落ち着いた大人になろう!

旅行やら映画やらの独り言

室戸岬と足摺岬 そして唐人駄馬遺跡巨石群 その6

2024-07-14 22:51:47 | 旅行記・四国

6月25日 火曜日 その2

 

3.竜串海岸(たつくしかいがん)11:00~12:00

↓ ネットから拾った、空からみた画像

今回のツアーで行きたかった場所、No.2だったんだけど、いやあ、実際一番楽しかったかも。

だって、いきなりこの風景!

「この付近は古第三紀の堆積岩が分布するが、竜串海岸周辺にのみ新第三紀(3千万年~6千万年前)の極浅い海に堆積した砂岩・泥岩が分布し,広い海食台にさまざまな奇岩
が立ち並んでいる。」

↑ 大竹小竹
「海底に泥と砂レキが交互に堆積して形成された砂泥互層のうち、軟らかく浸食されやすい泥岩層が浸食され、硬く浸食されにくい砂岩層は残る。厚い砂岩層のうち比較的厚い層は「大竹」となり、薄い層は「小竹」となる。」

 

↓  絞り幕

ネットで調べると「幕を絞ったように見える生痕(生物の活動の痕跡)があることから絞り幕と呼ばれるようになったそう。」という説と「液状化現象があった痕跡」「砂岩中のコンボリュート・ラミネーションが風化により浮かび上がったものと思われる」という説がある。


砂岩部分は色が綺麗!

 

↓ ハチノス状の岩

砂岩の隙間に海水が染み込んで表面が剥がれ落ちた蜂の巣状の石(タフォニ)。不思議だ。なんでこんな穴ができるんだ?

 

↓ 兜岩


「団塊(ノジュール)が、人の顔またはお面のように見えることから兜岩(かぶといわ)と名付けられた。このあたりで見られる団塊(ノジュール)は、赤褐色球状の異質岩体で、堆積物の中の化石や砂粒などが核になり、粘着性の高い化学成分が濃集してできたと考えられます。赤い色をしているのは鉄成分の影響と思われます。」

そうかあ、割ると中に化石があるかもしれないんだ。

 

↓ 蛙の千匹連

「竜串で見られる生痕化石(生物の生きた痕跡の化石)は約2500万年~3000万年前のアナジャコの住処のあとです。 海岸の様々なところで見れますが、地質学的にはとても珍しいものです。 「蛙の千匹連れ」も生痕化石のあつまりです。」

 

なぜ、竜串海岸について、今、ネットで調べているかというと、歩いているうちにツアーのお客さんが大幅に遅れてきて、その場で講師の人が説明する事ができなくなってしまったから。

 

↓ 天の橋立

この辺り、急に地層が垂直になっている。

 

↓ 不背山と千畳敷

↓ 遊歩道最後の岩が、他と種類が違うらしい。確かにツルツルしている。不思議だ・・・。

ここからグラスボードに乗って、見残し海岸にも行けるんだが。行きたかったなあ。

バスの駐車場あたり、「海のギャラリー」やらダイビングサービスの建物があったんだが、平日だったせいか閑散としてた。

そして、こんな建物も。

竜宮城という1階がレストランで2階3階が珊瑚の博物館だった、今は廃墟。

竜串海岸、素晴らしい場所だったので、もっと大勢が訪れますように。

 

4.ランチ 12:00~13:00

道の駅めじかの里土佐清水で、「極上鰹のたたき定食」!

毎食、鰹のたたきは出るんだけど、さすが地元!ちゃんと藁の香りがして、こっちでスーパーで購入する鰹のたたきとは全く違ってて美味しい!

ので、「もう飽きた」と言って全く手を付けない他のツアー客の分も食べる。

 

5.観音岩 13:40~14:00

柏島のすぐ手前。昔、ダイバーだったので、竜串海岸やら柏島の地名は、ダイビングポイントとして知っているし、柏島の海って透明度の良さで最近注目されてるんだよね。

養殖してるのは、なんとマグロなんだって。

ここは花崗岩。

確かに、心が弱くなっていたら、観音様に見えるんだろうなあ。

そして、ここが最後の観光スポットで、バスは一路空港へ。

 

6.空港にて

ランチを2人分食べてしまったので、お腹が空かない。

なので、ウツボの唐揚げを食べてみた。ウツボ、前も佃煮を食べた事があったかな? 揚げてあるので、普通に白身の魚だった。

19:15発のJAL498便で羽田に20:35着。

自動車の運転ができない私には、行きたかった唐人駄馬巨石群と竜串海岸に行くことができたし、室戸岬と足摺岬の両方に行けたし良かった。でも、せっかく会社辞めたんだから、のんびり公共交通で回っても良かったのかなあ。と、ちょっと思う。

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室戸岬と足摺岬 そして唐人駄馬遺跡巨石群 その5

2024-07-13 21:32:27 | 旅行記・四国

6月25日 火曜日 その1

 

1.足摺岬白山洞門(はくさんどうもん)8:05~8:50

8:00にホテルを出発し、昨日のジョン万次郎銅像脇の駐車場でバスを降り、今度は西側へ遊歩道を歩く。

 

①足摺岬の七不思議

もちろん、ここの遊歩道にも弘法大師にまつわる七不思議がある。

その7 犬塚

「生まれ変わって城の主となって世の平和をもたらすことを願った僧が、補陀洛渡海の際に右手に南無阿弥陀仏の文字を書いて出立。飼っていた犬は飼い主を待ち続け、この場で息絶えてしまった。
その後、土佐2代藩主・山内忠義の右手に墨痕のような痣があり、この故事を知った忠義は自らを僧の生まれ変わりと想い、金剛福寺再興をおこなっている。」

その8 汐の干満手水鉢


「潮の干満に合わせて、岩の窪みにある水の量が増減するとされる。」

広島・宮島の弥山(みせん)にも同じ言い伝えの岩があったよなあ。そうか、弥山も弘法大師なんだ。

 

その9 亀石


「亀の姿に似た岩。その首にあたる部分は、亀呼場の方角に向いている。」

亀よりカエルに見えるんだが・・・。

で、白山神社の鳥居をくぐらず右に階段をくだると

 

白山洞門

国内最大級の花崗岩海食洞、だそーだ。足摺岬全体が花崗岩らしい。

 

③フナムシ

神奈川の海で見るフナムシは、ほぼ黒色一色なのに、ここで見たフナムシはオレンジに似た明るい茶色と背中は紺色に水色の点々と華やかな色彩だったので、別の生き物かと思った。で、調べたら、結局フナムシだった。

 

2.唐人駄馬遺跡巨石群 9:00~10:00  

今回の私のメインだ。ツアーの客層から、最悪遠くから見て終わりとなる可能性があったので、前日に講師に「私は凄い楽しみにしてる」とアピール。

多分、自力で来たら、バス停を降りたらこの道を歩くんだろうなあ。バス停から徒歩35分とGoogleマップでは出てるけど・・・。もっとかかるな。

ツアーなんで観光バスで進むんだが、霧が出てきて道も細くてカーブも多い。切り返しをしないと曲がれないカーブもあった。

なぜ、急にここだけ霧が出てるか不思議だった。

唐人駄馬(遺跡)巨石群については、こことかこことかこことか。「唐人」とは異人とか異邦人、「駄場」とは平らな土地と言う意味。縄文時代今より海面が15~20m高かったので、足摺岬に海から来る人々にとって巨石群が目印になっていたという説がある。また、平らな土地だったため早くから人々が住み着いたので、縄文早期(7000年程前)の玦状耳飾(三角形に近い形の耳飾り)、さらに縄文前期(6000年程前)の擬似縄文土器片につづき、石斧、石錐、石鏃、スクレイパー(ヘラ状の器具)などが出土したらしい。ストーンサークルもあったらしい。

が、ろくに調査もしないで、1977(昭和52)年と1986(昭和61)年県の公園整備工事でキャンプ場やら牧場やらを造成してしまったらしい。駄馬だから、造成しやすかったんだろうなあ。

↓ ネットから拾った、唐人駄馬園地としての画像

キャンプ場は予約なしで利用できるらしい。テニスコートもあった。が、人影は私達だけだった。

で、巨石群。ちなみに全体の半分の見学。

 

①南のサークル

入り口にある。

 

②途中の岩

 

磐座(いわくら)

↓ ちょっと進んだところ。こんなふうに花崗岩の巨石がゴロゴロしている。

巨石群はどこからか運ばれた古代文明説もある。けど、TV番組でやってが滋賀県と三重県の間にもこんな場所があるらしいし、スパッと平らに割れるのは花崗岩の特徴らしい。古代文明とか好きなくせに、冷静な私。

 

④亀石

↓ 行きに見た亀石。本当は亀と石の間に、頭という漢字が入る。

↓ 帰りに見た亀石

 

⑤千畳敷石

一度に10人位が乗れる平たい石。そこからの眺め。

 

⑥唐人石

千畳石の背面。

残念ながらここで引き返す。なぜなら、ツアー客の方々、岩移動の際、四つん這いになるんだよ~。

普通に歩けるんだよ。本当なら。笑

 

⑦牧場&公園(ストーンサークル跡)

バスでほんのちょっとだけ移動。

ストーンサークルを壊したり埋めたりした造成地。

ちょうど紫陽花が満開。標高が高いからかな。

↓ 道路の反対側

ここでガイドをしている方の説では、「石の並びから(大きい石小さい石と順番に並んでいる様子)当初、ストーンサークル(唐人駄場遺跡)は弥生人が猪に農作物が食べられない様にする為石を置いた「しし囲い」ではないかとも云われていたそうです。」だそうだが、私もそう思う。

雨も降らず、無事に巨石群の雰囲気は味わえたので、良しとしよう!

帰りの細い道は、また霧が出ていた。巨石群では晴れてたのに。不思議だ。

 

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室戸岬と足摺岬 そして唐人駄馬遺跡巨石群 その4

2024-07-10 14:17:18 | 旅行記・四国

6月24日 月曜日 午後

バスは足摺岬方面に移動。高岡群中土佐町の海のすぐそばにある八幡宮へ。

 

3.久札(くれ)八幡宮 12:50~13:20

本降りの雨のせいもあり地味に見えた久札八幡宮だけど、インスタもやってるし祭りも盛大らしいし、平成20(2014)年には屋根の銅板を張り替えたらしい。

 

①拝殿

額に入った面は、万延元(1860)年に奉納されたらしい。

最近の奉納額はこんな感じ ↓

 

②厄ぬけ石

拝殿の左側。

石に穿たれた穴を通り抜け、その先にある御神木の楠に参拝すると、厄を祓うことができるそうだ。

石は砂岩に甌穴ができたものが貫通したもので大正初期に久礼指川のトロッコ軌道工事中に土中から発見され久礼八幡宮に寄進されたそうだ。

もちろん私はくぐったさ。肩幅のある男性は、くぐれなかった。

くぐれた嬉しさで、ご神木に参拝するのを忘れて、後で横からご神木に挨拶した。ご神木の割に小さいなと思ったら「樹齢1000年以上のご神木から株分けされて成長した、直径137㎝、樹高28mの楠」だそうだ。

ツアー客の他の人は、ランチの時にお店の人に聞いた、ところてん屋さんに行ってしまった。

 

③海岸

神社の前は道路をはさんですぐに海。1707(宝永4)年の宝永地震(江戸時代の南海トラフ巨大地震)の津波被害で、神社の記録が全て失われたのも納得。

なので、ここにも展望台兼の津波タワーが。

 

バスはさらに足摺岬を目指して進む。

んん? 雨がやんできたぞ。

 

4.四万十川

橋を渡っただけだし、清流感は全くなし。ここで講師の方から「四万十川の名前は、1928年から1994年まで渡川(わたりがわ)が正式名称だったが、四万十川=清流ブームで名称変更した」事実を聞く。びっくりしたけど、大成功!の正式名称変更だね。

 

5.足摺岬(天狗の鼻展望台&足摺岬展望台&足摺岬灯台) 15:40~16:40

38番札所金剛福寺の向かいから入る遊歩道を歩く。

 

38番札所金剛福寺

外から見ただけ~。

 

②遊歩道

周りは椿の木。2月頃来たら満開なんだろうなあ。

幹が迷彩模様の椿の木もある。

 

③天狗の鼻展望台

↑ 灯台の右上が足摺岬展望台

 

④足摺岬展望台

灯台をズームで見てみると

年季が入っている。

↑ さっきいた天狗の浜の展望台

 

足摺岬灯台

ここから見ると綺麗だ。大正3年(1914)に点灯されて、昭和35年(1960)に修復って、なんだ、私と同い年じゃん。年季入ってるって言っちゃったよ。

 

⑥足摺岬の七不思議

遊歩道沿いに弘法大師にまつわる七不思議がある。これは楽しい! 大き目の岩にそれぞれ伝説が。実際は21あるらしい。凄い!

 

その1 地獄穴

石に開いた穴だったらしい。一時は埋まってたりしたらしいが、今は祠みたいなミニ小屋に守られてる。お金(コイン)を入れると本当に長い時間石にぶつかるチリンチリンという音が聞こえた。金剛福寺の本堂までつながっているとか・・・。このご時世、コイン(銅)入れて、自然環境に影響はないのだろうか気になった。あるいは、21世紀の今、何か仕掛けがあるのだろうか?

 

その2 大師の爪彫り石

「南無阿弥陀仏」と六字の妙号が彫られているらしい。何か感じが彫ってあるのは分かったけど。

 

その3 亀呼場

大師がここから亀を呼び、亀の背中に乗って前の不動岩に渡り、祈祷をされたといわれているそうだ。

 

その4 大師一夜建立ならずの華表(とりい)

「弘法大師が一夜で鳥居を建てようとしたが、天邪鬼が夜中に鶏の鳴き声を、真似したので、石工が夜が明けたと思い、仕事を辞め完成しなかった。と云われている。石の土台や石柱が5・6本横たわっている。」

弘法大師も結構慌て者だったんだねえ。本当に何かを作ろうとした、加工された石がかなりの量あった。

 

その5 不増不滅の手水鉢

「賀登上人と弟子日円上人が補陀落に渡海せんとしたとき、日円上人が先に渡海していったので非常に悲しみ、落ちる涙が不増不滅の水になったといわれています。」

 

その6 ゆるぎ石

「大きな石の上に小石が三つ積んである。親孝行者がこの大石を動かすと上に積んでいる小石が落ちる。親不孝者は落ちない。いつも親の肩を揉んでいるように動かすとだんだん揺らいで石が落ちることから親孝行者は落ちると大師が言ったのだろうと伝えられる。」

大石を揺さぶってみたが、私は全くゆるがなかった。

翌朝もこの七不思議探しは続く。

 

6.足摺国際ホテル

この日のお宿。ここも温泉で夜も朝も入った。

部屋からの眺め。すっかり晴れてる!

最初から、炊き込みご飯が出てるのは、この地方の客人へのウエルカムご飯みたいな感じなんだって。白米の準備もあるので、炊き込みご飯を食べた後、食べた。

あと、昼も夜も、素麺の上に温泉卵がのっていた。これもこの地方ならではなのかな?

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室戸岬と足摺岬 そして唐人駄馬遺跡巨石群 その3

2024-07-06 18:39:24 | 旅行記・四国

6月24日 月曜日 午前

8:00にホテルを出発。

 

1.龍河洞 8:30~10:30

日本三大鍾乳洞の一つ、高知県香美市の龍河洞。あとの二つは岩手の龍泉洞と山口県の秋芳洞だそーだ。

雨が降ってきたけど、どーせ洞窟の中だしな。結構な階段を登って狭い入口へ。

ここの鍾乳洞は縦に長い。歩く部分が狭くて、天井が高いのだ。そして、入口より出口の方が80m高い位置にあるので通路は登っている。なので、団体で入ると、前の人が歩くのが遅いと詰まる。結果、たっぷり見学できた。笑

①石灰殿

 

③雲の架け橋

壁面にできた模様もなかなか面白い。

↓ エッジが歯みたいだ。

↓ 植物の根みたいな模様。

↓ 飛龍の滝

 

④記念の滝

 

⑤天降石

 

⑥前の千本~奥の千本

↓ これは音無しの滝

 

↓ 龍口

↓ せっかく育った石筍は金網で保護されている。

 

 

⑦玉簾の滝

↓ 鯉か魚の口

この頃から、頭上をたまにだけどコウモリが飛ぶ。

 

⑧逢坂峠

↓ マリア様とお釈迦様に心の綺麗な人は見えるらしい。

プロジェクションマッピングの設備もあるらしいのだが「龍河洞は、鍾乳洞内に生息するコウモリの繁殖期にあたる6月1日から7月15日までの期間、生態系の維持・保全を目的としてプロジェクションマッピングを休止させていただきます。」だそうだ。ないままでもいいと思うのだが。

 

⑨神の壺と実験中の壺

追浜の太平洋戦争中に使用されていた貝山地下壕に行った時も壁面に石灰の模様ができてたなあ。

↓ 弥生人の穴居第一室

↓ 鍾乳洞出口

中は派手だけど、出口は質素だ。なかなか見ごたえのある鍾乳洞だった。出てみると結構雨が降っていた。この後長い階段を降りる。

 

龍河洞博物館

 

2.ランチ 11:30~12:30

須崎市まで移動して、“喜楽”さんにてランチ。

食事の後に何なんですが、バスから景色を見てたら、用水路の壁面のコンクリートに蛍光ピンクの楕円状の物質が。

何だろうと調べたら、ジャンボタニシことスクミリンゴカイの有毒の卵なんだって。お米農家の方には迷惑な存在で有名らしい。

すっかり、都会のおばさんになってしまった私だな。

 

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室戸岬と足摺岬 そして唐人駄馬遺跡巨石群 その2

2024-07-06 16:20:58 | 旅行記・四国

6月23日 日曜日 その他+ホテル

5.水切り瓦のある家

室戸市を走るバスの車窓から見える家が、なんか変わってる。

白い壁に、模様みたいに瓦が水平に配置されててミニ庇みたいになっている。

このツアーは、講師と添乗員が同行してるけど、バスガイドさんは乗っていないため、高知県についての案内はないので、家に帰ってから調べた。

水切り瓦”というそうで、強い風雨から「土佐漆喰」の壁面を守る美しい伝統的建築なんだそうだ。ヘエ~。

 

6.津波避難タワー

ユーラシアプレートにフィリピンプレートが沈み込んでる南海トラフ。南海トラフ地震に対する備えで、車窓や降車地から津波避難タワーが多く見られた。

高知県には100基以上あるらしい。

地形を観光してるけど、浮かれてはいられない地元の方の現実。段丘にも丘の上に続く小さな階段が設けられてて、“津波避難経路”の表示があった。

 

7.メルキュール高知土佐リゾート&スパ

本日のお泊りはこちら。

メルキュール系だ!と内心はしゃいでたら、『Pokémon GO』を開いたら「ロイヤルホテル土佐」になってた。なるほどね。

夕食はアルコール飲み放題!料理も美味しい!ただ、自分達も含めてだけど観光バスが4台入ってて、某国の団体さんがいたので正直落ち着かない。しょうがないけど。

お酒は土佐鶴をいただきました。

たらふく食べる。夜9時からは1Fラウンジが無料開放。太っ腹だなあ。まあ、ホテルの周りは何もないからだけど。

お酒とおつまみを嗜みながら、写真データの整理。お風呂も広かったよ!

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室戸岬と足摺岬 そして唐人駄馬遺跡巨石群 その1

2024-07-04 11:46:31 | 旅行記・四国

6月23日 日曜日 

高知県の唐人駄馬遺跡巨石群に前から行きたいと思っていて、自動車の運転ができない(もうずっとゴールド免許だ)私は公共交通機関のみを利用してたどり着くシミュレーションはしたんだが・・・。バス停からかなり歩くらしい。そしてせっかくだから、その周辺の観光地も訪れようとすると、これがバスの関係ですっごく難しい。 

と、旅行会社の羽田空港発2泊3日のツアーを見つけた。2年前の夏に参加した岐阜の巨石を巡るツアーと同じ講師の企画だ。こりゃ参加するしかないでしょう!

嬉々として申し込んだが、梅雨の最中というのを忘れてた。天気予報は曇り時々雨なのだが、なぜか天気には恵まれた。

羽田空港を09:20発のJAL493便で、高知空港に10:40着。

小学生高学年から中学生時期に新選組にはまった関係で「龍馬が行く」ももちろん読んだ。けど、いつしか人気者になり過ぎてちょつと引く。最近は数奇な運命に翻弄されながらも頑張ったジョン万次郎が好き!

観光バスは、途中休憩しながら室戸岬を目指す。

おおっ!晴れてる!

 

1.室戸世界ジオパークセンター 13:15~14:00

ここでじっくり高知県の地形を学ぶ。というか、分かり易いビデオを観ればそれでOKだった。

付加体という言葉を学ぶ。海岸線に迫る小高い丘は海岸段丘だそうだ。あまり展示物もないので、外に出てみる。

ジオパークセンターの建物は廃校となった市立室戸東中学校の校舎。

そして、表の飲料の自販機には高知県のガチャが併設!

やってみたら、鎧姿の長宗我部元親が出て来た。が、すまん! 知らん m(_ _)m

 

2.室戸三明星院 最御岬寺(ほつみさきじ) 14:20~14:50

四国八十八ヶ所の第24番札所で、弘法大師の開基と伝えられていて、室戸岬海岸段丘のだいたい頂上付近にある。

本当にお遍路さんがいた! 私は、お遍路はしないだろうなあ。

なかなか、立派な建物。

面白かったのが、鐘石↓

この小さい石で大きな石を叩くと、きれいな金属音が響く。金属音が鳴るのはサヌカイト(讃岐岩)のはずなのに、寺の立札には“斑れい岩“という、深成岩(地中深くで溶岩が固まってできた石)だと書いてある。これは、最御崎寺に伝わる「空海の七不思議」の一つらしい。

沖縄の森でさんざん見たクワズイモの由来が、七不思議に入っている。植物分布として室戸岬はやっぱり南国なんだなあ。

 

3.室戸岬灯台 14:50~15:10

最御崎寺の山門から歩いて1分位。

海を眺める。

室戸岬、風速が最大で20mで常時15m位の風が吹いていた。室戸岬→室戸台風のイメージもあり、岬だし、いつもこんなに風が強いんだと思っていたら、この日は特別に強かったらしい。

 

4.室戸岬海岸遊歩道 15:10~15:40

バスで丘を下って、乱礁遊歩道を少し(月見ヶ浜)あたりを講師と共に歩く。室戸ジオパークに少し触れる。

遊歩道は岩と亜熱帯植物が両方楽しめるようになっている。が、植物にはあまり興味がない私であった。

↑ 多分、ハマゴウ

そして、タービダイト(乱泥流堆積物)の岩たち!

南の方に行ったら、ちょっと岩の感じが変わって、玄武岩かな? ↓

↓ 岩に張り付いてる丸い苔は、成長するのにかなり時間がかかるらしい。

↓ 陸側の段丘には、室戸岬灯台が見える。

中岡慎太郎の像に見守られている。

駐車場の展望台(もしかしたら津波タワーを兼ねてるのかな)に登って、室戸岬の海岸を上から眺める。

この後、バスでホテルに向かう。

 

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「クワイエット・プレイス DAY 1」

2024-07-02 17:13:18 | 映画

前2作とは関係なく(前2作の監督は製作に回ってる)、エイリアンがやってきた当日~2日間位の、ニューヨークシティのマンハッタンでのお話。主人公は、ガンで余命数日のルピタ・ニョンゴ演じるサミラで、“世界の終りの日”に人間はどう生きるかという感動的なドラマになっている。

私もラストは涙が滲んだし、少ない他の観客からも鼻をすする音がしてた。

寿命を宣告されてポスピスで暮らすサミラ。宣告された寿命より長生きしてるが死期は近い。最期に、思い出の店でピザを食べようと、ペットの猫を抱えて、エイリアンだらけのマンハッタンを移動する。ホスピスの職員で友人だった男(なんと今調べたら「へレディタリー 継承」のお兄ちゃんだった。髭はやしてて大人になってたので全く分からなかった。)が死んだり、幼い兄妹と知り合ったりしながら、最終的に猫が結び付けたエリックと心温まる最期を過ごす。観ている人全員が予想できるように、エリックは猫と共にとりあえずはマンハッタンを脱出する。

ルピタ・ニョンゴはやっぱり上手。そして感動的なラストなのに、エンドロールが長すぎて感動が減るのが残念。

ホラー感はあまりない。むしろディザスター・ムービーっぽい。一ヶ所、夢のシーンでびっくりさせられるけど。

「クワイエット・プレイス 破られた沈黙」に出てた島のリーダーのジャイモン・フンスーの前日談にもなっている。あの島にエリックもいたのかなあ。サミラがエリックに渡した黄土色のカーディガンも「クワイエット・プレイス 破られた沈黙」にさりげなく映っていたら凄いなあ。

エイリアンが音を立てると襲ってくるというのは皆DAY1で理解している。おまけに奴らが泳げない、水に弱い事もDAY2位で軍も把握済。なので、あのマンハッタン救出計画になったんだろうが。

とすると、「クワイエット・プレイス」の2作目で、エイリアンが水に弱いとやっと分ったりしてたのに、こんなに早く分かったいたならどっかで人類はちゃんと生き延びているのではないかと思ったり。それとも、水に弱いとあんなにすぐに分かってたのに、やっぱり軍もやられちゃったのかなあ・・・。ヘリコプター、飛んでる時はエイリアンに襲われないけど、地上基地に着陸したら全滅だろうし。

主人公を替えて“世界の終りの日”に人間はどう生きるか、がコンセプトなら、他に何本も「クワイエット・プレイス」シリーズが作れそうだ。

あと、欧米の映画を観るといつも疑問に思うのだが、水中からあがって、服も着替えずピンピンしているのはなぜだろう? 体の構造の違いなんだろうか? 日本人なら真夏の今以外、低体温症の症状、例えば震えなどがでると思うんだが。不思議だあ。

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「ザ・ウォッチャーズ」

2024-06-28 19:35:22 | 映画

「M・ナイト・シャマラン製作のもと、娘のイシャナ・ナイト・シャマランが長編監督デビューを果たしたホラー映画。A・M・シャインが2021年に出版した同名小説を原作に、謎の監視者の恐怖を描き出す。」

ホラー映画だと思って私も観に行ったのだが・・・。ハハッ、1㎜も怖くない。なぜなんでしょう? ホラー映画を観過ぎた63歳の私が悪いのでしょうか。

象徴としての鳥カゴ(あるいは森の中のあの部屋)から精神的にも脱出する、人間ドラマでした。人間だけじゃないけどね。

だからドラマとしては観られる映画になっている。

舞台がアイルランドで、主人公のミナ(ダコタ・ファニング)がゴールウェイに住んでてベルファーストの郊外にある動物園に鳥カゴに入れたオウムを届けに行くんだが・・・。アイルランドにあんな大きな森があるんだ!という驚きが・・・。

アイルランド(ダブリンとゴールウェイ)に2012年の7月に行ったんだが

こんな感じの風景で、開拓できる土地は農地になってて、ゴールウェイ近郊は岩盤なので木が育つことができないので

こんな感じだったし。ただ、キリスト教以前のケルト時代、日本の八百万の神や妖怪みたいな、妖精伝説は確かにいっぱいあった。

ゴールウェイから日帰りで行ったアラン諸島のイニシュモア島にも、一般宅の庭に妖精の家があったし。

A(日本語ではイシャナなのにAだ)・M・シャマランが21歳の時にアイルランドの妖精(多分プーカだと私は思う)に興味を持って書いた小説がベースになっているので、良くできた話になっている。

以下、ネタバレ

ただなあ、結構開発されているので、あんな生物が何万年も住んでいる森があるとは、やはり思えないが。

あの森の家の謎は、きれいに解明されるので、おおっとは思うのだが、13名×工期50日だとしても、バレるだろうに。重機使っただろうに。

そしてマデリンは、あの家の秘密を知ってたはずなのに、なぜミナが来るまで待ってたんだろう? パソコン、使えなかったのかなあ?

まあ、爽やかなエンディングだったような、気がする私であった。

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富士見パノラマリゾート(入笠山)すずらん見物の散歩 その2

2024-06-20 21:42:19 | 旅行記・中部

6月12日 水曜日 その2

2.入笠湿原

春蝉の鳴きまくる林を抜けたら、いきなり開けた。

木道を歩く。ありゃー、綺麗だわ。

白い花をつけてる木はズミ(桷)だそうだ。梅か桜の仲間かと思ったら、リンゴ科だそうだ。この木道付近が天国のようだった。

クリンソウ(九輪草)

赤くて可愛い花だった。

足元を屈んでよく見ると可憐にすずらんが咲いている。しかし、よく見ないと分からない。

湿原からちょっと上がった山彦荘前のベンチで一休み。ちょっと方向を見失い、近くのイラスト地図を見てると、私達以外にも次から次へと地図を見に来る。

湿原の中を登っている木の階段が、どこに行く階段なのだ? イラスト地図には階段の表記がないんだよ~。

しばらく悩んで、山彦荘の前の車道みたいな道を進むと“花畑”でその先が入笠山頂、あの木の階段はゴンドラの山頂駅に向かう道だと判明。“花畑”に行ってみる事にする。

ナミテントウ

模様も目玉も変わったテントウムシがいる!と盛り上がったんだが、普通の(並みの)テントウムシなんだそうだ。

 

3.花畑

山の斜面をジグザグに進む感じ。

しゃがんでのぞき込むとすずらんが咲いている。どうも天然に咲いている日本すずらんは、探さないと見つからない花らしい。

レンゲツツジが花盛り!

↓ アヤメ、かな?

すでに午後1時でお腹も空いたし、わざわざ山頂を目指すタイプの二人ではないので、あっさり引き返す。

 

4.すずらんの群生地

この木道を登る。

確かに、すずらんの葉はある。が、他の草も生えているし、すずらんの花はしゃがんで探さないと見つからないのよん。

正直、想像してた“120万本のすずらん祭り”とは違ったな。

山頂駅のレストランは、週末のみの営業らしく、カフェは軽食程度なので、ゴンドラの山麓駅のレストランオリオンで食べる事にする。

 

5.帰りのゴンドラ

誰かが乗り降りに失敗したらしく、この位置で3分位ゴンドラが安全停止する。遠くからその旨の放送が聞こえた。私は高所恐怖症なのに。彩雲見たのになあ。

 

6.ランチ

午後2時にようやく、レストランオリオンにてランチ! 店内に入ると「あれっ?」去年に同じ友人と行った、湯沢高原パノラマパークのレストランと同じ造りだ。やっぱり、スキー場なんだなあと、ちょっと笑えた。

お腹の空いたおばさん2人はガッツリ肉を食べる。

その後、3時発のパノラマリゾートの無料バスでJR富士見駅へ。乗り換えが面倒な私達は、午後4時半のあずさを予約していたので、Googleマップで目を付けていたカフェで、コーヒーと別腹でのケーキを食す。

天気に恵まれ、新緑の中の良い散歩だった。湿原は天国のようだった。

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富士見パノラマリゾート(入笠山)すずらん見物の散歩 その1

2024-06-17 16:27:51 | 旅行記・中部

6月12日 水曜日 その1

長野県の富士見パノラマリゾートというスキー場で、今、すずらんが満開だそうだ。JR富士見駅で特急あずさを降りると、リゾートの無料送迎バスが迎えに来てくれるそうだ。

JR料金が、JRの大人の休日倶楽部会員の私は3割引、株主優待券を持つ友人は4割引になるので、行ってみた。

富士見駅に停車する特急“あずさ3号”で、9:42に駅に到着。

きゃー、可愛い駅! 

リゾートの無料送迎バスはすでに3台止まっていて、どんどん列に並ぶ客を係りの人がさばいていく。バスで10分位で入口に到着。

ここでゴンドラの往復チケット2,200円を購入。リゾート側は無料バスまで出してくれてるのに、トレッキングの客はお弁当を持ってきてしまえばこの2,200円だけで1日楽しめるのだ。花の図鑑の小冊子と花の苗も貰えるのに。ちょっと申し訳ない。

チケット売り場から、ゴンドラ乗り場まで意外と歩く。

パラグライダー教室を横目で見ながら歩く。暑い。こりゃ山頂に行っても暑いだろうなあ。

15分位乗る。長い。私は高所恐怖症なので、見晴らしが良いほど気分が悪くなる・・・。

↑ こんなゴンドラもあった。映え狙いか、何かのイベントに使うのかな?

 

山頂駅に到着!

八ヶ岳が見える。正直、山にはあまり興味がない。「八ヶ岳」は特定の一峰を指して呼ぶ名前ではなく、山梨・長野両県に跨る山々の総称だそうだ。へえ~。で、私の同期には八ヶ岳に別荘を持っている人間が複数いるんだが、何かの流行があったんだろうか?

と、周りの客が八ヶ岳の2時位の方向へスマホを向けだした。

あっ、彩雲だ。肉眼で見た時はもっとはっきりしていたんだが。↓ 少し画像をいじってみた。

良い事が起きるんだろうか?

 

1.入笠すずらん山野草公園

まずは、20万本のドイツすずらんだ!ここは斜面を利用して“植えました!”って感じ。

ドイツすずらんが満開の時期を過ぎているのは承知の上。

すずらん、思ったより小さいなあ。近所の家に咲いているすずらんの方が立派だ。

で、花の名前の看板がある遊歩道のある林の中を歩いてみる。

 

↓ ヤマドリゼンマイ(山鳥薇)

花の名前には疎いが、このゼンマイはもっと早い時期なら新芽を食べる事ができるという事を直感で分かる私。

 

↓ レンゲツツジ(蓮華躑躅)

入笠山の花の図鑑は、こちらが素晴らしい。花に興味ないおばさん二人もついつい花の名前を復唱して写真を撮る。

 

↓ マイヅルソウ(舞鶴草)

 

↓ ツバメオモト(燕万年青)

 

↓ イチヨウラン(一葉蘭)

絶滅危惧種だそうなので、やたら“イチヨウラン開花中”の案内が出ていた。見た目はかなり地味なんだけど・・・。

 

↓ カモメラン(鴎蘭)

これも準絶滅危惧種のせいか、この花の咲く場所の側に常に蛍光ピンクのテープでマーキングしてある。

 

↓ ニッコウキスゲ(日光黄菅)

これだけは図鑑や案内板見なくても、知っている花だ。

 

↓ オオアマドコロ(大甘野老)

 

↓  ベニサラサドウダン(紅更紗灯台)

2m位の木だった。これでツツジ科なんだあ。

 

↓ ベニバナイチヤクソウ(紅花一薬草)

この後、林の中を通って入笠湿原に向かう。

ずっと、何かが大勢で鳴いてるんだ。蝉の大合唱に似てるけど、まだ6月だから違うと思って、友人と「蛙?」「鳥?」と悩んでた。帰って来てから詳しそうな別の友人に動画を送ったら、あっさり「春蝉だよ」。

ええっ!春なのにこんなに鳴きまくる蝉がいるんだあ!と、ビックリ!

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