黒鉄重工

プラモ製作、旅行記執筆をやっています
同人誌通販始めましたhttps://603kurogane.booth.pm/

博多→大阪 サイコロの旅5・Ex 第1夜

2021-05-31 22:57:15 | 旅行・イベント記

2020年11月2日(月)13時23分
大阪府大阪市淀川区 JR新大阪駅 
過去最強の移動ツール「どこでもドアきっぷ」を用いた史上最大のサイコロの旅(黒鉄重工調べ)は、ぶっちゃけ特に高い山も深い谷も越えないまま最終日の昼時にあっけな~く新大阪駅に着いたことで終わってしまった。特に最終日の徳島から新大阪までのストレートゴールはつまらなかった(辛辣)。金をかけた割には面白さで言うと下から2番目くらいだ。もうちょい九州をうろつきたかった!

さて困ったことがある。時間が余りまくっているのだ。
一応サイコロの旅は今日(11月2日)が最終日なのだが、もし最終日が鹿児島県で終わってゲームオーバーしても支障がないように翌日(11月3日)を予備日として空けておいたのだ。まあ帰っちゃってもいいんだけど、明日まで旅行だと周りには言ってあるのになんで1日早く帰ってきてるのバカなの?と問い詰められて色々経緯を説明する方が面倒だ。
ついでに言うと、どこでもドアきっぷで行使できる指定席券はあと2回分残っている。なんだかもったいない。

・・・。
・・・・・・。
・・・・・・・・・。




も し 三 ノ 宮 の 11 投 目 で ”5” を 引 い て し ま っ た ら ? ? ?



思い立ったらいい日旅立ちなのが我々ジュラル星人だ。
小倉へ行くぞ。エクストラステージの始まりだ!


5.今から九州 小倉
乗車時間2時間17分、乗車距離555.1km。新大阪駅14時6分発山陽新幹線「さくら」559号に乗車し、山陽新幹線をほぼ横断。小倉駅に16時23分に到着する。
最終日の昼にゴール目前からスタート一歩手前まで戻されるという絶望的状況。これを打開することはできるのか?まあもうゴールしてるけどね。


もう何度目かもわからない山陽新幹線に乗ります。本当だったら新神戸からですけど、まあそこはご愛嬌で。ちなみにこの新大阪~新神戸の乗車で、今回の旅行だけで山陽新幹線をぶつ切りながら走破したことになります。


あと2回指定席に座れるので、ここは躊躇なく指定席券を行使。ついでにキオスクで買ってきた軽食で昼飯とします。
その後に次の6択をひねり出して、あとは寝るくらいしかすることないね。


同日16時24分
福岡県北九州市小倉北区 JR小倉駅
九州へ戻ってきちゃった。
それじゃあ茶番の12投目いってみようか。


  1. 名門大洋フェリー 大阪南港
  2. さんふらわあ 大阪南港
  3. 山陽新幹線 新大阪
  4. 行くところまで行く 鹿児島中央
  5. いまさら 長崎
  6. 詰み 宮崎
大阪へ引き返してゴールするのが3つ、九州残留が3つ。九州残留はすなわちゲームオーバーと思いがちですが、実は一番遠そうな鹿児島中央は当日中に大阪へ引き返すことが可能です。新幹線って速えーんだな。そりゃ長崎県も佐賀県を蔑ろにしてまで新幹線欲しがるわ。
残りの長崎と宮崎は引いたら最後、ゲームオーバー確定です。長崎は当時折り返し可能とか言ってた気がしますが、その後よく見たらダメでした。すまんな。






はいクソゲー。


6.詰み 宮崎
乗車時間4時間46分、乗車距離339.9km。小倉駅16時41分発特急「ソニック」37号に乗車し、終点の大分駅で接続している18時5分発特急「にちりん」に乗り換え。目的地の宮崎駅には夜中の21時27分に到着する。
当然後戻りは不可能。詰み状態。完膚なきまでに負け確定である。


まさか詰みの目を引くとは思いませんでしたが、まあ一通り楽しんだので大阪へ帰ります。一度ゴールしているから宮崎まで行く義理はないでしょう。本番だったらヤバかったけどな・・・。
ちなみに最後に下手こいたサイコロキャラメルはゴミ箱で「あれは嘘だ」と言った後に離してやった。


ただまあ行けるところまで行きましょうか、ということで宮崎方面へ向かう「ソニック」37号に乗ります。ここで最後の指定席券を行使しました。


885系に乗ったのはたぶん2度目。内装が凝っていて一般的な特急電車でこりゃすごいと思ったものです。デッキを変に広告スペースにしないでオシャレ空間に仕上げているところは好きなんだよなー。


同日17時55分
大分県別府市 JR別府駅
小倉駅から70分、別府駅へ着きました。ここで電車を降ります。
ホームには415系が停まっていました。ラッシュ時に使い勝手が良いんでしょうか、通勤通学時間帯によく駆り出されていて意外にしぶといです。



温泉地の駅なんてのは、近年の観光振興のためによく「XX温泉駅」なんてふうに駅名に温泉を付ける例が散見されます。が、別府にはそんな小手先の小細工など不要とばかりに別府だけで勝負しているのが堂々としています。駅名標にちゃっかり温泉マーク付けてますけどね。

さてこの後の動きはどうなるのか?本当に大阪へ帰るつもりなのか?
ヒントはこの写真の中にあります。次回までに考えておいてください。

というところで今日はここまで。


第2夜へ→

北陸project ~Hokuriku Master Side M. その22【2018/4/28~5/3】

2021-05-29 23:38:35 | 旅行・イベント記
2018年5月1日(火・祝)10時37分
福井県勝山市 清大寺大門前

福井県の激アツB級観光地、越前大仏こと清大寺へ来ています。ゴーストタウンと化している門前町を難なく通り抜けて清大寺の大門前へ。ここからが本番です。
なんだか奈良県東大寺の大門にそっくりなんですが、たぶん気のせい、偶然の一致でしょう。


奥の方には五重塔があります。あそこにも後で行きます。
五重塔にしては不自然に大きいような・・・。周りの景色と比べると遠近感がぶっ壊れているように見えます。


いやぁ、クソでかいなこれ。パクリ元の東大寺の大門よりも大きいんじゃないの?
写り込んでいる老夫婦の観光客は、料金所のところで座っていた人と同一人物。あの老夫婦と我々以外にこの場には人間がいません。お寺の中の人すらね。


大門には金剛力士像の阿形が鎮座しています。


反対側にも吽形がいます。
金剛力士像の姿勢や表情は東大寺のそれとそっくりなんですが、たまたまでしょう、HAHAHA。


次に中門。これも東大寺そっk(ry


謎象。閻魔?


これも謎。毘沙門天?


中門をくぐるとついに大仏殿の姿が目に入ってきました。
これも東大寺のパクリと思わせておいて、意外と似ていないです。これはオリジナルなのか、それとも別の大仏殿のパクリなのか・・・(信用が低い)
というか、全体的にパクリ元よりも大きく建てられている気がします。この大仏殿も大きいですな。
何度も書いていますけど、ゴールデンウィーク中にこのがらがら具合はちょっと信じられないものがあります。同じ日同じ時間の東大寺は今頃いかほどの混雑なのだろうか。
カラッと晴れた天気の中、広い敷地でこうもひと気がないとは。しかし境内は廃墟感というものはなくて、手入れが届いているのが不気味さを出しています。


十二支の御守本尊というのが鎮座していました。


きみも自分の年の本尊にお参りしよう。


こんなに人がいないんじゃ、実は今日は開いていませんなんてオチを心配してしまいますが、ちゃんと扉が開いていました。


いざ本丸へ。

というところで今日はここまで。


その23へ→

北陸project ~Hokuriku Master Side M. その21【2018/4/28~5/3】

2021-05-28 05:52:46 | 旅行・イベント記
2018年5月1日(火・祝)10時9分
福井県勝山市 えちぜん鉄道勝山駅
勝山駅からはレンタサイクルを借りて勝山市内へ繰り出します。勝山駅は九頭竜川の左岸にありますが勝山市の中心部は右岸にあって離れています。なのでやや鉄道でのアクセスが悪いのです。


フクイラプトルという恐竜。勝山市には福井県立恐竜博物館があるので、街のあちこちで恐竜が突っ立っているんだそうな。そこへ行くのも魅力ですが混んでいそうなので、今日はまた別のところへ・・・。


同日10時31分
福井県勝山市 清大寺
20分くらい自転車を漕いで清大寺というところへ来ました。一部では有名なお寺です。
バブル期に地元企業の社長が大金を投じて建てた観光用の寺です(後にちゃんとした宗教法人になったらしい)。
でもお寺としても観光地としてもコケてしまった感が強く、経営的にはキツイ模様。バブル期に現れバブル崩壊後に消えていった全国の仏教テーマパークのひとつと言えそうです。
自転車を駐車場の隅のところに止めてきました。駐車場は広いんですが、少しの台数しかいません。ゴールデンウィークなんですけどね・・・。
そんなイロモノ観光地に足を踏み入れます。



どうやら門前町を通るようです。


地図がありました。いまは門前町の前にいて、そこを抜けると清大寺本体へ。大仏殿の他に五重塔があるのね。


うわぁ~、ガラガラだ。これは閑古鳥の一大繁殖地が形成されている可能性が高いです。
屋号の看板が軒下に吊るされていますけど、ゴールデンウィーク中にどこもシャッターを閉じているということは、まあそういうことでしょうなぁ。
奥の五重塔もなんだかいきなり虚しさが。


ていうか人間がいないんですね。一応車はあったのに、車内の人間はどこへいったんだ?
門前町は同じ建物がずっと並んだ統一美のようなものがありますが、それが却ってね・・・。


門前町に入っている(入っていた?)店もケーキ屋とかあって、なんだか何でもいいんかい、っていう感じが。


途中にある三叉路を曲がると料金所があります。ここで拝観料500円を支払います。建造してすぐの頃は数千円取っていたようです。どうせ一度しか来ないから巻き上げられるだけ取ってしまえ的な観光地価格ですな。
なお道の左側に第一観光客がいました。感動的です。

それでは清大寺へ入っていきます。

というところで今日はここまで。


その22へ→

【1/72】ミコヤン・グレビッチMiG-21bis ブルガリア空軍【ギャラリー】

2021-05-26 06:12:27 | 模型ギャラリー

キット:KPモデル MiG-21bis `フィッシュベッド パートI`
仕 様:ブルガリア空軍グラフ・イグナティエボ基地第3飛行隊#243(2002年)
[製作記はこちら]

MiG-21のプラモデルはいくつものメーカーから発売されていますが、今回はKPモデルのキットを作りました。
東欧キットらしく組み立ては楽ではないですが、完成させるとかっこいいミグが姿を表します。試してみる価値はありますぜ。


斜め前から。


横から。


MiG-21というと無塗装銀色の機体がまず目に浮かびますが、ブルガリア空軍は緑と茶の迷彩塗装。MiG-21としては珍しい塗装とブルガリア空軍というマイナーさに魅力を感じて、キットに入っている4種類のパターンの中からこの塗装を選びました。


正面から。


後ろから。


機首。当時共産圏だった国の機体らしく、機体の個性を表しているのは243の機番だけです。


胴体部。bisは背中のコブが大きいのです。個人的にはコブのない初期型が好き。


尾部。


お腹です。


兵装は、ハードポイントは4箇所付けましたが、ミサイルは2本だけです。ブルガリアのミグの写真をググっていたら、どれもこういう装備でしたので。


キットは足回りも精密です。エアブレーキは展開状態にしました。


機首。


以上、MiG-21bisブルガリア空軍でした。

【1/72 KPモデル】ミコヤン・グレビッチMiG-21bis 製作 後編

2021-05-17 22:47:33 | 航空機模型製作記
KPモデルのMiG-21bis製作記事の後編です。
胴体内の塗装等を終えたので、機体の塗装に入ります。塗装前に翼は全て接着しておきます。私は塗装時の取り回しやマスクのしやすさを重視して翼は付けずに塗装するのが好きです。ただし今回のMiG-21bisは、迷彩柄が翼と胴体にまたがる模様なのと、翼と胴体の接着のりしろが少なくて位置決めのリブやボスも立っていないので強度が比較的弱く、プラ同士をセメントで付けたほうが強度が確保できるため、先に接着しておきました。
今書いたように特に位置決めが無いので主翼の取り付け角度が狂わないようにテープで仮止めしてやらないといけません。面倒だ。


まあこんな感じですかねぇ。


照準器を取り付けようとしたものの風防とうまく噛み合わなかったので取り付けを放棄したもの。


では塗装します。まずは脚庫の蓬色から塗ります。その後マスクします。


脚庫の色に関しては本当にこれでいいのか微妙ですが組み立てずにそんな感じの色が指示されていたので、まあそのとおりに。


口とお尻もマスクします。


ミサイルのような付属品は塗装を後に取っておくと塗る気が消えてしまうので、できるだけ早いうちに塗っておくとモチベを保てますね。


このキットにはクロアチア、ハンガリー、ブルガリア、ポーランドの4カ国分の機体が作れるようになっています。どれも魅力的ですが、あんまり作る機会が無さそうな国のブルガリア空軍機を選びました。塗装も緑と茶色の迷彩でミグの銀色のイメージとも違うのも面白いですしね。
迷彩模様はボケ味を出したかったので、当時新発売だったMr.マスキングねんどでマスクすることにしました。


まず薄松葉色を機体上面に塗った後に粘土で型取りします。模様の輪郭はフリーハンドです。
うねった模様を出すのはちょっとこの粘土では苦手な印象で、塗装図通りの模様とは行きませんでした。


濃緑色で2色目を塗装。狙い通りのボケ味が出せました。ただし粘土だと小さい曲線を描くのが苦手。


3色目のレッドブラウンも同じようにマスクして塗ります。


これで迷彩塗装は完了です。なかなかケバイ迷彩ですな。


粘土の付いた跡が残っていますがこれは塗装に使った水性ホビーカラーが完全乾燥していなかったからだと思います。


次にスミ入れとウォッシングをします。前編でも書きましたけどキットの彫刻は細かくて深さも適度にあるので、ウォッシングのエナメル塗料の食いつきが良いです。これはわざわざスミ入れをする必要はないです。


下面も同じようにウォッシングします。ウェザリングマスターで機関銃のすすや動翼部のオイル汚れも描いてやります。


デカールを貼りました。前編でも書きましたけど、品質はそんなに良くないです。気になる人はサードパーティ製のデカールを使ったほうが良いですね。
目立つマーキングは国籍章と機番だけで、いかにも共産国家(当時)らしいです。注意書きのデカールもありますが、組立図の貼り付け場所がはっきりしない説明なので一部よく分からないことに。まあ適当に貼りました。



最後に機体をつや消しトップコートして脚やらミサイルやらを最終組み立てすれば完成です。脚の取り付けがやや心許ないのは東欧キットの宿命か。補強が必要かもしれませぬな。


なかなか作るのに苦労しますが、完成してみればそこにはなかなか決まったお姿のMiG-21が佇んでいます。これが東欧キットの不思議なところです。手を掛けただけ可愛いというやつですかね。


ブルガリア空軍機のプラモデルなんてもしかすればこの先二度と作らないかもしれないので、そこそこ真面目に作りました。楽しかったです。他メーカーのミグも作ってみたいところですね。
というところで、完成品はギャラリーにて。

<使用塗料>
機体上面1:C319薄松葉色
機体上面2:H60濃緑色1
機体上面3:H47レッドブラウン
機体下面:H67・RLM65ライトブルー
機内:H50よもぎ色
コックピット:C391ターコイズグリーン
座面:N47レッドブラウン
座席:C73エアクラフトグレー
座席枕:H21グランプリホワイト
操縦桿:N12つや消しブラック
タイヤ:N77タイヤブラック
ホイール:H26デイトナグリーン
主脚:MC218メタルカラーアルミ
ミサイル:H11つや消しホワイト
ハードポイント:H22グレー




 
 
 
 

【1/72 KPモデル】ミコヤン・グレビッチMiG-21bis 製作 前編

2021-05-16 21:35:07 | 航空機模型製作記
先月から1ヶ月くらい、ブログを書くのがどうにも気乗りしない時期が続いてたのですが、落ち着きを取り戻してきたのでぼちぼち執筆を再開しようと思います。
とりあえずプラモデルの製作記事から。今回はKPモデルのMiG-21bisです。
MiG-21のプラモデルは一度は作ってみたい題材ですよね。有名機なので古今東西あらゆるキットが発売されていますが、今回はKPモデルのものを作ってみます。


弊ブログ初登場のKPモデルはチェコにあるいわゆる東欧メーカーのひとつです。なのでまあ、キットの出来にはあまり期待はしていないのですが、見た目はそんなに悪く無さそう。



主翼その他のランナー。


bis用の追加パーツと風防用の透明ランナーです。


デカールはこんな感じ。ソ連以外の国を収録しているのが渋くて良いです。
ただデカールの質はあまり良くないです。


彫刻は割とびっちりと彫られています。見た目は悪くないんですよ。


ただし東欧キットの定めとして、胴体の張り合わせの時に欠かせない位置決めのボス穴はありません・・・。


車輪の格納庫は左右の彫刻がされていて地味に親切。


胴体内は、空気取入口の中を銀、コックピットをターコイズグリーン、格納庫をよもぎ色、排気口を焼鉄色で塗装。4色も使っています。


コックピットですが、計器類はデカールも何もないです。彫刻はされているので、それに沿って計器盤を黒に塗ります。
座席はシートベルトが彫刻されています。


ジェットエンジンの排気口ですが、位置決めが一切無く・・・。どうやって止めるんねん、これ。壁の片側に寄せて固定させたら変な位置になりますし。困ったね。


仕方ないんで、胴体内側に板を1枚作ってそこに排気口を付けることにします。壁を付ける位置の直径を計測します。


測った直径を基に1mm厚のプラバンを円形に切り抜きます。切り抜く時はプラッツのパンチコンパスを使いました。


ただ胴体内側は真円というわけではないので、そこは現物合わせしながら削って整えていきます。どうせはっきりとは見えんので少し隙間ができても無問題です。


壁を接着しました。排気口本体はこの後の塗装の邪魔なので、最終組立時に付けます。


ショックコーンの位置決めも特に無いのですが、突き出しピンの出っ張りと前脚庫を当てにしてどうにか固定しました。
前脚庫の上には釣り用重りを置いて尻もち対策にします。
しかし、空気取入口からコックピットまでの配置は狭苦しいですな。


胴体を接着します。合わせはあんまり良くなかったので、接着後は洗濯バサミでガチガチに挟んでおきました。

まだ途中ですが今回はここまで。

後編へ→