落ち着いた大人になろう!

旅行やら映画やらの独り言

「フォールガイ」

2024-08-18 20:50:51 | 映画

「ジョン・ウィック」シリーズや「ブレット・トレイン」のデヴィッド・リーチ監督作品だ。面白くない訳がない!

そして愛すべき、生身の体で映画を支える「スタントマン」という仕事が主人公だ。いや、主人公はライアン・ゴズリング演じるコルト・シーバースなんだけど。とにかく「スタントマン愛!」に溢れてる映画だ。「なぜ、アカデミー賞ではスタントマンに与えられる賞がないんだ?」というセリフが強烈に心に残る。

エミリー・ブラントにも、後半急に活躍しるアルマを演じるステファニー・スーにもスタントありのアクションシーンが用意されている。

キャノンロール(自動車の横転)8回転半でギネス最高記録を打ち立てたのはうれしかったらしくて、エンドロールでじっくり使われていた。

で、おじさんとおばさん(失礼!キュートな40代)のベタベタなラブコメディでもある。職場での恋愛なのに、隠すこともせず、10代の頃のようなメロメロ状態の2人。でも、しっかり大人なので、劇中に流れる曲も古い!KISSの「ラヴィン・ユー・ベイビー(I Was Made for Lovin’ You)」がバンバン使われ、エミリー・ブラントはカラオケでフィル・コリンズの「見つめて欲しい(Against All Odds (Take a Look at Me Now))」を熱唱!本編には流れなかったけど、予告編ではジャーニーの「お気に召すまま(Any Way You Want It)」も流れてた。60代の私でも楽しい。が、テイラー・スウィフトの歌は分からない私。

ベタベタな恋愛に事件(アクションシーン)が絡むんだが、ストーリーは変だ。いくら映画スターとは言え、ボディガード兼殺し屋軍団を引き連れてはいないだろう。シドニーのオペラ座のある湾で、あんなに大声で喚いたり銃を撃ちまくったら、大勢の人が目撃するだろうに、とか。なぜ、短時間でそんな用意ができるんだ?とか。でも、そんな事突っ込んじゃいけない。それを言ったら、ジョイソン・モモアとライアン・ゴズリングの体格が違い過ぎるのに、オチに持ってきてしまっている所も滅茶苦茶だ。

コルト・シーバスがスタントをする、スターのトム・ライダーの脳みそが「メメント」状態なので部屋中にポストイットが貼ってあるんだが、これにはモデルがいるのか?

SF大作映画「メタルストーム」も同時に鑑賞できた気分。

最後に、カメオ出演ぽいお年を召した男女が出てくるのだが、んん?私、男の方、見た事があるぞ。と思って調べたら、リー・メジャースじゃん。この映画自体が1980年代のテレビドラマ「俺たち賞金稼ぎ!! フォール・ガイ」のリメイクで、その主役だったリー・メジャースとその相手役だった。へえ。

「フォールガイ」という題名も『身代わり』から『騙されやすい人』で最後にヘリコプターから『落ちる男』となるらしい。

 

 

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