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九州project 2 ~Phantom in Kyushu. その11【2018/9/19~23】

2024-01-26 21:42:32 | 旅行・イベント記
第16走者:熊本電鉄上熊本線北熊本行(01形)上熊本13:20→北熊本13:29
上熊本駅へ来たのは、熊本電鉄に乗るためです。乗ったり撮影したりするつもりで来たのですが、雨は強くなっていく一方です。沿線撮影は諦めるしかなさそうです。
熊本電鉄の上熊本駅は、JRの物と違って以前訪れたときから変わらぬ姿をしています。以前と異なるのは、駅に停まっている電車の種類です。


出発を待っているのは01形です。東京メトロ銀座線の01系の中古車です。私としても01系は昔から馴染みのある電車です。特殊な電車なので新型に置き換えられたらそれでおしまいと思っていたのですが、熊本電鉄がこのように引き取ってくれたのです。今後も長い間ここに来れば01系を見ることができます。


車体にうるさいくらいのくまモンがいますが基本的には銀座線時代の塗装のままです。最近の地方私鉄の中古車両の傾向として、譲渡元の塗装を維持したまま走らせることが多いです。いわゆるリバイバルカラーとしての役割を持たせているのです。あとは、再塗装費用の節約もあるでしょうが。
でも私は、塗装復刻は引退直前のほんの一時でよくて、それまでは地方私鉄に転職してきたからにはその鉄道の衣装を纏ってほしいですね。郷に入ってはなんとやらです。
それよりも、乗車口は先頭車後ろよりの扉ですが、そこまでにホーム上屋はありません。数メートルだけとはいえ雨に降られるわけです。もうちょいなんとかならんのか。


戸袋にある熊本電鉄の社紋。これも東京メトロの物が元ネタです。
電車は北熊本駅へ向けて走ります。今乗る区間には意外なことにトンネルがあります。ここらへんの市街地はずっと平野が広がっていると思ったら実は起伏のある土地なのでした。


北熊本駅へ着きました。ここは3方向から来る列車が交わるジャンクションです。もちろん、各方面へ乗り継ぎしやすい運行となっています。
少しの待ち時間の間に、先に到着していた藤崎宮前行の6000形を眺めます。6000形は都営地下鉄三田線の中古車です。ここにもくまモンがいます。


この6000形は世界初の炭素繊維強化プラスチックを主構造に採用した鉄道用ボギー台車efWINGを装着した初めての電車です。ちなみに今乗ってきた01形にも付いています。


北熊本のヌシ、5000形とモハ71形が雨に打たれています。


第17走者:熊本電鉄菊池線御代志行(6000形)北熊本13:31→御代志13:51
とりあえず御代志方面へ向かいます。終点まで乗ります。これも6000形ですが塗装が違います。くまモンも貼られていません。くまモンを見たら死ぬゲームでは、これに乗ることが攻略の鍵になります。


終点に着きました。唐突に線路が終わる単式ホームの終着駅ですが、少しホームから離れてみると、昔は島式ホームだったのを片方を埋めたんだなというのが察せます。埋められた方のホームには路線バスが横付けできて、ドアツードア乗り継ぎが可能な構造になっています。実は先進的なんですよ。


バスこないかなと待ってましたが来ませんでした。ここから先は菊地町方面へ向かうバスが出ています。温泉もあるみたいですので、行ってみたいですな。


来た電車で折り返します。こういう着いた先で何もしないで引き返す単純往復はつまらないのであまりやりたくないですが、雨が降っていては意気消沈なので仕方ないです。


東京都交通局の銘板が残っているんかい。
ステンレス製車体ですが、東急車輛製とは異なる独特なコルゲート。実はステンレス鋼は外板だけで骨組みは普通鋼の嘘ステンレス車です。
当時日本のオールステンレス車はまだ東急車輛の専売特許だったし、都営地下鉄は公営なので入札制だったしで、色々と事情がったんじゃ、しらんけど。


第18走者:熊本電鉄菊池線藤崎宮前行(6000形)御代志14:11→新須屋14:21
運転室です。貫通型構造ですが、扉を開けて使うことはないのですっかり機器箱が置かれて塞がれてしまっているんですか。


することも無ぇので適当な駅に降ります。新須屋駅というところです( ˘ω˘)スヤァ...
ネットミームの( ˘ω˘)と同じ発音だからという理由で降りているあたり、やる気の無さがわかると思います。


駅名標です。


敷地の一部はバイパス道路の高架の下に被っています。出入り口あたりは歩道や階段が入り組んでいてちょっと要塞感があります。


第19走者:熊本電鉄菊池線御代志行(01形)新須屋14:40→須屋14:42
20分弱滞在して、直前に乗ったのとは反対方向の電車に乗ります。電車の撮影には良いカーブですが降りしきる雨で台無しです。

隣の須屋駅で下車。
この01形は銀座線時代には無かった塗装(無論くまモンのことを言っているわけじゃないよ)ですが、これは01系の後任1000系が纏っている塗装です。復刻塗装とはまた違う、なんだか変な現象が起きているのです。とはいえ似合っているのでオールオーケーなんですが。


新須屋駅があるんだから須屋駅もあるんだな。手書きっぽい駅名標がイカス。


プラットホームだけの駅で、典型的な停留所駅というぐあい。

というところで今日はここまで。


その12へ→


 
 
 

九州project 2 ~Phantom in Kyushu. その10【2018/9/19~23】

2024-01-12 23:12:40 | 旅行・イベント記
前回に続き熊本城を見て回っています。城内を歩いていると天守閣が間近に見えてきました。


復旧工事の真っ最中です。足場を組まれて人工地盤(?)も造られてタワークレーンが立っていて、大掛かりな現場になっているように見えます。
江戸時代の天守閣と現代の足場が組み合わさる構図は、不思議な感覚です。


戌亥櫓です。北西に建っているからこういう名前になったそうな。
ここも石垣が崩れていて、角の石材だけで支えられています。危なっかしいですわね。


ここにも番号を振られた石材が並べられていました。


天守閣の遠景。やっぱり妙な組み合わせです。


宇土櫓です。江戸時代から残る、3番目の天守です。宇土櫓の横にある塀は倒壊して石垣ともども地面に墜落しています。


このようにいたるところで地震の被害を受けているため城内は一般人立入禁止の区画が多くありました。


雨の熊本城はこれで撤収です。熊本城が受けた被害の大きさは思っていた以上でした。城の復旧工事というのも見ようと思って見れるものでもないので、いいものが見れたかも。


第14走者:熊本城周遊バスしろめぐりん熊本駅行(日野・ポンチョ)桜の馬場城彩苑11:29→熊本交通センター11:35
熊本城からはバスで離脱します。今日は乗り放題切符を持っているし天気は雨なので、ちょっとした距離でも雨をしのげるバスや電車を使うと決めているのです。


交通センターで少し路線バスの撮影。
熊本都市バスの日デ・スペースランナーRM+西工96MC B-I (#343) #味1交通センター。


熊本都市バスのふそう・エアロスターM (#2896) #味4小峯。これはまた古いバスがやってきましたね。


熊本バスのふそう・エアロミディMK (#582)。



熊本市電1090形 (#1091) B系統。


昼ごはんは辛島町にあるラーメン屋で熊本ラーメンです。九州のラーメンは何食べても美味しいねー。


餃子も頼んでしまいました。


第15走者:熊本市電B系統上熊本駅前行(8500形)辛島町12:31→上熊本駅前12:47
腹ごしらえを済ませたら、路面電車に乗って上熊本駅へ向かいます。


雨が止む気配ないですね・・・。


上熊本駅へ着きました。路面電車としては立派なのりばです。屋根があるのはありがたい。


上熊本駅には熊本市電の車庫があるので、ちょっと覗きに行ってヤツが見れるか確かめに行きました。
ひときわ古風な塗装で車庫にいるのは5000形です。福岡県の西鉄出身の路面電車で、連接車体なのが特徴です。熊本市電には数台在籍していましたが、今も現存するのは5014号だけです。大型車体を活かしてラッシュ時に活躍しています。
今朝の路面電車撮影はコレ狙いだったんですが、姿を見せてはくれませんでした。まあ姿を見れただけでもよしとします。


JR上熊本駅です。ここには2010(平成22)年に訪れたことがあります。その時は鹿児島本線の高架化工事に合わせて駅舎の建て替え中で仮駅舎でした。それが再び来てみれば、立派な高架駅に様変わりしていました。


構内には薬局、惣菜店、飲食店の並ぶ一角がありました。都会の駅じゃないですか。


これは熊本市電の駅舎。実はJR上熊本駅の駅舎を移築したものです。和風と洋風の合わさったような、一般的な国鉄駅よりも立派で大きい造りだったんですね。


熊本都市バスのいすゞ・キュービック+西工58MC B-II (#3010) #駅1 第一環状線。古い58MCがいたので記録しておきました。

というところで今日はここまで。


その11へ→



 
 
 

九州project 2 ~Phantom in Kyushu. その9【2018/9/19~23】

2024-01-11 00:33:34 | 旅行・イベント記
路面電車撮影を終えて、辛島町へ歩いてきました。再開発中のようで、ビル建設をしています。これが熊本交通センターの跡地、後の桜町バスターミナルとなる建物です。
いまさらですが、雨よりの曇天です。今にも降ってきそうで、気分も暗いです。こういう日は屋内型の施設に行くのがいいのですが・・・。


西鉄バスの日デ・スペースアローRA+西工96MC E-III(高6024)のひのくに号(スーパーノンストップ)福岡行。
なにせ九州は静岡その他では見られない車両が走っているので、珍しい物を見かけたら記録しておきたいのです。ハイデッカー型のE-IIIは初めてお目にかかったかもしれません。


第13走者:熊本市交通局市電B系統健軍町行(1090形)辛島町9:39→熊本城・市役所前9:43
ちょっとの距離ですが、路面電車に乗ります。今日は乗り放題切符を使うので運賃を気にしなくて良いのと、マイカー通勤の田舎暮らしだとどうしても歩く距離を短くしがちなのです。


いろいろ興味深い表示類です。入り口の表示には英語の他に韓国語が併記されています。福岡のあたりは韓国人観光客が多いと聞きますが、その人達が熊本まで足を伸ばしてくるのでしょうか。
危険物と並んで鳥獣が取り上げられているのも、なんというか古めかしいです。
そして社紋は蒸気機関車の動輪をモチーフにしていますね。今は路面電車のイメージしかないですが、昔は蒸気機関車を運行していたんでしょうか。


でまあ、降りた先でも撮影です。
熊本電鉄バスのいすゞ・キュービック+西工58MC B-I (#3063) 北4系統南原行。58MCを見かけると嬉しくなります。


熊本都市バスのいすゞ・エルガLV290 (#1462) 交通センター行。熊本県初の新型エルガらしいっす。
というか熊本市の路線バス、4社が入り乱れている戦国時代で、これよく共倒れしないなと思っていました。そんなことを思っていたら、共同経営を始めて路線配分や本数の調整をして経営を安定化させているようです。


熊本電鉄バスの日野レインボーHR (#264) 交通センター。中型ロングも大都会では見かけなくなったものですから。


熊本市電0800形 (#0803) A系統熊本駅。熊本市電の最新型車両です。見ての通り新潟トランシス製の超低床電車です。ただし外装は水戸岡鋭治氏のデザイン設計です。黒っぽい茶色の車体に金色のレタリングなので、ななつ星みたいです。1台しかいない電車なので、珍しいものを見れました。


熊本市電1200形 (#1207) B系統上熊本駅。



ギリギリ被られる前に撮れた8800形 (#101) A系統熊本駅。通常の路面電車の8800形にレトロ調車体をあつらえた特別仕様です。8800形ですが車番は101号と、全く関連がない物です。


2018年9月20日(木)9時50分
熊本県熊本市 熊本城平御櫓
では今日の観光地のひとつめ、ど定番の熊本城を見ていきましょうか。
写真は平御櫓です。路面電車の電停を降りるとまず目に入ってくる構造物です。敵勢力の侵入から防御するための施設でした。


熊本城は2年前の平成28年熊本地震による被害を受けており、天守閣の屋根瓦や石垣が損傷しました。それの復旧工事のため城内の一部は立入禁止になっています。


稲荷神社ですね。


東十八間櫓です。石垣の上に長さ34mの櫓が建っていましたが、地震で石垣ごと崩壊してしまいました。養生されていますが復旧工事はされていない様子でした。天守閣の復旧が優先されているのでしょうか。


熊本大神宮です。ここも地震の被害を受けました。拝殿は無事でしたが、他の建物が石垣の崩壊に巻き込まれたようです。


崩壊した石垣全部番号を振られて横に並べられていました。復旧を待っているのです。ただ石垣を組み直せばいいわけではなく、崩壊する前と同じ位置に戻さないとならないので、手間だらけです。


これは五間櫓の石垣です。ここも崩壊しています。


痛々しいです。雨降ってるから気分も上がりません。
それにしても石垣がどこ見ても高いですね。往時の威容は強かったでしょう。


石垣の石材を回収しているようです。


天守閣が見えます。足場組まれてます。


ここの石垣はまだ石材が崩壊して散乱したままです。


北大手櫓門の石垣です。崩壊こそしませんでしたが石材が緩んでいて、土嚢が積まれて崩壊を防いでいました。


こんなところも崩壊しています。手前側も緩んでいるように見えます。
ううむ、思っていたよりも復旧が進んでいないのと、それだけの被害の大きさが感じられます。

というところで今日はここまで。


その10へ→


 
 
 

九州project 2 ~Phantom in Kyushu. その8【2018/9/19~23】

2023-10-27 05:56:45 | 旅行・イベント記
前回に続き西辛島町の交差点で熊本市電と路線バスの撮影です。
これは、産交バスの日野・レインボーRR (#856)。


熊本市電1200形 (#1210) A系統。


産交バスのいすゞ・キュービック(#987) #西17 春日校・西部車庫。


産交バスの日野・セレガ+西工98MC C-I (#3294) あまくさ号。セレガに西工のボディを装荷した車両です。これも九州ならではといったところでしょうか。ちなみにあまくさ号は、熊本と天草を結ぶ高速バスです。


熊本市電の1090形 (#1091) B系統。標準塗装です。


1060形 (#1063) A系統。やっと会えました。待っていた甲斐がありました。
1951(昭和26)年製造の熊本市電最古参の電車です。見た目は後続の電車とさほど変わらないですが、側面窓はバス窓じゃないのでややいかついのが特徴でしょうか。1060形としてもこの1台だけが現存します。さらに、塗装もクリーム色に青帯の昔の標準塗装に塗られています。熊本市電の中でも珍しい車両なのです。


熊本電鉄バスの日野・ブルーリボンシティ (#1271) 熊本駅・蓮台寺入口。


熊本バスのいすゞ・キュービック+西工58MC B-II (#2659) 交通センター。見れたらいいなと思っていた西工58MCボディです。九州に行かないとなかなか見れないですからね~。


熊本市電9200形 (#9203) A系統。VVVF制御の路面電車です。


熊本電鉄バスのいすゞ・エルガLV280+西工96MC B-I (#3131)。


信号が青になり続々と発進するバスです。


産交バスの日野・レインボーHR (#1320) #西17 熊本駅。


熊本バスのいすゞ・キュービック+西工58MC B-II (#2659)。


熊本市電1350形 (#1356) B系統。


熊本都市バスの日デ・スペースランナーRM (#1238)。


産交バスのふそう・エアロミディMK (#1096)。


産交バスのいすゞ・キュービック (#3093) 西17 熊本駅。


熊本市電1090形 (#1093) B系統。


熊本市電1200形 (#1203) A系統。


熊本市電9700形 (#9704) A系統。日本で初めて登場した超低床車両です。

この場はこれにて撤収します。というところで今日はここまで。


その9へ→


 
 
 

九州project 2 ~Phantom in Kyushu. その7【2018/9/19~23】

2023-10-26 06:05:56 | 旅行・イベント記
2018年9月20日。
九州旅行2日目です。ホテルの朝食を食べます。法華クラブの朝食は、他のビジネスホテルよりも頭一つ抜けている品質が良いですね。特に太平燕や辛子蓮根のような郷土料理が豊富に用意されていて、私のようなよそから来た観光客には嬉しいです。翌朝も楽しみです。


支度を整えてホテルを出発したら、まずは熊本市の路面電車(熊本市交通局;熊本市電)と路線バスの撮影をします。天気はちょっと雨っぽいのですが、まだ降っていないです。
最初に来たのは1090形 (#1096) A系統です。1955(昭和30)年から7台製造された路面電車です。今時珍しい半鋼製車体の古豪です。


西辛島町の交差点で撮影をしていたんですが、ここは路線バスがバスターミナルから出てくる場所でもあるようでした。バスが次々と吐き出されてきます。


熊本バスの日デ・スペースランナーJP+西工96MC B-I (#1194) 回送。


熊本市電0800形 (#0801) A系統です。新潟トランシス製の超低床車両です。


産交バスのいすゞ・エルガLV280+西工96MC B-I (#88) 回送。エルガだけど西工の車体を装荷した車両というのは初めて見ました。九州以外だと珍しいのかも。


熊本市電1200形 (#1201) A系統。クリーム色に緑帯の熊本市電旧型車の標準塗装です。


熊本電鉄バスの日野レインボーHR (#1471) です。中型ロングのいわゆるウナギです。


熊本市電1350形 (#1352) A系統。1200形の増備車両です。


熊本電鉄バスの日野ブルーリボンHU (#1018)。


産交バスのいすゞ・エルガLV280+西工96MC B-I (#41)。


熊本市電1350形 (#1351) A系統。


熊本バスの日デ・スペースランナーRM+富士8E (#918)。これは旧塗装です。


熊本バスのふそうエアロミディMK (#1433) 交通センター。これも中型ロングです。こっちが新塗装。


熊本バスの日デ・スペースランナーRM+西工96MC B-I (#1380) 交通センター。


産交バスのいすゞキュービック (#3097) #西17 熊本駅。キュービックが見られるとは!眼福です~。


産交バスのヒュンダイ・ユニバース (#1279) 高速きりしま号鹿児島。


産交バスの日野セレガ (#917) あさくま号。


産交バスの日野ブルーリボンKV290 (#1502) #川6 国道・川尻町。


産交バスの日野ブルーリボンHU+西工96MC B-I (#176) #野1 熊本駅。

というところで今日はここまで。
次回もバスと路面電車の写真を垂れ流します。


その8へ→


 
 
 

九州project 2 ~Phantom in Kyushu. その6【2018/9/19~23】

2023-10-01 21:29:00 | 旅行・イベント記
第11走者:JR鹿児島本線・区間快速八代行(817系)鳥栖15:55→熊本17:24
鳥栖駅から鹿児島本線の南下を再開します。熊本駅まで乗るので815系かと思っていたら、817系に乗ることになりました。転換クロスシート車ですが、座り心地が悪いので悩ましいやつです。
鳥栖駅は佐賀県にありますが、発車してすぐにまた福岡県へ戻りました。そこから福岡県の南端大牟田駅までは思っていたよりも時間が掛るものです。新幹線4駅分だからそれもそうかという。ところで新鳥栖駅から新大牟田駅までの九州新幹線の駅数って多くないですか?


熊本県に入ってからも軽快に走っていき、熊本駅へ着きました。今日はここまでです。
熊本駅に降りたのは2回目ですが、前回はまだ地上駅時代でしたのでまさに様変わりをしました。


鹿児島本線熊本止まりの815系(N004)。既に折返し八代行表示です。


豊肥本線熊本止まりの815系(N006)。815系は車内にゴミ箱があるので助かります。


熊本駅を出ました。改札口が広くなっているし商業施設は大きいし、以前と全く違う駅になっていました。
でも、まだ工事は終わっていないようでした。壁にはくまモンがいるので、くまモンを見たら負けのゲームをしたら残念ながらここで敗退です。


熊本市電こと熊本市交通局の路面電車です。見るのはほぼ初めてのことです。熊本駅前電停は途中駅なこともあって、JRの駅からはほんの少し離れています。写真の電車は1200形 (#1204)。
熊本市の中心街は熊本駅から歩いていくには遠く離れているので、路面電車等の二次交通が必須です。JRのこういう主要駅は中心街の外れに建てられることが多いですが、熊本駅ほど離れているところも珍しいと思います。


日本初の超低床路面電車9700形。早々にこれと対面できたのは良かったです。

第12走者:熊本市交通局・A系統健軍町行(9200形)熊本駅前18:00→慶徳校前18:06
路面電車に乗って今日の投宿先へ行きます。


ホテル法華クラブに来ました。今日から2泊します。


はい投宿。一般的なビジネスホテルですわね。


夕飯を食べにホテルから歩いて繁華街へ来ました。大きいアーケード街が目抜き通りです。こういうのは静岡市にはないのでちょっとうらやましいです。


そこらへんの飲み屋に入って軽く飲むなどをしました。


餃子ですね。普通です。


アジフライとフライドポテトでフィッシュアンドチップスとは笑止千万。
写真に残していなければ記憶に残っていない店でした。


露出ミスっているのでアレですが、ほっかほっか亭の店を見つけました。東日本ではほぼ全滅して久しいので、懐かしい気持ちになりつい撮影。


結局ホテルの部屋で飲み直しました。写真を見て思い出しましたがサッポロの99.99はいつの間にか見かけなくなってしまいました。チューハイの中では好きな方でした。今や檸檬堂があるのであまり不便していませぬが。
初日はこれで終了です。明日は熊本市内を観光します。

というところで今日はここまで。


その7へ→



九州project 2 ~Phantom in Kyushu. その5【2018/9/19~23】

2023-09-29 06:29:03 | 旅行・イベント記
鳥栖駅で乗り換え待ちの間に駅の外へ出ました。博多から鹿児島中央までの切符なので、途中下車ができるのです。
改札口を出て跨線橋を渡って駅前の反対側へ向かうと、跨線橋の上から大きい競技場が目に付きます。あれがサガン鳥栖のホームである鳥栖スタジアムです。駅前に競技場があるとは恵まれていますが、この敷地は元々鳥栖駅の機関区と操車場だったものです。


留置線に止まっていたキハ220形200番台(220-205)。


見に来たのはこれ、逓信省230形268号機です。230形は当初はA9形と呼称され、1902(明治35)年から製造が始まったわが国初の記念すべき国産蒸気機関車です。ただし実態はイギリス製A8形に改良を加えた模倣であることは付け加えておきます。まあはじめはそんなもんよ。
つまり、とても貴重な明治時代の古典蒸気機関車なのです。ここにその1機が保存されているとは、驚きなのです。来てよかったー。


1909(明治42)年までに41機が製造されましたが、保存され現存するのは鳥栖市の268号機と京都鉄道博物館の233号機だけです。
233号機と違ってこちらは屋外保存されているものの、屋根付きで周りに柵も囲ってあります。


初めに逓信省230形と書きましたが、この機体に限って言えば北越鉄道が1908(明治35)年に汽車会社へ発注した同型機、G形18号機です。北越鉄道は現在のJR信越本線の直江津~新潟を建設した会社で、1907(明治40)年に国有化されました。それに伴って18号機は230形268号機に編入されたのです。
それからの経歴は一時期空白になっていて、その後昭和10年代(1935年~1940年)に鳥栖機関区へ転属してきました。鳥栖機関区では入換機として従事し、1954(昭和29)年に除籍されました。貴重な古典機の価値を認めてくれたのか、廃車後も機関区内に保存された後、1970(昭和45)年に鳥栖市役所へ移設、さらに2005(平成17)年に現在地へ移設、市の重要文化財に指定されて今に至ります。


機体の形態としては、廃車時の状態をそのまま維持していると思われます。具体的には、自動連結器装備、空制化後の装備等です。鳥栖市の文化財としての保存なので、妥当と言えます。京都にある233号機は製造当初の形態に復元されているので、新造時と除籍時の形態差をその目で確かめることができるのは嬉しいものです。


新造時のきらびやかな姿も素敵ですが、時代に合わせて装備を追加した姿も捨てがたいのです。


一通り見終えたので、駅に戻ります。


機関区、客貨車区、操車場が消えて熊本方面の特急列車も新幹線に遷移して最盛期よりも小さくなった鳥栖駅ですが、それでも長いホームがいくつもあるのは貫禄を感じさせます。


大きな構内に似合わず小さな駅舎です。九州鉄道時代の1903(明治36)年築の古い駅舎なのです。


この時代の建築はこういう軒下の飾りなんかが凝っているので好きなんですよね。


軒下はツバメのマンションになっているようでした。ご丁寧にフン避けの板が貼られています。
ツバメはたくみに人間の生活圏の中に巣を作って普通に迷惑掛けているはずですが、巧みに人間の心を掌握して市民権を得て優遇を受けています。これも生存競争なのかも。


ホームに戻ってくると、イカ釣り漁船が止まっていました・・・。821系(U002)という新型車両です。試運転の様子でした。思いがけない遭遇なのでした。


鳥栖駅は駅舎も古ければホーム上屋も古いので、上屋の柱には古レールが使われています。特にここの柱はイギリス・キャンメル社の1885(明治12)年製の製造刻印が残っています。刻印の部分だけはペンキが塗られておらず、読みやすくしてくれています。


こういう説明板も吊るされています。珍しいですね。


817系1000番台(V112)の鳥栖止まりの電車。


885系(SM1)特急「かもめ」24号博多行が到着。


というところで今日はここまで。


その6へ→


 
 
 

九州project 2 ~Phantom in Kyushu. その4【2018/9/19~23】

2023-09-05 06:16:10 | 旅行・イベント記
2018年9月19日(水)13時11分
福岡県朝倉郡筑前町 大刀洗平和記念館
というわけで大刀洗平和記念館に来ました。前回も書きましたがここは日本陸軍の飛行場があったところで、パイロットの教育や内地と中国大陸を行き交う中継基地として用いられてきました。大戦末期には沖縄へ向かう特攻隊の中継基地にもなっていたそうな。
その跡地に建てられた平和記念館ということで、戦争時の資料等を収蔵展示して平和へのメッセージを発信している施設です。九州は土地柄このような施設がいくつもあります。私も万世や知覧や鹿屋に行ったことがあります。


外には戦争とは関係のなさそうなヘリコプターが置いてありますね。三菱のMH2000ですな、これ。1996年初飛行した国産ヘリコプターです。この頃といえば新世紀ブームで、何でもかんでも2000とか2100とか21とか新世紀とかを型番やタイトルに付けていた時代です。丸っこいところは新世紀感ありますけどね。
なんだかんだあってびっくりするほど売れず、これも三菱の黒歴史になりました。開発中止時に現存していた機体は当館のように各地に引き取られて黒歴史を晒しています。
MH2000の頃はそういう動きもしていたんですが、スペースジェットはどーなるんでしょうね。葬り去られてもおかしくないと思いますけど。


館内は基本的に撮影禁止なのですっ飛ばします。太刀洗飛行場の歴史とか特攻兵の遺書や形見とかの展示が主でした。
売店でハセガワの九七式戦闘機とゼロ戦の当館限定版プラモデルが売っていてお持ち帰りしたくなりましたが、まだ旅行の初日からプラモデルの箱を持ち歩くのは邪魔すぎるので、諦めてます。

それで、館内で唯一撮影が許されているのがゼロ戦の実機(Y2-128)です。正確には零式艦上戦闘機三二型です。まともに残る三二型としては唯一と言われています。


三二型はエンジンを栄二一型に換装して馬力を強化し、翼端を角型に切り詰めて速度向上を狙った物です。


この個体もマーシャル諸島のジャングルに墜落していた残骸を日本で復元したものです。
Y2-128は、サイパン島で保存されていた個体を福岡航空宇宙協会が交渉の末譲り受けたものです。日本へ移送して復元後には太宰府天満宮や名古屋空港や朝倉市の音楽館を渡り歩いてここにたどり着いたようですぞ。


角型に詰められた主翼です。従来の二一型と比べて航続距離が減ってしまったそうな。三二型の登場時期がガダルカナル島への長駆任務と重なったこともあって、この航続距離減少はいい評価を受けなかったとされています。
他国の機体と比べてお粗末だったロール性能は三二型になって改善されたといわれてるんで、悪い話ばかりじゃないんですよ。


このときはゼロ戦の他に九七式戦闘機の実物大模型が置かれていました。なんでか九七戦は撮影禁止だったんですけども。
2022年には震電の実物大模型も追加されています。また行かなくちゃですね。


大刀洗平和記念館からはこれで退散します。60分ほどの滞在でした。ちょっと立ち寄るにはほどよい規模でしたな。


表に出てみると駐車場に観光バスが5台止まっていました。観光ツアーでも立ち寄る場所なんですな。
手前のバスは長崎県営バスの日野セレガHD (A452) です。


第9走者:甘木鉄道・基山(AR300形)太刀洗14:26→基山14:42
それでは甘木鉄道に乗って鹿児島本線へ復帰します。車両の入れ替えがあったようで、やってきたのは急行色のAR305号でした。


乗り換え待ちの間に基山駅の駅舎を撮影しておきます。


折り返し待ちのAR300形も撮影。LE-DCと急行色は案外似合うものです。
ちなみにAR300形は富士重工のLE-DCシリーズですが、製作当時富士重工は鉄道車両事業から撤退していたので、実際にこれを造ったのは事業を引き継いだ新潟トランシスです。製造銘板も新潟トランシスになっています。


第10走者:JR鹿児島本線・区間快速鳥栖(813系)基山14:56→鳥栖15:03
鹿児島本線に乗り換えて南下します。


鳥栖駅に着きました。古い造りの駅だなという印象で、ホーム上屋の柱は古レールを使っているんですな。


鳥栖駅で八代行に乗り換えますが、乗り換えの電車を1段落としてその間に列車撮影とかします。
783系 (CM14) 特急「みどり」18号博多行が来ました。


783系の反対側。815系に似た形状なのは御存知の通り。


鹿児島本線から来た815系 (N007) 区間快速鳥栖。現在まで続く九州顔の元祖です。久しぶりに見ましたね。


長崎本線から来た817系0番台 (V030) 鳥栖。


N007は折返し八代行になります。けどもこれには乗りませんでその1本後の列車に乗ります。

というところで今日はここまで。


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九州project 2 ~Phantom in Kyushu. その3【2018/9/19~23】

2023-09-02 06:23:50 | 旅行・イベント記
JR鹿児島本線の基山駅で乗り換え待ちをしているところです。程なくして甘木鉄道AR300形(AR303)が基山駅に入ってきました。これの折返しに乗ります。


AR300形はこのところ車体の塗装を変えていて、303号は国鉄キハ20系風の塗装になっています。


甘木鉄道は国鉄甘木線を引き継いで運営している第三セクター鉄道です。沿線人口の多さに裏打ちされた高頻度運転により第三セクター鉄道としては運行本数が多いです。朝夕は15分間隔、日中も30分~40分間隔で走っています。これだと動きやすくて良いです。


第7走者:甘木鉄道・甘木(AR300形)基山11:55→甘木12:22
車内は一般的な富士重工製LE-Carという感じ。


甘木線は全長13kmの短い路線なので30分ほどで終点に着いてしまいます。この短さも良いんだと思います。


甘木駅は車庫がありまして、運用に入らない車両が留置されています。
これは青のツートンカラーに塗られたAR302号です。


唯一登場時の塗装を残すAR301号。80年代の塗り分けという感じはします。


AR305号は国鉄キハ58系風の塗装をしています。


甘木駅の外へ出ます。少し離れたところには西鉄甘木駅があります。駅舎は国鉄時代に建てられた物だと思いますけど、一般的な駅舎よりもちょっと凝った造りになっているような気がします。
ちなみに甘木にも卑弥呼伝説があるっぽいです。


甘木観光の路線バスで、一般路線バスと市街地循環線用の2台がいます。どっちもふそうエアロミディMJですかね。


甘木駅から先の西鉄甘木線とか秋月とかも気になるところですが、今日のところはここで退散します。
駅舎の通路もちょっと凝った造りの国鉄風です。石川県の穴水駅を思い出しました。


朝倉市観光協会の事務所も入っています。観光には困らなさそうです。


第8走者:甘木鉄道・基山(AR300形)甘木12:31→太刀洗12:41
ここまで乗ってきた列車で折り返します。横にいるのはイベント用車両のAR400形です。


大刀洗駅で下車します。


大刀洗駅の駅舎は掘っ立て小屋のような物が建っています。というか隣に建っている大刀洗レトロステーションの建物に取り込まれているような感じです。


その大刀洗レトロステーションは開いていなかったのでどんな中身なのかよく分かりませんでしたけど、入り口にはジェット練習機が置いてありますね。あれもレトロの範疇なんですかね。古いっちゃ古いですけど。


航空自衛隊で使われていたロッキードT-33シューティングスター練習機です。どこにでもある飛行機ですけど、こんなところにもあるとは。
不安定そうな足場の上に置かれているので機体の下面を観察できるのは良いですよね。


そろそろ昼ごはんと行きたい時間です。ローカル線の途中駅にしては意外にも駅チカに飲食店が複数あり、しかも久留米ラーメン屋とあっては入らずにはいられないでしょう。
ということで「丸八」で昼ごはんとします。


本場の豚骨ラーメンです。しっかりと炊かれたスープがうまいのです。満足ですぞ。


大刀洗駅下車後の目的地「大刀洗平和記念館」へ来ました。ここを見学しますよ。
写真の門柱は、第五航空教育隊正門の跡です。ここは日本陸軍の太刀洗飛行場があった場所なんです。主に操縦教育を行っていたと言われています。飛行場は農地やビール工場に転用されて跡形は残っていないそうです。

というところで今日はここまで。


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九州project 2 ~Phantom in Kyushu. その2

2023-08-11 06:24:33 | 旅行・イベント記
第3走者:JR鹿児島本線普通二日市(811系)博多9:58→10:01
では博多駅から鹿児島中央駅へむけて南下を始めます、といきたいところですが電車に乗ってひと駅目の竹下駅で降ります。JR九州の列車を撮影できる機会もあまりないものですから、ちょっと時間を取ったのです。30分くらい待てば貨物列車が通るようなので、それを待ってみるとします。
最初に来たのは811系1500番台更新車(P1512)快速荒木です。見た目はあまり変わっていないですが、実際は大掛かりな工事が行われたそうな。


車体はステンレス製だけあって帯が貼り替えられたくらいです。水戸岡鋭治っぽい単色に文字がたくさん入った意匠ですね。
一方車内は転換クロスシートだったのがロングシートに変わっています。走行機器もサイリスタ位相制御からVVVFインバータ制御に交換されて、これに伴い電動機も直流電動機から交流の誘導電動機に替えられました。結果、車体のドンガラ以外はだいたい全部いじられたことになります。あと20年くらいは使うのかな。


これは811系100番台(P103)鳥栖。これは未更新車ですな。


885系(SM7)特急「かもめ」8号博多。


787系(BM-2)特急「かもめ」15号長崎。


811系0番台(P15)二日市。


キハ71系「ゆふいんの森」3号別府。キハ71系の足回りはキハ58系由来なので随分長生きなものです。更新工事を受けてから20年くらい経っているし、いい加減乗りたいですな。


783系(CM14+CM24)特急「みどり」8号博多。


後ろはオレンジ色のハウステンボス塗装でした。一応撮影できたので良し。


813系200番台(R210+R211)快速荒木。


783系(CM11)特急「みどり」7号佐世保。


ED76形1021号機の貨物列車・・・なのですが、貨車なしの単機運行でした。残念です。


第4走者:JR鹿児島本線普通南福岡(811系)竹下10:43→南福岡10:48
811系1500番台(P1504)で移動を再開します。


第5走者:JR鹿児島本線区間快速二日市(813系)南福岡10:55→二日市11:10
乗り換えが続きます。二日市までは813系100番台(R107)に乗りました。


二日市駅でキハ185系特急「ゆふ」2号博多行が通過していきました。


第6走者:JR鹿児島本線区間快速羽犬塚(811系)二日市11:16→基山11:27
811系0番台(P13)に乗り換えます。


基山駅で下車します。ここで甘木鉄道に乗り換えるのです。まだ列車は着いていないようですね。


787系(BM-8)特急「かもめ」14号博多行が待っている間に通過していきました。


813系200番台(R207+Rxxx)区間快速福間。ちょっと撮影するにはいい場所ですね。

というところで今日はここまで。


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