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部の合宿で北海道を巡る旅 その12 【2012/03/18~22】

2012-04-28 22:31:13 | 旅行・イベント記
函館観光が思いのほか捗って4月中に終わらない可能性が出てきたw




3月22日、5日目。
「はまなす」は定時に青森駅に到着。やや寝不足気味ながらもホームに出ます。
ここで、合宿は終了。いつもの現地解散です。
解散後は新幹線で帰る人、「あけぼの」でリッチに行く人などいますが、私はやはり鈍行でのんびりと。
ただし、途中で寄り道しながら仙台まで行って、そこからは深夜バスでフィニッシュです。
行きも帰りも深夜バスって・・・我ながらバカなことをする。



まずは、接続の悪さに定評のある青い森鉄道に乗車します。数少ない快速です。

ところで、並行在来線を引き受けた第三セクター鉄道はどうして揃いも揃って「特急」を走らせないんでしょうかね。
新幹線よりも低い値段設定なら、新幹線は高くて乗れないけどなるたけ急いで行きたい層の需要を掘り起こせると思うんだけどなぁ。そう簡単にはいかないのかな?少なくとも私はそれが走ったらそっち選んじゃうよ。
まあ、それよりも接続どうにかしてください。お願いします。



車内では寝不足がたたって寝てました。気が付いたら三沢。ここで降ります。



ホワイトバランスミスった・・・orz



この時期に三沢に来る目的といえば、十和田観光電鉄ですね。今年の3月31日で廃止されてしまった鉄道です。
東急の電車が走ってるくらいしか私には接点が無かったので、わざわざお葬式に行くことはありませんでしたが、たまたま通りかかったので寄ってみることにしました。



駅舎の外観はただぼろいだけですが、中に入ってみるとまるで昭和で時が止まったかのようなたたずまい。
これはいい。一目ぼれしました。コンクリでもいい駅舎あるもんですね。
ただ、やはり活気は少なかったですね。通勤通学者も数えるぐらいしかいませんでした。



駅舎の中にそば屋があるのを忘れてた・・・。朝ごはん食べちゃったんだよな。



ホームに出ます。おなじみの東急7000系です。ただし、VVVF改造された7700系です。



こんなサボがありました。



十和田市駅に到着。駅ビルと一体になっているのが特徴です。建て替える予定があるらしく、ここを駅舎にしている十和田観光電鉄も撤退を求められており、それが今回の廃止の引き金になっています。



出入り口。ぼろかったですね・・・。



駅ビルの一角ではTKD89ミュージアムなるものがありました。折り返しの電車に乗ってしまったので、お土産を買っただけでほとんど見れませんでしたけど。



帰りの車内では地元のおばさんと談笑。そのおばさんが持っていたのが、そばの引換券付き切符。三沢駅(十和田市駅もかな?)にある駅そば屋でかけそば・かけうどんが食べられる切符です。
駅そば付きの切符というのは今まで聞いたことが無く、面白いですな。三沢駅の駅そばはファンの間じゃ有名なので受けそうだなと思いました。
ただ、それと同時になんでもっと宣伝しないのかなとも思いました。私もおばさんが言ってくれるまで全く知りませんでした。
おばさんの受け売りですが、商売が下手だったのかな。大した悪あがきもなくあっさりと廃止させてしまったし。こりゃ廃止になっても・・・という感じでした。



で、途中の七百駅で下車します。車両基地のある駅で、古い電車がいます。
先頭は電気機関車ED301で、十和田観光電鉄最古参の車両。



駅舎というより待合室な感じ。



トラ301。



個人的に気になってるのがこの3600形。元東急3600形で、旧3000形グループの一つです。
かつての大東急時代の車両で、貴重な車両です。廃止後の車両の処遇は不明ですが、どうにか保存してくれないものかと願うばかり。
ただ、譲渡元の東急はダメだろうな。



3400形。十和田観光電鉄の自社発注車両で、東北地方初の全金属車として「デラックス電車」と呼ばれたまさにご自慢の電車。
これもどうにかなんないかしらね。



近くにあった看板。河童注意の看板ですな。この川には河童が出るらしいですよ。恐ろしい。
標語が書いてないから何を伝えたいのかいまいちわかりません。やはりこういうものを見つけるのは楽しい。



さて、この後は歩いて三沢駅まで戻ります。次の電車まで待つと、接続先の青い森鉄道がこちらの電車到着前の約10分前に出てしまうというクソ接続なため、歩いて先回りします。

距離はおよそ6.5km。残り時間は約50分。えらく微妙ですが目論見通りいくのでしょうか。


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部の合宿で北海道を巡る旅 その11 【2012/03/18~22】

2012-04-26 23:03:18 | 旅行・イベント記

17時になって五稜郭が閉まってしまったので、またどこかに行くことに。函館山に行くことは決まっているのですが、まだ日が暮れるには少し時間があるので温泉に入ることに。
またしてもらっくる号がやってきました。



よし、温泉に入ろう。
湯の川温泉電停で下車し、こちらの「雨宮館」というところへやってきました。
電停から近くて安いところが判断基準でしたが、いい温泉に浸かることが出来ました。ただ、恐そうな兄ちゃんがいたのにはビビった。初めて見ました。



温泉から出るとすっかり暗くなっていました。温まったおかげかソフトクリームの後遺症治っていました。
電停で待っていると、函館市電標準色の800形がきました。どうにか標準色車を見ることが出来ました。



車内は古めかしいです。



函館山の麓に来ました。
最初はロープウェイ代をケチるために歩いて登ってやろうと思いましたが、頂上まで1時間かかる上に道は真っ暗と聞いてあきらめました。
後でロープウェイ乗ってみて、妥協してよかったです。本当に真っ暗だもの。



頂上まで運んでくれるロープウェイ。数十人運べる結構デカいやつ。
五稜郭タワー同様、ここもいたたまれない気持ちになりますがここはいってみたかったので突撃。
登っている間は景色は見ないようにしてました。ガラスの映り込みが見えても見なかったことにしました。



ついた。滞在時間は15分くらい。短い。



おおぅ・・・。いやすごいねこれは。
函館が陸繋島だということがよくわかる・・・じゃなくて海外線に沿って輝く夜景すごくきれいです。悲しいのは一人だったことかな。
これはぜひその目で見てほしいですね。



真ん中に、最初に見てきた摩周丸が見えます。山を下りた後に見てくればよかったなぁ。



4杯目、ちゃんぽん麺(塩)。
下山した後は夕食。やはりラーメンです。ラーメン生活も今日で終了です。



駅に戻る途中で函館バスと遭遇。
・・・・・・初めて見た時から思ってましたけど、函館バスって東急バスに似ているよな。似ているってレベルじゃない、むしろくりそつ。



参考までに本家東急バス。この車には上下にも赤帯がありますが、古い車にはこれが無く、上の函館バスと瓜二つ。なんと、パクリ疑惑浮上。
・・・というわけではなく、函館バスはかつて東急グループだったことがあり、その名残らしいです。現在も東急バスから中古車をもらうこともあるんだそうで。
いやまあ、こんなところで銀バスを見れるとは思わなかった。



さて、函館駅で一旦集合。この後の行動について話し合います。
というのも、現在の時刻は20時半前後。この後、帰りの「はまなす」が到着するのが翌日3時ごろ。6時間以上も待ち時間があるんですね。これは辛い。
さすがに6時間も駅の待合室で待つ気力はありません。無理です。暇で死んでしまいそう。

これに関してはいろいろ案が出ました。特急で札幌まで戻って始発から「はまなす」に乗る、普通で長万部まで戻って3時間ほど待って「はまなす」に乗る、同じ方法で東室蘭まで以下略など。
しかし、札幌案は特急に乗ると出費がかさむため却下。
長万部・東室蘭案は一度来た道をのろのろと戻る苦痛。そして待合室で数時間待つという苦痛。さらに行ったところで何かあるわけでもない(少なくとも長万部はそうだった)。
結局、選ばれたのは函館のネカフェで引きこもり案でした。

そういうわけで、函館駅に着いた「カシオペア」を撮影。



「カシオペア」ってオールA寝台なのか。たまげたなぁ。



函館のネカフェって駅から歩いて行こうとすると遠い・・・。幸い市電の電停からは近いので行きは最寄駅から歩いて行くことが出来ました。
しかし問題は帰り。夜中の3時前なんて公共交通機関はストップしています。歩いていくのは嫌なので、タクシー使いました。初乗り350円とか安いなおい。それに他の部員と合わせて3人一緒に乗ったのでかなり安く済みました。

というわけで、「はまなす」に乗車。北海道ともお別れです。また年内中に訪れるかもしれないけど。



帰りはカーペットカーに乗りました。横になれる上に枕と掛布団がついてます。
下はカーペットですが、同じカーペット敷きの部室で何度も寝泊まりしているので、むしろホームグラウンド。どんと来いや。
横になれるって素晴らしいねぇ。もうぐっすりでしたよ。

次回からはエクストラステージ!


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部の合宿で北海道を巡る旅 その10 【2012/03/18~22】

2012-04-24 21:52:27 | 旅行・イベント記

車庫を見た後は終点の湯の川電停まで乗車。これで函館市電は完乗。
ここでもまたちょっと撮影していきます。



電停から少し歩いたところにある「コーヒールームきくち」。
ただの喫茶店じゃない。ここも「どうでしょう」に出てきた聖地。「対決列島」といえばわかる人はわかるでしょう。
ソフトクリームはひとまず置いといて、対決場所に行ってみましょう。



おおぅ。ここだここだ。



が、しかし。雪塊が邪魔して入れない・・・。まじかよ。



それでも抜け道があったのでそこから侵入。確かにここが対決場所跡だ!
感激ですよ。ここでミスターと魔人がリズムに乗りながらソフトクリームを食べたんだよな。
しかし、対決から10年以上も経つとさすがに変わりますね。建物が立ち、公園が出来ている。この木が無ければ分からなかったかもしれません。



ではソフトクリームを食べにさっきのお店へ。
そうそう、ここの道もタレントとしてやり甲斐のない無人カメラが設置されていて、安田さんがソフトクリームを落としたという重要な場所です。



「函館一おいしい」という広告は変わってしまったものの看板自体は残っています。
人気ぶりも健在みたいです。



そしてこれがソフトクリーム!ミックスにしてみました。
あのですね、さすがにこの季節に3本食べるというのは無謀。私は別にびっくり人間じゃないんだから。



ソフトクリームを平らげ、湯の川電停に戻ります。
なんだか寒くなってきた。頭痛い・・・。いま軽く生き地獄を見てます。
そんな中やってきた電車は9600形「らっくる号」。これが見たかったんですよ。



市電に乗って次は五稜郭へ。この五稜郭タワーの存在感もなかなかの物。だってこれ、変形してロボットになるんだぜ・・・。



五稜郭タワーには昇らずにに城内へ向かいます。タワーに昇ってもいたたまれない気持ちになるのは明確だったので・・・。
他の部員が一人で行ったみたいですが、やはりタワーはカップルばっかりでそんな感じだったようです。



なので上から見た写真はありません。これで我慢しろ。



お堀の水凍ってるよ・・・。



いざ討ち入り。



ちょうど夕焼け時だったので五稜郭タワーを撮ってました。



2010年に復元された函館奉行所。



気が付いたら五稜郭ばっか撮ってました。


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部の合宿で北海道を巡る旅 その9 【2012/03/18~22】

2012-04-22 22:54:37 | 旅行・イベント記

3月21日、合宿4日目。
この日は一日函館に滞在し、函館観光を楽しみます。まず最初に向かったのは「青函連絡船記念館 摩周丸」。
青函連絡船とは、青森駅と函館駅を結んだ鉄道連絡船です。本州と北海道はレールを敷くことが出来ないため、船が鉄道に代わって人や貨物の運搬をします。
この摩周丸は八甲田丸や羊蹄丸などとともに、青函連絡船の最後を飾った一隻です。現在は函館市内にて記念館として保存されています。
現在、ほかに保存されている青函連絡船は青森の八甲田丸のみ(だったよね)。
去年までは東京に羊蹄丸が展示されていましたが去年のうちに公開を終了、その後愛媛にて実験解体されて最期を迎える、というのは鉄道ファンの間ではちょっとした話題になりました。
そんな貴重な青函連絡船に乗り込みます。



青函連絡船には艦ごとにシンボルマークが描かれています。イルカとブイは各艦共通で、浮き輪の内側にそれぞれ違った絵が描かれています。
摩周丸だと、名前通り摩周湖が描かれています。



ファンネル(煙突)に付けられていた(と思う レプリカかもしれない)国鉄とJRのエンブレム。錨もあります。



車両の搬出入を再現した模型。プラレールを使って思いっきりデフォルメされていますが。
でもなるほど、これも一つの手ですな。要所は押さえていますし。



向きを直さないまま貼ってしまった。
青函連絡船の航路です。電球が光ることで現在地を示すこともできるほか、ボタンを押すと周辺の名所の位置も知ることが出来ます。
航路は上りと下りが衝突しないように少しずれているのがわかります。だいたい3時間50分で渡ることが出来るようです。青函トンネルよりも1時間半ほどかかるんですね。



昭和61年11月改正の時刻表。
利尻・大雪・まりも・かむい・天北・たざわ・はつかり・八甲田・ゆうずるなど平成生まれには馴染みのない列車がたくさんあります。



グリーン自由席。E231系のサロみたいなものか。値段もそれ並みらしい。



こっちはグリーン指定席。お高いらしい。
腰掛上部についているのは読書灯です。



そしてここがブリッジ!
ほぼ当時のままで、計器なども動かすことが出来ます。



安全な航海を祈願して金比羅さんを祭ってあります。



レーダー機器。
かつて船員だったボランティアの方からもお話を伺うことが出来、とても有意義に過ごせました。
お話に夢中になって無線室の写真を撮り忘れたのが悔やまれる・・・。



こちらは普通席。席っつうかお座敷。横になれる分、グリーン席よりこっちの方がくつろげるかも知れないです。



最後に船首のほうに行ってみます。ちなみに12時になるとここの汽笛が鳴ってそれを知らせます。まだ完全に死んじゃいないってことですね。
夜は電飾が光るそうです。



船尾。ここから車両を出し入れしていました。



この後は函館市電に乗って沿線を観光します。



まずは市電の乗り潰しをします。函館市電って一本道かと思ってたんですが、途中で2つに分かれているんですね。
系統番号も2と5だけあって、1と3と4はどこだ?と思っていると、これらはすでに廃止されたそうです。中途半端な系統に歴史を垣間見ることが出来ます。



谷地頭電停。温泉があるらしいですがまた今度。近くのスーパーで限定カップめんを見つけたので購入しました。



谷地頭とどっく前を乗り潰した後は、湯の川方面へ。駒場車庫の近くの電停で下車して車庫を外から見学します。



駒場車庫に来たのは電車を見に来ただけではありません。鉄道むすめの松風かれんのポスターがここで販売しているということを聞きつけたからです。むしろこっちの方がメイン。
ポスターはこんな感じです。冬限定のものなんですねー。



函館市電は結構電車の車種が多いのですが、そのほとんどが広告車で占められているので本来の塗装はどんなものなのかが全くわからない状態。少しくらい残してくれてたっていいじゃない。



車庫の中を見てみると、左側にはササラ電車がいるじゃありませんか。
いわゆる除雪車で、前面のほうき状の物(これをササラというようです)を使って軌道上の雪をまき散らします。
去年は東京の江戸東京博物館にも出張展示されてきて、見に行きましたっけね。



新鋭の超低床車9600形「らっくる号」を見てみたいなと思って少し待機。時刻表には低床車が走る列車にはマーキングがされているので簡単に割り出すことが出来ます。
で、来たのが・・・あれ?低床車って他にもいるのかよ。


次回も函館観光、そして聖地巡礼。


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田園都市線の撮影地開拓へ 後編 【2012/04/15】

2012-04-21 21:21:59 | 鉄道撮影記

世田谷線のハイライトといえば、環七との平面交差です。一応ここが世田谷線唯一の併用軌道ということになり、世田谷線が路面電車に分類されている理由の一つです。どう見たって遮断機のない踏切だけど。
今回はここも訪れてみました。



平面交差の両側には歩道橋があるので、その上から環七を渡る世田谷線を撮影できます。
・・・しかしこっちは電線が邪魔。逆だったかな?



そう思って反対側へ移動していると、若林橋と書かれた石が。付近に橋は見当たりません。
昔あった川を埋め立てて橋は無くなったけどこの石だけは残しておいた的な・・・実はこれ、半分正解。



世田谷区では昭和40年代に中小河川を暗渠化(川にフタをして外から見えなくすること)しました。その時、暗渠上部の利用法として緑道を作りました。
その緑道がこれです。烏山川緑道といいます。この道の下には今も川が流れています。

そういえば三軒茶屋に住んでいた頃、同じような緑道があってこれはどこまで続いてるんだろうと思っていましたが、なるほどここに繋がっていたんですね。



そしてこれが若林橋ですね。歩道に橋の境界があるのがわかると思います。



思わぬ発見をしましたが、本題の世田谷線撮影に戻ります。



お、こっち側だとよく撮れますね。
旧型が走っているときに来たかった・・・。



頃合いを見て引き上げて三軒茶屋へ向かいます。



せっかく三茶に来たので茶沢通りのホコテンをぶらぶら。
懐かしいですなぁ。



では、メインの田園都市線撮影地開拓へ。その前に高津駅で前哨戦です。
8090系はもう全部秩父鉄道に行ってしまうのではないでしょうか。個人的には8500系に行ってほしいところですが。



6000系の急行長津田行き。
今回のダイヤ改正で土休日の日中に大井町線の急行が長津田まで延長運転されることになりました。



8500系のシャボン玉編成。



8500系大井町線。グラデーションもいいけどやっぱ赤帯が一番しっくりきます。



いよいよ沿線撮り。
まずは梶ヶ谷~宮崎台。
10両全部は入りませんがストレートで狙えます。



宮崎台~宮前平。
跨線橋から縦アングルを撮れます。ただ、網フェンスがあるのでコンデジでないとこれをかわすのは大変そう。



江田~市が尾。
坂を登ってきたところをストレートで撮影。なんとか10両収まります。



同じく江田~市が尾。
トンネルから出てきたところを撮れます。構図的にはたまプラーザの駅撮りと同じですね。


どこも定員が少ないのがネックでしょうか。沿線撮りも難しいな、という感じでした。

部の合宿で北海道を巡る旅 その8 【2012/03/18~22】

2012-04-20 21:41:04 | 旅行・イベント記

小樽駅に戻ってきました。ここからはいよいよ「山線」へと入っていきます。
乗車したのは12時20分発のキハ150形による長万部行き。キハ150は2年前にも富良野線で乗りましたが、あちらがラベンダー色主体の帯だったのに対して、こちらはキハ40系などでもおなじみの黄緑色主体の帯、いわゆるJR北海道の標準色になっています。

そういえばこのキハ150形、JR東日本のキハ110系と車体や内装が似ていますね。いわばキハ110系の北海道仕様みたいな。
公式ではそういう書かれ方はされてないですがどこか繋がっているんだと思います。



さて、通常札幌~函館を移動するのには苫小牧・東室蘭経由の通称「海線」がメジャーですが、今回はせっかくなので倶知安経由の「山線」を通ることにします。2年前に北海道へ来たときは旭川まで行ってますので、この山線を通ることで函館本線走破に一気に近づくのです。
山線と言われているだけあって、人里離れたところを走り、雪は一段と深くなっていきます。北海道だから大丈夫だとは思うけど止まらないか心配です。北陸のですっかりビビってしまってますw



倶知安を過ぎた後、途中に「こんぶ」という名の駅があるそうです。こんぶってあの昆布?と思いながら駅に着くのを待っていると、あらやだ本当に「昆布駅」だ。
名前の由来は北海道の他の地名と同じようにアイヌ語の当て字らしいですが、それにしても食べ物の駅名があるとはね。
最近は某さぬきうどん駅が批判されていましたが、別に何のことはない、もうちゃんとした食べ物の駅名があるじゃないか。某うどん駅はそれだけでは済まない問題のようですが。



他にも二俣駅は、廃車になった貨車の車体を利用して作った駅舎、いわゆるダルマ駅となっていました。
これも北海道ならではの駅です。



15時過ぎに終点長万部駅に到着。



北海道の普通列車の乗継はとってもゆっくり。30分以上の待ち時間なんて当たり前・・・ということでその合間にキハ183系特急「北斗」の撮影もできます。
普通列車同士の接続よりも特急と普通の接続を重視しているんですかね。



長万部駅駅舎。周りは特に何もない。



キハ40系に乗って一気に函館へ。一気といっても3時間以上かかるんですけどね。着いた時にはもう暗くなってるよ。



しばらくすると車窓左側には、通称噴火湾とも呼ばれる内浦湾が見えてきました。あいにくの天気なのが残念。



17時25分、いかめしで有名な森駅到着。ここで30分以上のバカ停をします。
これはいかめしを買ってこいと言っているようなもの。言われるがままいかめしを買いに売店へ向かいます。



いかめし売り切れてた・・・。さすがは人気駅弁。
しかし、もともとおやつにして食べる予定でおなかを減らしていたのに食べれないとわかるとさらにお腹が減る・・・。
仕方ないので駅前のコンビニで食料調達。



ここでも「北斗」を撮影しました。



今回乗った普通列車、通称砂原支線と呼ばれる函館本線の支線を通ります。「はまなす」や「スーパー北斗」ではここは通りません。先ほどの山線を走破しただけでは函館本線は走破できないのです。ここを通ってこそです。
あとはこの後の鹿島大野・仁山も経由しました。これは上り「はまなす」乗車時に通過済みです。

で、途中の流山温泉駅では写真のようなものがいました。そう、これ東北・上越新幹線の200系です。
なんでこんな縁もゆかりもないところにあるんだという感じですが、これは北海道新幹線の開通を願ってこの地に保存されたものなのだそうです。
そのおかげか、北海道新幹線の建設はめでたく決定し現在絶賛建設中ですが、開通時には200系が北海道の大地を走ることはおろか現役でいるかどうかも絶望的ですね。
ちなみに状態はちょっとヤバ目でした。開通するまでの間に解体されないといいけど。



途中で対向列車がシカと衝突した影響で15分程度遅れましたが、無事函館に到着。時刻は19時45分くらい。もうまっくら。
そして、函館本線を完全走破しました!



3杯目、函館塩ラーメン
一旦ホテルにチェックインした後、夕飯を食べに出撃。もちろん、塩ラーメンですね。3日3晩らーめん生活。デブコースまっしぐら。

翌日は函館を満喫します。


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田園都市線の撮影地開拓へ 前編 【2012/04/15】

2012-04-18 20:25:56 | 鉄道撮影記
旅行記が溜まってうわあああ、という状態になってます。
とりあえず北海道旅行終わらせたい。4月中には終わらせる。
でもその前に先週末そこら辺をうろついた話でも・・・。



2月の東急デヤ7200のさよなら運転で感じたのですが、さよなら運転時は駅のホームはどこもオタばっかでとてもじゃないが駅撮りできない。
じゃあ沿線撮りをするのがベターですが、最近はフェンスが高かったり線路横の機器箱がファインダーに入ったり、場所を知ってないとなかなか苦労することに。
そのうち、愛しの走る公害こと東急8500系も引退することでしょうし(後継車が出るより先に寿命が来るという噂も聞こえてきますし)、その時になって慌てないよう今のうちからフィールドワークをしておこうというわけです。

で、なんとなく7000形LSEの旧塗装見てみたいなーと思ってまずは小田急線に出没。



4000形多摩急行。
どうでもいいですが、LEDが切れるのはあまり気にならない方。切れないに越したことはないですが。



8000形快速急行。なんと未更新車がやってきました。ラッキーです。しかし、ちょっとカツカツだったな。



2000形各停。帯色が変わった編成は来てくれませんでした。



7000形「はこね」。本当に来た。7004Fが日車に入場しているので五分五分と思ってましたが。
展望席の窓枠が銀色になったことで(以前は黒)より当時の姿に近づいたと話題の7000形7003Fです。



小田急線から田園都市線に行くには豪徳寺駅から世田谷線に乗り換えて三軒茶屋に出ます。
ですが、世田谷線に乗り換えた後は逆の下高井戸駅に向かって京王線を撮影。まともに京王線を撮るのは初めてですかね。普段まったく乗らないもの。

で、いきなり来たのが都営の10-300系。初めて見ましたがE231系そっくりなのね。



7000系。うーん、微妙・・・という感じなスタイル。



9000系。すっきりと手堅くまとめた感じですね。こういう手堅いスタイルは好き。



離合した。



8000系。テライケメン。通勤型電車の中でも屈指のデザインだと思います。



適当に京王を撮影した後は世田谷線に移動。赤い308Fは初めてです。



ピンクの305F。



三軒茶屋行きの乗車しますが、途中の宮の坂駅で下車します。



宮の坂駅前には、江ノ電の600形が保存されています。なんで江ノ電の車両がここで保存されているのかというと、東急のデハ80形の譲渡車だからです。
小さい頃はここによく遊びに来たものです。大学に進学してから来たのは初めてだったので実に十年以上ぶりの再会です。当時となんら変わらない姿でいてくれて嬉しいですね。



ただ、この電車の正面はこちら。よく見える方は妻面で、階段の影に隠れる方が前面。
他にも、車体表記は江ノ電だけど車体カラーは東急のグリーンというなんとも中途半端な状態。



車両を静態保存してあっても車内までは見られないことがよくありますが、ここは昔から車内が公開されているのが特徴です。
手入れも行き届いていて、状態はとても良好。駅や車両が激変してしまった世田谷線の中でもここは昔のまんまですね。いやぁ懐かしいですわ。



宮の坂駅を出発して、今度は若林駅で下車します。


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部の合宿で北海道を巡る旅 その7 【2012/03/18~22】

2012-04-17 21:11:19 | 旅行・イベント記

南平岸駅前のローソン。HTBの社員はここでどうでしょうのDVDを予約していくらしいので、ここのローソンも聖地らしいです。
どうでしょうとHTBを満喫後はすすきのの方へと戻ります。



すすき野の街を歩いていると・・・おや?



なんかいた気がしましたがまずはお昼。
二杯目、味噌ラーメン。うまい!
味噌ラーメンは外せないですね。



お昼を食べた後は、さっき見た路面電車を撮影するために札幌市電の沿線をふらふら。山鼻19条付近で撮影することにしました。



待っている間に、他のとは違う雰囲気の電車が来ました。
M100形というそうで、混雑時にはTc1形という付随制御車を連結して2両で運行することもできた珍しい路面電車だそうです。
Tc1形は現在は引退して札幌市交通資料館に保存されていますが、このM100形は昔からの塗装を維持したまま現役で走っています。たぶん札幌市電の中で最古参。



そうこうしている間に来ました、雪ミク電車!
冬の間に札幌に出現する初音ミクの派生キャラです(→SNOW MIKU 2012)。さっぽろ雪まつりでミクさんの雪像が崩壊したというニュースもありましたね。
札幌市電でも路面電車1両をフルラッピングにしてこの「雪ミク電車」を運行したわけです。車内広告も雪ミクばっか、自動放送も中の人の藤田咲さんがやっていて、かなり力の入ったものになっています。



これに乗って西4丁目まで行きました。いやぁ、いいものを見れた。

この後は、どうでしょうグッズ、onちゃんグッズと北海道土産をしこたま買い年貢を納め、気が付いたら集合時間。
ホテルにチェックインして、夕飯を食べにすすきのへ出撃。



奮発してジンギスカン食べた!
ラム肉も独特の味がしてうまいね。また来たら食べに行こうかしら。
腹いっぱい食べて、この日は終了。札幌で一泊!




翌日、3月20日。
この日は一日の大半を札幌から函館への移動に費やします。通常なら特急「スーパー北斗」に乗るところを鈍行で、通常なら海線経由で行くところを山線経由で行きます。
この日、最初の乗車車両は721系の小樽行き。これでまずは一気に小樽まで行きます。



小樽で2時間ばかし観光します。吹き抜けの駅舎が開放感あふれていいですね。



外はこんな感じ。
鉄オタ的に小樽で外せない所といえば小樽市総合博物館で展示されている保存車両たちですが、冬の時期は雪から守るためにカバーをかけていて見ることが出来ない状態。
ですが、他にも「手宮線」という北海道で最初に建設された鉄道の廃線跡がありますので、それを見にいきましょう。



踏み切り跡のところまで来ました。
・・・しかし、雪が積もっていてかろうじてレールが少し見える程度。ましてや踏み切りの外側なんて・・・。



警報機がそのまま残っています。



おぅ・・・。一応観光地なのだから除雪くらいはしていると期待してたんですが、そんなことなかったね。積もり積もってるね。



※廃線跡です
あー・・・全然わかんねぇ。足跡作りたいと思って足跡以外のところ歩くと埋もれるし。



今さらですが、北海道の雪って水分が少なくて素敵。こういうのパウダースノーっていうんですかね。



手宮線はまた雪のない時期に来るとして、次は小樽運河へ。
小樽は近代建築がゴロゴロ残っていますが、その中でもとくに有名なものですね。



雪景色いいね。このくらいの雪がちょうどいいんですよ。北陸はやりすぎだったんです。



かもめさん。たぶん。



橋の上から。



駅に戻る途中にもありました。
たぶん、銀行だった建物。



なんかの商店。
相変わらず、興味はあるけど知識はゼロという状態ですね。書けることが無い。



その8へ→

横浜線のE233系って微妙だよね

2012-04-16 22:42:43 | 日常記
横浜線と埼京線にE233系が投入されて205系が駆逐される(それでもまだまだ大量に残りますが)ことになりましたが、なんとまあ微妙なデザイン。
でも塗り分けパターンを中央線と同じにすればかなりかっこよくなることが判明(当社比)。塗り分け変えるだけでもかなり違ってくるもんですね。
というわけで今からでも遅くないので塗り分け変えてください。お願いします。



で、その流れでなんとなくウソ電を作ってみたくなったのでやってみた次第。
素材はZBS TIMESさんから無断転載した上に加工しました。ありがとうございました。許せ。
なんかおかしいE233系東海道線仕様。主に幕板の帯がおかしい。

これだけじゃなんか弱いので、背景と合わせてみよう。



丁度いいのがあったwww
伊東線宇網代駅の写真。ぴったりだわw
行先とか列番とかも入れてみたよ。


以上、くだらないお遊びでした。