黒鉄重工

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北米project 3 ~Encouragement of Canadian Rockies. その40 【2015/07/08~18】

2016-09-29 22:14:22 | 海外旅行記

2015年7月16日(木)13時57分
アルバータ州バンフ メリッサ・ミスステーク

サルファー山からバンフのダウンタウンに戻り、そしたらお昼ごはんにします。お昼はメリッサ・ミスステークというグリルレストランにしました。
ステーキの美味しい店です。昼からステーキなんて贅沢でいいですよ。レンタカーで来たのでお酒飲めないのが残念でしたが・・・。



サラダ。なんだかすごい健康に良さそう。



昼食後はダウンタウンをぶらぶらとします。
旧軽井沢みたいな感じのリゾート地っていう感じがしますね。それでも道路は片側2車線確保されているのは自動車社会のカナダらしい所です。
建築物の高さは上限が決められていて、建替や改築にも町の審査を通らないと出来ないなど、景観維持のために厳しい制限が設けられているんだそうです。



ものすごく地味なマクドナルド。京都みたい。派手な色遣いは出来ないということなんでしょう。



ロームバスが停まっていたんで撮影。Nova LFS HEV、ハイブリッド車です。
なおローム Roamというのは「ぶらつく」「歩き回る」という意味です。そう思うと何だか急に地方の観光客向け周遊バスみたいな雰囲気が出てきますね、これ。



同じLFS HEV。ロームバスは車両ごとに色が違うヤツですね。フルラッピングというのも広告以外だと珍しいですかな?



買い物を済ませた後は、バンフ駅に向かいました。駅舎は中々立派なものです。
ここに停まる列車は夏季のみの臨時列車「ロッキーマウンテニア」ぐらいで今日は列車の設定がなく、かといって貨物駅というわけでもないのですが、何か貨物列車が通り過ぎるかもしれないと思ってやってきました。



今書いたように列車は基本的に来ないんですが、高速バス「グレイハウンド」がここを発着しています。主にカルガリーからのバスですね。カナダでも鉄道駅をバスターミナルにするのだなぁと。



室内は観光案内所やロッキーマウンテニアのカウンターなどがあります。今日はもう店じまいしていましたが・・・。



線路のある方へ出ます。ホームは1面だけで、あとは引込線が数本あるだけです。
ちなみに列車は来ませんでした・・・(悲)来いと思うと来ないんだなぁ、困るなぁ。



時刻表です。カナディアンパシフィックのロゴが昔なのがいいですね。
時刻表は黒板で出来ているので、毎日書き込んでいたのかな・・・大変だろうに。



線路なう。いけないマーモットだ。



今日の野鳥。B&Bの前にカササギがいたので撮影。



B&Bに泊まっているのにそれらしいことをしていないと思い、夕飯はスーパーで買い込んだもので適当に作りました。
端からちゃんと料理するつもりないのでめちゃくちゃ適当ですが。



夕食後は昨夜の動物探索のリベンジです。昨夜とは別の場所へ向かいます。
その途中で性懲りなく貨物列車を少しの間待ってみましたが現れず。もう今回はダメだね。



向かったのは町から北東の位置にあるキャンプ場の周辺の道路。10kmほどのループ状の道路になっていて、この道路沿いに動物が現れるというのです。
車で行って回っていきます。



動物は朝か夕暮れ時に動くので、それに合わせて日暮れ前に合わせて行動します。
ループ道路を時計回りに進んでいったのですが、中間地点の湖を過ぎても動物の気配がせず。今夜もダメか・・・と思っていたのです、が。



!!!



すごいこれ!!エルク Elkの群れだ!!群れで草をむしゃむしゃ食べています。
路肩へ車を停めて撮影します。幸い、車が通るくらいではエルクは気にも留めないようで、撮り放題でした。これはテンションも上がるというものですよ!



エルクは日本だとヘラジカ(=ムース)という意味になるのですが、北米だとエルクはエルクです。このエルクは日本だとアメリカアカシカに相当する種類のシカです。現地だと「白いケツ」という意味の言葉が訛ってできた「ワピチ Wapiti」という呼び方もするそうな。確かにお尻が白い。
この群れのエルクはどれも角が生えていませんでした。今の時期、雄鹿は角が伸びているはずなので全員メスということになるんですかね。繁殖期以外はオスとメスは別々で群れを成すそうなので、そういうことなんでしょう。



シカの割に身体は大きく、馬に近いくらいの大きさをしています。シカの中では昨日見たシカ最大のシカ、ヘラジカの次に大きいとのことです。
しかしまあ、食べるのに熱心でみんな顔を下に向けてるなぁ・・・。それとみんなケツを向ける。



たまに顔を上げているエルクがいたらすかさず撮影。



人間なんか無視してると思ったんですがじりじりと奥の方に下がっていってしまい、撮影するには遠くに逃げられてしまいました。
辺りもいい加減暗くなってきて撮影も難しくなってきたので、ここらで撤収しました。ひとまず野生動物の群れを見ることが出来て満足です。群れなんてそう見ないですものね。



参考までに、エルクを見かけたのはこの森が開けた所です。見れるかどうかは運次第ですが、近くに来たら寄ってみるといいと思います。

この後はB&Bに帰って就寝しました。翌日はついにカナディアンロッキー最終日です。
翌日へ続く。


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北米project 3 ~Encouragement of Canadian Rockies. その39 【2015/07/08~18】

2016-09-22 20:12:54 | 海外旅行記

2015年7月16日(木)10時41分
アルバータ州バンフ サルファー山麓

9日目です。今日はバンフを観光しますよ。
まずはバンフの町から南の外れにあるサルファー山 Sulphur Mountainを攻めます。天気はあいにくですが、まあ行ってみましょう。



バンフの名所のひとつなので、バスもたくさんやって来ます。
チャーターバスラインズのPrevost H3-45 (3rd genration)。



ブリュースターのMCI J4500。



TRAXXのVan Hool C2045。
バンホールはベルギーのバスメーカーで、この車種を見たのは初めてです。ヨーロッパ製にしては随分角ばったバスだなと。



山頂まではゴンドラに乗って行きます。何だかパンダみたいだな・・・。



ゴンドラを登り降りするパンダの首の群れ・・・。
登山道もあるので、体力の自信ニキは歩いてみましょう。



山頂に着きました。標高は2285mです。サルファー山には山頂がもうひとつあって、それが写真に写っているサンソンピーク Sanson's Peak。山村ピーク?
建物が建っていますが、あれは気象観測台なんだそうです。遊歩道があるのでそこまで行くことが出来ます。足場と階段で整備されたとても歩きやすい遊歩道です。



山からはバンフの町並みが一望できます。それはここが人気の観光地な理由です。
町と川に挟まれている形になっている低い山はトンネル山 Tunnel Mountainです。変な名前ですが、あれはあの山に鉄道の隧道を掘るつもりだった時の名残だそうな。
周りの地形を考えると、別に隧道を掘る必要も感じられず。隧道を掘ることで現在の線形と比べて多少距離を縮められますが・・・。それでも建設費用に見合わないと判断されたのか、結局隧道計画は頓挫して線路はトンネル山を北側に迂回するように敷設されました。



ゴンドラの山頂駅はあんな感じです。レストランや土産屋もありますぜ。



あー、雲行きが怪しくなってきました。ちなみにここ、元々曇りのせいもあるんですが、結構寒いです。防寒装備は必須ですぞ。



観測台に着く頃には数十mから先の視界はゼロに。完全に雲の中やでこれぇ。
ここの気象観測台は1903年に造られました。ただしこれは復元されたものらしい。



ガラス張りにされてますが中を見ることが出来ます。確かに全体的に古さを感じない建物だなぁと。



シマリス(8匹目)。どっこにでも現れるな。



ゴンドラ乗り場に戻ってきたんですが、戻る途中から雪が降ってきてですね、ちょっとえらい目に遭いました。7月の2000m級の山で雪か・・・。



急に寒々しい写真になりました。1時間と経たずにこれだから、山の天気は変化が早いですね。



かと思えば反対側ではこんな景色が広がっているんですから、山というのは分からないもんですなぁ。
雲の切れ間から景色が見え隠れするというのは幻想的でしたな。



麓に降ります。



麓。
フロンティアバスのMCI J4500。ヘッドライトケースが三角形の2013年以降のモデルチェンジ車です。



ロームバスのNova LFS。
ロームバスはバンフの路線バスです。全部で4系統の路線がバンフの町内とその郊外、それと隣町のキャンモアを結んでいます。本数は30~40分に1本で、不便という程でもない本数(30分に1本運行されるのが個人的には公共交通を利用しやすいと思える最低ライン)。経路が集中するダウンタウン内だったら本数が増えてより利用しやすいと思います。
終バスも22~23時台まであるので、夜遅くまで遊べるのもいいです。日本でこのくらいの規模のバスだったら本数は数時間に1本で18時くらいが終バスだろうなぁと思うと、カナダの公共交通って頑張ってるんだと思います。
車種はビクトリアでも散々撮影しているLFSですが、これはヘッドライトが1灯しかないタイプで、今回初めて撮影しました。2灯と比べると結構印象が変わってきて、愛嬌が出たような気がします。

こんなところで今日はここまで。


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北米project 3 ~Encouragement of Canadian Rockies. その38 【2015/07/08~18】

2016-09-17 23:56:38 | 海外旅行記

2015年7月15日(水)16時59分
アルバータ州バンフ国立公園 ペイトー湖

レイクルイーズを後にした我々は、レイクルイーズからハイウェイ93号線を北上していきます。今日の目的地はレイクルイーズの南にあるバンフという町ですが、取りこぼした観光地を回収するために一旦針路を北に取ります。
そして辿り着いたのがペイトー湖 Peyto Lakeです。



ここでゴワス。レイクルイーズからだいたい30~40分間程度ですかね。



この湖は高台から見下ろす形になります。湖畔へ近づけるトレイルももしかすればあるのかもしれませんが、パッと見見当たりませんでした。
湖は結構綺麗な色をしていて周りの地形も壮大なので眺めはとても良いです。モレーン湖の次に美しい湖だと思いました。



湖の左側は川になっていて、氷河の雪解け水が湖に注がれていました。やたら川幅(?)が広いですが、この砂の堆積もモレーンの一種なんでしょうかね。



名も知らぬ花。
植物は本当に種類が膨大で調べるのが大変でかつ見分けもなんだか付きにくいんで、こっちの勉強をするのはまあ当面ないよなぁと思います。



次はペイトー湖の南にあるボウ湖 Bow Lakeに向かいました。



ボウ湖はハイウェイのすぐ脇にある湖です。かなり広い湖なので写真に全部収めるのはムリっす。



湖の色以外はなんだかごく普通の湖という感じもして、逆に安心感すら覚えます。



浜辺もあって並も打ち付けてきます。思えば、カナディアンロッキーで波が立っている湖を今まで見た覚えが無かったので、これは新鮮に思いました。



洒落た写真を撮ろうとするも・・・。



鳥。何だか地味すぎて名前を調べる気が起きず・・・。誰か代わりに調べといて。



モレーンだらけの湖畔。時期に湖を埋め尽くしてしまうのでは?と思ってしまいます。まあ氷河が消滅してしまってるからムリか。



スクールバスのIC Bus CEが停まっていました。
こんなところでスクールバスを見るとはなぁ。まず間違いなく観光バスとして使ってるんでしょうけど(スクールバスを間合い運用的に昼間は観光バスとして使うことは結構あるらしい)。



ボウ湖を見たらあとはもうバンフへ向けて南下するだけです。ずっと車を走らせていましたが、もう少しでバンフというところで車が沢山路駐しているところに出くわしました。
周りに何か目立つ施設や観光地があるわけでもない・・・ということは何か野生動物がいるに違いない、というのは数日前に路上でのヤギとの遭遇で学んでいました。
ですのですかさず我々も路駐してあたりを調べます。



人だかりの見ている視線の先にいたのはシカ類最大のシカ、ヘラジカ(ムース) Mooseでした!遭遇率はクマ並みに低いとされるレア動物ですので、遠目とはいえ遭遇出来たのはかなりラッキーです。
まだヘラ状にもなっていないくらい短いですが角が生えているので、オスのヘラジカです。のそのそと歩く姿には畏怖を少々感じました。すごい。



近づいてくれればよかったのですが、人だかりができて警戒してしまったのか木々の奥へと行ってしまい、これ以上の観察はできませんでした。



ちなみにこんなところです。沼地が広がっていますね。
ヘラジカは沼地に生息しているので、ちょうど出現しやすいところだったわけです。



ヘラジカのいたところから見えた変わった形の山。
尾根から左側は普通の地形をした山ですが、右側はなんだかヤスリで削られたみたいに真っ平らになっています。
氷河に削られてきれいに整えられたんでしょうね。森になっている部分は全部モレーンでしょうか。面白い地形が多いです。



この後は、バンフの町に着いて、B&Bにチェックイン。
夕食がまだだったので、町のショッピングセンターのフードコートで食事にしました。インドカレーを出す店にしました。
これはバターチキンカレーですな。米はタイ米のような細長くてパサついたアレですが、抵抗なく食べれます。いつだかのコメ不作時のタイ米騒動が原因でタイ米が不人気になっていましたが、アレってたぶんマズい古米を輸入したとかそんなところだと思いますよ。
結局、フードコート相応のイケる味でした。だがしかし、やはりフードコートで$10~15するというのは値段が高いよなぁと思います。



その後、ヘラジカ見れたんだから勢いに乗って他の動物も見に行こうとして、ナイトサファリよろしく動物観察へ。B&Bの主人に動物が出そうな場所を聞き出してそこへ向かいました。



バンフの西側にある沼地帯、バーミリオンレイク・ロードとレガシー・トレイルの境界まで車で行って、そこから歩いて探索します。
ちょうどヘラジカが出現したところから近いんですね。



ただまあ、なんだか出くわなさそうな雰囲気だったのと、クマ注意の看板にビビってしまい、10分足らずで探索終了。B&Bへ引き返しました。
出る時は出るらしいんで(特に朝か夕暮れ時)、もし気になったら行くといいと思います。

こんなところで8日目終了。翌日へ続く。


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北米project 3 ~Encouragement of Canadian Rockies. その37 【2015/07/08~18】

2016-09-15 22:28:21 | 海外旅行記

2015年7月15日(水)13時37分
アルバータ州バンフ国立公園 ルイーズ湖

アグネス湖から戻ってきました。
山登りする前よりも明るくなっていて、ルイーズ湖の湖面もさっきより綺麗に写っていました。



絵に描いたような色の湖で、本当に綺麗なんですよねぇ。惚れ惚れしてしまいます。



また何か動物がいました。



シガラマーモットかなぁ・・・?微妙に違う気がするんだけど、自信ないなぁ。



なんだか仕切りに鳴き声を出していたのが印象的でした。



とても綺麗な花壇を見たら、ルイーズ湖を去ります。



まだ昼飯を食べていなかったのですが、ここだという店も無かったので昨日立ち寄ったレイクルイーズステーションレストランに行きました。
保存客車で食べれるほどの身分ではないので、普通に駅舎でランチです。



ハンバーガー。
ここに至ってホームメイド志向のおいしいハンバーガーもカナダでは主流なのだなということに気が付きました。
ハンバーガーというとファストフードのイメージが先行してしまって、わざわざレストランで食べなくても・・・と思ってしまいますが、ファストフード店よりも美味しいのは当たり前ですし(当然その分値段もするが)、工夫も凝らしてあって店ごとに食べ比べするのも面白いです。乱暴な言い方をすれば、種類がたくさんあって店ごとに特色の出ている日本のラーメン屋みたいなものかもしれません?



サーモンのグリル。
アルバータ州辺りまではシーフードが普通に食べられていました。これが東部のオンタリオ州辺りまで行くとあまり見かけなかった・・・ような気がします。



牛の煮込み。濃厚なソースが美味だった。
駅舎を活用した奇をてらったレストランですが十分満足できる美味しいお店でした。おすすめ。



駅舎を再利用したレストランということで、店内には当時の物品が置かれています。
これはカナディアンパシフィック鉄道の「カナディアン」のポスターです。なんといっても最後尾の展望車がウリなのでそれを推しだしたポスターになっています。



店の奥は資料室になっていて駅員が使っていた道具なんかが置かれています。これは電信装置です。他の駅や列車との連絡に使っていたんでしょうかね。



土産屋もありますが、特に何も買わずに撤収。



レストランを後にすると、遠くから列車の汽笛のような音が聞こえたのでもしやと思い駅の近くの線路脇で待機することに。
ちなみにレストランで食事が出てくるまでの間も待ち構えていたんですが、来ず。

そしたら、本当に来ました。うひゃー、やったぜ。ちょっと脇に生えてる木が邪魔でしたが・・・。



機関車は堂々の5重連!!圧巻の一言です。
機関車は先頭から、 GE AC4400CW形CP8575号機+GE ES44AC形CP8830号機+AC4400CW形CP9673号機+AC4400CW形CP9658号機+AC4400CW形CP8527号機。書くのも一苦労・・・。
峠越えとはいえこんなにも連結するもんかと思いましたが、ただの回送なのかもしれません。



これは何度見てもすごい光景だと思います。5重連・・・。



貨物の中身は恐らく穀物でしょう。プレーリーで収穫された穀物をえっさほいさと国内外へ向けて輸送しているのです。
貨車はご覧のとおり密閉式ホッパー車です。貨車の数は確か160両くらいかな?
この写真に写っているCanadaの文字が入った赤いホッパー車はひと目でカナダと分かるためお気に入りの貨車で、模型でも持っています。これに限らず北米の貨車はカラフルなものが多いですから、模型を走らせるときに映えて眺めていて楽しいです。



そろそろ列車が通りすぎるなと思ったら後補機にES44AC形CP8866号機が連結されていました。峠越え区間ではやはり後補機を繋げるのが規定なんでしょうかね。
列車が過ぎ去ったら次の場所へ向かいます。ちなみに貨物列車はこれ以降出てきません・・・。


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北米project 3 ~Encouragement of Canadian Rockies. その36 【2015/07/08~18】

2016-09-13 22:48:08 | 海外旅行記

2015年7月15日(水)11時19分
アルバータ州バンフ国立公園 レイクアグネス・トレイル

ミラー湖を発って、再びアグネス湖へ向けて歩き始めます。もう少しで着くというところで崩落した瓦礫の山を見ました。こんな岩だらけの崩落は初めて見たかも?



崩落地点の山側を見てみると、そこにはそり立つ壁が!ロッククライマーがこれを見たら制覇せずはいられないんじゃないかしら。
荒々しい岩肌が見えますが氷河が削ったそれとは違う表情で、本当に崩落したんやなぁと。



奥に小川が見えますな。



断層っぽい裂け目が入っている地層。地層はズレてないんで、侵食で割れたとかそんなところなんですかね?



さっきの小川が見えました。ほとんど滝のようなものでした。
アグネス湖から溢れ出た水です。



ほい着きました、アグネス湖です。
湖よりも背後に聳える山が目を引きますな。モレーンもマシマシです。



あのちっさなスキマが気になる・・・。



この湖も透明です。流木もいい味出してるし、いいもんだね。



シマリス(5・6匹目)。こう連日見かけると「もうお前ええがな」って飽きてきますね。シマリス程度じゃ全く驚かなくなってしまいました。それでも撮るけど。



新種の野鳥、ステラーカケス Steller's Jay。青い翼と立派な鶏冠が特徴の鳥です。これはまだおとなしい方で、トロントのメジャーリーグチーム「ブルージェイス」の名前にもなっているアオカケスはもっと美しい青をしています。
それでも羽を広げてるところを撮れたんでバッチリですね。ピンぼけ気味ですが・・・。



シマリス(7匹目)。本当にそこら中にいるなぁ。



ここにはカフェが建っていて、食事なんかが出来ます。
ここには遊歩道以外の道路は通じてないですから、物資は人が運んでくることになります。それかさっき見た馬に担がせるのかもしれません。どちらにせよ大変ですね。
一通り見て回ってところで、ルイーズ湖へ戻るべく来た道を戻ります。



アグネス湖から溢れてできた滝。どこへ流れていくのかは知りませんが、最終的には大西洋の辺りに流れ着くはずです。太平洋に行くよりも果てしない旅ですね。



前回も見たやたらにデカい氷河の爪痕を見ます。本当にデカいんですよね、これ。この氷河が引っ掻いた跡は「氷河擦痕」と呼ぶのだそうですね。初めて知りました。
山の麓から中腹にかけての擦痕跡が色濃く残っていますが、よく見るとそこから頂上にかけてもうっすらと残っているんですねぇ。削られた時期が明確に違うということなんでしょう。



切り返し地点まで戻ってきました。
往復7kmなのでまあまあしんどいトレッキングでしたが散歩感覚で歩けるので気軽に楽しめました。景色もいいし、人気なわけだと思いました。
今回はここまで。


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【ギャラリー】 MBF-P03 ガンダムアストレイブルーフレームセカンドL 【1/144】

2016-09-11 21:56:54 | 模型ギャラリー

■使用キット:1/144HG バンダイ ガンダムアストレイブルーフレームセカンドL

家に積んであったキットを組みました。
HGアストレイシリーズの事実上のリメイク版で(セカンドLは今回が初出だが)、組みやすいし可動もまあ良かったです。



前。



横。



後。
タクティカルアームズが重いので、素立ちの時は後ろにスタンドを立たせてやらないと倒れてしまいます。



フライトモード。
アーマーシュナイダーやタクティカルアームズが干渉するので、動かす際には微妙にイラつく・・・。素性はいいんですけどね。



アーマーシュナイダー。









クッソ重いことに定評のあるタクティカルアームズ。
両手持ちはなんとか出来ましたけど、この格好が限界ですかねー。






肩に担ぐ。担ぐのは楽。






デカい。






ガトリングフォーム。これが一番安定する。



以上です。

【HG】 ガンダムアストレイブルーフレーム・セカンドL 製作 【1/144】

2016-09-10 20:41:44 | ガンプラ(アナザー)製作記

日本帰国後の1作目として1/144HGアストレイブルーフレームセカンドLを作るでやんすよ。カナダに行く前から積んでたキットです。



組み立てられる所まで組み立て。合わせ目の目立たない作りやすいキットで、合せ目消し用のパテやセメダインもほとんど使いませんでした。
元々可動範囲の広さに定評のあるアストレイですが、タクティカルアームズやアーマーシュナイダー等色々干渉する部品が多いので、ちょっと一段落ちる感じ。



塗ります。いつも通り筆塗り。
最近になって先輩からエアブラシを譲ってもらえそうになったので、長年続けてきた筆塗りとももう少しでお別れになりそうです。
筆は筆でこういう細かい部分塗装が楽にできるんで好きですけどね~。



塗り塗り。



特に製作中の見どころもなく完成しました。
カナダでプラモを作っている時、塗装前にサフを吹かなくても割りと問題ないことが分かって以降サフは吹かなくなりましたが、今回も大丈夫でした。
サフもまあまあ費用が嵩むので、今後も必要性が薄ければ節約していきたい部分です。
逆に今回からアトムハウスペイントの水性クリアつや消しスプレーをトップコートに使用しました。効果抜群だと昔からウワサになっていましたが、私の予想以上の効果でした。
つや有り(青)とつや無し(白)2種類の塗料が同居してたんですが、両方共同じ照り具合でつや消しにしてくれました。これは見事と舌を巻きました。今後も使おうと思います。

完成品の写真はギャラリーにて。

北米project 3 ~Encouragement of Canadian Rockies. その35 【2015/07/08~18】

2016-09-08 22:18:06 | 海外旅行記

2015年7月15日(水)6時38分
アルバータ州レイクルイーズ 旧レイクルイーズ駅

8日目です。この日は早起きして一人で旧レイクルイーズ駅へ向かい、カナディアンパシフィックの貨物列車撮影、いわゆる朝練をしてきました。昨日は何度も見たい場面で列車を見れたので、たぶん今朝もイケるんじゃないかと思ったのです。
しかし、何の成果も!!得られませんでした!!・・・うーんこの、物欲センサーが働いてるなぁこれは。
心地よい朝の澄んだ冷たい空気(肌寒いくらいだったが)を味わうことは出来たけど、とりあえず俺の睡眠時間を返せ。

意気消沈しながらモーテルに帰って朝ご飯を食べたらチェックアウトして、今日最初の目的地へと向かいます。



やってきたのは、その名もまさしくルイーズ湖 Lake Louise。レイクルイーズいちの観光地です。
ルイーズ湖の由来はカナダ総督ジョン・キャンベルの夫人ルイーズ・キャロライン・アルバータ(1848~1939)から。めちゃ長生きしてんなこの人。アルバータ州の由来もこの人から来ています。
やはり氷河の雪解け水で出来た湖なのでエメラルド色をした綺麗な湖面なのですが・・・あいにくの曇り空で光が当たらず、どんよりとした感じになってしまいました。ここまで天候は順調すぎるくらいに晴れ続きだったのですが。まあきっとすぐに雲は抜けると思うので、落ち着いていきましょう。



湖畔には大正義フェアモント・シャトー・レイクルイーズ閣下がどっしりと構えています。ビクトリアにもある例のフェアモントホテル系列の超高級ホテルのひとつです。
1911年に開業したこのホテルは元々、カナディアンパシフィック鉄道が運営していた「カナディアンパシフィックホテルズ」のホテルでした。同ホテルは後にアメリカのフェアモントホテルズを買収した上でフェアモントホテルズ&リゾーツに社名変更して現在の体制に至っています。買収しといて買収された側の名前を使うというのはちとややこしいですが(フェアモントのほうが名が知られていたかららしい)。
鉄道会社がホテル経営をしていた理由は察しがつきやすいと思いますが、沿線開発です。こんな風光明媚な場所をリゾート開発すれば、そこ目当てに富裕層のお客が自社の鉄道に乗ってやってくるわけですから(まだ道路も飛行機も発達していない時代)、それで一儲けできるということです。鉄道会社がリゾート開発した例というと日本でも東急とか西武鉄道とか小田急とかが当てはまると思います。
カナディアンロッキーのバンフとレイクルイーズの町の発展は、ひとえにカナディアンパシフィックのリゾート開発のお陰と言っても差し支えないもので、地元ではもうフェアモント様様という感じなんだそうな。



どっからでも入れますが、こっちから入ります。
一応晴れ間はあるんで、湖の状態は結局雲の動きとそのタイミング次第ということになるんでやんす。



館内はきらびやか。こういうところに泊まれるような人間になりたい。
特に何もせずに再び外へ出ます。



他の観光地同様、ルイーズ湖にも遊歩道(トレイル)が何本か整備されています。今回はルイーズ湖から標高差約370mの位置にあるアグネス湖までの3.5kmの山道を登っていくことにします。数あるトレイルの中でも人気の高いコースだそうな。
最初は湖畔を歩くので楽なもので景色も綺麗です。



こう行くんでごわす。



少しすると山道の様相を見せてきます。難易度は低い方で、たぶん高尾山くらいだと思います、高尾山登ったこと無いけど。
人気が高いということはそれだけ素人でも登りやすいということなんです。



ちらりとルイーズ湖が見えます。まだ最初のヘアピンカーブも曲がっていませんが、既にけっこうな高さを登っているように感じます。



対岸に見える岩山の巨大な氷河の削り跡がすごいです。これだけの厚さの氷河がかつては存在したんでしょうな。



距離的には半分を超えて、そろそろ一休みしたいなぁと思った時に現れたのがミラー湖 Mirror Lake。大きさはせいぜい池という感じですが、この辺りの湖にしては珍しく透明度の高い湖です。だからこその鏡の湖。



今日の野鳥、畔にいたハイイロホシガラス Clark's Nutcracker。出会ったのはウィスラー以来です。
野鳥って本当は粘り強く待ったりして撮影するもんなんでしょうが、こうして何もせずともバッタリ出会えるというのは楽でして、自然が豊かだというのを感じます。



別のハイイロホシガラス。



上のクチバシがひん曲がっているハイイロホシガラスもいました。食べる時に苦労しそうです。



初観察の野鳥、カナダカケス Gray Jay。北米大陸北部に生息する英名の通り灰色の鳥です。人懐っこいらしく、あまり警戒する様子を見せていませんでした。



元気よく鳴く姿も抑えることが出来ました。



そろそろ行こうかという時に、乗馬している人たちと出くわしました。そう、乗馬しながら登山できるのです。
基本的に人間が通るトレイルとは別経路ですが一部では共用していて、そこには馬の糞がよく落ちています。あんまり臭くないし大抵は既に土の一部と化しているので実害は少ないですが、それでもたまにほやほやのクソが落ちているのでそれだけは踏まないように気をつけたほうがいいです。

今日はここまで。


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沼津と静岡にいる例のバスを見に行く 後編 【2016/07/14】

2016-09-07 22:19:21 | バス・航空機撮影記

沼津駅からは東海道線で静岡に戻るんですが、御殿場線ホームを見てみると313系3000番台が停まっていたのでちょっと見ていきました。
313系3000番台はパンタグラフが2基付いていて通常は2基とも展開して走っているんですが、7月に入った辺りから先頭側のパンタグラフを下ろして走っているというウワサを聞いていたので気にはなっていました。
理由は分からないですしだから何だってこともないのですが、何だか落ち着きませんね。



電車に乗っている途中、静岡鉄道のA3000形は今日走っているのかな?と運用を調べてみたらちょうどいいタイミングで新静岡行の列車に乗れることが分かったので、途中の草薙駅で乗り換えました。
静鉄の乗り場に着いてすぐにA3000形が来ましたので、これに乗って新静岡駅まで向かいます。乗るのはこれが初めてということになります。
車内の撮影ははばかられたんでしませんでしたが、まるで東京の電車だって感じでした(適当



新静岡で折り返しが発車するまでの間、しばしA3000形を観察することにしました。
LED前照灯/尾灯にフルカラーLED行き先表示器という最近の流行を抑えた仕様になっています。
1000系よりも縦長という印象の前面をしていて、形状がくさび形になっているのは先代の1000系を踏襲しているんだと思います。



銘板。めちゃくちゃ磨かれてるので正面から撮影すると自分の体が写ってしまうのだ。



行き先表示器。面積はあまり広くないです。
LEDなのを活かして特別な装飾が出来るらしいですね。



車体は18m、3扉、扉間の窓2枚と、東急7000系の設計を流用してそうだなぁと思わせます。
製造元の総合車両製作所の"Sustina"を採用しているという触れ込みですが、あんまそれっぽく見えねぇなというのがもっぱらの見解。
扉はE231系のような、窓ガラスの部分が一段へこんだようなアレでした。



総合車両製作所のステンレス車両といえば出っ張った雨樋が特徴だったんですが、Sustina導入後は出っ張りを無くすことが出来たようなんで、雨樋が引っ込んですっきりしています。
それでも車体はスポット溶接が目立つし外板の糊しろ(?)みたいな出っ張りもあるし、まあよく分からんなといったところです(手抜き
あと、今時妻窓を付けてくるとは思わなかったのでそこはびっくりしました。



連結部の転落防止幌が無いのが静鉄の電車の特徴だったりします。全駅のホームに柵を設けているので転落防止幌を設置しなくてもいいんだとかなんとか。



最後に出発したところを後追いで撮影して駅の外へ出ます。



新静岡セノバ前のバス発着場でしずてつジャストラインのバス撮影をします。
2015年秋ごろに復刻塗装車が数台登場しまして、今日はそれを狙いに来たというわけです。赤の緑の2種類が数台ずついます。
この一陣だけで終わりだろうなと思っていたんですが、翌年の2016年導入分も復刻塗装で登場したので驚きました。
とりあえず日デスペースランナーJP+西工96MC B-I(小鹿)で肩慣らし。



いすゞエルガ(鳥坂)。
鳥坂営業所のシンボルマークはウサギなんですが、鳥坂なんだから鳥にすりゃよかったのにといつも思っています。



日野セレガHD(相良)のハラダ製茶広告。パッと見どこのバスなのか分からねぇなこれ。
高速バスの全面広告車は思ったよりも見た時のインパクトが大きいです。こっこの広告バスもアレすごいです。



いすゞキュービック+富士重7E(岡部)。しずてつの純正ボディのキュービックは2015年初頭に最後の1台が除籍されて全滅しましたが、富士重ボディ車はまだ残っているということですね。



いすゞガーラHD(相良)。ガーラなんて持ってたんだ・・・。



三菱エアロスター(鳥坂)。



日野セレガ(相良)。



日デスペースランナーUA+西工96MC B-II(唐瀬)。
こんな感じで復刻車来ないなーと思いながら撮ってたら、別の経路から(新静岡を通らない系統がいくつかある)復刻塗装車が静岡駅へ向けて走っていったのを見つけたので、急いで駅の方へ。



やったぜ。
いすゞエルガ(小鹿)の復刻塗装車です。しかもエルガはエルガでも2015年にフルモデルチェンジした新型のLV290系です。これが初撮影。
初代エルガとおおまかな部分は同じですが、ライトケースや冷房室外機の形状とか窓配置とか、細かい所をみると見分けられます。ただし、やはり同時期にフルモデルチェンジした日野ブルーリボンとの違いが無くなってしまったため(初代エルガ/ブルーリボンIIは前照灯の数が違っていてそこで見分けられたのだが)、このバスはいすゞと日野どっちだ!?という風になります、はい。

先述の通り復刻塗装車でして、1945~1965(昭和20~40)年辺りに塗られていた塗装を再現しています。馴染みもクソもないくらい古いんで逆に新鮮。
赤と緑の2種類があって、赤は長距離/貸切用(ワンロマ車?)に使われていたそうです。とりあえず目当ての物が見られたんで満足。



さらに緑の復刻塗装をしたエアロスターもいたのでこれも狙いましたが、微妙な結果に・・・。
緑は短距離用に使われていた車両の塗装でした。



信号待ちを撮ろうとしたらエルガサンドにされてうーんこの。
ちなみにこのエアロスターは新型のMP38系で、2016年にしずてつに導入されました。これも初撮影。
しかも、しずてつがエアロスターを新たに導入したのは8年ぶりとも12年ぶりとも言われていて、随分と久々の導入になりこれにも驚かされました。

こんなところで今日は帰りました。以上です。

北米project 3 ~Encouragement of Canadian Rockies. その34 【2015/07/08~18】

2016-09-04 22:46:38 | 海外旅行記

2015年7月14日(火)16時40分
ブリティッシュコロンビア州ヨーホー国立公園 タカカウ滝

スパイラルトンネル見学後は、トランスカナダハイウェイを少しフィールド方面へ戻って、そこから分岐している道路を通って終点のタカカウ滝 Takakkaw Fallsへとやってきました。



ここでガンス。
この道もエンジェル氷河の時みたいな山道を通る経路で、途中ではヘアピンカーブも登場するカナダの道路にしては狭小で険しい道でした。
ヘアピンカーブの折り返しは2箇所ありましたがうち1つが曲線無しでガクッと折り返す男らしいカーブ(もはやカーブですら無いですな)で、ちょっと面倒だった記憶が・・・。



ここを訪れる日本人のおよそ5人に4人は「戦う滝」と一度は言ってしまいそうな滝ことタカカウ滝、落差は380mとも254mとも言われていてちょっと差が開きすぎって感じです。実際決め手となるような数字が無いらしいです。
なんかこの写真だと大したことなさそうな滝に見えますが、これ駐車場から、つまり結構離れた位置から撮ったもので、直線距離で約500m離れています。それだけ離れていてこう見えるというのは結構デカい滝だな?というのがちょっと分かると思います。日本にも380m級の瀑布は数箇所程度しかないと思います。



噴出口を望遠で覗いてみます。うーん、近くで寄らないと・・・。
これ岩の中から噴き出てるわけじゃないよね?



よく分かる模型がありました。
模型上に滝が何本か流れていますが、そのうち一番右にあるのがタカカウ滝です。氷河の雪解け水が集まって滝になっているんだよ、ということなんですね。
雪解け水というには大サービスな放水量と思ってしまうんですが、本当によく水が枯れませんよねぇ。



タカカウ滝に行くまでには川が流れています。雪解け水だけでこんな立派な川になるんですから地球というのは本当に壮大なのだなとその一端を感じるわけです。そういえばタカカウとは「壮大な」という意味の現地語です。



川を渡ります。
だんだん、あの滝なんかデカくねぇか?と思うように見えてきました。



橋の上から眺める川。これはタカカウ滝から注ぐ川ではなくて他所から流れてきた川です。この先でタカカウ滝からの川と合流します。
この川はヨーホー川の支流なんですが、未だ名無しなんだそうです。



低木の林を抜けて滝を遮るもののない所まで近づきました。
虹が二重に架かっていて幻想的です。光線の方向からして恐らくこの時間帯でないと架らないのかも知れません。



カメラで近づける所まで近づいてみました。さらに近くまで寄れるのですが、そうすると滝から飛散した水しぶきでカメラがずぶ濡れになってしまうので、ここまでになります。タカカウと言うに相応しい迫力を見せてくれます。



ここまでクッキリとした虹を見たのも久々だなぁと思います。それだけ水飛沫が凄まじいわけなんですが。霧雨と言っていいくらいです。



滝の落着地点。
繰り返しになるけど、雪解け水だけでこんなに流れるもんなのかと驚かされっぱなしです。



下流側を望む。
低木林と霧と背後の岩山がなんだか空想的な世界を作っているように感じます。
このタカカウ滝から始まった名も無き川は、やがてコロンビア川と合流し最後には太平洋に注ぐのです。気の遠くなるような距離を旅するんですなぁ。

タカカウ滝見学後は、レイクルイーズへと戻ります。



その途中で、正確にはほぼもうレイクルイーズの村にある旧レイクルイーズ駅へとやってきました。
1910年にカナディアンパシフィック鉄道(CP)本線の駅として開業して以来、駅舎はその姿を維持しています。現在定期列車が停車することはなく、駅舎はレストランとして再利用されています。
また、臨時列車として夏季に「ロッキーマウンテニア」号が、加えて稀にCPの「ロイヤルカナディアンパシフィック」号が停車します。
「ロイヤルカナディアンパシフィック」はすごい列車で、EMD FP7形(1953年製)3機重連+旧型客車(1916~1931年製)10両程度という年代物の編成で纏めた豪華クルーズ列車です。ホームページ見ても値段が書かれてないので、まあめちゃんこ高い列車なんだろうなぁと。予約を申し込まないと走らないそうなんで、そうそうお目にかかることはないと思います。



ここのレストランの特徴は、引退した旧型客車を利用したレストランであることです。日本でもたまにある電車レストランというやつです。
ただし、客車で食べるには$200以上の食事を予め予約する必要があるので、簡単には入れないです。この金額が1人あたりの金額なのかそうでないのかでハードルが随分と変わってきますがな。
なので通常は駅舎内のレストランで食べる形になります。



客車は3両が保存されていて、いずれもCP所属だった重鋼製客車です。プラットホーム状の歩廊があって、その両側に1両と2両連結で置かれています。
1台目は食堂車「デラメール "Delamare"」。二重屋根、シルヘッダー、3軸ボギー台車が重厚でよさみ。経歴についてはあんまりよく分からなかったです。
車内は窺えなかったので正確には分かりませんが、窓配置的にも食堂車だったと思います。反対側には換気扇らしきものが取り付けられていたことから、この食堂車で料理を作ることも可能だと思われます。



2台目のビジネスカー「ローレン"Laurentian"」。ビジネスカーなのに展望デッキ側を撮るの忘れてぐう無能。
これはもう使っていないのか、3台の中で一番状態が悪かったです。



3台目、これもビジネスカー「キラーニー"Killarney"」。1906年製です。
食堂車と連結しているので、供食設備として使われているのかもしれません。



全体はこんな感じ。
駅のホームは1本しかありません。線路はかつては待避線が数本あったのですが、複線用の新線を建設した際に取り払われてホームの前には本線が1本だけまでに減らされたっぽいです(反対方向の本線は左奥に見切れている築堤の上にある)。

これで今日の行動は終了。モーテルに帰ります。



モーテルの駐車場に動物がいました。たぶんシガラマーモットでしょう。
どこにでも現れるんですねぇ。



なお敷地内に巣穴を持っている模様。



夕食は前日に引き続き、モーテル内のレストランにしました。
ボロネーゼです。私はカナダ/アメリカのクソマズ料理筆頭がスパゲッティだと思ってたんですが(茹で過ぎでボソボソになってそう)、そんな思いをせずにおいしく食べられました。



ピザも安定の美味さですね。最近はカナダでも薄い生地が流行りなのか、昔のアメリカンピザほど厚ぼったい生地を出す店は減ってきてるように思えます。

こんな感じで7日目終了です。翌日へ続く。


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