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目玉の多かった2017年春の大鐵SLフェスタ 前編【2017/03/11】

2018-07-23 23:53:54 | 鉄道撮影記
2017年3月11日。
この日は大井川鐵道の毎年恒例春のSLフェスタの開催日なのです。2017年は例年よりも凝った列車が多かったです。通常のSL列車に加えて、蒸気機関車の重連列車、電気機関車の重連列車まで運転されるのです。さらに井川線の方でも企画があります。

これはいかなということで、朝にいつものZBSに拉致されて362号線とかいう険道を走って山登り。川根へ行く道ってほぼ例外なくこんなところを走らされるよね。362号線もなかなか香ばしい道でした。

362号線を走っていくと千頭に出るのですが、初めは試しに崎平あたりの第二橋梁を見に行ってみようと車を走らせたのですが、足の踏み場もない激パという言葉がピッタリの混雑でした。路駐も多く、通報を受けたのか警察も出動しているのを見かけました。


かなり悪い状況にあっ...(察し)とソッコーで退散。千頭駅のSLフェスタ駐車場に駐めて歩いて千頭駅近くの第四橋梁へ。
千頭駅には21001系が南海電鉄風のヘッドマークを付けて停まっていました。先日の企画列車で好評だったので調子に乗って今日のイベントでも付けたんだと思いますが、他のイベント列車と合わせて撮り鉄を過熱させる原因になったんじゃないかなぁって。


第四橋梁は人がまばらで、どうとでも撮れるような感じでした。
21001系の金谷行を後追いで。


今日の目玉、電気機関車重連列車です。
EL重連は相当久しぶりだったようで、これ目当てに撮り鉄がたくさん来まして、さっきの第二橋梁ではちょっと騒ぎになりました。



機関車はE10形2号機といぶき500形。


客車も合わせて保存鉄道の列車みたいな雰囲気。


次の目玉、蒸気機関車重連列車です。
機関車はC10形8号機とC56形44号機。注目すべきはC10で、この日が東日本大震災と同じ日だったことから、かつて岩手県宮古市の専用線で入換機をやっていた時の塗装に復元されました。前後に書かれたトラ柄の警戒色がそれです。


煙の流れが良くていい感じになりました。客車も茶色で統一されていて良いですね。


千頭駅に戻って今度は井川線の方を攻めます。ひとつ隣の川根両国駅で機関車の展示があるのだ。
駅舎の改札からではなく、外のテントで切符を買って裏口から入場。


井川線に乗るのはいつ以来だってくらい久しぶりです。
この日は井川線が土砂崩れによる長期不通から復旧して全線再開した日でしたので、再開祝いのヘッドマークが付けられています。
なお翌年にまた土砂崩れに遭ってまた一部が不通になった模様・・・。


川根両国駅で下車。ほとんどの人たちが降りていきました。


隣の線路には3両編成の列車。SLフェスタに合わせて運転する千頭~川根両国を往復する井川線の試乗列車です。小さくて可愛らしいのだ。


試乗列車に連結されているスハフ4号。これだけは未だに赤とクリームの旧塗装を堅持していますね。
1950年代製の古い客車で、今日みたいなイベント時や多客時くらいにしか姿を見せない珍しい客車です。見かけたらラッキー。


川根両国駅ではディーゼル機関車3機が展示されています。個人的にはこれが今日一番の目玉。
線路へは入らず、駅からすぐのところにある線路をまたぐ吊橋から見下ろす形になります。近くで寄っては見れないですが、屋根がよく見えるのと人が写り込まないのは良いですね。


DB1形8号機。
こう見えて昔は本線用機関車だったこともある機関車。今も入換機として現役。
DB1はもう1機いるんだけど、ここ数年行方不明になっています。廃車になったのかも・・・。ただし入れ替わるようにオレンジ色の機関車が夏になると千頭駅で子供たちを乗せている姿を見るようになりましたね。


DD100形7号機。
こいつが見たかったんだ。
凸型のディーゼル機関車で他では見ない形状をしています。これは既に引退済みで保存されている状態ですが、通常は非公開です。車庫の外に置かれているようですが見づらい位置だったりカバー掛けられていたりって感じらしいので歯がゆい思いだったのが、今回のイベントでついに表に姿を表したのです。しかも今日に合わせて再塗装してくれたようです。ありがたいことで。
実質軽便鉄道の井川線の中でも大柄で近代的な車体でなかなか魅力的。これが貨物列車で走っているところ見てみたかったねぇ。


DD20形6号機。
おなじみ現在の主力ディーゼル機関車です。実は馬力はDD100よりも小さい。
なんと上記の不通区間の復旧に合わせて赤とクリームの旧塗装に塗り替えられていました。これは事前には知らなかったことで、驚きました。この日以降も旧塗装のまま走っています。

素敵な並びを見ることができて満足です。
というところで今日はここまで。



大鐵の南海電車ツアーに参加する 後編【2017/02/26】

2018-05-21 22:03:42 | 鉄道撮影記
撮影会ももう終わりというところに千頭駅に到着していたSL急行の機関車C56形44号機が転回するために転車台へやってきました。
ちょうど撮影会の会場内から転回する様子が見れたのでついでに見物します。


千頭駅の転車台はC56を乗せるのがギリギリの大きさです。


21001系は撮影会会場を離れてホームへ戻っていきます。


帰りの電車はなんと2編成を連結して4両で走る豪華版です!転線を済ませた電車は連結作業に入ります。
標識灯を片側だけ点灯させているのがイカす。この機能譲渡後も残っていたのね。


連結前の一時停止は基本。
なおJR西は一時停止しないで一気に突っ込む。


連結器のナックルを解放位置にします。
電車の連結なんてずっとやっていないだろうに手慣れたもんだな~と感心しましたが、直後にSLと客車の連結で毎日やってたと気づく。


連結完了。ジャンパホースも接続します。


21001系2+2両編成爆誕!大井川鐵道で電車の2編成併結は近年では例がないはず(7200系は除くとして
譲渡後に改造を加えられて2編成併結はムリなのでは?と思っていた時期もありましたが、やろうと思えばできるのですね。
いやはや眼福であります。この時もホームの一部は規制されていて、一般人はおいそれと4両編成を撮れないようになっています。こういう規制は有り難いですね~。


2番線から3番線へ転線して乗車を始めます。ホームへの進入を真正面から。意外とおでこが広いのね。


3番線停車時のお姿。
さて乗車して千頭駅を出発。復路の行程に入ります。
2編成併結の列車ですが、ちゃんと2編成ともモーターを回して走行しているような感じでした。大井川鐵道の変電所設備は貧弱だという噂を聞きますので、変電所飛ばないのかな?と初めは心配していましたが。


連結部分。窓の向こうにもうひとつの21001系がいますね。



再び地名駅で列車交換待ちです。
4両編成だとホームに収まりきらないので、一番後ろの扉は締切です。名鉄のような便利な締切スイッチはないので、車掌による手動操作でした。


ここでも撮影会状態です。


梅の木が咲いてたりみかんの木に実がなってたりしてました。


交換列車は16000系でした。並びを撮ろうにも上手く行かなかったのでおとなしく退散・・・。


運転台も製造年代相応の簡素な配置でしたが、後の改造によっていろいろな機器が追加装備されてなんともごちゃごちゃとしたものになっています。


家山駅でも停車。乗客からの要望で停車中に後ろ側の前照灯と標識灯を点灯してくれるサービス。
撮影会でのヘッドマーク交換の時もそうでしたが、職員が乗客の要望によく応えてくれていたと思います。感謝ですね。


そして新金谷駅に到着してツアーは終了です。

当たればいいな、程度で応募してみましたが、想像以上に濃い内容で21001系の魅力を満喫できる企画でした。
抽選に外れた人も多いでしょうし、今後第2回、第3回が開催されるといいと思います。私も次回があれば沿線撮影に興じてみたいものです。
あとは16000系のツアーもやるなら応募してみたいですね。

以上、おしまいです。

大鐵の南海電車ツアーに参加する 中編【2017/02/26】

2018-05-20 21:40:21 | 鉄道撮影記
南海21001系のツアー列車は千頭駅に到着。乗客は駅に降ります。この後はお待ちかねの撮影会なのです。
この後3番線から2番線に転線します。


急行マークを金谷側に付け替えて事実上の撮影会に突入です。


少し経つと16000系の普通電車が3番線に到着します。
21001系と並ぶことになり、南海と近鉄の熱い共演となります。


千頭側の先頭には「和歌山市-水軒」のヘッドマークがいつの間にか装着されていました。
水軒って聞いたことのない駅名でしたが後で調べたら和歌山港線の和歌山港駅の更に先にあった終着駅で、2002年に廃止された駅だったんですね。知らなんだ。


反対側でも16000系と一緒に撮影します。16000系は検査明けだったのか、塗装がピカピカで美しかったです。


また、この後の撮影会のためにわざわざ新金谷から回送してきたもうひとつの21001系が4番線に到着。
21001系2本と16000系の並びが展開します。3本横並びというのは普段の千頭駅でもあまり起きないのではないでしょうか?


うーん素敵。近鉄の特急は来ないそうですが、ここは河内長野駅かな?




南海と近鉄の共演を楽しんだ後は、本当の撮影会へ。
21001系2本が大井川本線と井川線の間にある留置線に移動して2本が並んで停車します。たまに大井川鐵道に行きますが、見れそうで見れない21001系同士の並びが今ここに!
ツアー参加者だけが留置線に降り立って自由に撮影できるのです。構内の一部は一般人の入場が規制されているので悠々と撮影できます。一般人も頑張れば遠くから撮ることが出来ますが。

「和歌山市-和歌山港」と「急行」のヘッドマークで展示。
南海電車はドハマリするほど感心はないのですが、そんな私でも興奮します。今すごい光景を見ているのだ。


撮影に興じていると遠くから汽笛の音が聞こえてきました。SL急行が到着するのです。
3番線にSL急行が入線してきましたので、21001系と合わせて撮影。どこだここ?いまいつだ?


撮影会はこんな感じ。
時間はたっぷりあるし被写体も逃げないのでお互い譲り合って終始穏やかに撮影できていました。やっぱり有料の撮影会は平和だと思います。


ヘッドマークを交換して「急行難波-橋本」「和歌山市-和歌山港」に。


「急行」と「臨時」。
真正面前パン横並び、かっこいい、かっこいいですぞ!


「急行」「回送」。
ところで21001系のパンタグラフってホーン部が黄色と水色に塗られています。一説ではどっちがどっちかを認識するためらしい。


4番線に7200系が到着しました。当然三並びを狙います。前パンが3台並んだぞ、すごい(小並)
撮影する時に構図を組み立てるのが少し大変な前パンですけど、やっぱり電車らしくて好きです。


「急行」「臨時」
左の21003Fは手入れを受けてから日が経っているんでしょう、塗装が退色してしまっています。


あっという間に時間切れが近くなりましたが、最後にヘッドマーク無しで撮影。
ヘッドマーク付きが決まっている21001系ですが、無しは無しで整った顔立ちを感じられて良いです。


これにて撮影会終了。
この年代の湘南顔の電車がこういう贅沢な形で堪能できるのは素晴らしいことです。参加してよかったと思える一時でした。

ツアーはまだ続きます。



大鐵の南海電車ツアーに参加する 前編【2017/02/26】

2018-05-19 22:02:40 | 鉄道撮影記
大井川鐵道は蒸気機関車の動態保存が有名な鉄道ですが、普通の電車も通常なら博物館入りしていてもおかしくない(博物館入りしているとは言っていない)古いものを使っているので往年のファンや乗客からはよく懐かしがられます。南海電車のお古の21001系もそうで、南海電車の名車のひとつなのです。
それを使用した新金谷~千頭往復の企画旅行がこの度行われるということで試しに応募したわけですが、なんと当選しました!
そういうわけで大井川鐵道に出向くことになったわけです。


電車に乗る前に朝飯を食べるべく、金谷にあるラーメン屋「奏心」へ。いわゆる行列のできるラーメン屋なのですが朝からやっている店ですので、9時開店の朝に行けば並ばずにありつけるだろと思って8時半に着くように行ったら既に行列ができていました。うへぇ。
とはいえ開店時の最初のロットで席に座れたので受付時刻には間に合いそう。


煮干しラーメンにしました。最近煮干しスープが流行ってますよね。
スープを口に入れて最初は煮干しの濃い出汁を感じましたが直後にエグみが土足で乗り込んでくるように押し寄せてきました。これは自分には合わないね・・・。
また来ようとは思いましたがその時は普通の醤油ラーメンにしよう。


9時45分に新金谷駅に着いて受付を済ませます。その時切符をもらいましたが、2日間乗り放題切符も兼ねてるんですね。でも今日日曜日なんですが・・・。


既に今日の主役が出てきていました。21001系21001Fです。大鐵にとって使いやすい電車らしく、大事にされ2018年でついに還暦を迎える。
南海時代を復刻するのが趣旨のひとつですので、通常種別が掲示されている六角形のヘッドマークはステーごと外され、風防の行き先表示板(金谷-千頭)とワンマン表示もありません。


改札をして入場します。
なんば駅と言うには無理があるか。


どこから調達したのか円形の急行ヘッドマークを取り付けました。普段は点けない急行灯も点灯してくれるのが嬉しいですね。これは南海電車ですわ。


旧型客車と。


さて乗り込みましょう。指定席だそうですが実際は自由席。でも座席に対してツアー定員に余裕があるので21001系特有の窮屈な座席に2人座るということは無かったです。


沿線では撮り鉄も出没します。


これもどこから調達したのか、昔の南海電車の路線図が貼られていました。
こっちは四国連絡を意識した路線図で、徳島県と淡路島が描かれています。


こっちは線内の名所案内図。最近はこういうのは見ないですね。
高野山もそろそろ行こうや、と以前より何回も思っているんですけども。


扉の上に貼るやつ。これは比較的最近のものでしょう。


途中の地名駅で列車交換のために停車します。降車できるのでプチ撮影会になりました。


といっても光線の向きが悪いので、風景写真を撮るのが良かったですかね。


長閑な時間が流れます。


駅の横の駐車場から全体が撮れますが、まあ逆光なので・・・。


いつの間にヘッドマークが行き先表示付きのものに取り変わってました。


対向列車が来ました。7200系です。


人混みで両者の並びは撮られず。まあそんなもんでしょう。
列車交換が済むと発車しますので車内に戻ります。この後は千頭まで一気に走ります。



引退前の静鉄1002Fを撮影する【2017/02/25】

2018-05-10 23:40:22 | 鉄道撮影記
静岡鉄道A3000形の第2編成(パッションレッド)の投入により入れ替わりで引退となる1000系1002Fに引退1ヶ月前より記念ヘッドマークが装着されて走っていますので、それの撮影に出向きました。

その前に新静岡バスセンターに寄ってバスを見てみると復刻塗装車がいましたので、これが出てくるところを撮影することに。
まずは長距離/貸切用の赤に塗られたいすゞエルガLV290(小鹿)です。遠くからでも目立つ派手な色です。


短距離用の緑に塗られたふそうエアロスターMP38(鳥坂)です。対してこっちは昔らしい落ち着いた色なんですね。


普通のエルガ(丸子)#27徳洲会病院。


新塗装に塗られたエルガLV290(丸子)#93用宗駅。
新塗装は赤と青のブロックに縁取りがされてたり中扉の塗装が赤から青に変更されたりしてます。
ところでホイールも以前は車体と同じベージュに塗っていたんですが、最近のバスだと無塗装になってしまったのですね。


復刻塗装(緑)のエルガLV290(小鹿)。


ちなみにこの頃から行き先表示器が回送の時に、回送ではなく標語や宣伝を出すようになりました。この時は「I love しずおか」でした。
他に謹賀新年、静岡まつり、交通安全運動などなど・・・。


キリの良いところで電車の撮影に転じます。近場の新静岡駅の近くに陣取ります。
まずは静岡ダイハツ販売広告の1006F。この電車はダイハツが造りましたくらいのハッタリがあると良かったんだけどな・・・と。


ちびまる子ちゃんランド広告の1011F。


無塗装の1003F。


1002Fが来ました。新静岡側には「ありがとう1002号」のマークが。


新清水側には「ありがとう1502号」のマーク。ヘッドマークを1台ずつ特注で製作しているので、さすが愛着があるんだなと。


折返しはセノバを背景に。午後はド逆光になるので、まあ。


もう1本撮影しようと少し歩いて日吉町~音羽町で。


後追いも撮って今日は切り上げました。

ナイトトレインで夜汽車の旅 後編【2017/01/21】

2018-04-27 20:32:35 | 鉄道撮影記

千頭駅に着いたナイトトレインの牽引機C10形8号機は折返しのために転車台へ移動します。そこで行われるのがお楽しみのSL撮影会です。
転車台に乗ったSLに照明を当てて十数分間展示します。その間、乗客はその周りで好きなようにSLを撮影できるのです。いわゆる撮り鉄向けのツアーの側面も持っているんですよ、これ。



SLに光が当たってるだけで他は真っ暗です。最近のデジタルカメラなら設定次第で手持ち撮影でも出来ないことはないでしょうが、やはり三脚が欲しいところです。
普段三脚を使わない私も今回は持参しました。
煙突からは煙が出ているので、長時間露出することで流れるような煙を撮影できて美しいのです。



撮影は前半、後半の2班に別れて行われます。全員を一度に入れたら激パですからね・・・。
時間は10分ちょっとくらいありますが、いろいろな角度やカメラ設定で撮ろうと思うと全然時間が短いので、手早く撮影していく必要があります。でも長時間露出もしたいので、そこは中々ジレンマが。



足回りの機械然とした部分が照らされて良い。



バカチョンがどう撮っても画になるのだ。
そうこうしている間に時間切れ。全然足りないぞ、と思いながら退場します。



制限区画の外からなら撮影してもいいので、プラットホームの端のひな壇(通常は昼間の転車台実演の見学に使うやつ)から撮影。誰も彼もカメラを構えているこういう撮影風景なのです。
これのツアー代は安くないのですが、そのせいか最近沿線によく出没するようになったヤバい人間は居ないのはいいですね。みんな節度ある行動が取れていた印象でした。



転車台横の側線には電気機関車と客車が留置されています。これ、外からSLを隠すための目隠しです。
転車台での撮影は駅の外からも丸見えになるので、多少条件が悪いとは言えツアー客でなくてもタダでその恩恵に預かることが出来ます。でもお金出してこのツアーを成立させている乗客からしたらいい気分ではないので、会社がそれを汲んでわざわざ目隠し用の客車を回送してきてくれているのです。



撮影会を終えたC10は方向転換を済ませて客車と再連結。ここでも撮影会が始まります。






出発直前。



客車を後追い。
ローカル線の夜汽車のバカ停感が出ていて素敵です。



出発が近づいてきたので車内で待機。節電のためか出発までは電灯が暗めです。



出発後は車内をうろうろしながら写真を撮ります。



復路ではお弁当と熱々の豚汁が提供されます。クソ寒い中での撮影だったので豚汁がありがたかったですな。



夜汽車の雰囲気を堪能しているうちに新金谷駅に到着。
中身の濃いツアーでした。また乗りたくなったら乗りに行きたいと思います。

おわり

ナイトトレインで夜汽車の旅 前編【2017/01/21】

2018-04-25 23:52:26 | 鉄道撮影記

2017年1月21日。
ZBSが大井川鐵道のナイトトレインの切符を当てたと言うので乗りに行きました。暗いし寒いし倍率も高いしなので、乗るのも見るのも初めてです。

昼間はだらだらして夕方から出かけました。その前に寄り道して、島田市中央小公園に保存されているD51形101号機を見分しました。近所の保存機ながら見るのは初めてでした。
101号機と言うとD51の中ではかなり若い番号で、1938年製なのです。現役時は東北・信越地方で走っていた機体なので島田市とはなんの縁も無いわけですが、1973年の引退後に教材名目で保存されるようになったのだと思います。

保存場所には屋根も付いていて、定期的な保守整備も受けているようで、一部の欠損部品は見受けられるものの、一見すると状態は良いと言えます。しかし、市民からは文化財あるいは教材ではなく完全に子供の遊具とみなされており、写真にも写っていますがボイラーの上に子供が跨っていてもはやSL形ジャングルジムの様相です。
ボールが蹴りつけられた痕の付いた炭水車は痛々しく、子供が機関車にとりつかないよう追加設置されたランボードの柵は何の役にも立たず空しいです。そういう意味で文化財としては最低な扱いをされている、と見ることもできます。

ちょっと複雑な気持ちになる保存車両でした。



新金谷駅に移動してZBSと合流、受付を済ませたらナイトトレインの列車を見に行きます。
SLナイトトレインは毎年1~2月に走る大井川鐵道の名物ツアー列車。通常昼間にしか走らないSL列車が夕方~夜間に走るのでかつての夜汽車の雰囲気が味わえるのが特徴です。毎年2回しか開催されないのもあって、結構人気であります。

今年の牽引機はC10形8号機。夜間走行用の副灯が追加装備されているのがナイトトレイン機の証です。



これに乗るのはたいていオタクなので、客車は茶色の車を3台使います。トーマス用客車を繋いだ日にはオタクから何されるか分からん。
3台連結していますが乗客は2台分だけなので、窮屈はしないのは嬉しい配慮だと思います。



冬の旧型客車と言えば蒸気暖房です。夏は冷房が無くて暑いけど、冬は相応に温かいのだ。



改札が始まったのでホームへ入場。既にナイトトレインが待機中でした。
そこに普通のSLの急行が滑り込んできて並びました。補機はE10形2号機でした。執筆時ではもう事実上引退したみたいな話も聞きますね。



ぞろぞろと乗車していく人たち。どうでもいいですが、中井精也が同乗していましたね。本人は初めて見ましたわい。
副灯が眩しいです。暗闇でも照らせるようにシールドビーム灯になっているのです。



ツヤツヤに磨かれているより、使い込まれていてそれでいて見窄らしくない程よい艶がやはり好きです。



区名札はブルートレインと夜汽車の絵です。おなじみだそう。



16:30出発です。道中は夜汽車の旅を満喫。といっても意外とまだ明るいんですけども。
ちなみに真ん中に写ってる太っちょの人が中井精也だったはず。



たぶん駿河徳山で7200系とすれ違い。17:20頃ですが止まってる絵なら全然撮れるんだなって。
第一橋梁の沿線からでもナイトトレインの撮影はできそうな感じでした。



17:40千頭駅に到着。ここから18時にかけて一気に暗くなります。
ここからナイトトレインのお楽しみです。


後編へ→

A3000形甲種輸送・・・のはずが【2017/01/17】

2018-03-30 22:43:06 | 鉄道撮影記
2017年最初の記事です。やっとか(呆れ

この日は静岡鉄道A3000形の甲種輸送がありました。
逗子を出て富士駅まで鉄道で運ばれ、そこからはトラック輸送で長沼工場まで運ばれます。第1弾のA3001Fの輸送時は日本にいませんでしたから、今回のA3002Fが初めてとなります。富士駅に出向いてその姿を拝もうとしました。
ところが、この日は東海道線の列車に遅れが生じてダイヤ乱れが発生。結構グダグダな運行になっていました。これの影響を受けて甲種輸送も遅れます。結構待たされてしまい、まだ次もあるし・・・と考えを変えて、列車が来る前に諦めて帰ってしまいました。



何も収穫がなかったわけではなく、ダイヤ乱れの影響でホームライナーの一部がライナー券不要のただの快速列車に化けていました。これはホームライナー沼津4号だった列車。約30分遅れ。
普段快速電車の走らない静岡地区ですので、こういう事態が起きる度にちょっとだけ騒ぎになります(ただし最近は金土の深夜に沼津→静岡の快速が1本走るようで)



ホームライナーの格下げですので、車両は373系です。豪華な快速なのだ。
ダイヤ乱れの時には躊躇いなく格下げしますね。使う側にとっては有り難いことなのかもしれません。



373系は年を追うごとに特急の運用が減って最早ホームライナーとか臨時急行とか本来の特急とは縁遠いところでの活躍が目立ちますね。
最初の運用が減った分の余剰があるからこういう事ができるんですけども、373系の後継が出た時はホームライナー分の数が造られるんでしょうか。まだ先のことでしょうけど気にはなります。



富士駅ですので貨物列車が出入りします。機関車はEF210形114号機でした。貨物の中身は紙製品かな?



EF66形116号機の貨物列車も到着。これかなと思ったら違ったのでがっかり。



ホームライナー沼津6号だった快速沼津行。約20分遅れ。
列車の間隔が空いていたので乗るわ乗るわという感じ。乗らないのは途中停まらない駅の客だけ。



約15分遅れの元ホームライナー浜松5号の快速浜松行。方向幕だけ撮影。

これを撮ってもう帰りました。寒いし。
次の年に行われたA3003,A3004の甲種輸送は無事見ることが出来たのでそれをそのうち書くということで今日は勘弁してください。

おしまい。

クリスマストーマスを撮る【2016/12/24】

2018-03-29 22:59:32 | 鉄道撮影記

2016年12月24日。
大井川鐵道のトーマス号は夏休みを中心に運行されますが、他にクリスマスシーズンにも走ります。この時は夏期とは異なる追加の装飾がされるのです。
そういえば見たことなかったね、と思い立ってささっと見に行くことにしました。確かこの日が最終日でした。

撮影場所は抜里~家山の間。大井川鐵道の中でも屈指の名撮影地なのですが、今まで一度しか来たことないです。しかもその時は下り列車の撮影でしたので、有名な上り列車の構図は今回が初めて。

到着時は既に十数人の先客がいてマルチメディアと化していましたが、場所自体は開けていて広いので構図を選ばなければなんとでもなるでしょうという感じ。
ただまあ、この時既に雰囲気あまり良くなかったのとこれ以降頭の悪い連中の出入りが目立ってきたので、今はあまり近寄りたくない場所ですね。
まずは先行する普通列車で練習。7200系の急行金谷行きでした。



逆光ですが後追いも撮りまっせ。



次はトーマス・・・ではなくジェームス号です。
茶色の旧型客車、お座敷車、展望車を繋いだ豪華編成。劇中の急行列車みたいで良いです。



客車にはステッカーが貼られていてクリスマスを演出。



次がトーマス。こっちの客車はおなじみのオレンジ色。
改めて見ると赤字の地方私鉄でこんだけ長い列車が走るのってすごいよなって。それでも赤字が解消されないんだから大変だよなって。



トーマスには煙突に帽子を被ってて側面に装飾もされていてヘッドマークも掲出されています。結構変わってるのね。



客車もジェームス同様こんな感じで。



補機はいぶき501でした。パンタグラフって2つとも上げてたっけ?



帰りに抜里駅を見ていきましょう。実は降りたことなかったもので。
木造駅舎が使われています。



待合室です。
抜里駅は最近になって近所に住むサヨばあちゃんが食事を出したりする憩いの場になっていて、その名もサヨばあちゃんの休憩所としています。
なので手入れが行き届いていて中はきれいです。今日はもう店じまいという感じでしたが早くも大鉄の名物のひとつになっています雰囲気でした。



乗り場は単線ホーム。ヤシの木がなんだか不自然・・・。



黄色の旗が何十枚も掲げているのが印象的。縁起が良いとかなんでしょうか。

そんな感じで今日はおしまい。

小田原・箱根の鉄道を乗りに 最終回【2016/12/10】

2018-03-22 21:27:13 | 鉄道撮影記

箱根登山鉄道大平台駅から箱根湯本駅に引き返して、臨時ホームに留置されているモハ2形110号を見に行きます。
乗るのは1000形。登場時の復刻塗装の編成でした。こんなのいたんだ、初めて見たわい。

さて電車に乗っている途中、出山信号場でスイッチバックする時に強羅行の電車とすれ違うんですが、その電車がこの後湯本で見に行くつもりの110号だったのです!お前、走るのかい!
なんと無情なすれ違い・・・、振り回されっぱなしだ。



出山信号場を出て次の塔ノ沢駅で電車を降りて反対側ホームへ。幸い強羅行きの電車がすぐ来たのでそれに飛び乗って110号を追いかけます。
ううむ、まあ1000形旧塗装の編成写真撮れたからいいにするか。



また大平台駅で撮るのも芸がないと思ったので、ひとつ先の宮ノ下駅周辺で撮ることにしました。ただし紅葉感は得られなかったですね・・・。
読み通り、110号の箱根湯本行きが来ました。塗装は登場時の旧塗装を復刻したものなんですが、今見ても派手だなと思います。



駅で強羅行きと列車交換するため少々停車。おかげでホーム上でも撮影できました。
振り回されましたが、走っているところを捉えられたので結果オーライです。許す。



強羅行きの電車は3000形でした。図らずも新旧の並びが見られました。



110号を見送ったら強羅へ向かいます。



強羅駅に着きました。
構内の側線にはモニ1形がいました。線路の保守工事をする時に使う電車ですね。分類的には電動貨車なんだそうな。
初めて見ましたけども、飾り気ゼロの車体に満載のクレーン(?)がいいですね。



鉄道撮影はこれにて終了で、ここからは箱根観光しながら御殿場に抜けようと洒落込んでいた・・・のですが、時刻は既に15時半。関所とか芦ノ湖とか大涌谷とか見て行きたかったのに、すっかり時間が推してしまったのであった。しかも冬季はどこも閉店時間が早いのです。
これってもう、御殿場まで移動するだけで終わってしまいそうな・・・。

今回はもう寄り道の場所を大涌谷だけに絞って、まずはとっとと箱根登山ケーブルカーに乗ってしまいましょう。
ケーブルカーの車両は伝統的にスイス製を使うんだそうな。ケ100形という型式名もちゃんとあります。



終点の早雲山駅から箱根ロープウェイに乗り換えます。
のんきに歩いていると、もうすぐ最終便が出るよとの係員の案内が。え、まだ16時だけどそんなに早くに閉めるの?
乗り遅れると色々面倒なんでとっととロープウェイに飛び乗ります。急にただの移動になってきた・・・。



大涌谷の上を渡ります。
昔に行ったことはありますが、ここ十年特に噴火後では初めてです。ロープウェイ越しからでも硫黄臭が分かります。



あちこちから煙が出ていてすごい光景だなと。生の気配がないのも不気味です。



大涌谷駅でロープウェイを乗り換えます。
ここでも終電の案内がされていたので、大涌谷を堪能する余裕はゼロでした。一瞬だけ外に出て遠くから見たけどな・・・。



ロープウェイの終点の桃源台駅に着きました。
最初は海賊船にでも乗ろうかなどと考えていましたが、すでに今日の運行は終わっていたので為す術なし。おとなしく御殿場に出ます。
時間になるまでバスでも見てますかね。箱根登山バスのふそうエアロスター新MP35。山道を走るので新型でもワンステップバスを選択しているのです。



ひとつ前のMP35。



乗るのはこれ。小田急箱根高速バスの新宿行き高速バスです。車両はふそうエアロエースです。
高速バスなので道中は快適。とはいえ寝たら新宿まで連れてかれるんか・・・。



御殿場駅に着きました。ホームに小田急60000形MSE特急「あさぎり」が停まっていたので撮影。
ところで「あさぎり」の名前もあっけなく消えてしまいましたね。「ふじさん」は安直過ぎるなぁと思いますが、小田急の他の列車も「はこね」だとか「えのしま」だとかド直球な名前なので、小田急基準ならまあいいのかなぁ・・・?



その後久々に乗る御殿場線で沼津駅まで出て、そこで東海道線に乗り換えてお家まで帰りましたとさ。
鉄道撮影に関しては満足行きましたが、箱根観光できなかったので再挑戦したいですね。
おしまいです。