7月11日(月)
11日はカンタベリーにショート・トリップ(映画とは関係なし)+ミュージカル「ビリー・エリオット」鑑賞。
◆カンタベリー
ヴィクトリアステーションから、9:22分発の電車に乗る。
時間は前もって、イギリスの鉄道のHPで、乗り換えのない電車を調べていたんが(30分毎だった)、うっかり、プラットフォームをメモし忘れた。切符は、HPでも買えるみたいだけど、駅の有人ブースで購入。改札が、方面によって三カ所に分かれていて、3人に聞きいて、ようやく5番線の改札にたどり着く。
改札の上に電光掲示板で行き先が確認できるようになってるんだが、駅名がいっぱいどんどん出るので、ゆっくり読めない。
ホームも、電車の扉は乗り降りする人が自分で開けるため、なんかシーンとしてる。電車の真ん中位の車両に乗ったけど、あまりにも人がいなくて不安になってたら、ホームに係員の姿が。
電車から降りて「カンタベリーイースト?」って電車指しながら言ったら、「だったら後ろの3両に乗れ!」と(英語で)言われた。聞いて良かった。切り離しがあるんだ。走り出したら、テープで何回も説明してたけど、知ってたからヒアリングできただけだと思う。
10:58分カンタベリー・イースト駅に到着!
城壁の中に入ると、キャー可愛い街!時代を経た様々な様式の建物がいっぱい!
そして、月曜日の昼間なのに、すっごい人出だ。
カンタベリーは6世紀にローマのキリスト教布教のベース基地になって、12世紀にはトーマス・ベケットの暗殺のお陰でカンタベリー大聖堂が巡礼地になった所で、キリスト教(イギリス国教会)の総本山。伊勢神宮か成田山かって感じらしい(日本の総本山には行ったことないけど)。
◆カンタベリー大聖堂
クライスト・チャーチ門から入場。9£。日本語のオーディオ・ガイドが3.5£で借りる事ができたので、ゆっくり聞きながら回る。
建物は11世紀から16世紀の物らしい。大聖堂の裏にはもっと古そうな崩れた壁が残ってた。
もちろん広いんだが、調度、十字架の形のクロスするあたりに、世間と清い場所を分かるためという壁があるので、視界が遮られてしまう。この壁がなかったら、かなりの広さを感じられるが、壁がなかったら、建物が崩れてしまうかも。建築の基礎知識があったら、もっと楽しいかも。
オーディオ・ガイドのおかげで、聖トーマス・ベケットと知り合いのような気持ちになった。調度聖歌隊が練習をしていて、荘厳な雰囲気がパワーアップ!
ここは中庭の回廊も有名らしいが、シチリア島のモンレアーレの大聖堂の回廊の方がきれいだったような気が・・・。
12£。
今、イタ飯って死語?
物価が高いと聞いていたので、覚悟していったんだが、円高のお陰でそんなに感じなかった。それに結構イタ飯屋がランチしてた。ディナーも安いイタ飯屋だと、10£位で看板が出てた。
この店は、湯で加減ちゃんと固めで、ビールもイタリアのビールだった。
◆聖アウグスティヌス修道院跡
城壁の外。城壁を出たら意外と近かった。
カンタベリー大聖堂とここは世界遺産。世界遺産らしく、入るとすぐにミニ・博物館になっていて、日本語でも建物も変遷が分かるようにビデオを見る事ができる。おまけに日本語のオーディオ・ガイド込みで入場料3.5£。
6世紀はじめ、イギリスでのキリスト教布教の最初の地になって一時はそれなりに繁栄したのだけど、例のヘンリー8世の宗教改革で建物は解体。その後は病院にされたり、迷路の庭園にされたりしたらしいが、今は芝生に廃墟が残るのみ。
日差しを遮る物がない中、カート型の芝刈り機が2台ブンブンとでかいエンジン音で走り回る。遠い昔に思いをはせるには、暑くて、まぶしくて、うるさかった。
◆ウエスト・ゲート・タワー
修道院跡からは、またカンタベリーの街を突っ切って反対側にあるので、歩くから迷ったけど「イギリスで、最も立派な門」というので、行ってみた。
そうか、イギリスでは、これが現存する城壁の門としては立派なのか・・・。
ヨーロッパの城壁の門は、なぜかバス1台ギリギリ通れる大きさになっているので、やっぱりバスが1台ギリギリ通っていた。アジアの国の城壁の門はバスが通れない大きさなんだって。
↓時間があったら乗ろうと思っていた遊覧船。
でも、すっごい人が並んでいたのでやめた。ここもリトル・ヴェニスと言うらしい。
だからあ、ヴェニスの雰囲気じゃないのに。
16:02発の電車で、ロンドンに戻る。
ヴィクトリアステーションに、17:37着。
↓カンタベリー・イーストの駅。あまり人がいない。あの、街にいっぱいいた人々はどこから来るんだろう?