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群馬古墳巡り その4

2023-05-27 14:36:56 | 旅行記・関東

5月19日 金曜日 AM

9:00に高崎駅前のホテルを出発。

Ⅳ.総社古墳群

今日は、総社古墳群を攻める。前橋市総社町を中心とした、利根川西岸の南北約4Kmにわたって残る古墳6基のエリアで、5世紀後半から7世紀後半にかけてこの地域を治めた豪族の墓。うち4基を見に行く。

①総社二子山古墳  9:30

と、愛宕山古墳の近くの駐車場に行くように看板に言われる。総社二子山古墳は周辺に結構住宅が建っているので、全長90mを超える大型の前方後円墳らしいが、全体像はよく分からない。春になると桜がきれいな小高い公園といった雰囲気。

この古墳は後から作られた石室が前方部にもあるそうだ。古墳時代後半は効率化を図る時代になったらしい。

後円部頂上の石碑も古墳とは関係ない文が刻まれているような気が・・・。

ほら、民家と距離が近い。

 

②愛宕山古墳 

愛宕山古墳は墳丘全長56mの方墳で、7世紀前半の築造で、これまでの前方後円墳が姿を消して方墳という四角い形状になったらしい。効率化だ。

この石は噴石かなあ? 整備された近年の物っぽいなあ。どーなんだろう。

おっ入れるぞ。

家形石棺(凝灰岩製刳抜式)が鎮座している。

ひゃー、うれしい。

↑ 壁面は結構雑な石組みだなあ。上の黄色っぽい石が天井の石。黒い点々は、便所コオロギ(カマドウマ)だそうだ。

↓ ネットで見つけた発掘作業時の画像。

今は緑の山だ。日本ってなんて植物に恵まれてる場所なんだろうとシミジミ思う。

 

③前橋市総社歴史資料館

ちょっと移動。ええっ!立派!と思ったら、総社市の市民センターだった。その向かいの可愛い建物が前橋市総社歴史資料館でした。

展示内容はここに詳しい。

↓ 宝塔山古墳の石室模型があったり

↓ 宝塔山古墳の石棺のレプリカがあったり

↓ 総社二子山古墳の頭椎太刀(かぶつちたち)の復元したものやら

があるけど、この資料館の押しは「山王廃寺跡」 みたいだ。確かに古墳時代も終盤で、これだけの立派な寺院が建立されてたんだもんなあ。

 

④蛇穴山(じゃけつざんこふん)古墳

蛇穴山古墳は資料館の窓からも見える、全長40mの方墳。あと、ここ

では、お邪魔します。

羨道なしで、いきなり石室だ。

7世紀後半の築造なので、石の加工技術は高い。「玄室の奥壁付近には牛伏砂岩製の切石が据えられており、棺台と推測される」そうだ。

 

宝塔山古墳

資料館駐車場側、秋元山江月院光厳寺に隣接している宝塔山古墳。一辺102メートルの方墳らしいが、お寺の小山にしか見えない。

階段を登って周りこむと・・・

歴代の僧侶のお墓かな?

もう少し先に行くと、宝塔山古墳の石室入り口があった。

右側のカーブした巨石はなんだろう? 石室の扉だったのかな?

で、羨道が長い! 石組はきれいに加工された切石を巧みに積み上げる「截石切組積」という手法だそうだ。

前室には石形石棺。もう、角とかスッキリとしてる。

この窓みたいのは何なんだろう? 愛宕山古墳の石棺にはあったけど、他の石形石棺にはないぞ。謎だ。

古墳時代の衰退を感じられる総社古墳群だった。

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