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北米project 4 ~Is the order a warbird? その90【2016/03/04~10】

2019-05-29 21:31:50 | 海外旅行記
フェニックス空港に着きました。今から乗るのはサウスウェスト航空というLCCです。アメリカのレガシーキャリアと肩を並べるほどの規模を持っており、フェニックス空港では専用のターミナルをひとつ分持っています。
一度乗ってみたいと思っていた会社なのです。

ちなみに夕飯は空港で食べました。
何食べたかは覚えてませんが、とにかく野菜だ野菜をよこせ!という状況でした。
連日昼飯抜きの生活で、朝食と夕食も野菜のない栄養バランスの偏った食事でしたんで、どうも昨日あたりから調子が悪かったのです。絶対野菜不足で栄養が悪いせいだ・・・と思ってたんで、サラダを食べたのは覚えてます。ただアメリカで野菜食べようとすると少し値が張るのだ。黙ってても何かしら野菜の出てくる日本食は偉大であると思ったものです。
以降はプラシーボもあったと思いますが、調子を取り戻せました。


搭乗します。
機材はボーイング737。LCCの鉄則のひとつである機材統一をサウスウェストも行っているので(というかここが本家)、どうあがいても737に乗ることになります。

サウスウェストの機内は自由席という変わった方法を採っています。これは座席指定の手間を無くして経費を削減するという考えによるものだそうな。
しかしそれだと搭乗待ちの長い行列ができてしまうのですがそこにも一工夫していて、出発24時間前から始まる事前チェックインで列に並ぶ順番を決めてしまうのです。早くチェックインするほど早く席につけるのです。
意外とみんな熱心で、チェックイン開始から数十分遅れてチェックインしたのですが、既に後ろの方の順番になっていました。なので複数人で乗るとなると列の後ろだと離ればなれになることも多いでしょうが、そこはコミュ力で他の人と席を交換してもらうとかするんだそうで。


20時ちょうど発のWN1598便に乗って再びカリフォルニア州に戻ってきました。ただしロサンゼルスではなくてそこよりも南にあるサンディエゴです。


2016年3月8日(火)20時30分
 カリフォルニア州サンディエゴ サンディエゴ国際空港
フェニックスを20時に出発したのに、時差を越えた関係から時計上ではまだ30分しか経っておりませぬ。ちなみに着陸した時は20時6分でしたんで、時計上では6分しか飛行していないという変な感じに。

サンディエゴ空港には鉄道は乗り入れていないので、路線バスでダウンタウンに出る必要があります。
サンディエゴの公共交通はMTS(San Diego Metropolitan Transit System)が担っています。
MTSの#992系統Downtown行きのバスに乗ります。バスはElDorado National E-Z Rider MAX CNG (#2771)です。MAXとか付いてるけど中型バスです。


今日のモーテルはサンディエゴの隣町にあるオールドタウンというところにあるので、ダウンタウンにあるサンタフェ駅からLRTに乗ります。
サンタフェ駅には市電の他にアムトラックも乗り入れています。時間はあるのだし、アムトラックのホームへ立ち寄ってみます。ホームには複数の列車が停まっていて、なかなか見応えのある光景が広がっていました。


アムトラックのディーゼル機関車、F59PHI形453号機。サンタフェ駅を発着する短距離列車「パシフィックサーフライナー」牽引機の主力です。
F59PHIは各地の通勤鉄道にも採用されているのでそこらじゅうで見ることができます。
なぜか本来とは逆の向きを向いていましたが、どういうことなのかは不明。


二階建て客車を連結したP42DC形167号機。アムトラックの主力機関車です。
本来は大陸横断列車のような長距離列車の牽引機を主に担当していて、「サーフライナー」のような短距離列車には基本的に充当されないはずですが、機関車の機数が足りないので応援に来ているのか、他のF59PHIの代走に来ているのか、といったところでしょうか。


客車を連結したF59PHI 456号機。


反対側の先頭にも行ってみましょう。
「サーフライナー」は短距離列車らしく、客車の先頭には機関車の機回しを不要とする制御客車が連結されています。


これが制御客車。
普通の客車の妻面に運転台、窓、前照灯、尾灯、警笛といった必要な部品を取り付けただけで後は何もいじっていません、という具合の素っ気ないの極みのような制御客車です。
これが意外と速度を出すものですから(120km/hくらいは普通に出す)、流線型の機関車側に対して客車側の空気抵抗の高さは想像に難くありません。
もうちょいどうにかできなかったのかなぁと思いますが、まあアメリカの鉄道らしいといえばそうです。

この後、BNSFの貨物列車が駅を通過していきましたがろくに撮れず。
あとはもう一通り見たんで、LRTの方に移りますかね。


こちらがLRT。「トロリー」と呼ばれているそうな。車体は真っ赤っ赤。
一番手前の電車はシーメンス製S70という3車体3台車の車種です。4000形(仮称)とでもしておきます。ヨーロッパ的なデザインでかっこいい。


中間には2000形(仮称)。S70よりもひとつ古いシーメンス製SD-100という2車体3台車連接の車種。


このグリーンラインの電車に乗ってOld Town電停まで行きます。
トロリーにはグリーンライン、ブルーライン、オレンジラインがありけり。でもまあ、日本の鉄道システムに慣れきってる身からすると車体は赤いのに緑とか青とか言われても紛らわしいなと。


電停を降りて数分、今夜のモーテルへ着きました。途中ハイウェイの高架の下を潜るんですが、
「オールドタウンイン」というところ。ちょっと南国感漂う建物がステキ。
ところでモーテルって3階建て以上の建物を見たこと無いんですね。モーテルってそういうもんでしょ、と言われればそうですが、建築基準法みたいなものからくる縛りがあるんでしょうかね?


室内はこう。ここもきれいな部屋でした。
これで5日目は終了。翌日に続きます。



北米project 4 ~Is the order a warbird? その89【2016/03/04~10】

2019-05-28 22:12:55 | 海外旅行記
2016年3月8日(火)16時47分
 アリゾナ州フェニックス スローンパーク前
MLBのスプリングトレーニングを観戦し終えたらもうフェニックスでの用事はおわりです。
後はもう、次の街へ飛び立つために空港へ行くだけなんですが、まだ少し時間があるのでバスと電車でも見ていきますかね。

とりあえず、バレーメトロのバスに乗ってLRTの電停のあるところまで出ます。乗ったバスは#96系統で車両はNFI C40LFR(#6612)。


Sycamore/Main St電停でバスを降ります。LRTの途中の電停に過ぎないのですが、ひっきりなしにバスがやって来てるのがわかるかと。


やってくるバスを撮影します。DE60LFR(#8068)の#30系統University行き。DEというのはDiesel Electricの頭文字で、つまりハイブリッド車両ということです。


電車に乗り換えて、LRTの終点まで乗ってしまいます。列車は#149+#121。


終点のMesa Dr/Main St電停まで来ました。終点と言ってもなんてことのない、他の中間駅と同じような構造です。これは今後の路線延伸を見越した構造でして、実際その後延伸を果たしています。一度開業しただけでは終わらずに積極的に延伸を進めていく、というのもアメリカのLRTの特徴のひとつではないかと。


100形の連結部分。密着連結器ですが日本のものは違うアメリカの規格ですね。連結器カバーのヒンジが複雑そうな構造なことにも注目。


乗ってきた電車を見送ります。


ピンぼけしてるけど貴重なので載せるNFI D40LFA。BRT仕様のバスですが詳しいことは分からん。導入しているのはバレーメトロだけなので、貴重なんですね。


始発駅で乗客も誰もいないので100形・・・というか近畿車輛のLRVの車内をば。
100形は1編成3車体3台車構造です。真ん中の車体はボギー台車1個分の長さしか無いです。車体の役割はあまり無く、どちらかというと両端車体を介する関節役を果たしているんだと思います。

中間車体には左右独立車輪式の台車が入っているんで、車内は狭いです。あんまり人を乗せることは考えていなさそう。


中間車には人を乗せるには向いていないことを逆手に取って、自転車を立て掛ける空間があります。日本で言うところのサイクルトレインが全列車で利用可能ということなのです。これは嬉しい。


両端車はこんな感じ。車端部に台車があるのでそこだけ床が高いですが、他はノンステップの低床になっています。
座席はセミクロスシート。一部のロングシートは車椅子の人が乗れるように座面が跳ね上げ式になっているのも特徴。普段は椅子に座れますが、車椅子の人が来たら譲りましょうねということ。合理的でありますな。


運転室は椅子が中央に配置された路面電車式。
この電車でフェニックス空港まで乗ります。


44th St/Washington電停で下車します。ここで空港行きの電車に乗り換えできます。
電車で空港に行けるのは魅力ですね~。


このPHX Sky Trainというのに乗るのです。PHXというのはフェニックス空港の3文字の空港コードのことですね。羽田空港だったらHNDだし、ビクトリア空港だったらYYJという具合。
アメリカでは○○エアポートとか書いていると長ったらしくて嫌なのか、空港コードを掲げている場合が割とありにけり。なので空港コードを覚えておくと便利だと思います。


これがスカイトレイン。空港内のターミナル間を移動する水平エレベーターみたいなものです。無料で乗れます。


無人運転で視界は抜群。クソ硬いプラスチックのベンチを添えて。

今回はここまで。



【1/72】LTV A-7AコルセアII アメリカ海軍VA-86【ギャラリー】

2019-05-25 21:17:00 | 模型ギャラリー

キット:タミヤ 1/100コンバットプレーンNo.7 A-7AコルセアII
仕 様:アメリカ海軍 VA-86サイドワインダーズ(USSサラトガ)

ワンコインで買えるタミヤの1/100戦闘機シリーズを5種類買いまして、それの5つ目の作品です。つまりこれで最後。
とっとと片付けたかったというのが正直なところでしたので、サクッと作りました。



爆弾、増槽、ミサイルをてんこ盛りした機体。攻撃機ですからね。



丸っこい形状とできるだけ前方に寄せたコックピットが相まって存外かわいらしいのだ。











動翼部分の色を塗り分けてる辺り、迷彩とかあんまり考えてなかったのかしらね。



以上A-7Aでした。



【1/100】A-7コルセアII 製作【タミヤ】

2019-05-24 20:57:39 | 航空機模型製作記

手持ちのタミヤ1/100コンバットプレーン軍団もこれで最後です。ちゃちゃっと終わらせてしまいましょう。
A-7はアメリカ海軍の艦上攻撃機ですね。北米Pで散々見たのを覚えている人もいるでしょう。



組み立ては特に書くべきところもないので、一気に塗装まで。
爆弾をたくさん塗るのが大変でした(小並感



タミヤのラッカー塗料で塗りました。
ちなみに胴体の組み立ては、合わせが悪いので段差できます。機体の背中側を基準に合わせたんで腹側は段差がひどい。まあ見えないんで何もせずにそのまま。あんまり見ないでね。



少し汚したけどわっからない、というか違和感のある仕上がりになった?
修行が足りません。



そんなこんなでできました。



これで手持ちのコンバットプレーン5機が揃いました。統一感がないのでアレですが5機も並べれば壮観です。

以上手抜き製作記事でした。
完成品はギャラリーにて。

DC-3のワールドツアーを撮る 最終回【2017/5/27】

2019-05-22 23:55:00 | バス・航空機撮影記
茨城県大子町で旧上岡小学校の見学後も大子町の観光を続けます。
次は「こにしや」というコンビニに寄りました。昔ながらの個人経営のコンビニという風貌をしています。店内はミリタリー色が濃くて、ここもガルパンおじさんの立ち寄り場所になっているようです。
ラーメン屋も入っていて、ここで遅いお昼ご飯としました。あとはお土産にこんにゃくとか買いました。


最後はここらへんで一番の観光地「袋田の滝」を訪れます。一度は行ってみたい名勝であります。
近くの駐車場に車を駐めて、歩いて滝まで行きます。途中、袋田の滝から流れる滝川には鯉のぼりがたくさんかかっていました。


駐車場から滝の入口までは土産店が軒を連ねます。昔ながらの日本の名勝地という感じでとても良い。
もう夕方なのでどこも閉まっていましたけどね・・・。


滝を見るには入場料を払いけり。ちなみに既に17時半を回っていますが、この時期は18時まで開いています。意外と遅くまで開いているのね。


袋田の滝の周りは地形的に谷間になっていて取り付くのが難しいように見えます(特に団体客を受け入れられるような空間はなさそう)。
なのでかは知りませんが、山に袋田の滝トンネルという隧道を掘ったようです。これならバスツアーの団体でも滞りなく見物できます。


隧道の途中にある第1観瀑台。あっ、すごいなこれ。


どばーっと横に広がるタイプの滝。で、4段の滝になっているのも特徴(3段っぽく見えるけど)。特に最下段の滝が美しいのですな。
こんな変わった地形をしていると名勝地にもなるね。


さらに上にある第2観瀑台からは滝の最上段よりも上の目線から滝を眺めることができます。
ここから見ると滝が4段あるのが分かりますね。


滝の奥の方。


堪能できました。冬もまた美しいそうなんで、機会があれば行ってみたいですね。
帰りは川沿いの遊歩道を歩いて駐車場まで戻りました。


袋田の滝を見終えた頃にはもうどこの観光地も閉まっているので、あとはもう帰るだけです。友部でツインリンク君を解放。
帰りは遠回りをしまして、海ほたるへ寄りました。写真の方角は京浜工業地帯です。さすが、明るいですね~。


夜景撮影。


駐車場には走り屋たちがたむろしていました。普段は見かけない車が勢揃いで、遠目から見るだけでも楽しめました。

海ほたるを出発しまして、途中ZBSを解放、あとは下道をだらだら走りまして帰宅しました。
おしまい。

DC-3のワールドツアーを撮る その3【2017/5/27】

2019-05-20 21:47:55 | バス・航空機撮影記
無事DC-3を撮影できたので、福島空港から撤収します。
行きでは高速道路でまっすぐ福島空港まで行きましたが、帰りは下道を寄り道しながら帰ろうと思います。

まずは、玉川村にある福島空港の最寄り駅「泉郷駅」へ。JR水郡線の駅です。
空港最寄り駅ではありますがここから空港へ向かう路線バスは無いので、空港連絡の役割はありません。
駅舎は1934(昭和9)年開業時から使われているものとする記述が多いですが、正確なところは分かりません。この白い形態は改装後のもので、改装前は淡い赤に塗られた姿が特徴でした。


室内はこんな感じ。小さな有人駅だった、というところでしょう(今は無人駅)
なお、2018年夏~2019年春にかけて建て替え工事が行われ、この駅舎は現存しません。今はちょっとおしゃれな待合室のような建物が建っています。
寄っておいてよかったな、と。


ホームはこんな感じ。対面式ホームでしたが駅舎側の方だけ残して単線化しました、という匂いが強烈に残る配線です。というか反対側のホームがまだ残っているし。


ちょうど水戸行きの列車が到着する時間でしたので、ホームで迎撃することに。この不自然なS字曲線も対向式ホームの名残ですな。


列車は水郡線専用のキハE130系でした。
水郡線は乗ったこと無いんですよねぇ。乗ってみたいもの。


泉郷駅からは国道118号線を南下していき茨城県大子町へ。そこにある「旧上岡小学校」へ寄りました。「うわおか」と読みます。
2001年に廃校になりましたが、明治時代に建てられた木造平屋建ての校舎が残っているため有志による保存が行われ、映画のロケ地にも使われることがあります。
特に劇場版ガールズアンドパンツァーで使われた時は話題になったような記憶があります(私の周りだけでしょうが)。聖地巡礼の好きな数多のガルパンおじさんがここを訪れたそうな。


明治時代築といっても改装は行われてるはずなんですが、それでも雰囲気は素晴らしいものがあります。


それでは見学します。
廊下の中央に白線が引かれているのが学校らしいですよね。


教室の机と椅子は最後まで木製のものを使っていたのですね。鉄管のものに換えていてもおかしくなさそうなもんですが。
教室の後ろのロッカーと黒板は昔からずっとあるものなんですね、懐かしさが。


ここはガルパンで見た。


ここもガルパンで見た。
大学選抜チームと云々カンヌン。


こちらは職員室。先生のデスクは現代のものになっているのだな。
今は事務所になっているようですね。ガルパンでは生徒会が使ってましたな。


校長室。机が壁を向いているし狭いし。
ガルパンでは会長が使ってましたね。


最後に放送室。ここで風紀委員がやさぐれてましたかね。

以上、スピード見学でしたが楽しめました。ガルパンを見ていたのでなおさらでした。


ついでなので常陸大子駅に寄り道。水郡線の中でも大きめの駅です。駅舎は2016年に改築されたばかり。


目的は駅前に保存されているC12形187号機。
1938(昭和13)年製で、生涯の殆どは九州で過ごし、最後にやってきたのが水郡線を扱う水戸機関区でした。そしてここで生涯を終えたのでここに保存されるようになりました。


タンクの後ろ、前照灯の脇にある矩形の通風孔が特徴的。これは九州のタンク機関車に見られた特徴で、187号機が九州の機体であったことを物語っています。
外観は美しく、状態も良好に見えます。以前は荒れていたようなので、よくぞここまでと思いました。


ちょうど水郡線の列車が発車していくところが見えました。
・・・あの列車、さっき泉郷駅で見たやつだ。上岡小学校を見学し終えてからようやく追い抜くなんてずいぶん走るのが遅いのね、というわけではなく、途中で何か支障があって遅れが出ていたのです。

今回はここまで。


最終回へ→

DC-3のワールドツアーを撮る その2【2017/5/27】

2019-05-19 22:02:00 | バス・航空機撮影記
福島空港の展望台から立ち去って、今度は空港の敷地外にある「福島空港南展望台」へ。空港の隣りにあるので歩いて行けます。駐車場もありますが、いい感じに埋まっていましたんで歩いていって正解。
この展望台は高台になっているので地上にいる飛行機を俯瞰できる形です。陣地を構築すると、DC-3が2回目の飛行に入ろうとしていました。
離陸は動画で撮影しました。


離陸後は遊覧飛行に向かい、20分経つと空港上空へ戻ってきました。着陸前に上空を何度か低空飛行しましたが、空港の展望台よりも近い位置で撮影できました。


機体の背中側を撮るには望遠が足りないなぁ・・・。


着陸態勢に入りました。


奥に写っている景色が独特といいますかね、静岡空港とは違う眺めが広がっているんだなぁと。


着地寸前。

2度目の着陸を見届けた後は再度場所を移します。


空港に戻って車を出したら、滑走路を挟んで反対側にある「こぶしの花の咲く公園」というところへ。
人のいる方へ行ってみると、そこは遮るものが何もない芝生が広がっていました。その気になれば滑走路まで歩いて行けてしまいます。日本にもまだこんなところが。


ちょうどアイベックスのCRJ-700(JA03RJ)がやってきました。伊丹からのFW79便ですかね。
本邦で唯一CRJを運用する会社ですが、仙台空港を拠点にしているので目にする機会がありませんでした。ここで見られるとはね。
ボンバルディアのCRJは元がビジネスジェットだからなのか、あんまり乗客をたくさん詰め込むのには向いていないような気がして、まあ狭いですよね。エンブラエルのERJの方が天井が高くて好きかな。


CRJとDC-3の並び。並びというには遠いけれども。


アイベックスはすぐに折り返して離陸します。
今度はFW80便大阪/伊丹行です。


離陸滑走中。
こちら側だと小型のリージョナルジェット機でもファインダーいっぱいに収められますね。空港側の展望台だとこうは行かなかったでしょうから、こちらに来て正解でしたね。


昼休みが終わってしばらくするとDC-3の3度目の飛行が始まります。
近い位置にいるので今度は離陸はカメラ撮影にします。こんな感じに、辺りには人がまばらにいるのです。電車の撮影の時みたいに撮影場所が限定されないので騒ぎになりにくいのは、航空機撮影の長所でありますなぁ。


上々であります。
うむ、かっこいいな、DC-3。


やはり初めに遊覧飛行をしてから着陸前に空港上空を旋回飛行するような感じです。





とにかく雲が残念でした。少しでも晴れ間があれば・・・。


着陸してきました。


これでこの日のDC-3の飛行は終了です。
とても良いものを見ることができました。今後DC-3の飛行を見ようと思ったらアメリカのエアショーに行くでもしないと巡り会えそうにありません。そのくらい貴重な機会だったと思います。

福島空港からはこれで撤退します。
今回はここまで。



北米project 4 ~Is the order a warbird? その88【2016/03/04~10】

2019-05-18 22:22:00 | 海外旅行記
今回は箸休め的に、野球観戦中に撮影していた球場の上を飛んでいた飛行機の写真をば。
練習試合の行われていたスローンパーク上空はフェニックス空港へ着陸する飛行機の航路だったようで、飛行機が頻繁に通過していたのです。試合観戦にも飽きてきていたので、目に止まった飛行機を撮っていました。

これはサウスウェスト航空のB737-700(N737JW)。
サウスウェストはアメリカの大手航空会社の一角で、LCCの元祖とも言われている会社です。この後乗ります。


USエアウェイズのB757-200(N910AW)。A320かと思ったら757でした。757は初めて見たんじゃないか?
USエアウェイズは競合他社と合併を繰り返してのし上がってきた会社。最終的にアメリカン航空と合併して社名は消滅しましたが幹部はUSエアウェイズ出身なので、実質的にはUSエアウェイズがアメリカン航空を飲み込んだ形になります。
両者は2015年10月に統合されているので、この機材は塗装こそUSエアウェイズですが実際はアメリカン航空の機材のはず。
ちなみに機体番号の末尾AWから見て、元はアメリカウェスト航空の機材ですかね、これ。アメリカウェストはUSエアウェイズと下剋上合併してのし上がった会社です。


USエアウェイズエクスプレスのCRJ-900ER(N939LR)。
CRJはリージョナルジェットと呼ばれる地方路線用の小型機材です。とはいえCRJ-900は胴体を延長に延長を重ねて90人乗りにした、リージョナルジェットとしては大きめの機材なのでなんだかバランスが悪い。


ウェストジェットのB737-800(C-FWJS)。
ウェストジェットはカナダを地盤にする大手LCCです。LCCですがエア・カナダに次いでカナダ第2位の規模を持ちます。最近では787を導入して長距離国際線に打って出るなど、単なるLCCの枠を破りつつあります。太平洋路線の進出も計画しているようで、そうすると日本にも就航するやもしれません。


デルタ航空のA320-200(N348NW)。
デルタ航空は昔からあるアメリカの大手航空会社ですね。スカイチームというJALもANAも加入していない航空連合に入っているんで少し影が薄い。
ちなみにこの機材、機体番号の末尾がNWなのでたぶん元はデルタに合併されたノースウェスト航空の機材だと思います。


スピリット航空のA320-200(N512NK)。
スピリット航空はアメリカのLCCです。というかLCCの更に上を行くULCC(究極の格安航空会社)を掲げてます。安かろう悪かろうを行く会社として評判。


アメリカンイーグルのCRJ-200ER(N864AS)。
アメリカンイーグルは、アメリカン航空の地方路線を担当するブランドです。運行は地方路線を専門に運行するスカイウェスト航空に委託しています。
スカイウェスト航空というのはほとんど表に出てこない名前です。よ~く見てみると"Operated by Skywest"と搭乗口の脇に小さく書かれてる程度。ですがアメリカン、デルタ、ユナイテッド、アラスカといった大手のブランドの塗装を身にまとって全米中を飛んでいる、大手と言っていい規模の会社です。
・・・これ以上は旅行記としては脱線が過ぎるので、また別の機会にでも。

ちなみにこの機材は今や貴重となった金属地が剥き出しだったアメリカン航空の旧塗装です。ただしCRJは白く塗装されていたようですね。あんまり金属が使われていなかった・・・?


サウスウェスト航空のB737-800(N8323C)。
サウスウェストは機材を737で統一しているのです。コスト削減のためのLCC戦術の基本のひとつ。


アメリカン航空のA321-200(N914UY)。
長年、金属剥き出しだったアメリカン航空も破産による経営再建と787導入を機に塗装をするようになりました。この銀色が絶妙な色合いで私は好きなんですが、プラモデルで作ろうと思うと難しいな・・・。


USエアウェイズエクスプレスのCRJ-900LR(N247LR)。
USエアウェイズエクスプレスも地方路線用のブランドで、運行はメサ航空が受託しています。

というところで今回はここまで。



北米project 4 ~Is the order a warbird? その87【2016/03/04~10】

2019-05-17 20:18:00 | 海外旅行記
スプリングトレーニングという北米版春キャンプの練習試合を見に行く話。

球場最寄りのバス停でバスを降りて、球場の方へ歩いていきます。
公園というか何というか、というようなところを通っていきます。水をこんなふうにジャブジャブ使ってるってことはそんなに水事情は悪くないってことかしら?
中央奥にある建物はホテルですね。野球選手の宿泊場所になっているのかもしれません。


球場の看板が見えてきましたね。
フェニックスには各球団が拠点とする専用の球場を持っているので、やたらと球場があります。ここはシカゴ・カブスの拠点なのです。


着きましたね。スローンパーク(Sloan Park)というのだそうな。


スター選手たちが貼られてますが、まあわからん。
というのも、このMLB観戦は強制召喚するはずだったやきうのお兄ちゃんZBSのためにセッティングしたものでしたので、私はただのカカシなわけですな。で、彼はどういうわけか召喚に応じなかったので私ひとりで見ることに。


春キャンプくらいにしか使わないだろうに、ただの市民球場って規模ではないなぁ。MLBすげー。


物販もありました。とりあえずカブスのマークの入った野球ボールを買いました。


今日のスタメン。ホーム試合で、練習相手はロサンゼルス・ドジャースです。
ちなみになんでカブスにしたの?かというと、公共交通機関で行けそうなところがここくらいしか見当たらなかったからですね。意外と車でしか行けないような郊外に拠点を持つ球団が多いのだ。


本日の審判団です。


本日の球場めし。
右は牛肉とチーズのサンドイッチ的な食べ物。左は敷き紙で隠れているけどフライドポテト。にんにくのみじん切りがかけられていて、これがとてもジャンキーで美味い。プロ野球の各球場でもパクるべきである。
で、真ん中のがビール。昼からビールなのだ。最高なのだ。


プレイボール!


カブスの先発投手はヘンドリックス(28番)。彼はこの年のシーズンで大躍進します。


ドジャースの4番アンドレ・イーシアー(16番)。


誰だろ、この人(無能)


ボールを受け取るクリストファー・ネグロン(19番)はスプリングトレーニングの招待選手だそうな。


【審議中】
    ∧,,∧  ∧,,∧
 ∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )
| U (  ´・) (・`  ) と ノ
 u-u (l    ) (   ノu-u
     `u-u'. `u-u'


あ、背番号が松井くんだ・・・と思ったドジャースのジョー・ブラントン(55番)。


ドジャースのトンプソン(11番)


5回表の時点で2対1で負けています。セーフコで見た負け試合が脳裏をよぎるが、まだ大丈夫やろ。
ちなみに既に飽きていて、上空を飛んでいる飛行機を撮ったりしてます。


ビクター・アルカンタラ(7番)。今はデトロイドタイガースにいます。


途中寝落ちしてしまい、起きたら8回表、7対3。あー、これは、アカンかなー・・・。


ダメっぽいですね。


試合終了。7対3。
やっぱやきうおもんねーわ。


撤収。
まあ、昨日まで連日の博物館めぐりだったんで、いい息抜きにはなりました。
でも次は勝ち試合を見たいなぁ。

今日はここまで。



【速報版】北米project 6 ~Golden Spike. 速報版

2019-05-15 21:17:28 | 日常記

2019年5月6日から12日までの間、アメリカへ旅行へ行っていました。GWを外してその終了直前に出かけるという一見意味不明な日程ですが、ちゃんと理由があるのだ。
その最大目的は、5月10日に行われるアメリカの大陸横断鉄道開通150周年式典を見物すること。ユタ州ソルトレイクシティの北部、車で2時間走ったところのプロモントリー峠で、西と東からそれぞれ建設された線路が繋がったのです。
今は国定史跡になっていて、週末になると当時の開通式を再現した寸劇が行われるというような場所です。存在は以前より知っていたものの辺鄙な場所なので足が向きませんでしたが、150周年とあらば行く理由としては十分なものでした。
とはいえそれを見に行くだけではもったいないので、他にも色々付け加えていって7日間(現地滞在日数は実質4.5日間ですが)の旅行となりました。

例によってまずはめちゃくちゃ簡潔に旅行のことを書きにけり。本編は・・・まあそのうち(滝汗

まずGW最終日の5月6日に羽田空港から飛行機に乗ってサンフランシスコへ。ここで8日まで滞在します。



サンフランシスコの市街地に着いた時はもう16時でしたので、あまり観光することはできません。
とりあえず、という形でフィッシャーマンズワーフに保存されているWWII期のアメリカ海軍の潜水艦「USSパンパニト」を見学します。WWII期の状態を色濃く残している貴重な潜水艦であり、一見の価値ありです。



フィッシャーマンズワーフにはFラインという路面電車が乗り入れていますが、ここを走る電車はどれも大昔の骨董品を動態保存して運行しています。
主にアメリカ各地で走っていたPCCカーという標準型路面電車が走っていますがたまに違うやつも来ます。

サンフランシスコでの拠点になったのは、湾の対岸にあるオークランドという町。サンフランシスコのホテルは宿泊費が高くなってしまうからとの理由ですが、治安が悪い町なのですね・・・。自分たちの泊まった区画はまだマシなところだったようですが、それでも暗くなったらヤバそうだなという空気はしてました。



5月7日。
この日はサンフランシスコから離れてアムトラックの列車でカリフォルニア州の州都サクラメントへ。



目的はアメリカでは珍しい駅近の鉄道博物館「カリフォルニア州立鉄道博物館」。ここでアメリカの鉄道の何たるやを学びます。
なおサクラメントは大陸横断鉄道の西側を建設したセントラルパシフィック鉄道の起点でしたのでセントラルパシフィック関連の車両も数台展示されていました。図らずともプロモントリーへの予習となったのです。
写真の機関車はセントラルパシフィックの1号機関車「スタンフォード知事号」です。



鉄道博物館撤収後はサクラメントの街を歩きます。せっかく州都に来たので、州議事堂へ挨拶。建物はなんとなくワシントンDCの連邦議会議事堂に似ている気がします。
堂内の歴史的区画は観光客でも見学できます。まあ派手でしたね。個人的には元知事のシュワちゃんの肖像画がツボでした。



5月8日。
この日はサンフランシスコの鉄板観光地を回るのです。
まずはケーブルカー。サンフランシスコのエグい坂道を走るための乗り物です。
地面の下を走っているケーブルを車両が掴んだり離したりすることで走行と停車をする循環式という方式のケーブルカーです。坂を登る時はケーブルを掴まないといけないのですが下りの時は必ずしもそういうわけではなく、位置エネルギーだけで加速することができます。私が乗った時はそういう走りを見せてくれまして、おっかねぇなと思いにけり。こういうのは自分で乗らないと分からないもんでして、面白い乗り物でした。



お次はおととい見たUSSパンパニトの後ろにいるリバティ船のSSジェレミア・オブライエンを見学。おととい行った時には既に閉館していたのよ。
WWII期間中に怒涛の建造ペースで大量生産されまくった輸送船の生き残りです。この船で注目すべきは生きている蒸気レシプロ機関です。現存する船舶用蒸気レシプロエンジンはまあほとんどないだろうという代物で(少なくとも日本には残っていない)、それが動態保存されているというのは特筆すべきことです。
ていうか保存船の機関室に入れるというのもあまりないので、そこにも注目してほしいです。ジェレミア・オブライエンの場合、機関室の奥の奥まで見学できるので、もう極上です。

リバティ船を見ているうちに時間切れになってしまいましたので、後ろ髪を引かれながらサンフランシスコ空港へ。
国内線に乗ってユタ州ソルトレイクシティへ飛んで一泊します。



5月9日。
ソルトレイクシティから北へ60kmほどにあるオグデンという町で執り行われたユニオンパシフィック鉄道の超大型蒸気機関車「ビッグボーイ」の復活式典を見物しました。
車輪配置4-8-8-4を持つ世界最大級の蒸気機関車です。引退して以来現存機は全て静態保存機ばかりでしたが、大陸横断鉄道開通150週年の節目の記念行事としてそのうち1機が動態復活しました。
会場は大盛況で機関車をじっくりと見ることはできませんでしたが、一大イベントに立ち会えたことは嬉しかったです。



オグデンには鉄道博物館もあるのでチラッと見ていきました。
ガスタービン機関車を見れたのはよかったですね。ユニオンパシフィックは昔からパワー厨みたいなところありますからね。



午後は保存鉄道のヒーバーバレー鉄道に乗るつもりでいたのですが、昼飯に食べようと思っていたサンドウィッチがなかなか出来上がらず、待っている間に列車の出発に間に合わなくなるチョンボをこきます。後悔してもとき既にお寿司でしたので、折返しの列車が駅に到着するところを撮影しました。
保存鉄道の列車って本当になんでもアリの雑多な編成をしていて、鉄道模型でテキトーでいい加減な客車や貨車を繋げても「これは保存鉄道ですので!」と言って通せばその通りになるので、便利な言葉やもしれんと思いました。



5月10日。
そしてついに今回の旅行の最終目的地、プロモントリー峠へやってきました!
ここは実際に150年前の5月10日に開通式が行われた場所そのものなのですが、1942年に廃線になって忘れられた存在になりました。その後数十年経った後、ここは国定史跡となり観光地として再度脚光を浴びるようになりました。
今では周辺の線路が敷き直され、開通時に出席した蒸気機関車も改めて作り直され、開通式の様子を再現する寸劇が観光シーズンに行われています。

会場は大混雑で、午前中行われた記念式典は人混みの中から見ざるを得ませんでした。しかし式典が終わるとみんなすぐに帰っていってしまいました。
そして午後になるともう一度開通式の寸劇を始めだしたのです。今度は人も少なめでしかもお立ち台を確保できたので、最高の場所から式典の様子を見ることができました。
蒸気機関車の汽笛と鐘の音、鉄道会社幹部の演説、犬釘を打つ瞬間、最後に"DONE"(大陸横断鉄道の建設の完了)と打つ電信、感激の連続でした。これにはもう大満足です。


そして5月11日~12日にかけて帰国して終了です。
今回も収穫の多い海外旅行となりました。特にプロモントリー峠での歴史的瞬間の立ち会いは格別であります。行って良かった・・・!と思える旅行でした。

さて本執筆ですが、今の調子で行くと数年後に執筆開始になるんだろうと思います・・・。正直すまないと思っている。
今回はそれだと本当アレなんで、今年の冬コミで何か薄い本を出せればいいなぁと思います(夏コミは別の題材で申し込み済みなのでその時は出しません)

そういうわけなんで、めげずに首を長くして待っていてください。

はい、以上です。