落ち着いた大人になろう!

旅行やら映画やらの独り言

「ゴッホアライブ 東京」

2024-04-01 17:03:31 | アート・文化

3月25日 月曜日

ゴッホ アライブ展 東京」に行ってきた。3月31日に終了してしまうからだ。チケット代3,000円。場所は天王洲の寺田倉庫。

行きは品川駅からバス、帰りは京急の新馬場まで歩いた。

冷たい雨の1日。

3,000円取って、倉庫の外観はこんな ↑ 感じなのに、入り口が ↓ 昭和のライブハウス・・・。おいおい。

非常階段を2階まで登ると受付&ショップ。トイレはこの2階のみなんだが、女子トイレの個室は2つしかない。なんか不安なイベントだなあ・・・。

5階までエレベーターで上がるとそこが会場。

まずは映像に使われた、絵の説明パネル。まだ不安は解消されない。

春休みに突入したからか、来場者は多い。

↓ 3Dになっている「ファンゴッホの寝室」

椅子に座って写真を撮って良いはずなんだが、誰も撮ってない。

で、いよいよメイン会場へ。

ゴッホの生涯になぞって、有名絵画が次々とスクリーンに映し出される。スクリーンの種類なのか、プロジェクターの種類なのか、やたらくっきりしている映像も何ヵ所かあった。40分の映像が流れるんだが、私3回観ました。結局、楽しみました!

若干座れる場所(会場に用意された椅子が少々と勝手に座れる鉄骨が少々)があって、そこに座って1回みたけど、どうしても座った場所の真正面のスクリーンしか見えないので、やっぱり動き回って観た方が楽しい。

当たり前なんだがスクリーンが大きいので、本物の絵画よりじっくり観られる。筆跡も分かり易い。

フォトロケーションエリアは、空いてたら楽しいだろうが、結構な人出なので・・・。

それに結局「鏡」。鏡の威力って凄いなあ、21世紀の科学とか技術とか関係なく「錯覚」を起こさせる。

と文句を言っている割には、7月から始まる「モネ&フレンズ」東京展には、早々に行こう! 今度は日本橋三井ホールだし。

ランチは、T.Y.HARBORさんへ。店の雰囲気も店員さんも、料理も、コスパも良かった! 国際都市TOKYOのレストラン!って感じだった。

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東京国立博物館 建立900年 特別展「中尊寺金色堂」

2024-02-08 17:13:13 | アート・文化

2月7日 水曜日

建立900年 特別展「中尊寺金色堂」

平泉では、ガラスの向こうに、遠くにしか拝めない仏像が、上野でガラス越しとはいえ50cm位の距離で会えるのだ。東京ってなんて素晴らしいんだろう。

中央壇に安置される国宝の仏像11体すべてと、金色堂内を荘厳していた工芸品が展示されるのだ。

あれっ?平泉の金色堂は、改修工事中だっけ? 中尊寺自体のHPを見ると、「お知らせ」の次ページに昨年に「東京国立博物館出展にかかわる金色堂拝観について」とはあるけど。「通常と異なる仏像安置構成」かあ。なんか、寒い中、岩手まで行ってる方に申し訳ないような。でも、前に平泉に行った時、実際に現地で見ても、仏像が並んでる事しか分からないからなあ。

公式ブログから画像取りました。ごめんなさい。

会場全体図はこんな感じ。一部屋です。で、結構、私のような老人で混雑していた。

 

↑ 微妙に顎の角度が違う。

藤原清衡の棺桶まで飾ってた。じっくり、近くで見られただけで感激。

金色堂のレプリカがあって、それだけは写真撮影OKでした。

折角。1,600円払ったので、常設展へ。こちらは半分以上の来場者が外国人。

もちろん、考古学館へも。

今回は遮光器土偶君でした。

庭園にも行ってみる。

まだ、残ってる雪に、インド人が大はしゃぎだった。

 

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特別展「古代メキシコ」東京国立博物館

2023-08-02 12:50:14 | アート・文化

7月19日 水曜日

おおっ、なんて見やすい展示なんでしょう!

メキシコに添乗員付きツアーで行ったのは、1990年11月なので、ほんの33年前・・・。その時はルチャリブレ(プロレス)を観たいという友人に付き合い、メキシコ国立人類学博物館をキャンセルしてしまったのだ。で、10年位前に別のスペイン語を話せる友人と個人でメキシコ行きを計画したんだが、発掘が進んだテノチティトラン大神殿とオアハカに行こうとしたら、日程的に金額的にも合わなかったので諦めた。そんなメキシコの古代文明・・・。

展示品は公式HPの展示概要の写真が素晴らしい。写真撮影OKの展示会だったので、私が撮ったつたない写真を貼っておきます。

恐竜もそうだけど、古代文明も、科学の力が加わって時代と共にいろんな事が分かってくるのが面白い。

 

第一章 古代メキシコへのいざない

前1500年頃、メキシコ湾岸部に興ったオルメカ文明と「マヤ」「アステカ」「テオティワカン」に通底する展示。

 

①オルメカ様式の石偶

オルメカヘッド(巨石人頭像)も現地で観てみたいなあ。

 

②球技をする人の土偶

まわしをつけたお相撲さんにも見える。

 

③貴人の土偶

マヤ時代の土偶。色がきれいに残っている。

 

④儀礼用ナイフ「テクバトル」 

なんて装飾だあ! さすが、アステカ文明だ。

 

⑤装飾ドクロ

これも、アステカ時代。

 

⑥チコメコアトル神の火鉢(複製)

アステカの火鉢? どんな使い方をしたんだろう?

 

第二章テオティワカン 神々の都

紀元前2世紀から6世紀まで繁栄した文明。私が行った時にはまだあまり“ケツァルコアトルの神殿“の発掘は進んでなかった。

①首飾り

歯型のデザインをポイントにした首飾り。さすが、ドクロの世界。

 

②モザイク立像

12人の生贄と共に発見されたそうーだ。

 

③小座像

なんか言いたそうな、すでに言ってそうな小さな像。

 

④トランペット

宇宙船の絵に見えないか? 一時、そんな説が流行ったよねえ。

そう言えば、水晶のドクロの展示はなかった。19世紀欧米の金持ちが買いたがったので、ドイツの村で製作されていたというのが最近分かっちゃったからなあ。20年位前、大英博物館まで、わざわざ水晶のドクロを見に行った私なんだが。

 

⑤鳥形土器

貝を使った、可愛い装飾。でも、意外とエグいモノを入れてたかもね。

 

第三章マヤ  都市国家の興亡

紀元前12世紀頃から16世紀まで栄えた文明。中心地は結構いろいろと移動してるけどね。

①赤の女王

今回のメインは、パレンケ遺跡で発見された、7世紀後半の「赤の女王」のマスクや首飾り。その石棺のフタが「ロケットに乗り操縦桿を握った宇宙飛行士」とも見える絵が浮彫りされていると話題の、パカル王の妃らしい。

1994年には発見されたんだが、発見時はこんな感じで・・・。

こんなバラバラ状態から、ここまで復元して・・・。DNA鑑定もして、パカル王と血縁がないから王妃だろうとなったらしい。凄いなあ、考古学って。

 

②香炉

マヤのコーナーでは、いろんな香炉が展示されていたんだが・・・。いったいどんな使い方をしてたんだろうか? どんな香りがしたんだろうか? どの位の煙の量だったんだろうか? とっても不思議だった。

 

③96文字の石板

マヤ文字って、30年前は解読が大変だったんだが、今はコンピューターがあるからなあ。

付けペンで書いたみたいに、線に強弱があるのが凄いと思わないか!

 

④土偶

リアルで可愛い。部屋に飾り易い大きさだ。

 

⑤猿と神とカカオの土器蓋

 

第四章 アステカ テノチティトランの大神殿
14世紀から16世紀に栄えてスペイン人に滅ぼされた文明。テノチティトランの大神殿はメキシコシティの広場の下にあって、私が行った時は、まだ広場で、スペイン人が神殿を埋め立てて建てた聖堂が、その重さで傾いていた。今は、大々的に発掘されている。確かライトアップされたこの現場を見ながらメキシコ料理が楽しめるお洒落なレストランもあるらしい。
 
①鷲の戦士象
1m強ある。アステカには、人間の生贄の皮を剥いで着る風習があって、絵には良く見ると皮の手や足が、着てる人の手足のそばにあるんだが、これもそんな風に鷲の皮を剥いで着てるから、鷲の爪がこんな所にあるのではないかと思う。
 
 
②トラロク神の壺
私にとってはトラロック神でお馴染み。オルメカ文明からずっと信仰されている雨の神様だ。
 
 
③ウェウェテオトル神の甲羅形土器
こちらは火の神。釉薬がかかってのるか、テカテカ光ってた。
 
④金のペンダントヘッド
写真はボケてる・・・。この他にも5点位展示されていた。エルナン・コルテスの略奪を逃れた金製品だ。そう思うと感慨深い。
 
もう1回メキシコ行きたいけど、フリーで行くには危険そうだし、ツアー料金はまだ高いし・・・。
 
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明治座創業150周年記念「梅沢冨美雄劇男」梅沢冨美男・研ナオコ・三山ひろし

2023-07-02 22:18:50 | アート・文化

6月28日 水曜日 11:00~

母が一度観てみたいと言うので。2週間前でも前から8列目の席が取れた。まあ、花道の反対側の端っこだったけどね。

緞帳にチームラボのプロジェクトマッピングが映し出されるという、なかなかの演出。

なかなか楽しいぞ! さすが、大衆演劇! 大衆の心を掴んでる。上手だ!

プログラムの構成も素晴らしい。長くなくて、幕間もゆったり。

研ナオコのグダグダ感も楽しい、懐かしくてとっても笑える「清水の次郎長旅日記」。

世代的にも嬉しい研ナオコのヒット曲が全て聞ける歌謡ショー。三山ひろしの声もよく通ること!

そして、梅沢冨美男劇団の艶やかさ。

なぜ、これが

↓ こうなるんだ?

不思議だあ!

小川菜摘も出ていたが、いじられ方が「浜田の奥さん」としてのいじられ方なので、絶対に離婚はできないなあ。

↑ 母は一番高い、このお弁当を食べていた。

正直に言おう。舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」はまた行こうとは思わないが、こちらはまた機会があったら行きたいと思った私だった。

 

 

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国立科学博物館 特別展「恐竜博2023」

2023-06-02 19:12:36 | アート・文化

6月1日 木曜日

特別展「恐竜博2023」を見に、上野の国立科学博物館へ。土日のチケットは結構埋まってたけど、平日は前日のネット予約でOKだった。

ここの記事が見やすい。

全体像は ↓ こんな感じ。写真撮影は、映像以外はOK!

第1章 装盾類の進化

↓ 骨1コでこの大きさ。原寸大のパネルはあった。全長35m。

↓ メガロウーリサスの卵 群馬県立自然史博物館 蔵

 

第2章 鎧竜ズールのすべて

この恐竜だけ、ズールという恐竜っぽくない名前。本当に映画「ゴーストバスターズ」から取ったらしい。ロイヤルオンタリオ博物館 蔵

レプリカとは言え、いや、れぷりかだからこそのなかなかの迫力!

後から見るとちゃんとズールの尾が、ゴルゴサウルス脛を攻撃している。この影は尾っぽが動いてるんだよ。面白い!

共にロイヤルオンタリオ博物館所蔵。

 

第3章 北半球における獣脚類の進化

ティラノサウルスが2体。向こう側が「タイソン」君。半分以上本物の骨だそうだ。所蔵しているのは、“タイソン ティラノサウルスレックス合同会社”だそうだ。どんな会社だ?

手前は「スコッティ」君。産出はカナダだが、所蔵はむかわ町穂別博物館。むかわ町? むかわ町恐竜ワールドというページは見つけたけど。「スコッティ」って、ちょっと目まで恐竜博の目玉だったんじゃん。世界に3体レプリカがあるらしいが、なぜむかわ町の博物館が所蔵しているかは、分からなかった。

ホロタイプ標本”という言葉を初めて知る。

未就学児を連れた家族連れの中、1時間半位いた。あと、20年位たったら、同じ化石からさらにいろんな事が分かるんだろうなあ。科学の力って面白い。

その後、常設展をフラフラ。

 

地球館

ホアンホアン発見!

 

日本館

前回行った時は、修学旅行やら遠足やらの子供で大混雑。今回もそれほどではないが、子供の団体が多い。中学生はさすがに節度あるが、小学生は楽しい遠足でテンション上がっててうるさいなあ。

「シアター36○」も見てみた。んんっ? 前観た時よりも迫力がない。私の感性が鈍くなったのかな?

 

日本の隕石

日本は、他の国に比べて、領土が狭いのに発見されている隕石の割合が多いそうだ。日本は隕石に興味ある人が多いから、探しだすらしい。

 

川下由太郎コレクション

川下由太郎さんという人が北海道でアンモナイトを掘りまくって、そのコレクションだそうだ。なんか川下さんに対する世間の評価が低いなあ。

で、国立科学博物館の日本語のHPって、なんか古臭いなあ。HPが始まったころ作成して、そのまま書き足しだけしてるみたいな・・・。ちょっとなあ。

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「ルーブル美術館展 愛を描く」国立新美術館

2023-03-18 13:10:26 | アート・文化

3月9日 木曜日 12:00~

当日券もまだ売ってたけど、会場内は平日とは思えないほど人がいた。土日はどれほど混むのだろう?

“愛”には興味ないけど、フランソワ・ブーシェの作品が4点展示されているので行ってみた。

公式HPはこちら

絵画の解説パネルが小さいなあ、と思ったら、スマホで見られるようになってた。さすが令和の時代だ!

全体的に“アモル”題材の絵画がいっぱい!

アモル=ギリシア神話の恋の神エロスのラテン語名で、愛を意味する。ローマ神話の女神ウェヌス(ヴィーナス)の息子クピド(キューピット)もエロスと同一神である。

今回の展示会のアモルはローマ神話の中の登場人物らしい。日本語表記だと“アモル”なんだが、英語表記だとCupidとなっている。キューピットだと日本では、恋の魔法にかかる矢を射る子供の天使のイメージだから、“アモル”にしてるのかな? この展示会では、“アモル”はヴィーナスに心配されながら成長して立派な成人になって結婚していた。

 

プロローグー愛の発明

フランソワ・ブーシェの《アモルの標的》

 

Ⅰ.愛の神のもとにー古代神話における欲望を描く

令和の時代、男(神)の欲望のままに誘拐されてしまう女性が題材として好まれた時代の絵画を、見に来ている若い女性はどう思うのだろうか?と、心配になる位、略奪される美人達の絵画が10点程並ぶ。

セバスティアーノ・コンカ《オアレイデュアを略奪するボレアス》

 

フランソワ・ブーシェ《ブッシュケとアモルの結婚》

 

16世紀後半にヴェネツィアで活躍した画家《アドニスの死》

愛の女神ヴィーナスの恋人、美青年アドニスが狩りにいって猪に突き殺されてしまって、ショックを受けて倒れるヴィーナスとそれを取り囲む三美神を描いた絵で、構図が素晴らしい。が、その猪を3人の天使がかたき討ちしているシーンが遠景に見えるんだが、これが後から付け足したのが見え見えで。三美神の袖の上に、絵の具が乗ってるんだよ。誰かに命令されて、慌てて書き足した感じがなんか面白くてさ。

 

Ⅱ.キリスト教の神のもとに

昭和育ちの私でさえ、《略奪》にうんざりしてたので、聖家族コーナーの絵画を見てホッとする。

サッソフェラート(本名 ジョヴァンニ・バッティスタ・サルヴィ)《眠る幼子イエス》

 

Ⅲ.人間のもとにー誘惑の時代

ここは見慣れた風俗画。人間の男と女、どっちもどっちって感じなので親しみが湧く絵が並ぶ。ユベール・ロベールの「かつてヴィーナスに捧げられた神殿」があった。

ジャン=オノレ・フラゴナール《かんぬき》

今回のメインらしい。ジャン=オノレ・フラゴナールって誰?と思ったら、ワシントン・ギャラリーにある「読書をする娘」や、「ぶらんこ」の人だ。ちょっと知ってる。この人もブーシェもロココ美術の作家は晩年は恵まれなかったらしい。

 

フランソワ・ブーシェ《褐色の髪のオダリスク》

この絵のそばに、凄く地味な額に入ったブーシェの「アモルを支える三美神」があった。解説もなく、絵の具も薄塗だったので習作なのかなあ?

 

Ⅳ.19世紀フランスの牧歌的恋愛とロマン主義の悲劇

この部屋だけ、撮影OK。なので、どーせ上手には撮れないけど、スマホで撮影してみる。

 

フランソワ・ジェラール《アモルとプシュケ》、または《アモルの最初のキスを受けるプシュケ》

やっぱり最後の部屋も“アモル”だ。

フランソワ・ジェラールってナポレオンの絵を描いた人かあ。この人は新古典主義らしい。

 

アリ・シェフェール《ダンテとウェルギリウスの前に現れたフランチェスカ・ダ・リミニとパオロ・マラテスタの亡霊》

 

ウジェーヌ・ドラクロワ《アビドスの花嫁》

ドラクロワ、このコーナーで一番小さな絵だった。

 

クロード=マリー・デュビュッフ《アポロンとキュパリッソス》

ボーイズラブだ。

 

テオドール・シャセリオ―「ロミオとジュリエット」

ロココ美術のキラキラした愛の絵を見て頭がパステルカラーになっていたので、この絵(ロマン主義らしい)を見たら気分が落ち着いた。

 

ルーブル美術館に行くと、ブーシェの部屋があるそうだ。ルーブルに行った時はブーシェを知らなかったからなあ。また、行けるかなあ。

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国立科学博物館 特別展:毒

2022-12-09 17:47:53 | アート・文化

12月9日 金曜日

国立博物館附属自然教育園に昨日行って、今、東京・上野の本館では特別展「毒」をやっていると知ったので行った。

ネットでチケット購入だが、前日でもすべての時間帯が○だった。

が、行ったら結構な人。展示物が小さいので、どうしても人が行列ができてしまう。行列しなくてもいいのに。

皆毒好きだなあ。特に「トリカブト」は手軽に飲む・飲ませられる可能性があるので、皆覚えておこうと一生懸命写真を撮っていた。

写真撮影は動画以外は禁止マークがなければOK。

「毒」と言う切り口から所蔵品を展示してるんだが、定義が広いし、私は長く生きてて「毒」は昔から興味があったので、目新しさはあまりなかったかなあ。

特に海洋生物の毒は、ダイバーなら習う事ばかりだし、海藻のガヤで一ヵ月位痒かった私は、是非、ガヤも入れてくれ!と思った。

面白かったのは、実際ハチに刺されて見てその痛さを「シュミット指数」で分類したジャスティン・シュミット博士のコーナー。来場者皆大喜び!

あと、個人的にはフリッツ・ハーバー博士。第一次世界大戦時に毒ガス開発したドイツの化学者。まあ、ご時世やら研究の場やチャンスをどう掴むかなど、いろいろあったんだろうが。

日本に来て、星一(ほしはじめ)に会ってたのかあ。星一はSF作家の星新一のお父さんだ。こんな所で、お名前をパネルで見るとは。

最後のグッズ売り場で、“おおきなベニテングタケ”という50㎝のぬいぐるみを11,000円で売ってるんだが。売れるのか? 売れるなら、日本経済、まだまだ大丈夫だ。

 

せっかくなので、地球館へ。

6600万年前に、カリブ海に隕石が衝突して、恐竜が絶滅して中生代が終わったのは有名な話だ。

が、展示を見てたら、2億5220万年前のペルム紀末にも原因はまだ分からないけど地球上の全生物の9割以上が大量絶滅した事件があったそうだ。怖い!

次は、日本館へと思ったが、地球館でも小学1年生から中学生までの社会科見学(と言うのだろうか?)の団体が多かったんだが、さらにどんどん子供たちが入場してくる。

日本語以外を話す、若者達の団体もどんどんやってきて、日本館の入り口は大混雑。なので、見学は辞めて帰宅。

もう、コロナ、そんなに気にしなくてもいいんだよね。だったら混んでもいいよね。

 

投稿しようとしても「本文に不正な書式が含まれています」と表示が出て、拒否られてる。検察するとリンクを外すとなんとかなるらしいのでやってみる。

リンク先のアドレスが変だとはねられるみたいだ。

 

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東京藝術大学大学美術館「日本美術をひも解く 皇室、美の玉手箱」

2022-09-17 19:56:19 | アート・文化

3月16日 火曜日

東京藝術大学大学美術館、初めて行った。1階が地味な入り口で、展示会場がなぜか3階と地下2階だった。客層が年配者が多いため、エレベーター大混雑だ。ちょっと不思議な会場だ。

特別展「日本美術をひも解く 皇室、美の玉手箱」で、現在休館中の宮内庁三の丸尚蔵館のコレクションを展示してて、9月6日の後期展示から人気の伊藤若冲の動植綵絵30幅のうち10幅が展示されてる。他には平安時代の巻物から、1867年のパリ万博出品に向けた美術工芸品まで、幅広く展示されている。

で、展示品のうち、おおっ!思った作品。あくまで、私個人の意見です。

 

蒙古襲来絵詞

日本側の鎧や馬の描き方は見事なんだけど、個人的には蒙古軍をどう描いているかを見たかったんだけど。そのシーンは展示されてなかった。どっかに描いてあるよね、蒙古軍。見たかったよん。

 

小野道風像

ええっ!これが、小野道風! 嘘だろ! 「書道の神」で、花札の人だよね。どーしてこんな姿に・・・。今回の展示会で一番びっくりした作品だった。

 

太平楽置物

海野勝珉作の彫金。パリ万博出品作。これは、全体のバランスいい、重厚感といい、見てて惚れ惚れした。でも、私は“彫金”がよく分からない・・・。

 

牡丹孔雀図

円山応挙。さすがだ。やっぱり上手だ。絵具も高そうだ。

 

動植綵絵

伊藤若冲の10幅。1幅のサイズが縦142㎝ 幅80cmで、それがずらりと並んでる。構図が面白いし色が綺麗。でもガラスの向こう、1m位先に展示されているので、細かい所までは見られない。見てる人はなぜか、列を作って、じっくり見ている人がいると飛ばさないでその人の後にずっといるので、列が進まない。係りの人が「一生懸命進んでください」と言っていた。パンダ見てるみたいだった。その列の後方からだとゆっくり見られた。

確かに人を集める力があるよなあ。

来年、三の丸尚蔵館がリニューアルオープンしたら、30幅展示するのかな?

 

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チームラボプラネッツ 豊洲

2022-07-10 20:07:04 | アート・文化

7月8日 金曜日

夏休みになる前の平日に行こう!

年寄りだと、目がチカチカして頭痛がするという口コミもあり、私より若干若い友人を誘う。ただ友人は、お台場は行った事があるので、豊洲の方で予約を取る。

午後2時入場。ロッカーがあって、そこにスマホ以外の荷物を入れて、素足になってジーンズを膝まで捲り上げて出発! 館内案内図はないので、大勢いるスタッフに導かれて進む。入り口を入るとまずは右側へ。

薄暗い廊下を結構歩く。途中で軽く足を洗う感じで水が流れる。で次が、テニスコート半面位の、黒い“yogibo”を敷き詰めた部屋を通り抜ける。この体力測定で、無理そうな客を振るいにかけるのか?

次の部屋は、鏡の威力を知ることになる部屋(作品と言わないといけないのかな?)

光ファイバー(多分)で、色が変わってきれいなんだが、最初、下を見ると高所恐怖症には辛いが、5分位でどーせ錯覚だからと脳に言い聞かせたからか、慣れた。

次は水の部屋。

ここが舐めてかかると意外と水深が深い。で、鯉を踏むとひまわりの花になって、その花びらがゆっくりと舞うのを楽しむために結構遊べる。ストレス(今あるか?)解消だあ!とバタバタ鯉を踏んでたら、ジーパンには水がかかってた。

炎の小部屋にも行って、スマホのアプリで遊んでみたが、そんなには・・・。

で、次の部屋は大きいゴム風船が転がってて、適度にライトの色が変わる。

なので、この部屋にはそんなには長居せず。

床が鏡、天井は半球で、どんどんいろんな花がプロジェクターで映し出される。自分のスマホから蝶を、天井の画面に飛ばせるんだが、3回位やったら飽きた。

鏡の床と壁の間を見ていると、映像が回りながら移動するので、二日酔いになったかのように自分がふらついている錯覚に陥る。

この部屋では寝っ転がって、お喋りしてたので、結構滞在した。

出口はロッカールームで、今度は同じ入り口を入って左側に進む。

サンダルを借りて外(?)へ。

ここは、天井が自然光。夜だと暗い中にライトを当てるので綺麗らしい。が、昼間は敷き詰められた苔も結構茶色いし、う~んという感じ。是非、夜に行ってください。

サンダルを返して次の部屋へ。

ここも床が鏡。で上から吊るされている蘭の花たちが人感センサーかなんかで、人が近づくとゆっくりと上へ。人がいなくなると下がるので、いつの間にか花に囲まれる仕組み。

ここは、なかなか良かった。楽しめた。

結構蘭の花が落ちるので、スタッフの方が細目に掃除に入るのが面白かった。

なるほど、これが話題のチームラボかあ。二時間滞在。

若い人のデートに最適だなあ。

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東京都美術館「スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち」

2022-05-26 18:07:37 | アート・文化

5月26日 木曜日

前回、メトロポリタン美術館展でお得気分が味わえたので「スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち」に行ってみた。

10:00~10:30の日時指定チケットで入場。上野動物園もどんどん人が吸い込まれていたし、東京都美術館も思ってより空いてなかった。

結構、ペンで書かれた習作やエッチングなども多く(全体の93点中30点位)も多かったけど、今、ネットで調べると結構有名な人の有名な絵の習作だったりする。例えば“オシアンの夢”は、アイルランドのケルトの詩人の名前なので調べたら、「グランド・オダリスク」で有名なドミニク・アングルの作品だったり。

なるほど。勉強してない私が悪いのか。

では、気にいった作品を備忘録として列挙。

1.ルネサンス

ヴェロッキオ「幼児キリストを礼拝する聖母(「ラスキンの聖母」)」

ダ・ヴィンチの手伝いがなくたって、やっぱりきれいだ。

 

ラファエロ「「魚の聖母」のための習作」

このラファエロは習作でもなかなか素敵!

↓ 完成品より、こっちの習作の方がいいかも・・・。

 

2.バロック

アダム・エルスハイマー「聖ステパノの石打ち」

縦30㎝位の小さな絵。解説によると、小さな絵を緻密に書くので、作品数もあまりなく、いろんな画家に影響を与えた割には、貧しかったらしい。そんな人でも、ちゃんと400年後まで評価されてる。誰か、彼に今、日本で展示だれてるんだよ!と教えてあげて!と思った。

 

ルーベンス「頭部習作(聖アンブロジウス)」

やっぱ、上手だわ。

 

ベラスケス「卵を料理する老婆」

18歳から19歳の作品だって。やっぱり、凄いわ。

 

レンブランド「ベッドの中の女性」

メインの作品なので、展示している場所がこの1枚だけ飛び出していて、1回目に会場を回った時に、見逃したお馬鹿な私。

 

3.グランド・ツアーの時代

メトロポリタン美術館展で覚えたフランソワ・ブーシェ「田園の情景」

元は別々の絵画だったのを、貴族が3点購入して並べて飾ったらしい。長辺2m以上。きれいだったし、この絵を飾れる家も素晴らしい。これが、今回1番のお気に入り。3枚並んだ絵葉書があったので、購入しようとしたんだが、長辺10㎝まで縮小されているので全然良さが伝わってこなくて辞めた。

 

フランチェスコ・グアルディ「ヴェネツィア、サンタ・マリア・デッラ・サルーラ聖堂」

「ヴェネツィア、サン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂」

縦50㎝位の小さな作品なんだけど、描かれてる小さな人々の動きがちゃんと分かる!と言う、ちょっとびっくりした作品だった。

 

4.19世紀の開拓者たち

フランシス・グランド「アン・エミリー・ソフィア・グランド(“デイジー”・グランド)、ウィリアム・マーカム夫人」

画家の嫁ぐ娘を描いた作品。多分、原寸大。凄い迫力があった。

 

ジョン・コンスタブル「デダムの谷」

ターナーより、私はこっちの方が好きだな。

 

エドウィン・ランドシーア「荒野の地代集金日」

トラファルガー広場のライオンを作った人の絵。横が2m半位ある大きい絵なんだが、題名とかかれている絵の内容がさっぱり分からない。図録を立ち読みしたら、地代の集金とか、狩に来た貴族か軍人を襲うという歴史的事件をモチーフにしたらしいんだが。絵だけ観てると、かがみながら望遠鏡をのぞき込む人が大勢いて、何がなんだかさっぱり分からない。という意味で、印象に残った。

 

ジョン・エヴァレット・ミレイ「古来比類なき甘美な瞳」

凄い邦題だなあ。英語だと“Sweetest eyes were ever seen”だ。なんか見た事があるなあと思ったら、ロンドンで見損ねた「オフィーリア」の人だ。今、ネットで調べたら、なかなか愛を貫いた人なのねえ。

2時間半位いた。結構じっくり見たかもね。

エディンバラ、行けるかなあ・・・。前は直行便飛んでたんだけどなあ・・・。スコットランド、ゆっくり行きたいなあ。

 

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