黒鉄重工

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バンクーバーの保存鉄道の旅 その1【2016/5/21】

2020-05-31 23:04:16 | 旅行・イベント記
2016年5月21日。
この日はビクトリアから日帰りでバンクーバーへ行きました。目的地はバンクーバー南部にある保存鉄道「フレーザーバレー保存鉄道」 (Fraser Valley Heritage Railway) に乗りに行くためです。
去年の秋の終わりぐらいにその存在を知ったのですが、その時はすでにその年の運行を終えていてすぐ乗りに行くことは叶わず、来季まで持ち越しになってしまいました。そして今季が始まった5月にいよいよ乗りに行くことにしたのです。

ビクトリアからバンクーバーまでは、いつも通りフェリーに乗って海峡を渡ります。朝7時出港のBCフェリーのツワッセン港行 (Tsawwassen Bay) のフェリーに乗船すべく、BCトランジットの#70系統スワーツ港 (Swartz Bay) 行のバスに乗ってフェリー乗り場へ。車両はAD Trident 3 (#9031) でした。



船内食堂で洒落たエッグベネディクトの朝食を食べたら、甲板に出ます。スワーツ港出港から1時間弱くらいは、ガルフ諸島の島々の間を縫うように航行するので景色の移り変わりを楽しめておすすめです。特にメイン島 (Mayne Island) とガリアーノ島 (Galiano Island) の間の水道は航路の中でも最も狭隘で、しかもそこを違うフェリーと離合しますから中でも迫力があります。私は必ずこの時間だけは外に出ています。


水上機が上空を飛んでいきました。シーエアのDHC-2 (C-GOBC)のようです。定期便ですかね。


すれ違いのフェリーがやってきました。BC魂ことスピリット・オブ・ブリティッシュコロンビア (MV Spirit of British Columbia) です。BCフェリーでは最大のフェリー船です。同型船にスピリット・オブ・バンクーバーアイランドがありますが、これは私が今乗船している船です。


それで、8時30分すぎくらいに対岸のツワッセン港に入港。慌てずに急いで下船して、接続しているダウンタウン方面への路線バスに乗り換えます。
9時ちょうど発、トランスリンクの#620系統ブリッジポート行き (Bridgeport) に乗ります。トランスリンクはバンクーバーの公共交通機関で、路線バスとスカイトレインという新交通システムみたいな軽量高架鉄道なんかを運行しています。
バスはD60LFでした。なおバスはおおむね3台で運転されるので積み残しが起こる可能性は低いと思います。


いつもは終点のブリッジポートまで乗っていきますが、今回は途中のラドナー乗継場 (Ladner Exchange) で下車します。要はこの周辺の各路線の集まる停留所のハブです。ここで違う系統のバスに乗り換えます。


場所はここです。ツワッセン港はここから南西方向です。


#620系統の2本目。NFI XDE60 (R12025)。ハイブリッド連接バス。


ローカル線用の小型バス、GMC C5500 + ElDorado National Aero Elite (S359)です。GMのバンのシャーシ、エンジンとボディビルダーの車体を装荷したやつ。
なお2017年に廃車になってしまっています・・・。


回送のNFI D40LF (S7315)。これも2018年に廃車済み・・・。このLFシリーズはここ数年でバンクーバーに限らず各地にて急激に勢力を減らしていると思います。


これはツワッセン港行の#620系統XDE60 (R12001)。


その脇を通るオリオンバス工業 (Orion Bus Industries; OBI) Orion V 05.501 (R9272)。
急行用のトップドアツーステップバスです。この構造だと座席数を多く取れるのです。車内はハイバックシートが並んでいるので通常の路線バス車よりも快適に乗車できます。ツーステップですが車いす用のリフトを搭載しているバリアフリー対応車です。ちなみに運転席側の風防が大きく傾斜しているのは、映り込み防止のためです。見た目は悪いですが機能面では効果ありです。
これも導入から20年程度経過しているので現在進行形で廃車が増えています。この個体も2020年に廃車済み。後継車は二階建てバスのAD Enviro 500。


9時25分。始発の#C76系統Scottsdake (Scottsdale Exchange)行きのバスが乗り場に着きましたんで、乗ります。車両は今見たGMC C5500 + ElDorado National Aero Elite (S359)。
なお#C76系統は執筆時現在では#310系統に番号を変えています。

ちなみに原稿を書く前にこの4年前の経路を辿ってみましたが、系統番号の変更等はありますが基本的に再現可能です(下記にグーグルマップによる経路検索あり)。お試しあれ。ただしそこは路線バスなので乗継が厳しい場合あり。


畑の中の道路を走る面白い路線でした。確かに人は乗らなさそう。どういう需要があって設定されているのか気になります。
で、「Northbound Scott Rd @ 62 Ave」で#C76系統を降ります。そこから120th St.を北へ歩いて64th Ave.との交差点を東へ曲がり、「Eastbound 64 Ave @ Scott Rd」で次のバスを待ちます。
10時11分、乗継の#364系統Langley Centre行きのバスに乗ります。車両はNFI D40LFR (S7496)。ちなみにCentreの綴りは、これイギリス式でして、これできちんと合っています。


64th Ave.を真東に走っていって、「Eastbound 64 Ave @ 166 St」で下車。10時38分、同じバス停で#341系統Langley Centre行きのバスに乗り継ぎます。車両はD40LFR (S7481)。
この#341系統は執筆時現在では全く違う経路に変わっているので注意。

そして10時50分、「Eastbound Hwy 10 @ 177B St」で下車して移動終了です。都合、バスを4台乗り継いできました。
なお私はツワッセン港フェリーターミナルの出口でトランスリンクの1日乗り放題券を買いましたので、いくら乗り継いでも定額です。


ちなみに2020年の路線網で行こうとするとこうなるみたいです。最後の#341系統が#320系統になって、降りる停留所が変わる以外は、経路は同じです。
バンクーバーのダウンタウンを経由する方が分かりやすいですが時間がかかるので、それよりもバスを乗り継いでいった方が近道なのです。あとは、バスをやたら乗り継いで移動してみたいというのもありました。こういう移動ができるのは路線網が網の目状に展開されるトランスリンクならではです。


バス停から歩いて3分くらいで今日の目的地「フレーザーバレー保存鉄道」へとやって来ました。
建物の写真は簡単に済ませて、まずは中へ入って列車の切符を買います。実は11時発の列車の出発までもう時間が無いのです。


滑り込みセーフ。切符を買ってホームへと上がりました。線路にはすでに出発待機している”電車”の姿が。
これ、アレですね、インターアーバンというやつですね。訪問に際し予習はしてきましたが、インターアーバンを生で見るのは初めてのことなので、これは胸が高鳴るというもの。しかも動態保存車です。


ゴツいアンチクライマーが目に入りますが、注目すべきはアンチクライマー下にある矩形の標識灯。
私が推察するにこれはどう見ても後付けの装備であり、現役時のものではありません。これはディッチライトという左右一対装着される点滅式の標識灯で、安全上の観点から現代の本線走行する鉄道車両には装着が義務付けられています。
つまりは、この電車本線走行するんじゃ?という期待があるわけです。どういう走りを見せるのか楽しみです。


これが買った切符。切符には今乗っているBC電鉄ことブリティッシュコロンビア電気鉄道(BCER)1225号のマグロ絵が描かれています。古めかしく大変好ましいインターアーバンです。すばらしい。

というところで今日はここまで。



東北project~Trains' last tour. 最終回【2017/10/7~8】

2020-05-29 22:12:49 | 旅行・イベント記

最後にお布施も兼ねてKD95形の最終列車に乗りました。



現役時に行ってみたかったですねぇ。



反対側から。良い保存鉄道だと思いました。



今日の運転はもうおしまいということで、貨物列車の入換をしていました。
最後の最後にED203先頭の列車を見ることが出来ました。パンタグラフが下がっている以外は満足。



これにてくりはら田園鉄道公園からは撤収です。
とても内容の充実した保存鉄道、鉄道博物館でした。くりはら田園鉄道をこの先も伝え残していこうという関係者の意気込みも感じました。行ってみる価値はありますぜ。



若柳中町15時41分発の栗原市市民バスくりはら田園線で石越駅に戻ってきました。車両は行きと同じグリーン観光の神奈中古エアロミディ。
このくりはら田園線というのは路線名の通り、旧くりはら田園鉄道の路線を引き継いだもので、細倉まで走っています。しかし運行本数は土休日は鉄道の半分以下・・・。転換後も同程度の利便性を確保できるのかという点でローカル線廃止の代替バスがあまり信用できない点です。



石越駅前は整備されたのでくりはら田園鉄道の駅舎や線路は撤去済みで、痕跡はほぼ残っていません。
駅設備のあった土地は駅前駐車場になっています。



駐車場の奥まで行くと、途切れたくりはら田園鉄道の本線がありにけり。まだ線路が残されている部分があるのね。よく見ると途切れた線路の手前には枕木が埋まったまま残っています。



石越駅を出ると左カーブ。線路を歩くのはやめましたが、航空写真を見ると旧若柳駅まで線路は続いていました。ただし道路との踏切部分は分断されています。



ものすごい幅広の架線ビーム。くりでんの土地に入り込んでいて、恐らくは貨物輸送時代の連絡線がここを通っていたんじゃないかと思います。



くりはら田園鉄道が現役時代に使われていた駅前駐車場。今は荒れ地。



この石畳は謎でした。



駅の土地を再利用した駐車場の車止めはなんとPC枕木でした。くりでんの廃品活用?



JR石越駅の駅舎。2011(平成23)年建て替え。近年のJR東っぽい駅舎ですかね。



この地域の主要駅なのか、事務室があって駅員も務めています。



3番乗り場へ。手書き看板が風情を残しています。



東北本線小牛田行の701系500番台に乗ります。栗原市ともお別れ。細倉鉱山とかにも興味が湧いてきたので、また行ってみたいところです。



終点小牛田駅でE721系1000番台仙台行に乗り換えます。



仙台駅到着後は、鉄道むすめ巡りのスタンプを集めに仙台市営地下鉄東西線に乗り換えます。東西線はまだ開業したばかりの路線です。
スタンプ設置駅の荒井駅へ向けて2000系に乗車。



荒井駅到着。終点です。




荒井駅で仙台市交通局のスタンプをゲット。仙台市交通局の鉄道むすめは青葉あさひです。東北新幹線みたいなお名前。



駅の中をすこしほっつき歩いていると、なんだか解像度の低いアスカの人形が・・・。これ、旧世紀に作られた人形?
荒井駅にはこれしか無かったので、たぶん綾波とかは他の駅に飾られていたんだと思います。



やることやったので仙台駅に戻ります。車体が小さいなぁと思いましたが、案の定これも近年流行りのリニアモーター式の小型地下鉄でした。



仙台駅の必修課題、伊達の牛たんを履修。相変わらず美味いぜ。塩味が美味いが味噌味も捨てがたい・・・ということで最近は合掛けを食べることが多いです。



最後はE5系の19時53分発東北新幹線「はやぶさ」38号東京行に乗ってお家へと帰っていったのでした。
充実の東北と保存鉄道の旅行でした。おしまい。

東北project~Trains' last tour. その13【2017/10/7~8】

2020-05-28 22:29:59 | 旅行・イベント記
くりでんミュージアムも見終えて、くりはら田園鉄道公園は一周し終えたことになるのですが、あと2時間はバスが来ず身動きができないのでもうしばらく公園でのんびりします。

まだじっくりと見ていなかった貨物列車の車両を観察してみます。これは主力電気機関車だったED20形3号機(ED203)
1950(昭和25)年の栗原軌道線電化に合わせて中日本重工製の凸型電気機関車をED18形として3台導入しました。自重18tだったのでED18。
中日本重工というのは要は三菱重工業です。1945年からの財閥解体の一環で旧三菱重工を3社に分割したものです。この3社は結局その後合流して2代目三菱重工業になりますがそれはまた別のお話。

製造当時の栗原軌道は軽便鉄道でしたから、車体は小型の軽便規格になっています。ところが1955(昭和30)年に軌間1,067mmに改軌しました。これは、石越駅で栗原軌道から東北本線への貨物の積み荷の積み替えが非常に手間だったため、東北本線と軌間を合わせて貨車を直通させて積み替えを解消してしまおうという意図のためです。
製造5年で廃車にすることもないので、台車を交換して継続使用しました。この時に台車を交換した分太ったので形式がED20に変わっています。
軽便規格の車体に対して狭軌の台車なので、台車と車体の幅が同じという独特の形態をしているのが魅力(厳密にはわずかに台車の方が幅広らしい)。
栗原軌道→栗原電鉄、また主力の貨物輸送を渡り歩いたくりでんの生き証人のような機関車です。引退後3機全てが保存されましたが、うち1機は撤去されたとの情報あり。


貨車です。


ト10形(ト102)。1907(明治40)年、もしくは1917(大正6)年製なので、動態保存機としては日本有数の古さです。改軌に合わせて西武鉄道から買ってきたもの。細倉鉱山からの鉱石輸送で使われ、貨物輸送廃止後は保線用の砕石散布車でした。


同ト103。


ワフ7形(ワフ74)。1914(大正3)年製でこれも古豪。やはり西武鉄道から購入。
車掌室付の有蓋緩急車です。有蓋緩急車として貴重な現存例と言えるでしょう。


M153号。


1番線にある転轍機テコ。現役です。


架線が無い以外は往時の栗原電鉄を連想させる光景です。
非電化路線のくりはら田園鉄道に移行後も架線柱は撤去されなかったと言われていますが、現在の旧若柳駅構内にはそれは残っていないです。


KD95形が到着。元は軽便規格だったED20形の小ささにも注目です。


14時15分にもう一度チンドン貨物列車が走ると聞いたので、再び沿線で撮影します。まずは14時発のKD95形。


午後になって光線が変わってこちらが順光になりました。かっこいい。


続く貨物列車。午前中と同じ編成です。往路は動画撮影だったので写真は無いです。


取扱い上難しいのかも分からないですが、ED203を先頭にした貨物列車を見てみたいですねぇ。


入換機とKD95の並び。


保線モーターカー。



旧若柳駅駅舎。現役時の外板は白く塗られていたはずですが、開業時を想定した茶色の外観に復元されました。この部材は取り壊された他の駅舎から持ってきたそうな。

室内も復元されていると思いますが、全体的には「鉄子の旅」で見たまんまのような雰囲気で、見覚えのあるような感じでした。



時刻表。概ね1時間に1本、たまに2時間に1本。



窓口。駅舎の事務室は保存鉄道の事務所になっていました。事務室の有効活用。


KD95が駅に到着。現役時代にもよく撮られていた構図でしょうなぁ。


KD95とTMC100Fの並び。


M153はそういえば車内に入れるんですしたので、侵入します。


車内はロングシート。座席には昔の写真が並べられていますが、こうするとさり気なく席に座るなと言ってきてるので、保全の観点ではいいかもしれません。


車内銘板。走行機器担当の三菱電機、台車担当の住友金属、車体製造担当のナニワ工機の3社が一緒になったのは珍しいですね。
三菱が担当しているのは、やはり三菱の傘下だから・・・?という勘ぐりはしますよね。


乗務員室の壁は真っ赤!この塗り方は初めて見たけど暑苦しそう。

というところで今日はここまで。



【1/24】三菱 PE8Wデリカスペースギア【ギャラリー】

2020-05-26 22:42:21 | 模型ギャラリー
キット:1/24ザ・モデルカー#96ミツビシ PE8W デリカスペースギア '96
[製作記はこちら]

昔に家族が乗っていたデリカに思いを馳せてそれのプラモデルを作りました。キット内容ではその個体を再現するのは難しいので、それっぽいように作りました。

緑色が似合う自動車も今は少ないですね。














以上、デリカスペースギアでした。

【1/24】三菱デリカスペースギア 製作【アオシマ】

2020-05-25 21:54:43 | スケール模型製作記
アオシマのザ・モデルカー96デリカスペースギアを作ります。昔家族が乗っていた車です。模型とは厳密には異なるグレードですが気にしないで気軽に作っていきます。


とにかく素組で進めていきます。ちょっと手を入れたところだけ取り上げていきます。
これは外に付いている踏み台ですが、メッキ処理されています。ランナーから切り出すとこのパイプの位置にゲートがあるので、メッキの付いていないゲート跡が残ってしまって見た目が良くないです。
そこで、ハセガワのトライツールのミラーフィニッシュ(光沢)を切り出して、ゲート跡に貼り付けて誤魔化しました。これでほぼ目立たなくなりました。


踏み台の部分とパイプの端はつや消し黒色で塗装します。このくらいだったら筆塗りで十分ですね。


シャーシはいつも通り無塗装で手抜きします。
ブレーキディスク、排気管、ギヤボックスは銀色で塗装しました。


内装もベタ塗りで最低限塗っておきました。


ボディは実車に合わせてメタリックグリーン。ジャスパーのグレードだったんですが、キットではそれを再現できるデカール類が入っていなかったので、まあ適当に。
メタリックグリーンの調合はけっこうがんばったぞ。
研ぎ出しも頑張りました。
しかし、メタリックグリーンの塗料に使ったアクリジョン塗料はやっぱりエアブラシ塗装には不向きだなと今回でついに使用継続を断念しましたとさ。やっぱり非常に詰まりやすいのですね。瓶の中で固まった塗料カスがハンドピースに混入して詰まるんじゃないかなぁと。知らんけど。あとは希釈比率もシビアなので、いい加減な希釈をする私には向かない塗料でした。それと液ダレも起こしやすかったんで、それもダメでした・・・。匂いがしなくて塗膜も強いのは魅力なんですけどね、使い勝手悪かったです。


リアコンビは筆塗りで。


フォグランプは上記のミラーフィニッシュを貼り付けてから、クリアイエローで塗ったレンズを取り付け。


バチーンと完成。


やっぱりデリカはこの型式ですね。
アニマルガードの中央の黒い部品はつや消しです。


後ろ。
カーモデルはまだ作品の品質が安定しないので、まだまだ練習が必要ですね。とはいえ馴染みのある車をプラモデルで作れたのはよかったです。
完成品はギャラリーにて。


<使用塗料>
ボディ上面:N63青竹色:N35コバルトブルー=8:2
ボディ下面、ディスクブレーキ:N8シルバー
窓枠:N1ブラック
内装、座席:C306グレーFS36270
ダッシュボード:H83軍艦色2
テールランプ:N90クリアレッド
ウィンカー:N92クリアオレンジ
フォグランプ:N91クリアイエロー

クルーズ船迎撃作戦 後編【2016/5/20】

2020-05-23 23:55:22 | バス・航空機撮影記
クルーズ船を撮影した波止場ではカモメどもが水上で踊ってました。理由は人間どものくれる餌の争奪戦。


カモメの低空飛行。


こっちを見ている。


かっこいい。


下を見ている。


餌のパンくずを空中キャッチ。自分と餌の距離の把握や餌の描く軌道の未来予測やなんやかんやといったものを考慮した三次元機動が必要なはずで、カモメすげーなって思う。


クルーズ船のケツ。
船としての形状は左のアムステルダムの方が好きですかな。


オグデンポイントからは撤収。帰りがけに見かけたBlue BirdのCV200。所有はガーデンシティ交通。


ThomasのSaf-T-Liner C2。これもガーデンシティ交通。
昼間のダウンタウンにすスクールバスが停まっているんですが、これは観光客か団体客を乗せる貸切運用です。本来の通学運用は朝と夕方しかないので、暇な昼間の間合い運用としてやっているみたいです。大人が乗るにはちょっと狭いんですけどね。


あとはいつものBCトランジットの撮影。AD Enviro 500 (#9046) #70 Swartz Bay Exp.。


AD Trident 3 (#9001) #50 Langford。


NFI LFS (#9364) #2 Oak Bay。自転車が載っているのだ。


Chevrolet 4500 + ARBOC SOM28D (#2344) Handy DART。
ハンディダートは障害者向けの公共交通サービスで、事前予約で利用者の家まで戸口訪問します。


エアロパーツ付きのLFS (#9434) #27 Downtown。


Prevost H3-45(第1世代)。観光バスですかね。


Enviro 500 (#9047) #50 Langford。旧塗装車です。


Chevrolet 4500 + ARBOC SOM28D (#2373) Handy DART。


NFI D40LF (#9753) #14 Vic. General。路線バスあるあるの総合病院行きの路線です。


ウィルソン交通H3-45(第1世代) BC Ferry Connector。


CVS観光のEnviro 500 (#C31)。


Chevrolet 4500 + SOM28D (#2493) #1 Oak Bay。
これは栄えある#1系統ですが、こんな小型バスで運行されています。運行本数も少ないです。


ウィルソン交通Ford E-450 + AlDorado Aeroech (#Y321) YYJ Airport Shuttle。


D40LF (#8115) #2 Oak Bay。廃車進行中の旧塗装・未更新車です。


謎のH3-45(第2世代)を撮影したところで今日はこれでおしまい。

クルーズ船迎撃作戦 前編【2016/5/20】

2020-05-22 20:04:11 | バス・航空機撮影記
2016年5月20日。
この日はオグデンポイントに寄港するクルーズ船を撮影しに行きました。その前に少し寄り道して、Point Hope Maritime Ltdという船渠へ。
ここはダウンタウンを外れてすぐのところにある船渠で、たぶん昔から続いている会社なのだと思います。立地的には住宅街か商業施設が建っていてもおかしくない場所です。
常に1隻以上の船舶が入渠していて、何かしら作業をしています。たまにここに寄って、今日はどんな船が入っているのかを見るのが楽しみでした。今日は結構面白いものが見れたので載せて見る次第。


入渠している船以前に、この船渠は独特な構造をしています。船渠というと、船がすっぽり収まる巨大な窪地というアレを思い浮かべますが、ここはそれがありませぬ。
代わりに、船をまるごと陸に揚げて軌道の上を動かして船渠へと移動させています。ここだけということも無いと思いますが、珍しい設備なんだと思います。他では見たことありません。
ちなみに今陸揚げされている船は起重機船ですね~。船名は不明。


敷地内には超巨大転車台があります。すげーな。航空写真で見ると驚きますよ。初めは鉄道の遺構かと思いました。
陸揚げした船の対角線上にはトラックが停まっています。よく見るとこれはトーイングカーです。メーカーはウェスタンスター (Western Star) で、所有者はトーテム・トーイング (Totem Towing) です。
あーなるほど、どうやら今はあの船を船渠へ入れるため転車台に乗せる準備をしているんですね。そして船を支えている台車には動力が無く、巻き上げ機付きのトーイングカーによって引っ張ってもらう必要があるということでしょう。
やはり珍しい方式です。


あの船を大型トラック1台で牽引できるものなんですね。鉄軌道の摩擦係数の少なさよ。
でもこれ、陸から降ろす時はどうやって奥まで移動させるのでしょうか・・・?


この船渠はカナダ海軍の軍艦の整備も請け負っています。たま~に入渠しています。
この船はHMCSナナイモ (MM702)です。キングストン級哨戒艦3番艦です。カナダの軍艦色は青っぽい白色なのが独特ですね。これがカナダの海では迷彩効果があるんやね。


軍艦としてはけっこう小さいです。カナダはやたらと海岸線の長い国ですけど、軍艦は意外としょぼいです。


空いている船渠に置いてある架台。たぶんいま陸揚げしている起重機船が上に乗っかるんでしょうけど。
でもこれ、どうやって乗せるんだろう・・・という疑問はつきまといましたが、クルーズ船がもうすぐ来るし、あんまりここに張り付いているのもヤバい人だと思われそうなので、ここらで退散することにしました。


ところ変わってオグデンポイント。もう1隻目のクルーズ船が視界に入っていました。


ヘリジェットのシコルスキーS-76A (C-GHJP)が離陸して目の前を飛んでいきました。このヘリは車輪を格納できるんですね。速度に自信ニキなのかな?


クルーズ船を誘導する水先案内船パシフィック・スカウト丸 (Pacific Scout)。


ホーランドアメリカライン運営のアムステルダム (MS Amsterdam)。でかい。


ホエールウォッチングツアーに向かう小型船第2オーシャンマジック丸 (Ocean Magic II)。このツアー会社はプリンス・オブ・ホエールズ (Prince of Whales)という名前ですが、これはまあプリンス・オブ・ウェールズの発音をもじったのでしょう。


アムステルダムの前を横切るオーシャンマジックII。


いい天気ですね~。


もう船はいいので、おなじみのバス撮影。ウィルソン交通のMCI 102-A3。白ホイールが素敵。


ウィルソン交通のPrevost H3-45(第2世代)。ウィルソン交通の貸切バス、色々なところから中古車を買い漁っているからなのか、決まった塗装というのがないんですかね。


ヘリジェットのシコルスキーS-76A (C-GHJJ)。


BCトランジットのNFI LFS Suburban (#9295)。


LFS Suburbanの後ろ姿。初期型の後ろです。


すぐに本日2隻目のクルーズ船がやってきました。その上をハーバーエアのDHC-3Tが飛んでいきました。


タグボートのシースパン・レイブン丸 (Seaspan Raven)。いまは水先案内していると思われ。


NCL運営のノルウェージャン・ジュエル (Norwegian Jewel)。


この通り、波止場の先端で撮影。


お尻はあまりかっこよくないかなぁ。

というところで今日はここまで。



東北project~Trains' last tour. その12【2017/10/7~8】

2020-05-19 22:00:06 | 旅行・イベント記
検修庫に戻ってきました。個人的にはここがくりでんミュージアムのもうひとつの目玉展示物だと思っています。


検修庫の外板はきれいに貼り替えられていましたが、内張りは原型を留めています。






検修庫の奥にあるのは数々の工作機械です。これは大型旋盤でござい。摩耗部品の削正加工に使ってたっぽい。


(これは独立した電源で動いているのかな・・・?)


ふと天井の方を見て気づく。工作機械からはゴムベルトが天井に向かって延びていて、それは1本のプロペラシャフトに繋がっていて・・・・・・え!?こんな方式で機械を動かしていたの!?
マジか、聞いたことはあったけどいかんせん古い方式(名前が分からない)なのでとっくに廃れた方式で、実物を見たのは初めてだ・・・。


要はこれ、外部動力源の回転運動をゴムベルトと滑車で窓の上にあるシャフトに伝えて、伸びるシャフトに付いている各機械へと伸びる滑車とベルトで各工作機械に動力を再分配するという方式です。イギリスの産業革命の説明で見たことがあるよ。
この一番左の滑車へ繋がっている機械が動力源となる電動機です。


回転するシャフトは各工作機械に動力を伝達するのです。シャフトは手前と奥の2本あります。手前のシャフトは奥のシャフトから動力を分配してもらいます。


これも旋盤です。今説明したような動力方式なので、この旋盤には独立した電源がありませぬ。旋盤自体もとても古そうな格好をしています。


ネジやボルトを締める部品ですかねぇ。テコの原理で思いッきしキツく締めるのだ。


卓上グラインダーとボール盤。これは独立した電動機を持っているので比較的最近の機械なのでしょう。


横から見る。これはいい・・・かっこいい。何しろこう構造が分かるように残して展示してくれていることがありがたいのです。KD95の動態運行と同じくらい感激していますよ。


手仕上げ作業で使う工具です。この机に置いてあるのはケガキ道具です。道具一式が揃っている点が素晴らしいです。よく散逸させずに残したと思います。
ここでは「ケガキ作業は工作の出発地点」と説明していますが、よく言ったものです。くりでんミュージアムの解説や説明は中身が濃いものが多いです。現地で読んでみる価値はあると思います。


古い鉄道車庫の検修庫には残っていることのある鍛冶場です。私の近場だと天竜浜名湖鉄道とか。


ほど(炉)です。ほどは電動送風機付。自由鍛造に使います。


鍛造・鋳造用の工具。ひとつずつ説明していくのは大変なので写真だけ。


機関車庫の中に入ります。前回も書きましたが改軌時に大型車両が収まるように軽便規格の小型車庫を基礎を高くして嵩上げしてあります。なのでコンクリート基礎が不自然に背が高いです。
ここにはKD95形KD952が静態保存されています。


天井の柱は妙に複雑ですが、後から補強工事をしたような部材が見られます。


KD952の推進軸。


エンジンはPE6HT型で、これも路線バス用エンジンです。


運転室周りの間取りは一般的なLE-DC的。
反対側の運転室では運転シュミレーションをやってました。初手なので停車で失敗してしまいました。それでも丸車で運転シュミレーションするのは気分が良いです。


KD95形の内装はやはり良いなと思います。
今日ここに来る以前のくりはら田園鉄道との直接の関わりはなくて、漫画およびアニメ「鉄子の旅」で取り上げられていたのが唯一ですが、わりかし印象深く残っています。今日来てみて劇中と同じ内装、社員の制服、若柳駅構内だったので、当時をよく保っているものだと少し感激しましたね。


快晴でも薄暗いですが資料保存としてはこっちの方がいいのかも。たまに外に出して干してやることも出来ますし。



また検修庫へ戻りにけり。検修庫にある螺旋階段は登ることが出来るので少し高い位置からKD12を見てみます。

くりでんミュージアムの魅力の詰まった建物です。
敷地の規模に似つかない中身の濃い資料館でした。お土産も買いたくなるものです。

というところで今日はここまで。



東北project~Trains' last tour. その11【2017/10/7~8】

2020-05-17 23:46:48 | 旅行・イベント記
くりはら田園鉄道公園に併設されているくりでんミュージアムの検修庫に来ました。
検修庫にはKD10形(KD12)が保存されています。表の公園に保存されているKD11と合わせて2両編成を組んで朝の通学ラッシュ専用に使われていた模様。たぶん平日朝だけの運用でしょうから、近所の鉄道オタク以外が乗ったり撮ったりするのは大変だったろうなぁ。
KD10形は名鉄のキハ10形のうち2台を払い下げてもらったので、現存率100%です。くりはら田園鉄道の車両は現存率の高い車両が多くて、KD95形も100%、ED20形も少し前まで100%でした(今は66.666...%)。まあ母数が少ないんでアレですが、KD10とKD95は一箇所に複数台を保存しているという点で特筆されることと思います。普通、1台でも残れば御の字ですからね。
余談ですがこの初期LE-Carは今は全て現役を退いていますが、意外と各社の車両がだいたい現存していて、結構恵まれています。


KD10形を始めとした初期LE-Carの特徴の台車FU-30。これは付随台車のFU-30T。
台車なので、昔の燐寸箱客車のように台枠に固定されていたわけではないです。ただし乗り心地は良いとは言えず、横揺れが頻発していたそうです。


よく見えないけどエンジンの日産ディーゼルPE6H型。本来路線バス用のエンジンを流用した形です。


この気の抜けた顔が好き。塗装は名鉄時代と同じですぞ。


工作台ですね。溶接の時に顔に被るやつとボール盤がありにけり。後で知ることになりますが、ここの隠れた目玉はこういう工作機械だと思います。


車内にも入れます。初期LE-Carに乗るのは初めてのことです。ロングシートなので結構鉄道臭いですが、車体構体はまるっきり路線バスのそれだとわかります。側窓はもう完全にバスの流用ですがな。


ピット線には潜ることが出来るぞ。


なるほどねぇ。





奥は研修設備ですが、その前に左側にある出口へ。


車両係員詰所です。それって誰ぞやと思いましたがそうも運転手っぽいです。


時計はちゃんと時刻合わせしてあって、さすがっすね。正面の事務机が部長の席かな。


個人ロッカーがあるのは良い会社(うちにはない)。
しかしいつの時代のやつだ。


気動車のブレーキハンドルと鍵を閉まっておくための箱。栗原電鉄時代からの物。末期は気動車5台、入換機1台が在籍していたということね。


鉄道車庫見学をすると必ず見る、御存知安全綱領。
その左の事故防止の目標は見たことないです。社内目標かな。


表に出ます。「安 全 確 保」のイカス看板のある方が詰所です。
その横にあるのがKD95の保存されている機関車庫です。機関車庫の基礎の高さが高いことに注目です。これは、軽便鉄道時代には十分だった高さが1,067mm狭軌に改軌した際に車両も大型化しようとしたら天井にぶつけることが分かったので、上モノはそのままに基礎の高さを上げて高さを確保したという経緯から。うまいこと考えましたね。


木造有蓋車のダルマ。
来歴は1922(大正11)年製で西武鉄道の払い下げです。軽便の栗原鉄道時代に使っていたものの1955(昭和30)年の改軌で使えなくなってしまったので、ダルマにして倉庫として使っていたのが現存しているということです。


ワ101、ワ102の2台だということですが、どっちがどっちか分からん。
貴重な大正時代製の貨車だということで、屋根付きで保存されていることは特筆されます。ここは他よりも貨車の扱いが良いと思います。やっぱり貨物輸送の歴史が深いからかしら。


修復途中なのか、原型を残して資料性を保たせているのか、ちょっと聞き忘れてしまいましたが、私の想像では後者ですかね。とはいえ製造時から残っている部材はどの程度の割合があるのか・・・というのは考慮する必要があるでしょう。倉庫時代に補修された部分もあるかもしれません。


倉庫時代に後付されただろう部品。
塗装がすっかり剥げ落ちてしまった看板です。「油置場」と書かれているところまではわかりました。そうなるその右の赤い箱状の枠は消火器入れでしょうかね。



検修庫の裏側。外板は資料館整備時に補修されているみたいです。合わせて耐震補強っぽいのもやってるかも。
というところで今日はここまで。

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第7回水上機大撮影大会 後編【2016/4/28】

2020-05-15 23:15:22 | バス・航空機撮影記
いよいよ水上機の撮影に入ります。今日は撮影地点をいつものところから変えて上記地図上にしました。どういう構図になるのか楽しみですね。


離水地点へタキシングするハーバーエア2180便のDHC-3T (C-GHAZ)。撮影地点は少し高さがあるので、水上移動する機体をやや見下ろす構図になります。




程なくして最初の到着便、ハーバーエア361便が飛来してきました。機材はDHC-3T (C-FRNO)です。
どういう構図になるのか未知数でしたが、中々悪くないですね。欲を言えば、もっと旋回して傾いたところを撮影したかったですが。


フラップ全開にして海面へ向けて高度を下げていきます。


その5分後に続行便としてもう1機、DHC-3T (C-GHAG)が飛来。


着水体勢。


姿勢制御難しそう。フロートの片足だけ着水したら転覆とかしてえらいことになってしまうのだろうか。


見事着水。


さらにもう1機来ました。なんと続行便が2機。どんだけ乗ってきたのか。機材はDHC-6-100 (C-FGQH)。
これは旋回角度が深くて最高です!機材の屋根がよく見えます。このくらい傾いてくれれば文句ないです。


きれいな水平を維持しながら着水していきました。


色々な水上乗り物が画面上に点在している写真。


ブラックボールラインのMVコーホー。


後追い。到着前だから甲板には誰もおらず。みんな我先に下船して入管にゴーする気でいますな。
それと車両甲板の扉が半開しているけどええんか?


ハーバーエア2190便DHC-3T (C-GLCP)。


機体との距離はこちらで撮影した方が近いですね。迫力があります。


ハーバーエア221便DHC-3T (C-FJHA)。


今度は全身を収めて。


ハーバーエア371便DHC-3T (C-FODH)。


その続行便DHC-6-100 (C-GQKN)。やや高い高度を飛行。


ただ降下率が高め?


後追い。


着水して180度転回して発着場へ向かってタキシングしているところ。

これで今日の撮影は以上です。おしまい。