーPA-31-325ナバホ (C-GDFR) も離陸。


さらにさらにパシフィックコースタル8P1417便プリンスジョージ行きのサーブ340A (C-GPCG) も離陸。
この機材は、2016年になってから施工された新塗装への塗り替え機です。胴体の白と紺の間にオレンジの帯が入るようになりました。一応、駐機状態での写真は撮影してありましたが、最後に飛行状態での撮影ができてよかったです。


後追い。


個人所有のセスナ210センチュリオン (N210AK) です。これ初めて見た機種です。胴体から生えている主翼の支柱が無いのが一見して分かる特徴ですかね。


これもまた見たことのない機材です。設計が古そうで、しかも水上機です。
調べてみると、ファウンドFBA-2C1ブッシュホーク (C-GZCK) でした。
ファウンド航空機 (Found Aircraft) が開発した4~5人乗りブッシュプレーンで、初飛行は1960年。ファウンドは2014年に破産して消滅しています。


ウィキペディアさんによればFBA-2自体は68機しか製造されなかったみたいで、そうならばレア機材を見かけたことになります。ラッキーでした。


エアカナダ・エクスプレスAC8075便バンクーバー発のDHC-8-300 (C-GKTA) が着陸しました。今日300型を見たのはこれが初めて。


ウェストジェットWS103便エドモントン発のボーイングB737-700 (C-GGWJ) が着陸。夕方になってきたので、ジェット旅客機が飛んでくる時間帯になりました。


ターボプロップ旅客機や個人用単発レシプロ機の方が多く飛んでくるYYJにおいて737は大型機材のように見えます。



個人所有のビーチ100キングエア (C-FAXE) です。


エアカナダ・エクスプレスAC8076便バンクーバー行のC-GKTAが離陸していきました。


続いてウェストジェットWS227便カルガリー発の737-700 (C-GWBX) が着陸。


最後のサプライズ、KFカーゴFK574便バンクーバー行のコンベアCV-580 (C-FKFZ) が離陸していきました。
KFカーゴはBC州ケロウナを拠点にする貨物航空会社で、そこの主力機材がCV-580です。民間旅客機ではもう現役の機材は無いと思いますが、貨物機ではこのように現役でいます。この個体は1954年製だそうです。還暦超えてますがな。


以前にも一度見たことがありましたが、再び空飛ぶコンベア機を見ることができるとは思わなかったです。これ、離陸する時刻は決まっているのですが毎日飛んでいるわけではないようですので。


後追い。


パシフィックコースタル8P118便バンクーバー行のビーチ1800C (C-GCPZ) も離陸。


水平尾翼の他にも安定板が胴体から伸びているんだなーってのを今見つけました。


個人所有のパイパーPA-31-350 (C-GXHK) です。



最後にウェストジェットWS524便カルガリー行のC-GGWJを撮影して終了です!

これにて何度も通い続けたビクトリア空港の撮影は終了です。
YYJは滑走路2,000mの地方空港ですが、様々な旅客機、ビジネスジェット、軽飛行機が飛来する飽きの来ない空港でした。これでお別れですがまたいつか一日中スポッターをやってみたいなぁと思います。
というところでおしまい。

東南project ~God’s Blessing on This Wonderful Singapore! その14【2018/2/9~13】

2020-09-25 22:07:47 | 海外旅行記
シンガポール動物園のナイトサファリのカートで園内を一周して戻ってきたんですが、実はまだ歩いて回る区画もあります。せっかくなのでこれも見ていきましょうね。一応、全部見て回りましたがやはり撮れ高は低いです。そこはあしからず。


歩道には明かりがありますが、基本的には真っ暗です。くらいよこわいよー。


ベネットアカクビワラビーという、隊を追い出されてからずっと復讐を思い続けてそうな名前のワラビーです。左に写り込んでしまったおっさんはたぶんワラビーの妖精です。


アカカワイノシシです。ぼんやりとしか写っていませんけど。


違う区画の小径に入ったようです。今更ですけど、シンガポール動物園の案内板には日本語も併記されていることもあるので、安心感があると思います。怪レい日本语でないのも高得点。


ここ数年で知名度爆上げのご存知サーバルキャットです。すっごーい!明かりの当たるところで佇んでいたので比較的撮影しやすかったです。神かよ。


こんなひでぇジャングルはさすがの俺も初めてだ。


いたぞぉ、いたぞおおおおぉぉぉぉぉぉ!


ヤマアラシのジレンマで知られるヤマアラシ。


これはそっぽ向いて寝ているヒョウ


たぶんペリカンです。


文明の明かりのあるところへ戻ってきました。
今載せなかった以外にもたくさんの種類が飼育されているんですけど、まあ撮れなかったわな。とはいえ現地にいる時は楽しかったので、やはりあなたの目で確かめてねってことで。


2018年2月10日(土)22時25分
シンガポール動物園前 バス停
ナイトサファリも全て見て回ったので、後することはとっととホテルに戻ること。人混みをかき分けてバスに乗り込みます。
まずは#138系統 Ang Mo Kio行きのバスに乗ります。


車内は混雑していて、立たざるを得ないです。座らせてくれ、死ぬほど疲れているんだ。
このバスは途中のBlk 700B停留所で降りて、同じところから今度は#76系統Eunos行きに乗り換えます。11時前になろうという時間にしては高頻度運転されていて、公共交通が強い都市だと思いましたよ。


#76系統のバスは二階建てバスでした。座席定員が多いことと2階からの眺望が良いのが二階建てバスの良いところです。2階席は空いていたのでそこに陣取ってシンガポールの夜景を堪能しました。途中からは最前列も空いたのでそこに移動してかぶりつき等をしていました。
んで、ホテル最寄りのBlk 416停留所で下車して今日の移動はおしまいです。乗り換え1回で動物園からホテルまで移動できるとは意外でした。


もう24時になる10分前なんですが、夜食を食べることにしました。単純にお腹空いたのもありますが、今日一日疲れたのと夕飯がイマイチだったので仕切り直ししたかったのとナイトサファリの待ち時間や帰りのバスがストレスだったので、やけ食いみたいな部分も有りにけり。
場所は黒鉄重工前線基地になっているホテルの建物の1階にあるフードコートです。深夜になっても店やっているし、人も賑わっています。この時間まで働いていた人たちが集まっているのかもしれませぬ。
どう見ても地元民向けの食堂ですが、よそ者お断りみたいな雰囲気ではなかったので臆せずに料理を注文します。

麺料理にしました。酸っぱくて辛いスープに肉と野菜がぶっこまれた麺です。麺は極太春雨みたいな透明のうどんみたいなやつでした。中国で言うところの「粉」だと思われ。ただし中国の酸辣粉とは違う料理。
熱い酸っぱい辛いがまぜこぜになった東南系の味でした。これはうまい。これで動物園の夕飯の失点を取り戻したぞ。満足だ。
飲み物は私がこよなく愛してやまないA&Wのルートビアです。なんとシンガポールはA&Wがわりとどこにでも手に入って大抵の食堂でも飲むことができるという事実を発見してしまい、もうこれだけで私の心と胃袋はシンガポールに捕らわれてしまうのでした。シンガポールはいいぞ。

デブコースまっしぐらになったところで、ホテルの部屋に戻って今日も泥のように眠りました。
明日はいよいよ本命のエアショーです、というところで今日はここまで。


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東南project ~God’s Blessing on This Wonderful Singapore! その13【2018/2/9~13】

2020-09-24 22:14:21 | 海外旅行記
2018年2月10日(土)20時0分
シンガポール動物園 ナイトサファリ待機列
待機列に並ぶ時間になりましたので、ゾロゾロと行列の一部となりました。まあ人が多い。次行くようなことがあったら絶対予約購入してやる。


待機列で退屈している客のために舞台の上で火気を扱うショーをやっていました。観覧は無料なのでこのショーが直接収入になるわけじゃないんですけど、退屈しのぎにやってくれる辺り余裕あるんだなーと。


ナイトサファリはまず園内を回るカートに乗って動物観察をするんですが、乗る直前までに50分くらい待つので中々キツイ。こんなに待つとは・・・。とっととホテルに帰って寝てても良かったんじゃとも思いますね。


カートに乗っていざ出発。気分としては一人で行くディズニーランドに近い。一人でいったこと無いんですけども。


ナイトサファリなのでそりゃもう周りは照明無しの真っ暗闇です。月明かりがどうにか照らしてくれるかなというところ。
この暗さに加えて、カートはなかなか停車しないで徐行しながら動き続けるので露光時間を長く取ることもできないです。当然フラッシュとAF補助光を使うわけには行きません。撮影条件が厳しいのだ。なので写真を見返してもなんだろうこれ・・・というものしか撮れないでゴンス。つら。


運よく停車してくれたので撮影できたフラミンゴです。昼間の動物園にいないと思ったらこちらでしたか。
首をぐにゃぐにゃに曲げて頭を背中に付けているやつらは寝ているんでしょうけど、意外と起きているやつらもそこそこにいますね。


いやもうなんでしょうねこれ、という写真。


キツネです(超適当)





アジアゾウです。牙で分かりました。というか、白い象牙だけがぼやっと浮かび上がるので夜間は結構目立って危ないのでは?


以上、カメラ撮影には全く不利なナイトサファリでした。
ただし、肉眼で楽しむ分には、暗闇の中から動物を探すことや動物が暗闇の中でのしのし動く様子を見るのが楽しいです。
ま、自分の目で確かめてくださいってことで、今日はここまで。ナイトサファリは次回にも続きます。


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第5回ビクトリア空港大撮影大会(最終回) 中編【2016/6/9】

2020-09-22 20:20:29 | バス・航空機撮影記
ビクトリア空港(YYJ)での飛行機撮影の続きです。引き続きRWY09で撮影しています。
次にやってきたのは個人所有のパイパーPA-24コマンチ (C-FLTE) です。


4~6人乗りの軽飛行機ですな。コマンチというのは、インディアンの部族の名前から取っています。


今度は定期便です。デルタコネクション(スカイウェスト航空)DL4788便シアトル発のボンバルディアCRJ-700ER (N603SK) です。


リージョナルジェットの嚆矢みたいな飛行機のCRJですけど、近年は売れ行きよくなかったみたいで、結局最後は三菱に売却してしまいましたね・・・。


ビクトリア・フライング・クラブのセスナ172 (C-GSDZ) です。


また見慣れないのがやってきたぜ・・・、ん?


あ、DHC-6だ!いつもインナーハーバーで見ているやつだった。
しかもこれ、バイキング航空機の機材ですか。初めて見ました。何かの試験飛行かな?


滑走路上を航過していきました。ここから見ると主翼のアスペクト比高いんだなぁ、DHC-6。


出発するホライゾン航空AS2387便シアトル行のボンバルディアDHC-8-400 (N408QX) です。


バイキング航空機のバイキングDHC-6-400 (C-FDHT) がまた戻ってきましたね。
前回書きましたが、デ・ハビランド・カナダから製造権を引き継いだバイキングが改良を加えて再販売しているのがDHC-6-400です。これはその試験機のようです。


1回目は高度が高かったのでいまいちな写真でしたが、今度は着陸するみたいで、バッチリ決まりました。


後追い。かっこいいハウスカラーだなぁ。


エアカナダ・エクスプレス(ジャズ航空)AC8078便バンクーバー発のDHC-8-400 (C-GJZJ) の着陸です。


RWY09の反対側になるRWY27へ移動。
最初の来たのは離陸する個人所有のデ・ハビランド・カナダDHC-2ビーバー (C-FZKS) でした。同社の小型ブッシュプレーンです。
水上機用のゲタを履いていますが、あれには車輪がついていて陸上の滑走路にも着陸可能な水陸両用機です。
さらに、エンジンはターボプロップエンジンに換装されている模様です。これにより機種の形状が変わっています。このため後で調べるまでこれの機種を特定できませんでした・・・。


後追い。


続いてパシフィックコースタル8P1417便プリンスジョージ行のサーブ340A (C-GPCG) です。


北へ向けて左旋回していきました。


矢継ぎ早にパシフィックコースタル8P539便バンクーバー行のビーチクラフト1900C (C-GPCY) も離陸していきました。


サーブ340よりも小型です。


さっき着陸してきたデルタコネクションのN603SKが今度はDL4851便シアトル行として離陸していきました。


横から撮ると雲ひとつない快晴みたいに写ります。


続いてエアカナダ・エクスプレスAC8074便バンクーバー行のC-GJZGが離陸。


ウェストジェット・アンコールWS3222便バンクーバー発のDHC-8-400 (C-FOEN) が着陸しました。


滑走路から駐機場へ。

というところで今日はここまで。



第5回ビクトリア空港大撮影大会(最終回) 前編【2016/6/9】

2020-09-21 19:17:57 | バス・航空機撮影記
2016年6月9日。
恒例のビクトリア空港(YYJ)のスポッター活動ですが、残念なことに今日が最後です。もう会うことはないでしょう。

その前に、ブリティッシュコロンビア航空博物館に新顔が入ってきたという話を聞いたので、それを見に来ました。
それがこのアエロスパシアル アルエットIII (Aerospatiale Alouette III) です。おフランス製の単発の汎用軽ヘリコプター(1959年初飛行)で、2,000機以上が生産された売れっ子です。


この個体(C-FCAX)は1967年にBC州のカナダ沿岸警備隊用に調達されたもので、20年間任務に就いていました。退役後は地元の工科大学で教材として余生を送っていました。そこでの余生も終えると、2016年にこの博物館に寄贈されてきたのです。


退役後は飛んでいないものと想像しますが、エンジン周りも外観がきれいなものですね。工科大学の教材に使われていたおかげかしら。


小さい博物館でも少しずつ収蔵機が増えているのがカナダの航空博物館の良いところです。某極東の島国だと10年間収蔵機に変化なしというのもザラですから、まあお国柄ですかね。慌てて行かなくても良いので気が楽ではあります。


航空博物館は新入りだけちゃっと見て、空港の滑走路沿いへと移ります。その途中に撮影したスクールバスのBluebird Visionです。


まずはエアカナダ・エクスプレスAC8066便バンクーバー行 DHC-8-300 (C-GLTA)です。


エアカナダの地方路線を担当するエアカナダ・エクスプレスは、エアカナダ本体ではなく地域航空会社へ委託する形で運航しています。
カナダ西部はジャズ航空という会社が運航しています。ここは独自塗装の機材を飛ばしていますが、徐々にエアカナダ標準塗装に塗り替えられていて減少傾向です。撮影できたらラッキーという状況でした。2020年現在はどうなのかは調べてません(手抜き)


陣地転換中に見かけた駐機状態のヘリコプター。これはVIHヘリコプターズのシコルスキーS-61 (C-FQNG)です。対潜哨戒機のSH-3シーキングの民間型というと思い出す人もいると思います。でも腹が船底型になっていないので、だいぶ見た目の印象が変わります。


駐機場にいるスカイリンク・エクスプレスのセスナ208Bグランドキャラバン (C-FAFJ)。208Bスーパーカーゴマスターの旅客型です。
スカイリンク・エクスプレスは、カナダとアメリカに展開する貨物輸送の航空会社です。ビクトリアへは何かの宅配に飛んできたのでしょう。



ノーススター・エアツアーズのブリテン・ノーマンBN-2Aアイランダー (C-GCXF)です。
ちょっとおぞそうな飛行機ですけど、STOL性能に優れ、安定性も高い近距離航路用の小型旅客機です。しかも値段が安い。
一番の特徴は乗降扉が3枚付いていること。多扉にすれば通路を設けずに済んで空いたところを客席にできるじゃないという独特な発想が活かされています。これは面白い考えですね。英国面とも言いますか。
ノーススターは、チャーター便を運行する会社のようです。


IAI・モデル1124ウェストウィンド (C-FTWX)。IAIはイスラエルの航空機メーカーですが、もとはアメリカのエアロコマンダーが製造していたジェットコマンダーの製造権を取得してIAIが製造したもの。
すんげー短さの短足と中翼配置の主翼が特徴的か。


最低ション・・・もとい、セスナ・モデル750サイテーションX (N750EC)
このXは数字の10のことだそうな。この機材は個人所有っぽいです。


謎の飛行機、エルコ・モデル415Cエルクーペ (C-FBMJ)。実は歴史に古い機体で、初飛行は1937年です。
簡単な操作で操縦できる飛行機を売れば飛行機を買う間口が広がってバカ売れするだろうという考えのもと開発されたアメリカの軽飛行機です。
例えば飛行機を旋回させる時は補助翼と方向舵を同時に操る必要がありますが、エルクーペでは操縦桿だけで操作できるような構造になっていました。他にも前輪式の降着装置、失速と回転による墜落防止装置、等々・・・。

量産型は1940年に発売されましたが、翌年に日本がアメリカに喧嘩を売ってきました。戦時体制になると民間用の軽飛行機は全て製造中止になってしまい、エルクーペも112機だけで生産中止になりました。
アメリカがドイツと日本をブチのめして戦争が終わると民間機の生産が再開されたので、エルクーペも生産再開しました。1946年には4,300機以上生産されましたが翌年には需要が減り始めて、1951年にはユニエアに製造権を売却しました。
その後も機体の製造権は何社もの間を渡り歩いて最終的にはムーニーのところへ辿り着きました。ムーニーが販売していたM-10は原型を留めない設計変更がされていたそうな。

ちなみにエルコというのは正式名Engineering Research Companyの頭文字ERCOのことで、機関車メーカーのアルコと同じセンスですな。

長々と書いてしまいましたが、この個体は個人所有の1947年製の戦後型エルクーペだそうな。イギリス空軍機迷彩が決まってます。


YYJを拠点にしているバイキング航空機の格納庫の外に新造のDHC-6-400がいました。DHC-6は元々デ・ハビランド・カナダが開発した軽飛行機ですが、同社がボンバルディアに吸収された時にバイキングがそれの製造権を手に入れました。
バイキングはDHC-6に改良を加えて、400型として販売を始めました。日本の採用例が僅かなのであんまり聞かないですが売れ行きは好調なようです。
この個体は台湾の徳安航空向けの機材です。仮の登録番号C-GVATを与えられています。たぶん出荷直前なんだと思います。


RWY09沿いで撮影。
脚を出して上空を航過する南昌CJ-6A (C-FTCJ)。中国人民解放軍の昔の初等練習機です。退役後は他国に放出されて個人用の民間機として使われています。多数が放出されているようで、CJ-6のオーナーズクラブが存在するほどです。私も飛行するCJ-6を見たのはこれが3度目だったと思います。


ビクトリア・フライング・クラブという飛行学校のセスナ・172Rスカイホーク (C-GBMO)。御存知セスナの代名詞的機体です。
ところでスカイホークというのはダグラスのA-4攻撃機と同名ですが、商標的に問題なかったのだろうか。一応ダグラスの方が1年早く初飛行していますが・・・。


パシフィックコースタル航空8P111便バンクーバー発のサーブ340A (C-GPCG)が着陸してきました。


パシフィックコースタルはバンクーバーをハブにするBC州の地域航空会社です。垂直尾翼の絵柄は機材ごとに異なります。


340はクセのない形状が好きですね。


ホライゾン航空AS2386便シアトル発のボンバルディアDHC-8-400 (N408QX)が着陸してきました。


横から。


エアカナダ・エクスプレス(ジャズ航空)AC8071便バンクーバー発のDHC-8-300 (C-GKTA)の着陸。


真下から捉えました。


というところで今日はここまで。



【1/48】川西 紫電一一型甲アドルフォ機(荒野のコトブキ飛行隊)【ギャラリー】

2020-09-19 20:51:01 | 模型ギャラリー
キット:ハセガワ#SP400 1/48「荒野のコトブキ飛行隊」 局地戦闘機 紫電 `ナサリン飛行隊`仕様
仕 様:ナサリン飛行隊アドルフォ機

TVアニメ「荒野のコトブキ飛行隊」から紫電アドルフォ機です。ナサリン飛行隊は最初は1話限りの引き立て役だと思ったら、準レギュラーとして中盤以降活躍していました。貴重なオッサン枠です。紫電というのも渋いチョイスだと思います。


キットはハセガワのもので、組み立てやすいものでした。


垂直尾翼は本来何のマーキングも無いのですが、これは寂しいので余っていたデカールの中からゼロ戦のものを流用しました。


水色の明るい塗装が良いです(自画自賛)


紫電の立体物は初めて手に取ったのですが、あんまりかっこよくないですね、これ。ドカンと胴体を置いてズバンと翼を生やしたような、そんな感じ。


塗装ハゲ表現は、細かいキズを薄く広く施していくように気をつけました。


脚が長いのだ。





裏です。


他の飛行隊と比べるとシンプルな塗装です。塗りやすくて助かりました。







台座と一緒に。ナンコウの土地の地面をイメージしています。








オッサンのアクリルスタンドも珍しいです。


以上、川西 紫電一一型甲アドルフォ機でした。

【ハセガワ1/48】川西・紫電ナサリン飛行隊【製作】

2020-09-17 23:12:29 | 航空機模型製作記
ハセガワの「1/48局地戦闘機紫電”ナサリン飛行隊”所属機仕様」を作ります。アニメ「荒野のコトブキ飛行隊」に登場した戦闘機です。主人公の引き立て役として1話だけ登場のヤラレ役だと思ったらその後も準レギュラー扱いで登場していました。


コトブキ飛行隊シリーズのキットは、アクリルスタンドが付いてきます。
しかしナサリン飛行隊はオッサンだけの飛行隊なのでアクリルスタンドもオッサンのアドルフォ山田です。オッサンのアクリルスタンドも珍しいな。組立図の表紙もアドルフォがババーンと載っています。
なおコトブキ飛行隊の面々のアクリルスタンドは描き下ろしですが、アドルフォら脇役は設定画の立ち絵の流用です。仕方ないね。


中身は普通にハセガワの紫電なので、今更私が取り上げることもないでしょう。考証は知りませんが部品点数や嵌合の面から見て組み立てやすいキットです。
塗装はアニメオリジナルの水色とベージュです。これはアニメ劇中の飛行シーンの監修をした曲技飛行チーム「ウィスキーパパ」の飛行機の塗装が元ネタのように思えます。
ただし塗り分けは実際の紫電と同じになっています。主翼前縁には識別帯もありにけり。
水色とベージュは、近似色が無いので組立図通りに調合しました。


基本塗装とデカール貼りを終えたら銀でチョロハゲ塗装をします。細い線をいくつも塗っていくような具合で作業しました。


側面はこう。


排気管は焼鉄色の上にタミヤのウェザリングマスターの赤焼を乗せましたが、あんまりわからないよね。


機銃の硝煙汚れにはウェザリングマスターのススを乗せます。


排気汚れの部分にもススを乗せます。エアブラシで表現するよりも楽だと思いました。


最後につや消しクリアで表面のつやを整えて機体は完成です。特に失敗らしいことは無くてよかったです。


水色の飛行機はそう見ないので新鮮です。かっこいいな。
ちなみに垂直尾翼には余っていたゼロ戦の機番デカールを勝手に貼りました。垂直尾翼に何も無いというのも寂しかったのです。


裏側。主翼部と胴体後部でベージュの色味が異なってしまったのは反省点です。なるべく一体化して塗装作業したほうが良いということですな。


コトブキ飛行隊シリーズはジオラマベースも一緒に作る決まりになっているので、機体が完成したらこれに取り掛かります。
今回も100均で買ってきたA4サイズの写真用の額縁を使います。


額縁の台座はそのまま使用して、そこに下地のレッドブラウンを塗ります。
隼の時は乾いた荒野を作りましたが、今回は油臭い茶系の油田の荒野です。


下塗りが乾いたらタミヤの情景テクスチャーペイントのダークアースを塗ります。
それだけだと単調なので、仕上げにマホガニー、カーキ、薄茶色といった手持ちの適当な茶色系塗料を使って表情をつけてやります。ドライブラシ気味に塗ったり局所的にベタ塗りしたり。


仕上げが乾いたら完成です!油臭い町だがそれがいい。
劇中の名脇役の機体を作ることができてよかったです。

完成品写真はギャラリーにて。

<使用塗料> 括弧内数字は塗料混合比
本体水色:C65インディブルー(1):C34スカイブルー(1)
本体ベージュ:H21グランプリホワイト(7):H4イエロー(3)
コックピット:N127コックピット色(中島系)
プロペラ:N47レッドブラウン
主翼前縁識別帯:H24オレンジイエロー(4):H4イエロー(1)
機関砲銃身:N76焼鉄色
エンジン:C28黒鉄色
車輪・主脚:C8シルバー
タイヤ:N77タイヤブラック
主脚庫:X11クロームシルバー

<ジオラマベース使用塗料>
下塗り:N47レッドブラウン
上塗り:情景テクスチャーペイント・土ダークアース
仕上げ:N44薄茶色、N81カーキ、N84マホガニー
 

東南project ~God’s Blessing on This Wonderful Singapore! その12【2018/2/9~13】

2020-09-15 22:19:55 | 海外旅行記
ケープペンギン (African penguin) です。意外にもシンガポール動物園のペンギンはこの種類しかいません。


爬虫類区画に入ってきました。
コモドオオトカゲ (Komodo dragon) です。コモドドラゴンとも呼ばれとりますがな。なんでこんなに大きくなったんだ。



トカゲ、さすがに動きが鈍いです。





ヘサキリクガメ (Ploughshare tortoise) というクソデカリクガメ。なんでそんなにデカイのよ。リクガメの甲羅ってなんでこう厚いのか。


首を撫でている人間と比べるとデカイですよね。


ええ、こっちでもヤッてるの・・・。短い間に2度も行為を目撃するとは思わなんだ。ちなみに名前はケヅメリクガメ (African spurred tortoise) といいます。
甲羅が邪魔になってそうだけどどうやって入れてるんだ。クソ長いのか?


エボシカメレオン (Yamen chameleon) です。まあ烏帽子ですな。


エリマキトカゲ (Frilled lizard) です。・・・本当に?ちょっと自信ないです。


平べったいマツカサトカゲ (Shingleback Skink) 


グリーンバシリスク (Plumed basilisk) です。


パーソンカメレオン (Person's chameleon) です。
爬虫類は基本的に動かないですけど、撮影しやすい位置でじっとしているものが多くて助かりますね。たまに奥の方にいることもあるので、そういうのは撮っていないですけど・・・。


蛇区画に入りました。これはガボンアダー (Gaboon viper) です。


キングコブラ (King Cobra) です。


アミメニシキヘビ (Reticulated Python) です。ヘビ君はとぐろを巻いてしまうと顔が見えないのでつらみ。


インドニシキヘビ (Burmese Python) です。この柄はきれいだなと思いました。


マングローブスネーク (Mangrove snake) です。コブラやニシキと比べると小さめ。


ヘビ館を抜けて表へ。そこには御存知ライオン閣下 (Lion) が!


・・・・・・。
ライオンはホントーにまともに撮れた記憶がないんです。オスに至っては視界にはいません。


ミーアキャット (Meerkat) です。ティモンです。


御存知ホッキョクグマ (Polar bear) です。北極圏最強の生物ですがな。首の周りが緑っぽくなってますが、藻でも生えてしまったか?


ちなみに現在はもう17時半。8時出のサラリーマンだったら退勤している時間なので、ホッキョクグマももう獣舎に入りたくて入口の前をうろうろしています。しかし無情にもまだ退勤させてくれません。動物園の開園時間は18時までなので、それまでは人間どもに愛想を振りまかねば。
ちなみにもうお気づきかと思いますが、私の説明ももうやる気がありません。



というところで、シンガポール動物園を見終えました。一人で回る動物園は気兼ねしないで写真撮れるからいいぜ・・・。
最初にも書きましたがここは柵が立てられていないのでカメラ撮影にはうってつけの場所です。しかも、意外と動物が動いていたり前に出ていたりするので、撮れ高も良かったです。まあこの日だけだったかもしれませんが。
あとは、東南アジアという場所柄からかサルの展示が充実していました。初めて知ったサルはもちろん、画面越しにしか見たことのなかったあのサルたちも初めて生で見ることができたのは良い経験でした。
思いの外楽しめる観光地でした。


2018年2月10日(土)19時6分
シンガポール動物園 ウルウル・サファリ・レストラン
18時前には動物園を退園して、この後の襲撃先、ナイトサファリのチケット売り場へ。ナイトサファリは時間ごとに入場制限があり、ボーッと生きてると後ろの方の時間にされてしまいます。
余裕やろと思っていたんですが、ツアー客やら事前予約客やらで前半分は満杯でした。結局、21時入場まで後ろにされました。ボーッと生きてんじゃねーよ!

んで、21時まで待たされるならしょうがない、夕飯を食べながら暇つぶししよう。ということになってレストランへ。
何軒かの店が集まっているので、好きなものを選ぶとよいでござるよ。


海南鶏飯は今朝食べたばかりだからと違うものを試してみました。豚肉細切れの甘辛炒め的な韓国系料理。シンガポールは普通に米飯を食べられるのがアドです。
正直外したなぁというお気持ちでした。そそくさと食べてしまったので早速することが無くなってしまった。


テキトーに辺りをうろついて人間観察をします。聞き耳を立てていると日本人がチラホラといます。やはり人気観光地なのだな。
土産屋も物色しましたがまだ初日だし買うほどのものもないなーと思いながら買ったコーラをがぶ飲みしていました。

というところで今日はここまで。次回からナイトサファリです。


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東南project ~God’s Blessing on This Wonderful Singapore! その11【2018/2/9~13】

2020-09-14 21:58:12 | 海外旅行記
引き続きシンガポール動物園です。こちらは御存知ダチョウ (Struthio camelus) です。3羽集まるとダチョウ倶楽部です(つまらない


こちらも御存知キリン (Giraffa) です。残念ながらこっちにはこなかった。キリンがこない。
これはもう縦撮り安定ですよ。


高い位置にある脳みそまで血液を流すためにキリンは超高血圧なのだ、というのは最近はよくネタにされますけども。最高260あるらしいぞ。


頭上の餌をむしゃむしゃするキリン。ド逆光だろうが補正しないのが弊ブログの流儀なのでこれで我慢しろください。


やる気のないヒョウ (Leopard) です。完全にやる気のない。


見た目が強烈なハダカデバネズミ (Naked mole rat) です。アフリカ東部原産。
ガラス張りなので写真はいまいちなんですが、名前通り体毛がほぼ無い皮だけの素っ裸なネズミです。特に小さい目と伸びた出っ歯が織りなす顔つきが強烈です。ググってみてください。
地中の中で穴を掘って集団で生活しています。なので目が小さくなってたり出っ歯が感覚器の役割を持っていたりします。さらに集団生活の中ではアリやハチのように階層的な社会的集団を形成しているのです。


葉っぱにピントが合ってしまって残念なことになったピューマ君 (Puma)


鳥類区画に入ります。これはオニオオハシ (Toco toucan) という南米原産の鳥。


なんといっても長くて鮮やかなクチバシであります。鳥の大きさに対するクチバシの割合が高いのはオニオオハシが一番と言われています。しかし重量は軽いのだそうな。


レッサーマウスディア (Lesser mouse-deer) という鹿系の東南アジア原産の動物。日本ではカルト級のドマイナー動物なのか、日本語のウェブページはひとつも見つかりませんでした・・・。


プレボストスクワール (Prevost's squirrel) という東南アジアのリスです。これも現地でしか知られていないリスなのか、日本では知名度皆無だと思います。


シラボシリュウキュウガモ (Spotted whistling duck) というカモ。見た目普通のカモとそんなに変わらないですが、頭部に赤や白の隈取があって中々に攻撃的。普通のカモの上位互換みたいな印象を持ちます。


淡水エイのモトロ (Motoro ray) だと思います(適当)


ヒインコ (Red lory) という鳥。非インコじゃなくて緋インコ?


セイラン (Great argus pheasant) という東南アジア原産のキジ科の鳥。


ソデグロバト (Pied imperial pigeon) です。東南アジア原産で名前通り羽の端が黒い白鳩です。


うわぁ、これラフレシアですか。初めて見たぁ。ていうか本物だよね?美しいかと聞かれるとそうではないなぁと。おばけ花ですね。


別のサル山へ。これはテングザル (Proboscis monkey) です。東南アジア、ボルネオ島に生息します。


名前の通り、天狗のように長くて大きい鼻が特徴なのです。例によって鼻の大きいオスがモテるのだ。


こっちみんな。
いや、こんな狙ったような写真が撮れるとは思わんだ。真正面じゃん。
ちなみに、テングザルの鼻を実際に見てみると天狗というより猿田博士に近い形だよなと。


あの日本人ずっとカメラ向けてきてやーねー。


マンドリル (Mandrill) です。赤青の派手な顔とお尻が特徴のやつです。これも初見だ。ライオンキングにこんな顔のサルがいましたね。


草を食べるなどしています。


御存知チンパンジー (Chimpanzee) です。群れでたむろっています。この位の数がいると社会ができているなぁと思いますね。


左にいる白っぽいのはボスか長老かしら。


この景色は、猿の惑星か2001年宇宙の旅みたいですな。宇宙の旅の序盤のサルのシーンは本当初見殺しだと思います。


色々なチンパンがいます。


こっちみんな。

というところで今日はここまで。


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