goo blog サービス終了のお知らせ 

黒鉄重工

プラモ製作、旅行記執筆をやっています
同人誌通販始めましたhttps://603kurogane.booth.pm/

小田原・箱根の鉄道を乗りに その3【2016/12/10】

2018-03-21 21:50:32 | 鉄道撮影記

小田原駅から小田急箱根登山線に乗って箱根湯本駅まで来ました。ここから箱根登山鉄道に乗り換えます。今日もすごい混雑だな。箱根と江ノ島はいつ行っても混んでいますよね。
この日の最大の目的は引退まで目前だったモハ2形110号の撮影です。引退に際して水色と黄色の旧塗装に塗り替えられていたので、それが目当てですね。
ところが、110号は奥の臨時ホームに停まっているじゃないですか。ええ、今日はもう走らないのか・・・。
がっかりしましたが、他の列車の撮影だけでもしておこうと思いまずは電車に乗ってしまいます。110号は撮影を終えたら引き返してゆっくりと撮りましょうということに。



大平台駅で下車。ここで撮影します。
先頭は金太郎塗りの108号でした。確かこの1台しかいないはず。



発車していきます。



駅の外に出て強羅方面と箱根湯本方面が分岐するところで撮影します。大平台駅に行く途中でモハ1形/モハ2形をすれ違ったので、それを撮影してずらかりましょう。
まずは箱根湯本行きの2000形。



後ろには新鋭の3000形アレグラが連結されていました。ということは2000形も3000形に合わせた塗装なわけですか。
これも目当てのひとつだったので、こっちは早速確保できました。



少し移動して強羅行きを撮影。これも2000形+3000形でした。
背景は紅葉しています。最盛期は過ぎた感がありますが、それでもまだ見られる状態でしたので良かったです。いい感じだね。



引き気味で撮影。
6月にはあじさいが咲く場所でもあるので、1年中使える撮影地なのだ。



後追いで3000形。
窓と柱しかない設計かよって感じです。



最初に見た湯本行きの3000形+2000形。
大平台駅はスイッチバック駅なので1つの列車を2度撮影できるお得な撮影地なのだ。



後追い。



3000形の強羅行き。
構図が決めきれてないのが透けて見える・・・。



湯本行きの1000形。
スイス レーティッシュ鉄道の塗装ですかね。
余談ですが幕板部の黄帯はスイスの鉄道では1等車を示す記号なわけですが、スイス人がこれを見た時に困惑しないのかしらといつも心配になります。だって3両中全部の車が1等車を示してるわけで・・・。



次に来た強羅行きが狙いのモハ1形でした。



うむ、いいですね。
パンタグラフ切れてるけど。



スイッチバックした1000形。
前照灯がLED化されてたのね。



スイッチバックしたモハ1形も後追いします。
予定通りの成果(110号以外)が得られて満足したところで撤収して、箱根湯本駅に戻ります。


最終回へ→

小田原・箱根の鉄道を乗りに その2【2016/12/10】

2018-03-07 22:05:39 | 鉄道撮影記

大雄山駅から最乗寺を参拝するのも良かったのですが(そもそも大雄山線の建設目的はそこへの参詣鉄道なのだ)行って戻るまでに1~2時間は余裕でかかると見たので、その後のこともありますしこれはまた次回ということにしました。
大雄山駅から折り返して小田原行の電車に乗ります。どうでもいいですが、駅撮りはしにくい。



2駅目の和田河原駅で降ります。「わだがら」と読むらしい。難読駅名とは違う、読み間違え駅名ですね。



改札と窓口がある実はちゃんとした駅。
ちゃんと見ていなかったのですが、改札の上にある時刻表示器って幕式なんじゃないかしら?岳南電車でもう使われていないやつを見たことがありましたが現役のものがあるとは。



駅よりも存在感抜群なのが4階建てのマンションです。たまに見かける駅から徒歩0分マンションですね。大雄山線は電車本数多いですし、便利そうに見えます。



和田河原駅から2km歩いて小田急線の開成駅へと移動しました。途中には富士ゼロックスのデカい工場とか分譲住宅の土地とかありましたが、開成駅の手前にあった中華料理屋が美味しそうだったので、今度寄ったら食べてみたいと思いました。



大雄山線から小田急に乗り換えるなら五百羅漢駅→足柄駅が最短連絡距離なんですが、わざわざ2kmも歩いたのは線路の反対側で保存されているロマンスカー3100形NSEを見るためなのでした。
大学生時代は幾度となくすぐ横を電車で通り過ぎていたんですが、日が合わない、時間が合わない等で見れていなかったんですがようやくですね。
数年前までは普段は幌で覆われていて、休日の昼間に幌を畳んで展示していたのですが、今は幌が撤去されたのでいつでも見ることができます(一緒に幌を立てる棒も外してくれていたら満点だったのだけど)。またその際に再塗装もされたので美しい姿となっています。

1963(昭和38)年に登場した3100形は3000形SEから数えて2代目のロマンスカーで(妙に回りくどい言い回しなのはそれ以前にもロマンスカーはあるらしいから)、列車の最前部にも座席を設けた展望席を小田急で初めて採用した電車ということで歴史的な車両です。
ちなみにですが、既に引退した歴代のロマンスカーは全種類小田急が保存していますが(非公開なのですが)、中古として地方私鉄に流れたやつを除けば他所で保存されている例はここだけで、引退したロマンスカーをいつでも見られるという点でも貴重です。



衝突事故時に展望席の乗客を保護するためのダンパーと一体化させた前照灯が特徴的。なので他のロマンスカーと違って力強い印象がありますかね。
3代目の7000形LSE以降はなんやかんやして車体内にダンパーを埋め込んだので、NSEだけの特徴ですね。



毎月第2,第4日曜日に車内公開しているんですが、今回はそれには合わせられず。
そういうわけなので、普段は窓にカーテンがされていて車内は覗けません。車内の日焼け防止なんだと思います。やはり大切に扱われているんだなと。



連接台車のFS46。車両同士の間に跨るように台車があるので、台車が半分はみでているのだ。

ぐるっと一周して見学後は小田急線に乗って小田原駅へ。



小田原駅では7000形と遭遇。これも次期ロマンスカーが登場するまでのあと1年ちょっとの命・・・かと思いきや新型登場後も共存するようです。でもどっちにしろ余命数年でしょう。
一通り撮影してあるつもりですが、もう1回くらい撮ってみたいですねぇ。



小田原駅からは小田急箱根線・・・もとい箱根登山鉄道に乗り換えます。

今日はここまで。


その3へ→

小田原・箱根の鉄道を撮りに その1【2016/12/10】

2018-03-05 22:23:38 | 鉄道撮影記

紅葉だな、箱根とか綺麗そうだな、箱根登山鉄道の旧型車もうすぐ引退だったな、大雄山線の復刻塗装もあったな、などの考えが溜まっていったので、日帰りで箱根まで行ってきました。
写真は道中で撮影した伊豆急行8000系。停まっているとつい撮りたくなるやつ。
そういえば、熱海駅の駅ビルが開業しましたので背後にビルが写り込むようになり、背景の印象が若干変わりましたね。



小田原駅に着いたらまずは大雄山線を攻めることにしましょう。JRと大雄山線の乗り換えには一旦駅の外に出ないといけませぬ。
写真は改札外で見かけた箱根登山バスのふそうエアロスター。出入り口は前扉だけ使うんですね。以前の神奈中みたいだ。



大きいJRの駅ビルの隣で肩身が狭そうに建っているのが大雄山線の駅舎。
三島を走る伊豆箱根鉄道の路線ですが、元をたどると大雄山鉄道という別の会社によって設立されて、後に合併された経緯を持ちます。
そういう歴史的経緯や三島の駿豆線と地理的にも離れていることからか、伊豆箱根鉄道と呼ばれることはなく、路線名の大雄山線で通っています。駅舎の看板も大雄山線が一番大きいですし。



大雄山線という名前はめちゃくちゃカッコイイ鉄道ですが、ホームは典型的な地方私鉄の小じんまりとした始発駅という感じ。



5000系に乗ります。
大雄山線の電車は全部5000系ですが、年に1回程度の頻度で導入されていったので車体や内装が時期ごとに異なっています。最初と最後の編成を見比べると「ぜんぜん違うやないかーい!」というツッコミが入ること請け合い。
今から乗るのは最終型の第6編成。行先表示器がLEDだったりスカートが付いていたり座席が転換クロスシートだったりするデラックス電車です。



飯田岡駅で下車します。
また狭いところに駅を建てたなという感じでして。



駅から小田原方へ向かって狩川沿いの土手を歩いて行くと5分経たずに線路の開けた良さげな場所が見えてくるので、そこで撮影します。
目的は2016年に登場した5000系の復刻塗装車です。5000系以前の車両に塗られていたいわゆる「赤電」塗装を塗られたやつなのですが、いきなり出てきましたね。
中々似合っているね。



1本だけ撮って撤収するのもアレなので、もう数本撮影していきましょう。
ステンレス車体、スカート無しの5000系。この形態の車両が多勢です。
しかし大雄山行きは逆光ですね・・・。



小田原行き。
やっぱり微妙だな、と思い始めてきました。光線の角度的に朝に来ないとダメかもね。
この後来る大雄山行きは赤電ですから、乗るのも兼ねて撤収しました。



駅に戻って大雄山行きに乗車。予想通り赤電の5001Fが来ました。
上で5000系は形態差が激しいと書きましたが、この第1編成は車体が普通鋼製、座席はロングシートです。これで同じ形式の電車にしちゃうんだという感じですが、車体から下は同一ですし、チーム事情というものもありましょう。



終点の大雄山駅に到着。特に用事はないですが、今まで終点まで乗り通したことがなかったので。
車庫も併設されていますので、構内は広々。終点に車庫がある鉄道というのは意外とありそうで無いような気がします。



大雄山駅でも5001Fを撮影。



前の行先表示板がいい味を出していると思います。



駅は頭端式ホームで改札や駅舎もある立派な駅で、こういうのは地方私鉄ならではかなと。国鉄線の盲腸線なんかだとそっけない設備の場合が多いですからね。



駅舎は1935(昭和10)年築なんだそうな。足柄市の登録有形文化財に指定されているので本当なんでしょう。見た目の割に古いのだな。
駅前はバスターミナルや商業施設があって、意外と賑やか。



ここら辺は足柄なので金太郎伝説の地です。なので駅前にはまさかり担いだ金太郎が熊に跨りお馬の稽古でハイドウドウしている像がありにけり。
金太郎と熊の他にも動物が居ますが、猿と犬と来たら兎じゃなくて雉じゃないのかと思いますが、そうすると別の昔話になってよろしくないんでしょう。
クリスマス前だったので金太郎とついでに猿にもサンタコスプレがされています。

というところで今日はここまで。


その2へ→

紅葉を求めて川根路へ 後編【2016/11/23】

2018-02-24 22:11:00 | 鉄道撮影記

SL急行撮影後は千頭駅に戻ります。帰りは音戯の郷側を歩いていきます。駐車場の植木が良く紅葉していてきれいです。
少し前までは留置線の端に使わなくなった電車の廃車体が放置されていたんですが、全部解体撤去されてしまったのでスッキリとしました。



限りなく存在を消されている14系。なんでか千頭駅に留置されていました。
2017年中に運用開始をするはずでしたが、2018年になってしまいました。音沙汰も聞こえないし、どうなってるんだ?



井川線の踏切を渡ろうとしたところ、上り列車が接近してきたので撮影。
急に来たので準備も何も無かったんですが、ここの踏切は意外と構図が決めにくいですね。



再びホームに入場すると、第3橋梁で撮影した1003レは既に折り返しの準備を終えていました。



3本めのSLは急行「かわね路」1号(101レ)は撮影せずに千頭駅を去ります。101レを待つと既に千頭に着いたSLの折り返し列車2本を撮影できなくなるからです。
金谷行きの電車は21001系。これに乗って下泉駅で下車します。



駅前の県道を金谷方面に歩いていくと線路の真上に位置取れるのでそこからSL急行を撮影します。線路沿いの木も紅葉していたので、今回の趣旨ともばっちりです。電線でちょっと窮屈だが仕方あるまいて。
しばらくして「かわね路」12号(1002レ)が下泉駅を通過します。牽引機は行きで乗車したC11形190号機です。



広角でも撮影して鉄橋を渡るところを抑えます。カメラを傾ける必要はなかったかも・・・。



次のかわね路14号(1004レ)も下泉駅で撮影します。1004レ通過までの間に普通電車が来ないんですね・・・。
周りを歩き回ってみましたがいい場所が見つからないので、結局駅のホームから望遠で正面を狙うことにしました。隧道から出てきたところを撮影できます。



1004レはC11形227号機の牽引。客車は7両で補機にE10形1号機が付きます。



ローアングルで撮ったので中々迫力が出ましたかしら?



その後に来る普通電車で再度南下します。電車は16000系です。
今度は塩郷駅で下車します。



塩郷の吊り橋を渡って大井川の対岸から遠景を撮ることに。
背景の山が紅葉で真っ赤だったらよかったんですけど、一面杉林・・・。
3本めのSL急行はかわね路2号(102レ)で、牽引機はC10形8号機。客車はトーマス7両と補機にE10形2号機。
鉄道オタクからはあまり歓迎されていないオレンジ色の客車ですが、今回は緑の背景の中で程よく目立ってくれますのでいい方向に作用してくれました。ぶどう色だったらこうはいかないでしょう。欲を言えば煙がもっと欲しかったかな。



吊橋と一緒に。一応編成全体も入りました。



線路側の岸へ戻ってきました。塩郷の吊り橋の先って行ったこと無いんですけど、集落があるそうなのでまた機会を見つけて探索してみたいですね。



102レの後の次の普通電車まで、また待たされるわけですが塩郷駅には娯楽がないのでぼけーっとする他ありません。
待ち続けてやっと来た電車は7200系でした。おお、これで2回目の乗車かな?ただし新金谷まですやすやと寝てしまったので乗り心地はあまり堪能できませんでした。



新金谷駅に着いた頃にはもう真っ暗。この駅こんなに暗かったっけ?

これで今日の行程は終了です。お疲れ様でした。

紅葉を求めて川根路へ 前編【2016/11/23】

2018-02-23 23:54:28 | 鉄道撮影記

2016年11月23日。
無性に大井川鐵道のSL列車に乗りたくなったので、大鉄博士のいぶき君を任意同行させて乗りに行くことに。
SLは片道だけ乗って、帰りは撮影に専念することに。季節柄、せっかくなので紅葉と絡めてみようという段取りも取りました。

まずは東海道線で金谷駅まで。21001系に乗り換えてひとつ先の新金谷駅まで乗ります。



新金谷駅で一旦下車。SLに乗れる状態になるまでしばらく電車を眺めています。
これは7200系。どうにも中の人達は使いづらいらしく、意外と短命に終わってしまうのではと最近は思っています。好きな電車なので長生きしてほしいものですが。



SL急行「かわね路」11号(1001レ)の改札が始まりましたので入場。
牽引機はC11形190号機。何度見ても動くSLはいいなぁと思います。かわね路に乗る時はだいたいこれかC10形になることが多いような。
客車は3両だけととても好ましい長さ。



乗るのはスハフ43-2です。
大鉄の旧型客車の中でも少数派の客車です。特急用三等車として造られたので他の一般型旧型客車とは色々な箇所が異なっています。塗装は青に白帯で、乗降扉は片側1箇所、窓も小型の物が隙間なく並んでいます。後で出てきますが座席も独特なものになっています。
今まで何回もかわね路には乗ってきましたがスハフ43には一度も乗ったことがありませんでした。中々乗る日とその日の客車の編成が合わなかったんですね。ところが、ここ数日はスハフ43が連結されて運行される日が続いているので、上手く行けばこれに乗れるんじゃないかと画策。
かわね路に乗るには急行券が必要になりますが、それを発券してもらう時にいぶき君がこの客車に乗れるように手配してくれました。感謝。いざ念願のスハフ43へ。



旧型客車の座席と言えばボックスシートですが、スハフ43は特急用ということで回転式座席で設計されています。
ただし大鉄で運用される時は、座席の回転は封印されていてボックスシートの形態で固定されています。これは知らなかったので少し残念・・・。
座り心地ですが、まず2人掛けると狭いなという印象がまず来ます。ちょっと窮屈ですね。やはり昔の客車ということか。あと意外と座席が薄くてふかふかというわけでもなかったと記憶しています。
次からは普通のボックスシートの客車でいいや・・・と思ったのが、この客車の座席の総評といったところでしょう。



元東急の7200系と国鉄の旧型客車の組み合わせ。こういう混沌とした並びが成立するのが大鉄の良いところであります。



7200系が千頭へ向けて出発していきました。この電車は急行なので途中数駅に停まるだけです。
7200系は元を辿れば東京の通勤電車なので、座席はロングシートです。これに1時間揺られるのは辛いと考える乗客は多いそうな。ローカル線の普通列車にロングシートは悪である、という思想が染み付いている鉄道オタクはもとより、トーマスに乗りに来た家族連れなんかもそう思っているらしいそうで。特に混雑して立ち客が出るとそうなるらしい。
ただ私の経験上、大鉄の車両ですし詰めになるほど混雑した時に一番キツい電車は近鉄16000系ですね。この電車は座席指定の特急用に設計されているので、立ち乗りは想定されていません。よって立ち乗り客が掴まれる場所が無いので、これにすし詰めにされるとえらく体力が減ります。でも本数が無いので次に来る電車に乗ればいいやという手も使えず、こればかりは。



乗車中はぼけ~っと過ごします。蒸気機関車のすぐ後ろの客車なので蒸気暖房の効きも良いのです。



千頭駅に着きました。
井川線乗り場を見てみると、やけに長い列車が停まっていました。秋は紅葉観光の需要のために客車をドカドカ増結しています。
この列車は特に多くて、客車の間に機関車をもう1機連結して中間補機にしています。それと、イベントや多客時にしか出てこない旧型のスハフ4も連結されていますね。



窒息プレイに処されている某機関車。大人の事情で夏以外は顔面を隠されています。ひでぇことしやがる。



入換前のかわね路。



7200系。当時の東急の電車にしては前面の形状が凝っていたと思いますし、好きです。



片運転台だったのを両運転台に改造してできた第2の運転台。工事費を抑えるために平らな妻面に運転機器を付けただけという具合なんですが、これはこれで8000系っぽいのでこっちはこっちで好き。
2両とも両運転台なので連結面にも運転台があるわけですが、パンタグラフから発生するススや汚れで窓から前が見えないくらいたいへん汚くなっていました。執筆時点では単行運転を始めたようなのでそういうことも無くなったと思います。



入換を終えた190号機。



駅の外から歩いて10分で行ける第三橋梁の川岸から「かわね路」13号(1003レ)を撮影。牽引機はC56形44号機で、客車はぶどう色で揃えられた綺麗な編成でした。
紅葉の季節ということでこの時期はSL急行も2~3本運行されます。この日は最大の3本運転されました。

以前は閑散期以外の土休日はいつも2本以上のSL急行を走らせている印象のあった大鐵ですが、経営母体が変わって以降は2本以上の日が結構減った感触があります。桜の花見、GW、夏休み、紅葉の時期くらいでしょうか。
SLと客車の走行距離を減らすことで延命を図るという方針のようなので、むやみに走らせるのはやめたんだと思います。そういうわけなので効率的な撮影を試みる場合、日程を確認する必要があるかと。

今日はここまで。


後編へ→

SLフェスタとポプサミをハシゴする 後編【2016/10/22】

2017-10-19 22:06:05 | 鉄道撮影記

掛川城でのポプサミから再び大井川鐵道のSLフェスタへ移動。
千頭からのSL急行が到着する頃を見計らって移動してきたので、ちょうどC10形8号機の「かわね路」14号が入換作業を行っている最中でした。
写真だけだと新金谷を出発して金谷駅まで行っているようにも見えますが実際は客車を転線させるために分岐器の外側まで列車を押し出している格好です。
SLフェスタということもあってこの日は展望車のスイテ82形も連結されていたようです。



個人的に今回の目玉として注目していた井川線の体験乗車。前編でも話したとおり山奥からわざわざ客車と機関車を下ろしてきて、新金谷駅から分岐する大代側線で百m前後を往復するというものです。
旅客列車の営業運転では使われない大代側線の上を堂々と乗ることができるという点でも注目です。まあ今回は乗らなかったんですけれども。



井川線と近鉄とSLが一緒に写っている光景。なんだこれ。ごった煮が過ぎているぞ。



さて陸橋を降りてみます。もう時間も遅いし客もいないしで今日の運転は終了かな・・・と思いましたが、あと1便だけ走ったら終了とのこと。乗るか撮るか二者択一で悩みましたが、撮ることに。いぶき君は乗りました。



ゆっくりとした速度で大代側線を進みます。機関車はDD20形6号機聖号と客車+制御客車という最小編成。



折り返しは踏切を渡る所を撮影。
大代側線はめったに使われない線路なのでこの踏切も開かずの踏切ならぬ閉まらずの踏切なのですが、その割には良い設備を持った遮断器でしてそのギャップが好きなのであります。大代側線名物と言えます。
ただでさえ踏切が閉まらないのにそこをあろうことか井川線が走っているというのが良いのです。



井川線に満足したので新金谷駅へ戻ります。駅舎から見て線路の向こう側つまり今我々がいる側というのは公園になっているのでそこから車両区の様子が見放題になっています。
そこにいぶき501号機がいたのですが、なんだかいつもと様子が違う。
・・・よく見たら車体の裾に白帯が塗られている上に雪かきも付いていますね。これ、前職の大阪セメント伊吹工場時代の形態じゃないですか。朝見た時は気が付かなかったな。
これはサプライズだったようで、いぶき君はそれはもう大喜びでした。なおSLフェスタの2日間だけのお姿でした。



客車を入れ換えするE10形2号機。
世が世なら工場の専用線から再就職した電気機関車と、独自色に塗り替えられた国鉄払下げの旧型客車で組まれたような地方私鉄の客車列車ですねぇ。
短編成の電車/気動車とコンパクト化された線路の地上設備が相まってこういうゴチャッとした入換作業も珍しいものになったんじゃないでしょうか。分岐器を何本も渡って列車をうねうねさせる姿はついつい時間を忘れて見入ってしまいます。



その後到着した「かわね路」2号のC11形190号機の転車台回転を見物。



見るもん見たので帰ります。金谷までは7200系でした。これに当たるとちょっとうれしくなる。



なお臨時列車だったので方向幕が「臨時」でした。特にオチなし。

以上です。おしまい。

SLフェスタとポプサミをハシゴする 中編【2016/10/22】

2017-10-17 23:52:49 | 鉄道撮影記

大井川鐵道のSLフェスタはSLの居ない昼間は暇になってしまいますのでその間一時離脱して、同日掛川市で催されているかけがわポップカルチャーサミット(通称ポプサミ)というのに来てみました。アニメ系のイベントですね。
なんでまた掛川でって感じはしますが。

会場は掛川城の敷地内でして、掛川駅から行くとお城までの駅前通りを通ることになります。その道路がなんだか痛々しいですねぇ。
イベントの一環で痛車を飾っているのですね。



トヨタ セラにボーカロイドのGUMIのラッピング。
セラは1990年代に販売された車で、従来高級車にしか付いていなかったガルウィングドアを量産車に実装したのが特徴です。
窓ガラスの面積がやたら広く天井にまで届いているので、夏になったら温まっちゃっていいですねぇ~。きっと蒸し焼きだ。
ラッピングは全身に貼られていて、気合は今回の中で一番だったんじゃないでしょうか?



ホンダ エブリィの諏訪姫。
諏訪姫はいいぞ。



ダイハツ コペンのエイラーニャ。エイラーニャもいいぞ。
コペンは一度乗りましたがクッソ狭かった印象しかないです。運転してみたら感じも変わるんでしょうかね?



スバル インプレッサのバルクホルン。
青い車体に金ホイールのインプがやはり落ち着きます。



トヨタ プリウスのガルパン。

他にも色々ありましたが痛車はこんな感じでした。

この後は三の丸広場で行われる三木眞一郎さんと吉岡亜衣加さんのトークショーを見物。
三木さんは「ああ本物だぁ、イケメンやなぁ」という風に勝手に感動しとりました。吉岡さんは最初誰だか分からんかったのですが、薄桜鬼の主題歌を歌った人だと聞いて思い出す。
薄桜鬼はたまたまテレビを点けてた時にやってたアニメを何話か見た程度でしたので、2人の接点が薄桜鬼だったこともあってその話題の時はついていけず。ただ分かる人たちからは歓声が聞こえてきました。



別にも会場があるとかで、大日本報徳社の大講堂に来ました。ここでもトークショー会場になるんだそうな。
でもこれ、ただの建物じゃないというか明治時代の雰囲気がします。基本的に日本建築なんですが、2階なんかは洋風の意匠が取り入れられていますね。
調べたら1903(明治36)年竣工だそうで、やはりただ者じゃないなと。ここはまた機会を見つけてゆっくり見て回りたいです。



ら、来夢先輩じゃないですか!でも横にあるバイクはホンダ・・・。カワサキは手元になかったんだろうな。
ばくおん!のトークショーがこの後行われるとのことだったので、それに合わせたやつでしょう。
ばくおん!トークショーは魅力なので、後で聞きに行くことにしました。



トークショーまでの間、掛川城を見てみることに。ここに来ること自体随分とご無沙汰でしたからね。
まずは二の丸御殿から。
御殿の建物は意外と現存例が少なく、掛川城の他には二条城、高知城、川越城の4箇所のみ。極めて貴重な例と言っていいです。
掛川城の二の丸御殿は地震で倒壊した御殿を1861(文久元)年に再建したものです。



三の間。
城主と家老に用のある場合に通される部屋。だいたい用事はこの部屋で済ませるそうな。
壁に掛けられている着物は打ち掛けです。



建物の造りは書院造です。現代まで続く和風建築の基本です。



謎の天井。
たぶん裏にニンジャが隠れている。



畳張りで庭付きの側が城主などが過ごす表側だとすると、御殿の裏側は家臣などが過ごすところです。
ここは勝手口でしょうかね。
床は板張りで窓も少ないので部屋は暗く、ずいぶんと差別化されているのだなという印象でした。



家臣側の区画には資料なども展示されています。
これは車長持という収納用の木箱。名前通り車輪が付いていて、転がして移動することが出来ます。キャスター付き収納箱の先祖ですかね。
便利だったわけですが、1657(明暦3)年に江戸で発生した明暦の大火で、みんなが一斉に車長持を転がしながら避難したため路上が車長持で溢れて避難が妨害される事態になりました。ちなみにこの明暦の大火は史上最悪の火災のひとつで、少なくとも3万人が焼死してしまったと言われています。
この車長持が被害拡大の一因になったことから、以降江戸、京都、大阪といった大都市では車長持の製造や使用が禁止になりました。
その後普及した長持が、竿を通してから担いで運ぶ形のものでして、この時の竿が後のタンスの数え方の由来になったというのは有名な話。
一方、地方では引き続き使用できたのでこのように残っているわけですね。



大目付の部屋。
大名を監察して謀反を起こさないか見張ってる仕事。

二の丸御殿はこんなところです。



十露盤堀。形がそろばんに似ているからというのが由来だそうな。本当のところは分かっていないのが実情。



当時の掛川城はこんな感じでした(適当



天守閣へ討ち入りします。
天守閣は1854(安政元)年の地震で倒壊して以来再建されていなかったのですが、老婆の1億円の寄付がきっかけで再建の動きが始まり1994(平成6)年に竣工。
復元天守では初めて木造での復元がされました。ただしこの復元は設計が似ているとされる高知城の天守をもとに推測によってなされた部分が大きいという点には注意。



中は博物館チックにされておらず、ちゃんと天守閣になっています。



最上階。
ちっちゃいんですが、まあ身の丈にあった大きさなんじゃないかな。



掛川駅の方向を見る。

二の丸と天守を見たらいい感じに時間が潰せたので大講堂に戻ってばくおん!トークショーを聞きに。
ゲストは佐倉羽音役の上田麗奈さんでした。
最後まで話を聞き終えたら、再び新金谷駅のSLのフェスタ会場へ戻ります。


後編へ→

SLフェスタとポップフェスタをハシゴする 前編【2016/10/22】

2017-10-16 20:44:41 | 鉄道撮影記

2016年10月22日。
秋の大井川鐵道の恒例行事「SLフェスタ in 新金谷」がやってきました。この年は目新しい内容が目についたので行ってみることにしました。
さらにこの日は、近所の掛川市でも「かけがわポップカルチャーサミット」というアニメ系のイベントをやっていたので、途中金谷を抜けだしてこっちにも行くことにしました。

さて静岡駅から電車に乗るわけですが、反対のホームに373系の「ホームライナー」が停車していましたので撮影。
何の気なしに撮ったものでしたが、半年後の翌年3月のダイヤ改正でヘッドマークが文字だけから絵柄入りに変更されましたので、今となっては過去の姿の記録に。
ただ、この文字のヘッドマークは字の大きさがものすごく小さくて見づらく、もうちょいマシにならんのかと前から感じていたことだったので、この度の変更は良かったのだと思います。



金谷駅で大井川鐡道に乗り換え。ここで前回サイコロで見事に騙されたことで知られるいぶき君と合流。
21001系に乗って新金谷駅まで。



SLフェスタは春と秋の年2回行われますが、春は千頭駅、秋は新金谷駅で開催するのが今後通例となっていくのだそうです。千頭駅の川根本町と新金谷駅の島田市の両沿線自治体への配慮も含まれているのでしょう。
今回の目玉は蒸気機関車3機が1列に横並びするという演出。出庫から客車と連結し列車を組成する間の僅かな時間を使っての演出ですので、混むわ混むわ。



千頭駅での横並びの時と違って線路には入れないので、柵の外からの撮影となります。まあ仕方ないなと思います。逆光になるのも仕方ないです。
並んだ機関車は左から順にC11形190号機、C11形227号機、C10形8号機となっています。
2016年は大井川鐵道でSL列車を運行し始めて40周年でして、それを記念したヘッドマークが装着されています。これらは確かフェスタ終了後オークションにかけられたはず。
よくそんなに長いこと続いているなと驚くと同時に、今後も末永く続いてまた驚かせてほしいなと思います。



ケツの方は人気がなく比較的がらがらでした。



227号機のナンバープレートは、この時だけ青に塗られたものが装着されていました。
ナンバープレートの色は他にも赤とか緑とかあって、機関車の状態の良さによって色が決まっていたり(良い順から赤→緑→黒だったそうな)各地の管内に点在する機関区ごとに色を分けて所属が分かりやすいようにしたり・・・という決め事があったのだそうです。
今回の227号機の青がどういう意味だったのかはちょっと覚えていませんが・・・。



転車台のヌシC12形164号機はぼっちでした。かなしい。
ところが、これを動態保存化するという動きがいつだかに報道されましたね。既存の機関車の負担を減らすためというのが目的のひとつだった覚えですが、そのために在来の機関車の運用を減らすのではなくて新しい機関車を投入してそれにいくらか肩代わりさせよう、という考えができるのがここの強みだと思いますよ。



SLの検修庫を見学。こちらは有料となっております。
検修庫に入る前に電車の車庫を見られるんですが、そこにいたのが電気機関車の3並びでした。蒸気機関車に対抗しているのか知りませんが、これはこれでたまらない並びでした。
左からE31形、いぶき500形、E10形です。



車庫の奥には井川線のcワフ4が置かれていました。
今回のSLフェスタでは井川線の車両が新金谷から分岐する大代側線で往復数百mの体験運転を行っています。

そのためにわざわざ千頭の山奥から降りてきたわけですが、井川線の車両は千頭から先の大井川本線は走られないため本線の電気機関車に引っ張ってもらってここまでやって来ました。
ところが井川線と本線の車両とでは連結器の高さと大きさが異なるので連結できませぬ。そこでこのcワフ4の出番です。
cワフ4は普段は井川線用の連結器を付けていますが本線用の連結器を取り付けるアタッチメントが付いていて、今回のような場合の時にそれを使って本線用連結器を装着し、両者の車両をつなぐ架け橋となっているのです。



蒸気機関車4機の内3機は外に出ているので検修庫にいるSLは自ずと限られてくるのですが・・・。

・・・なんだか見ちゃマズいものを見せられたような気がしますぞ。いいのか、これ。
肝心の"お面"はさすがにどこか見えないところに置かれているようですが。



227号機が戻ってきました。出番が来るまで一旦休憩ですかね。



SL運転40周年ということは227号機がここで運転を始めてからも40周年ということです。



スタンプラリーが開催されていて、会場各所にあるスタンプを全部集めるとくじが引けるというやつです。これもやってみようということになり、そうなると自ずと各展示物を巡ることになります。
これは保線で使う高所作業車ですね。



阪急観光バスの日野セレガHD2台(左右)といすゞガーラSHD1台(中央)。SL乗車の団体さんが乗ってきたんでせう。
SHDはHDよりも全高が高いのだ・・・というのが分かりますね。



次にホームへ入るとC10形8号機によるかわね路13号が待機していました。もうすぐ発車ですね。



そんなことを余所目に我々は側線に停まっている見慣れない列車を見ます。E31形E34号電気機関車と14系客車です。
EL急行はいずれこんな編成になっているのだろうなぁと少し期待を抱きますが、一体いつになるんだろうなぁ・・・と。

E31形は搬入された2010年から数えてもはや10年は熟成されるのだろうと見込んでいましたが、ところが2017年に入ってから唐突に運転開始へ向けた整備を始めて、同年10月からついに7年越しのデビューを飾りました。やっと過ぎて感慨も枯れ果てた感じですが、いざ見てみるとやっぱり嬉しい(見に行った



一方、現状梯子を外された格好になっている14系クン。
2016年に搬入してからすぐに整備に入りましたが、4両中3両の整備が上がったところで音沙汰がなくなってしまいました。2017年夏頃に運転開始すると案内されていましたが、いつの間にか誰も話さなくなり有耶無耶にされていますね、この話。
14系整備中に何か大きな問題が発生して進捗が止まったのか、E31形を急遽運転にこぎつけなければならない必要に迫られたのか・・・というところでしょうが、真相は今のところ分かりませぬね。

せっかく綺麗にお色直ししたのに、この時から1年以上寝かされることになるとは・・・という感じです、今見返すと。



まだ整備を受けていない14系。この14系はJR北海道の急行「はまなす」で使用されていたものを譲り受けたものなんですが、はまなすは確かにこんなぼろぼろの雰囲気だったなと少し懐かしくなりました。



かわね路が発車後は上りの16000系に乗って金谷駅へ。
JRに乗り換えて掛川駅まで乗り、かけがわポップカルチャーサミットへと出向きます。

中編へ→

静鉄の鉄道の日イベントへ【2016/10/15】

2017-08-23 21:39:15 | 鉄道撮影記

2016年10月15日。10月に恒例となっている静岡鉄道の鉄道の日に関連した車庫公開に行ってきました。
ちなみに蒼風くんも一緒だ。



車庫の奥にいるA3000形。今日は調子が悪いから展示しない・・・というわけではなくて、事前申込制の体験運転に使われていたはず。
最新鋭と言っていい電車を動かせるなんてのもそう無いんじゃないかと思うので、触れる人たちはいいなぁとか思います。
前面のLED表示器にかぼちゃが出ていました。ハロウィンですね。最近の電車に採用されている季節柄の絵を表示できるやつです。



車庫の中には1000系のクモハ1007が編成を解かれて検査中でした。



相方のクハ1507は表に出ていました。横に置いてある黄色い器械は車体を持ち上げるためのジャッキアップ装置でしょうね。車体を持ち上げてから台車を外していきます。外した台車は別途検査に出しまして、その間電車は仮の台車を履いて過ごします。たしかこんな感じよ。



ちびまる子電車こと1011F。2016年の夏くらいでこの装飾は終わるはずだったんですが、延長に延長を重ねて、2017年4月から定期検査に入ってさすがにこれで終わるだろうと思っていたらその後も続けることが決まって、結局2018年7月末まで走り続けることになりました。そこからまだ延びるかもしれない。
そんなに好評なのかしらん、これ。というかよくそれほどの広告費を捻出できるなちびまる子ちゃんランド。施設はガラガラというイメージしか無いけど。
余談ですが、この編成(1011F)はまる子電車になる前は長年青帯を纏っていました。静鉄で全面広告を始めるまでは1000系の中でも唯一個体差のある編成だったので、他の編成よりも頭一つ抜けるくらいの人気はあったと思います。それが広告車両になってしまったので、穏やかじゃない人たちも少しはいるんでしょうね。



名物、デワ1号。もう弊ブログでは紹介し尽くした感があります。



1000系で最初に廃車になった1004F。今はこうして部品取りにされています。



これもおなじみモーターカー。



だいたい全部見終えたので立ち去ります。
帰り際に車庫の最奥に置かれているト1+ト2を見ました。車庫の裏手の踏切から見えます。まともに見たのは意外と初めてだったかも。
デワ1と連結する貨車でして、連結器がネジ式連結器になっているのが珍しい点。



ついでに保存車界隈で少し話題になったとかならんかったとかいう、東静岡駅に現れた車掌車を見分。
見分時のことはもうほとんど忘れてしまったのですが(泣)、ヨ5000形だったと思います。それ以上のことはよく分かりませぬ。
何かの美術展の展示作品のひとつとしてどこからか持ち出してきてここに置かれたらしい。その後もここに置かれたままらしい。執筆時現在はどうなっているのかちょっと知りません。あまり立ち寄らないですしね、ここらへん。



その後静岡駅まで行ってお街で昼飯を食べた後、たまたま上映時間が近かったシン・ゴジラ(2回目)を見てなんやかんやして解散。
帰り際に真っ黄色のこっこ広告の日野セレガも撮影できて満足。こっこの工場見学用の送迎バスじゃねぇのと見紛う見た目ですが、しずてつの普通の路線バスです。

この日はこんな感じでした。以上ですね。

マスキングテープと化した岳南電車に乗る 後編【2016/10/10】

2017-08-08 21:31:22 | 鉄道撮影記

岳南電車の岳南富士岡駅で開催されているマスキングテープmtのイベント会場へ到着。
駅舎の隣の空き地(保線作業の資材置き場かな)にテントが建っていました。



中はこんな感じ。中々盛況ですね。マスキングテープの種類もたくさん。
自分は今回起こされたマスキングテープと、電車の車内に置かれているスタンプを押すともらえる限定品を購入していきました。ただプラモデルに使うのももったいないのでそれには使っていないです、はい。



線路に置かれているワムは買ったマスキングテープであれこれできるワークショップとして使われていました。貨車の中で作業するのも面白いでしょうね。こっちも盛況でした。



主だった目的は全部済んだので帰りの電車に乗ります。
ED29形はテントと機関車に挟まれていていました。こっちも相当くたびれていました。



電車を待っている間に気が付きましたが、車庫への引込線の分岐はホームの途中から始まっているんですね。手狭感があって好きです。



吉原行きのmtトレインの7000形に乗ります。



車内もマスキングテープだらけでした。



途中の吉原本町駅で下車。
沿線で一番活気があるのはこの駅ですかね。ちょうど昼時なのでここらへんで昼飯を食べますよ。



駅を出て左へ向かって歩くと吉原商店街でそこを歩いていたんですが、そういえば吉原中央駅があったのを思い出して見に行くことに。
商店街を抜けると見えてきました。吉原中央"駅"という名前ですがその正体は富士急静岡バスのバスターミナルです。
2015年に建て替えられて小綺麗というか小じんまりとしたものになりましたが、建て替え前は建物が建っていてそれはそれは昭和中後期の雰囲気がそこかしこに漂っていたのだそうです。
バスターミナルなのでバスが多く出入りしていると少し期待しましたが、あんまり路線も本数も無いようで、1台見た後はしばらく来ないようだったので引き返しました。



ああ、田舎だ・・・という建物。店も色々入っているようでカオス。



昼飯はアドニスのつけナポリタンにしました。ここが元祖だったはず。
ここは初めてでして、さすが本家の味はいけるなと。前にもどこか別の店で食べた時はイマイチだなという印象だったのですが、店によりけりということですかね。



吉原本町駅に戻ります。ここも変わった構造をした駅です。



岳南江尾行きの電車に乗って今度は比奈駅へ。

かつての貨物輸送で使っていた留置線の線路は半分くらい剥がされて駐車場になっていました。岳南原田~比奈に広がる製紙工場の専用線もほとんど更地になっていましたし、岳南原田駅にあった工場なんて建物ごと消えて斎場が建っていましたし、この数年で線路の景色は様変わりしました。



線路にあった竹のオブジェ。なんだかチャフの散布装置みたいだな。



これ。



比奈駅では、駅舎に店を構える鉄道模型店のフジドリームスタジオ501に入って色々物色。
ジオラマに使う自家製のストラクチャーを販売しているのが興味深かったです。またじっくり見てみたいなと。
これで今日行きたいところは行ったので、吉原行きに乗って静岡まで帰ります。



井の頭線復刻塗装ですが、吉原駅でも撮っておきます。



211系で静岡まで。



最後に静岡駅でバスを撮影します。
ふそうエアロスターK(鳥坂)。



いすゞエルガLV290(小鹿)。これが見えたので撮影に赴いた次第。
LV290の緑復刻塗装は初撮影だったはず。



あと見かけた珍し目なところはエアロスターのまる子LuLuCa塗装ですかね。

今日はこんなところで終了。おうち帰りました。

おしまい