7月19日 水曜日
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おおっ、なんて見やすい展示なんでしょう!
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メキシコに添乗員付きツアーで行ったのは、1990年11月なので、ほんの33年前・・・。その時はルチャリブレ(プロレス)を観たいという友人に付き合い、メキシコ国立人類学博物館をキャンセルしてしまったのだ。で、10年位前に別のスペイン語を話せる友人と個人でメキシコ行きを計画したんだが、発掘が進んだテノチティトラン大神殿とオアハカに行こうとしたら、日程的に金額的にも合わなかったので諦めた。そんなメキシコの古代文明・・・。
展示品は公式HPの展示概要の写真が素晴らしい。写真撮影OKの展示会だったので、私が撮ったつたない写真を貼っておきます。
恐竜もそうだけど、古代文明も、科学の力が加わって時代と共にいろんな事が分かってくるのが面白い。
第一章 古代メキシコへのいざない
前1500年頃、メキシコ湾岸部に興ったオルメカ文明と「マヤ」「アステカ」「テオティワカン」に通底する展示。
①オルメカ様式の石偶
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オルメカヘッド(巨石人頭像)も現地で観てみたいなあ。
②球技をする人の土偶
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まわしをつけたお相撲さんにも見える。
③貴人の土偶
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マヤ時代の土偶。色がきれいに残っている。
④儀礼用ナイフ「テクバトル」
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なんて装飾だあ! さすが、アステカ文明だ。
⑤装飾ドクロ
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これも、アステカ時代。
⑥チコメコアトル神の火鉢(複製)
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アステカの火鉢? どんな使い方をしたんだろう?
第二章テオティワカン 神々の都
紀元前2世紀から6世紀まで繁栄した文明。私が行った時にはまだあまり“ケツァルコアトルの神殿“の発掘は進んでなかった。
①首飾り
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歯型のデザインをポイントにした首飾り。さすが、ドクロの世界。
②モザイク立像
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12人の生贄と共に発見されたそうーだ。
③小座像
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なんか言いたそうな、すでに言ってそうな小さな像。
④トランペット
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宇宙船の絵に見えないか? 一時、そんな説が流行ったよねえ。
そう言えば、水晶のドクロの展示はなかった。19世紀欧米の金持ちが買いたがったので、ドイツの村で製作されていたというのが最近分かっちゃったからなあ。20年位前、大英博物館まで、わざわざ水晶のドクロを見に行った私なんだが。
⑤鳥形土器
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貝を使った、可愛い装飾。でも、意外とエグいモノを入れてたかもね。
第三章マヤ 都市国家の興亡
紀元前12世紀頃から16世紀まで栄えた文明。中心地は結構いろいろと移動してるけどね。
①赤の女王
今回のメインは、パレンケ遺跡で発見された、7世紀後半の「赤の女王」のマスクや首飾り。その石棺のフタが「ロケットに乗り操縦桿を握った宇宙飛行士」とも見える絵が浮彫りされていると話題の、パカル王の妃らしい。
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1994年には発見されたんだが、発見時はこんな感じで・・・。
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こんなバラバラ状態から、ここまで復元して・・・。DNA鑑定もして、パカル王と血縁がないから王妃だろうとなったらしい。凄いなあ、考古学って。
②香炉
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マヤのコーナーでは、いろんな香炉が展示されていたんだが・・・。いったいどんな使い方をしてたんだろうか? どんな香りがしたんだろうか? どの位の煙の量だったんだろうか? とっても不思議だった。
③96文字の石板
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マヤ文字って、30年前は解読が大変だったんだが、今はコンピューターがあるからなあ。
付けペンで書いたみたいに、線に強弱があるのが凄いと思わないか!
④土偶
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リアルで可愛い。部屋に飾り易い大きさだ。
⑤猿と神とカカオの土器蓋
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第四章 アステカ テノチティトランの大神殿
14世紀から16世紀に栄えてスペイン人に滅ぼされた文明。テノチティトランの大神殿はメキシコシティの広場の下にあって、私が行った時は、まだ広場で、スペイン人が神殿を埋め立てて建てた聖堂が、その重さで傾いていた。今は、大々的に発掘されている。確かライトアップされたこの現場を見ながらメキシコ料理が楽しめるお洒落なレストランもあるらしい。
①鷲の戦士象
1m強ある。アステカには、人間の生贄の皮を剥いで着る風習があって、絵には良く見ると皮の手や足が、着てる人の手足のそばにあるんだが、これもそんな風に鷲の皮を剥いで着てるから、鷲の爪がこんな所にあるのではないかと思う。
②トラロク神の壺
私にとってはトラロック神でお馴染み。オルメカ文明からずっと信仰されている雨の神様だ。
③ウェウェテオトル神の甲羅形土器
こちらは火の神。釉薬がかかってのるか、テカテカ光ってた。
④金のペンダントヘッド
写真はボケてる・・・。この他にも5点位展示されていた。エルナン・コルテスの略奪を逃れた金製品だ。そう思うと感慨深い。
もう1回メキシコ行きたいけど、フリーで行くには危険そうだし、ツアー料金はまだ高いし・・・。