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【ヤマシタホビー】1/700 日本海軍特型駆逐艦響(1941年)【プラモデル製作】

2021-12-01 05:58:44 | 艦船模型製作記
今回はヤマシタホビーの駆逐艦響を作ります。
今までの特型駆逐艦キット同様、安定した内容になっています。いつも通り素組みで作っていきます。


部品を組み立てていきます。小さくて細かい部品はあえてゲートから切り取らずにしておくと塗装しやすいよ。


艦橋や煙突のような構造物は組み立てられるだけ組み立てておきます。これも塗装しやすくするため。


塗装しました。甲板はまずリノリウム色を塗ってから、リノリウム色のところを養生して軍艦色を塗装。軍艦色は舞鶴色を使いました。


あらかた組み立て終えたところ。
船体はMr.ウェザリングカラーのステインブラウンでサビ垂れを表現しました。


少しやりすぎた?でも迫力が出たのでヨシ!


金属線で張線をして完成です。


彫刻の彫りが深いので墨入れするだけでもバキバキに映えるのがよき。


簡単ではありましたが今日はこんなところで完成です。
完成品写真はギャラリーにて。

<使用塗料>
船体:CS641-SC03舞鶴海軍工廠標準色
甲板:TS69リノリウム甲板色
煙突:N2ブラック
内火艇:H27ライトブラウン
主砲覆い:N85セールカラー







【フジミ1/700】航洋艦「晴風」 製作(ハイスクール・フリート)

2020-10-01 23:21:36 | 艦船模型製作記
「はいふり」こと「ハイスクール・フリート」に登場する主役メカ、「晴風」を作ります。これを作ったのは今年の冬ですが、当時はもうすぐ劇場版の公開近しという時期で、それまでに作っておかないとな~~~と思って棚に積んでいたいのを叩き起こして製作に取り掛かりました。

キットはフジミ製です。艦船模型ながらスナップフィットの、フジミが言うところの艦NEXT仕様のキットになっています。
中身はフジミが得意とするところの2組セットになっていますが、1つは晴風の最終形態、もう1つは通常の陽炎型(浜風か舞風の選択式)になっていて、少し中身が違います。

晴風最終形態はともかく、浜風/舞風は劇中で特に印象に残るカットがないので(ほぼモブキャラ扱い)作る気が起きませぬ。よってここは、晴風の初期形態を作ることにして、両者の変化を見比べられる趣向にしようと思います。


艦NEXTを手に取るのは初めてです。スナップキットで基本的に接着剤は使えない縛りになるので、船体や甲板には普通の艦船模型では見られない合わせの孔がボコボコ空いていますし、複数の面を貼り合わせて作る船体上の構造物はスライド金型を駆使して1点に落とし込んでいます。よくぞここまで。


フルハルモデルなのも嬉しいところ。船底の部品はやや透け気味だったので、裏側に塗料を塗って透けを無くしました。
塗ったのは紫ですが特に意味は無くて、余っているアクリジョンの消化のためです。


飾り台は金色で塗ります。


スナップキットではつきまとう問題ですが、部品に塗装すると塗膜の厚み分嵌合が渋くなって嵌めづらくなる問題が起きます。
艦NEXTの場合、元々の嵌合の渋みがガンプラの感触とは違っていて、そこでまず苦労するのだ。あとは、スクリューの推進軸のような細い部品も圧着で固定するので折らないように気を使います。
嵌合の部分はピンの塗膜を落とすか、塗装前にマスクするかといった手間は必要になりますがな。


内火艇と魚雷発射管。魚雷の弾頭は実弾の黒と模擬弾の赤で作り分け。黒い方を最終形態に使います。
でも赤い模擬弾は初め1発しか装備していなかったなぁというのをこの後思い出しましたが時既に遅し。


船体の軍艦色は普通の軍艦色(2)です。横須賀所属なのでね。
赤帯はデカールを貼り付けるのが大変です。少し失敗もあります。
船首のハルナンバーは、2隻ともY467です。なおY467のハルナンバーはキットには1隻分しか入っていません。私の場合、以前ピットロードの護衛艦を作った時に余ったハルナンバーのデカールを取っておいたので、それを流用することで2隻とも晴風の番号にすることができました。両者は字体が微妙に違うのですが、遠目から見る分にはおなじに見えるのでヨシ!です。
写真を撮り忘れましたが、船尾の「はれかぜ」の文字もキットには1隻分しかはいっていません。これは、まずキットに入っている「はまかぜ」のデカールと、同じくピットロードから流用した護衛艦から「れ」だけ拝借して、はまかぜの「は」と交換することで「はれかぜ」をでっち上げました。何とかなりました。


艤装してクリアコートを吹いて完成です。


初期形態と最終形態の違いは主に主砲と艦橋上部の射撃管制装置です。史実の陽炎型には無い装備が胸アツです。ただしこれらの武装そのものは実際にあったものです。
これをどうにか作ろうと、はじめはピットロードの武器セットを探していましたが、そのうちにフジミが新しく金型起こしてまでズバリというのを発売してくれたので感謝です。この調子なら劇場版仕様も出してくれるものと思っていましたが、これは叶いませんでしたね・・・。


船体の赤帯は意味不明だったんですが、劇場版でこの赤帯が横須賀女子海洋学校の識別帯であることが分かりました。


晴風2隻を同時に作ることができて楽しかったです。

マスト等本来極細の部品は太くされていて印象が悪くなっていますが、それ以外は通常の艦船模型と変わらぬディテールを持っていて、アリじゃんというふうに思いました。プラモデルを作る時の選択肢が増えるのは良いことですな。甲板が成型色で色分けされているのも、マスキング不要に繋がるので塗装するにも利点が有りにけり。


ちなみに、無事に作品公開前に完成することができまして、完成時の高揚感のまま映画鑑賞に臨めましたぜ。

完成品写真はギャラリーにて。

<使用塗料>
船体:H83軍艦色2
船底:C29艦底色
船底裏透け止め:N39パープル
リノリウム:TS69リノリウム甲板色
スクリュー、飾り台:H9ゴールド
内火艇:XF59デザートイエロー
魚雷(模擬弾):XF7フラットレッド
魚雷(実弾)、煙突:XF1フラットブラック
主砲キャンバス:X2ホワイト
スキッパー上部:N32ジャーマングレー
スキッパー下部:BN3ベースレッド



【1/700】護衛艦いずも 製作【ハセガワ】

2018-09-11 23:43:04 | 艦船模型製作記
海上自衛隊の護衛艦「いずも」のプラモデルを作ります。
海自最大の艦船であったり実質ヘリコプター空母であったりいろいろ注目を集める艦ですので、模型化されているものも色々あります。今回はハセガワのウォーターラインキットを作ります。

普通に作るのも良いですが「いずも」は固定翼機(普通の飛行機)の離発着が出来るように改造するというまことしやかな話が流れてきますので、これを想定した姿で作りますぞ。
なんてことを考えているうちにタミヤからほぼ同じような題材の空母いぶきが出てしまったんでアレですが。


いずもの空母化は飛行甲板の先端にスキージャンプ台を付けるのが妥当だろうというところなので、これを用意します。
ジャンプ台はアオシマから出ている補給艦ましゅうに付いているおまけから拝借してきます。


仮組みしてみる。
違う会社の部品なので土台の角度が違ったりモールドの密度が合ってなかったりしますが、直すと手間なので無視してしまいます(手抜き


ちなみに船の大きさですが、手持ちの作品と並べてみました。
手前からいずもの甲板、イージス艦あたご、戦艦アイオワ、巡洋艦鈴谷です。肝心の空母はまだ1隻も作ったこと無いんですががが。
やっぱり長さが長いです。巡洋艦は余裕で抜き去って、戦艦と同じくらいの長さがあるんですね~。これはでかいですわ。


全体を仮組みして、艦載機を置いてみます。なんだか賑やかな事になっていますが。


後ろにはF-35BライトニングII(アオシマましゅうのおまけ)とMV-22オスプレイ(ハセガワいずも付属品)を。
F-35Bはいずもが空母化された時に搭載されるだろう戦闘機としてよく挙げられるやつです。ていうか選択肢はこれしかないですしお寿司。
オスプレイはいずもが就役する以前より配備されるかされないかの論争の的になっていますね。まだどうするのか決まっていないようですけども。


前方にはSH-60、E-2C、FA-18、MCH-101。
SH-60とMCH-101はいずもに付属してきたやつです。
E-2Cはアオシマの航空自衛隊機セットから拝借しました。空自のやつが現役だし一応艦載機だし、行けるかなって(たぶん実際にはムリ
FA-18はピットロードの現用アメリカ海軍機セット3から拝借。以前電子攻撃機EA-18Gの導入検討の報道があったので、それに近いFA-18Fを持ってきました。これも実際には離着艦出来ないだろうけどね。ちなみにこれ、風防を再現するために透明で成形されています。

まあ、あり得ないだろうという打線で組んでます。そこは模型のフィクションじゃ。


塗装を済ましました。特に見るところはないです。塗料はMr.カラーの護衛艦セットを使いました。
デカールを貼り付けます。飛行甲板の線のデカールは、キット付属のやつだとスキージャンプ台の幅と合わないので、左右の端を切って幅を調節してやります。
甲板は細かい凹凸が多いのでデカールが定着しなかった部分がシルバリングを起こしてしまいました。浮いたところをカッターで切れ込みを入れてそこからマークセフターを染み込ませて再定着させてある程度改善しましたが完全には除ききれませんでした。
予めつや消しクリアで表面を均しておけばよかったですね。これは勉強になりました。


デカール完了。
甲板には水玉模様状のモールドが付いているので大味だということはなく、いい感じの密度です。


艦載機を塗りました。それっぽい色にしました。国籍章はE-2Cやヘリコプターはもちろん、F-35BやEA-18Gにも日の丸を。なんだか違和感だな。


接着剤で艦載機を甲板に固定して完成。露天駐機すんのかっていう話ですけど、このキット格納庫は再現されていませんので。
完成させるとやはり大きいので作りごたえがありました。空母と言うと大きいので尻込みしていましたが、戦艦よりも楽なんじゃないかというのが印象でした。ただし艦載機を除けば・・・ですが。
たまには空母いずもというおふざけをやるのも楽しいものでした。


<使用塗料>
船体:Mr.カラー SC17 2704灰色
甲板:Mr.カラー SC19 滑り止め塗装部色
(以上海上自衛隊護衛艦カラーセット)
煙突・船底:アクリジョン N2 ブラック
レドーム:Mr.カラー GX1 クールホワイト
艦載戦闘機:Mr.カラー C325 グレーFS26440
艦載ヘリ:Mr.カラー C338 ライトグレーFS36495

完成写真はギャラリーにて。

 

【1/700】戦艦USSアイオワ 製作【タミヤ】

2018-02-02 21:50:06 | 艦船模型製作記
2016年3月にロサンゼルスを訪れた際に記念艦として保存されているアメリカ海軍の戦艦USSアイオワを見に行ったことはだいぶ前に書きました。
実物を見るとプラモデルを作りたくなる性なので、アイオワにもそういう感情を抱いてしまうのは自然なことなのです。
そういうわけなので、タミヤのウォーターラインのキットを買ってきました。
ロサンゼルスで見たアイオワは近代化改装後の晩年の姿でしたが、キットは1944年時の姿を立体化しています。近代化改装後のアイオワ級はUSSニュージャージーで再現されているそうなので、そっちもいずれ作りたいですね。


内容はこんな感じ。船体と底、あとは細々した部品のランナーから構成されています。2005年発売のキットなので、出来は問題ないです。
実は戦艦を作るのは今回が初めてでした。でもまあ、巡洋艦を大きくしたような感じなので、やることはあまり変わりません。迷彩塗装以外は・・・。


大まかな形に組み上げていきます。
構造物や主砲など大きい部品は予め組み立てていき、機銃やボートなど細かい部品は塗装しやすいようにランナーから切り離さないでおきます。
大きいというより細長いな、といったところ。幅に制限のあるパナマ運河を渡れるように導かれた制約なわけですが、この細長い形状がアイオワの好きなところなわけです。


さて、アメリカ海軍の艦は迷彩塗装がされていることが多いです。アイオワもそうです。垂直面は灰色と青、水平面は全て紺色で塗装されています。
今回の場合、水平面の塗装がやっかい極まりなかったです。あらゆる水平面という水平面は全て紺色で塗るわけですから、主甲板はもちろん、上部甲板、主砲、副砲に至るまで全ての水平面を紺色に塗らねばなりません。真上から見たらほぼ紺色の塊に見えるわけです。これくっそめんどいぞ・・・。


まず水平面を紺色で塗ります。そしたら水平面を全てマスキングして、その後垂直面を塗るという算段です。
ですが甲板を全部覆ってしまえば良いというものではなく、甲板上の突起物なんかは垂直面の塗装で塗るので、その部分のマスキングは避けなければなりません。
これがまた細かい箇所ばかりなので、マスキングテープの細切りを何百枚と刻みまくり、貼っていかなければなりません。先の見えない作業についに飽きと嫌気が来日してしまい、投げ出して別のキットを組み立て始めました。
アイオワのマスキング地獄よりは楽なのでそっちの方に集中してしまい、アイオワは次第に忘れられてしまいます。最初のうちは作業の合間の気分転換に一時再開していましたが、その頻度も次第に落ちていってやらない期間のほうが長くなりました。
これを作り始めたのは実は2017年2月でマスキング始めは2月末なんですが、マスキングを終えたのは10月末でした。8ヶ月くらい掛かったんですね・・・。


だらだらと8ヶ月掛けてやっつけた水平面のマスキングをしたら、垂直面を塗ります。まずは灰色から。


その後マスキングします。水平面に比べたら楽なものですぞ。
マスキングの境目は当たりを付けてやらにゃならんのですが、自分はエイヤッと目測で貼り付けました。上記の塗装図を型紙にすればより精度の高い物ができます。


塗装を終えてマスキングを剥がします。
貼り付けてから時間が経ってテープが剥がれていた主甲板を中心に塗装漏れががが・・・。ここはリタッチして修復しますが、エアブラシと筆塗りで塗膜の艶が異なってしまったので(筆塗りのほうが艶が強い)、つや消しクリアを上から吹いて艶を統一しました。


あとは構造物を乗せていけば完成です。長かったぜ・・・。
塗料はMr.カラーの「WWIIアメリカ海軍艦船迷彩色セット2」をそのまま使いました。タミヤの指定色とは異なるのですが、アイオワの色味は諸説あるような感じなので、これでも間違いではなかろうという考え。

初めての戦艦でしたが、最初に書いた通りやることは駆逐艦や巡洋艦の拡大版で、キットの出来も良いのでストレスをあまり感じず組み立てられました。
ただし迷彩塗装は地獄でした。当分やりたくないです。この点我らが大日本帝国海軍の軍艦は基本的に灰色一色なので大変塗りやすいです。帝国海軍の数少ない良い点です。

<使用塗料>
■船体(白):Mr.カラー SC16ライトグレー
■船体(紺):Mr.カラー SC14ネイビーブルー
■甲板:Mr.カラー SC15フライトデッキステイン(以上、WWIIアメリカ海軍艦船迷彩色セット2)
■喫水線・煙突:アクリジョン N2黒
■機銃:アクリジョン N18黒鉄色
■ゴムボート:水性ホビーカラー H51ガルグレー
■主砲キャンバス:水性ホビーカラー H55ミッドナイトブルー 


以上です。完成品はギャラリーにて。


 

【1/700】重雷装艦北上 製作【アオシマ】

2018-01-20 21:44:31 | 艦船模型製作記
アオシマのウォーターライン北上を作りますん。
北上は最初は普通の軽巡洋艦だったのが、後に何度も改造されて何回も形態を変えているんですが、今回は魚雷をたくさん積んだ重雷装艦という形態で作ります。
なのでアオシマのキットも重雷装艦形態を選択します。


数年前に発売された新しいキットなので、出来は十分です。手を加えるまでもないし、加えるつもりもないです。


重雷装艦では4連装魚雷発射管を片舷5基、計40発の魚雷を装備していました。そんなに積んでどうするんじゃっていう。
キットでもその形態なわけですが、今回は発射管を5連装に増強させてみました。
これは艦これの北上改二(通称ハイパー北上ともいう)の装備に5連装発射管が付いてきたことに由来するものです。史実では5連装は島風にだけ装備されて、北上への装備は計画すら無かったはず・・・。
アオシマのは史実の4連装だけなので、5連装化にあたりピットロードの日本海軍艦船装備セット9を調達。これに入っている発射管を流用します。
ちなみに、この武器セットだけ先に購入して北上本体は後々調達しようと思っていたんですが、その後ピットロードが北上本体とこの武器セットを抱き合わせて発売したので、今は無理してアオシマの本体とピットロードの武器セットをニコイチする必要は無いです。


武器セットの中身はこんな感じ。これが4枚分入っています。なので北上に使うと魚雷は後2基分余ります。何か適当な陽炎型にでも載せよう。
発射管には防盾が付属していますが、これを付けない状態でも使えます。
発射管の防盾は各々スライド金型を使っています。スライドコマは小さいですけど都合6個分でして、意外と金かかってそうだなと。
発射管と魚雷本体が分割されているのもうれしいですね。せっかくこういう気遣いをされたので、きちんと弾頭部分も色分けしてしんぜよう(いつもは灰色一色
魚雷は本体を銀で塗装して、弾頭部を黒のマーカーで塗りました。


部品はランナーからバラバラにしてしまいます。エアブラシ塗装しやすいように取っては残しておくのがミソ。あとマストや艦橋など組み立てられそうなところは先に組み上げてしまいます。


塗装は甲板をリノリウム色でまず塗ります。


そしたらマスキングして、その上に軍艦色を塗ります。北上は佐世保色を塗装してやります。
北上の船体は赤色の船底部品も一体化して成形されているので、塗り分けてやる必要があります。最初に船底の赤を塗ってから軍艦色を塗りましたが、船体側面数mmだけをマスキングするのは剥がれやすくて結構難しく、上手くいきませんでした・・・。
次からは軍艦色→赤色で塗ろうと思います。


なんやかんや塗って、その後艤装を組み立てて完成です。
軽巡の細身な船体にいくつもある魚雷発射管が異様です。


ズラズラと並ぶ魚雷。艦隊決戦時の活躍を期待されていたそうです。
魚雷は発射後の移動速度が遅いので結構避けられやすかったらしいです。そこで避け切れない数の魚雷を散布してどれかに命中させるという戦術だったそうな。
なので、これだけ魚雷を積んでいても実際当てられるのは数発ってところじゃないでしょうか。魚雷は高額な兵器なんですが、その割に効率悪いんだなぁ~って。


今回はこれで終了。
完成品はギャラリーにて。



【1/700】駆逐艦綾波 製作【ヤマシタホビー】 

2017-05-17 21:45:45 | 艦船模型製作記

久々に船を作りました。ヤマシタホビーの綾波です。
吹雪から始まった特型駆逐艦の第3弾で、主砲や吸気口の違いなんかがちゃんと再現されています。他がどうなっているのかはよく知りません。



ランナー構成はこう。小さい枠がいくつも入っています。散らかりやすいのでちょっと苦手なんですよね。



艤装をある程度まで組立ててから塗装します。



ハイ完成。途中の写真は何も撮っていなかったのだ・・・。
船体の塗料にはアクリジョンの軍艦色2を使ったのですが、撹拌が足りなかったのに気づかないまま塗装してしまったので、なんだかノリが悪いなぁとか思いながら何度も吹いているうちにぐちゃぁとなってしまいました。まあ遠目から見る分には大丈夫よ・・・。
アクリジョンは匂いがほとんどしないしので良いのですが、溶剤で薄める時の比率がラッカーよりシビアだったり、撹拌が大変だったりなのが難点ですねぇ。それでも便利なので水性塗料から順次取り替えるようにしています。

というわけで完成写真はギャラリーにて。

【1/700】 駆逐艦「吹雪」製作 【ヤマシタホビー】

2016-06-20 23:59:03 | 艦船模型製作記
2015年9月のある日まで遡るんですが、家に謎の小包が届きました。なんとZBSからの宅配テロでした。中身はカラーコーン・・・ではなく食い物、夏コミで頼んだ薄い本、ZBS製薄い本の在庫、あとはこのプラモデルでした。どないせいちゅう感じですが、なんやかんや作ることになりました。

キットは駆逐艦「吹雪」です。吹雪は以前にもタミヤ製を作りましたがこれはヤマシタホビー製です。ヤマシタホビーは聞いたことのないメーカーでしたが、艦船模型のディテールアップパーツを販売しているんだそうです。
そこが初めて船を丸々出すということで製品発表時には話題となって、私も気になっていました。


部品は細かいですが駆逐艦作るなんてのはもう慣れたもので、サクサクと組み立てていきます。
塗装はスプレー缶ではなく筆塗りですが、意外とムラが起きなかったです。筆なので地獄の甲板マスキングもしなくていいですし、こっちのほうが楽かも。
ただ海上自衛隊の護衛艦くらいまで平面の面積が大きいとムラが出てきてしまうので、大きさによりけりですね。


ハイ完成。写真撮ってなかったのよ。
ZBSにも記事があるから見てみるといいんじゃないかな?


密度が濃いです。フジミやピットロードに負けていません!


重巡洋艦「鈴谷」と。親子ほどの差がありますね。


護衛艦「あけぼの」と。現代の駆逐艦は大型化が進んでいるなんて話を聞くものの今までイマイチパッと来なかったのですが、模型を並べてみるとなるほどねってなります。確かにデカいわ。

というわけで吹雪でした。
良いキットだったので次回作の「響」も楽しみです。たぶん買いますよ。ゆくゆくはWLシリーズに匹敵するシリーズになればいいなと思います。
 

【1/700】 護衛艦「あけぼの」製作 【ピットロード】

2016-04-04 00:25:23 | 艦船模型製作記

前回の作品からちょっと間が空いてしまいましたけどね、また作りました。
なんだか極東の島国では戦車プラモがまた流行っているようですがカナダでは相変わらず自動車プラモが人気ですよ。次は航空機でその次が戦車かな。船はやっぱり人気無いらしいぞ・・・(涙
私の興味ももっぱら航空機なので戦車プラモはまだ作る気はないですねぇ。

今回はカナダ訪問艦シリーズ第2弾、海上自衛隊の護衛艦「あけぼの」です。2010年6月に「あたご」と共にビクトリアのエスクイモルト基地に訪問しています。
カナダ訪問艦はこの2隻だけだと思ってたんですが、帝国海軍時代に戦艦「霧島」が1918(大正7)年に、装甲巡洋艦「出雲」が1914(大正3)年にそれぞれエスクイモルト基地を訪問しています。「霧島」は御召艦運用の代打、「出雲」は第一次世界大戦時の北米西海岸防衛のための航海でした。調べたり訊いてみるもんですね。この2隻もいずれ作らねば。あ、でも霧島はたぶん近代化改装前だろうな。



スケールは1/700、キットはピットロード製で、フルハル形態を選択。キット名は「さみだれ」ですが「あけぼの」と同じむらさめ型で、「あけぼの」を含めた他の艦のデカールも付属しているのでこれで「あけぼの」が作れます。
先に作った「あたご」とは船体の分割の仕方が異なっていて少し戸惑う。
船体の一部は盛大にヒケていますが・・・・・・無視します。



船体と上部構造物を組み立てた進水状態。



ミサイルのVLS化と船体のステルス化はむらさめ型が最初だったのかな?中央のVLSは露天むき出しなんですねぇ。



マストは組立ててから塗装すると楽ですね。



護衛艦には喫水線辺りに黒い帯があってこれを塗らなきゃならないんですが、まあマスキングして塗るじゃないですか。で、テープ剥がすじゃないですか。この有様ですよ。
「あたご」でも同じ目にあったんで今回は慎重を期したんですけどダメでしたね。ていうか前より重症だぞこれ。やっぱりサーフェイサー吹かないと食い付きが極端に悪くなるんだなー。何度も言いますけど、カナダだとサーフェイサーは値段が2倍以上するのでケチっています。
結構ショックだったので、1ヶ月間ほど作業が停滞する。



1ヶ月後どうにか立ち直って制作再開。で、完成しました。うむ、いいんじゃないか?
ピットロードのキットは重りが入っていないので自力調達する必要があります。ジェット戦闘機プラモの重りのように絶対必要な部品ではないですが、あった方が特にフルハルで作る場合は安定性が上がるんで仕込んでおいたほうがいいです。私はホームセンターで売っているバラ売りのナットを入れました。



レーダー類は超適当に処理してるんであらが目立つゾ。あんま近くで見ないでくれよな。
ヘリコプターは作りこむ気が起きないのでグレーで塗っただけ。どうせ作るなら1/72くらいの大きさで作りたい。



艦首。
護衛艦の艦橋って他国と比べて背が高いよね。



カナダ訪問組同士で。あー、いいですね。やっぱり「あたご」の方が一回り大きいですな。

というわけでサクサクと作りました。続きはギャラリーで。

【1/700】 重巡洋艦「鈴谷」 製作 【アオシマ/タミヤ】

2015-12-01 23:35:50 | 艦船模型製作記

1/700の日本海軍重巡洋艦「鈴谷」を作りました。
今回のキットはアオシマから発売されている「艦これ版艦船模型」を選びました。パッケージに艦娘のイラストがドドンと描かれていて一見艦船模型には見えませぬ。ちなみに裏側は中破して服がはだけた時のイラストになってます。艦娘によっては際どいものになるかも・・・。
私が日本から密輸してきたプラモデルはほぼ以前から積んでいたものですが、これは新しく買ってきました。これをカナダの模型オヤジたちに見せつけて「カナダよ、これが日本の艦船模型だ(ドヤヤッ」っとやるつもりで、まあやってみたんですが、萌えとは程遠い人生を送ってきたオヤジたちには全く響かなかったのでした・・・。チーン(33-4)
まず「擬人化」を知らなかったからね。おっとそこから説明するのかい?
うまい言葉が出てこなかったんで、「彼女は艦のメンタルモデルなんだぜ~HAHAHA」と当たらずとも遠からずの説明をしておきました。間違ってないぞ。



艦これプラモといえば、パッケージとか特製のエッチングパーツが付属してくるとか特典があるのですが、私は艦これ仕様にアレンジされた組立書、これが楽しみでした。どんな中身なのかはグーグル先生に聞けば出てくるのでここでは割愛。
うきうきしながら開けてみると、あれ、普通じゃん・・・?気になって調べたんですが、特製の組立書はアオシマ製のキットにしか入ってないとな。あれま。
艦これプラモの元になっているウォーターラインシリーズはアオシマに加えてタミヤとハセガワの3社で分担してひとつのシリーズとして発売しています。アオシマの担当でない艦(「赤城」や「島風」など)はタミヤやハセガワからのOEM供給で、普通のパッケージに艦これ用のスリーブで包んだだけっていう。
いやはや知らなかったなこれは。ちょっとがっかり。いやね、OEM商品はアオシマ製のものと比べて値段が高いんですよ。なのにこの結果ってのはがっかりでした、はい。次はアオシマ製のを買おう・・・。陽炎とか陽炎とか陽炎とか。



余談ですが、「雷」のカードが入っていたんでこれも模型オヤジたちに見せたら「セーラームーンかな?」と仰せられました。セーラー服着てればみんなセーラームーンに見えるようだ。セーラームーン・ライトニング・・・。



気を取り直して作りますよ。キットは近年になってリニューアルされたもののようで、パーツの合いがよくディテールも精密でした。



パーツを塗りながら組み立てていきます。クリップに止められるパーツはランナーから切り出して塗りますが、そうでないパーツは一旦ランナーから切り離さずに塗ってから切り離し、その後ゲート跡を塗ります。この方が楽。
なお塗料はいつもは大正義モデルマスターを使っていますが海軍グレーはさすがに無かったので今回はタミヤカラーを使っています。筆塗りですが意外とイケるもんですねぇ。缶スプレー必要ないんじゃないかな?



艦載機の九五式水上偵察機(フロートが3つの方)と九四式水上偵察機(フロートが2つの方)。組立書通りに組み立てていくと最後の方で組み立てることになりますが、それだと既に鈴谷本体はほぼ完成してしまってそれで満足してしまい「艦載機なんてなくてもいーや」と艦載機の組立を投げてしまう可能性が極めて高い(というか以前「青葉」を作った時にそれをやった)ので、初めのうちにこしらえてしまいます。
1/700飛行機、やってみるとなかなか楽しめましたがこれ以上細かいのはムリ・・・。エッチングパーツは使わないでいいです。



はい艤装終了。割りと難なく完成してしまいました。意外と中央の構造物が小さかったり少なかったりするんですねぇ最上型。青葉はもっと密度が濃かったような覚えです。



最後に空中線を張って締めに菊御紋を貼り付けたら完成です。・・・空中線見えませんねこれだと。



寄ってみました。これで見える。マストの部分がいい加減ですね、いくらなんでも。
内火艇はタンで塗るんですが、これだけのために塗料を買うのも嫌だったのでグレー一色にしました。すまんな。



艦載機は駐機状態で固定。灰色と茶色以外の色があるとメリハリが出ていいですね。



主砲は旋回できます。キットには開戦時に施されていた主砲の日の丸マークが付属していましたがあまりカッコよろしくないので付けませんでした。何か別のに使うと思います。

続きはギャラリーで。

【1/700】 護衛艦「あたご」製作 

2015-09-21 23:52:18 | 艦船模型製作記

まただらだらと作っていました。なんか前の作品から随分時間が経っている気が。
今回作ったのは海上自衛隊のイージス護衛艦「あたご」です。最近はいずも型護衛艦に話題を掻っ攫われている感はありますが、それでも未だ注目度の高い護衛艦のひとつです。
「あたご」を選んだ理由は、2010年にちょうどカナダのビクトリア、エスクイモルト基地で行われたカナダ海軍の観艦式に参列したというカナダとの縁があるため。「あたご」の他に「あけぼの」も随伴していて、こちらの方もキットは確保してあるのでいずれ作る予定です。
キットはピットロードの1/700スケールを選択。「あたご」はアオシマもキット化していますが「あけぼの」と合わせるためにピットロードにしました。



いつもどおり筆で塗ります。壁面と甲板で色を分けているのでマスキングの工程が生ずるのですが、塗装を終えた後にテープをはがすと塗膜も一緒に持ってかれたことがしばしば・・・。
高コストゆえ相変わらずサフすら吹かないので、それで塗料の食いつきが悪かったのかな?次からは表面を少しヤスって食いつきをよくしよう・・・。



キットにフルハルパーツが付いていたので、せっかくなのでフルハル形態で作ることにしました。スクリューとかバルバスバウとか初めて作るパーツが色々と。喫水線の下はこうなってるんですなぁ。
ところで、スクリューの位置が左右でズレているのが気になりました。この方が効率がいいってことなんでしょうなぁ、仕組みは分からんけども。



甲板の上にも色々付けました。



全ての船体パーツを仮組み。お、かっこいいぞ。



デカール貼り貼り。ヘリ甲板は新表記を選択。表記がいつ変更されたのか分かりませんが、カナダに寄港した時は新表記になってただろう、たぶん。



ピットロードのキットには、ウォーターラインシリーズには付き物の鉄板の重りがありません。無いと問題があるわけではないですが、やはりある方が安定性が増します。特に今回はフルハルモデルを喫水線モデルよりも安定性の悪いスタンドに置いて飾ることになるので、重量を増やして安定性を確保する必要がありました。
というわけで、ホームセンターでナットを買ってきて固定しました。



パーツを接着して完成。軽巡以上重巡以下という感じの大きさで意外と大きい。作っている間にパーツが何個か行方不明になりましたが、まあそのうち見つかるでしょう。
現用艦は第二次大戦期の艦と較べてアッサリしていて作り応えが無さそうだなぁと始める前は思っていましたが、完成してみると意外にも密度が濃くて楽しかったです。次の「あけぼの」も作るのが楽しみです。