落ち着いた大人になろう!

旅行やら映画やらの独り言

「ドラゴン・タトゥーの女」

2012-01-22 21:23:30 | 映画

0001 試写会にて鑑賞。2月10日よりロードーショー。

原作本3部作は既読。スウェーデン版は第1部の「ドラゴン・タトゥーの女」のみ観てる。2部と3部は、同時公開だったんで、サラリーマンじゃ休みの日しか観られないじゃん。で、休みの日も用事があって観られなかった。

まあ、そういう訳で、デヴィット・フィンチャーがそう料理するかが楽しみで観た。予告編はスタイリッシュだったし。

タイトル・ロールがすごい!「移民の歌」がカッコ良くアレンジされ、モノクロのちょっと凝り過ぎ?とも思える、2部3部を連想させる映像が続々と流れる!おおっ、これは、「セブン」や「ベンジャミン・バトン」を越えるおどろおどろしい不思議な感じで映画が進んでいくのか!と、思った。

そしたら、結構、本編は普通だった。

大企業を経営するヴァンゲル家の歪んだ家系や、リスベットの新後見人の残虐な変態ぶりも描き方が甘くないかあ?

おまけに猟奇殺人事件の真相も、うやむやにする過程がカットだし。

0002残虐な方法で殺された被害者たちへの同情や人としての敬意がないじゃん。原作の、この猟奇殺人事件に対するリスベットの怒りもなく・・・。原作だと、ヘンリックも真相を知って、レイプや暴力の女性被害者の会へ多額の寄付をさせられるのに。ん~、ヘンリックがクリストファー・プラマーだから、なんか軽い感じがするのかなあ。

で、オーストラリアが出てこない。

多分、監督がスウェーデンとロンドンの、鉛色の空や暗い感じだけで物語を表現したかっただろうけど・・・。でも、これにストーリーを変えたら、ミカエルでなくても、ちょっと優秀な探偵だったら、彼女を見つけられただろうに・・・。見つけられなかった時点で、ヴァンゲル家って、財力がないんだなあと、やはり軽い感じが・・・。

あと、リスベットがヴェンネルストレムの全財産を奪い取る過程が分かりにくくて、爽快感がなかった。

マルティンて、「マイティ・ソー」の博士で、「パイレーツ・オブ・カリビアン」の靴ひもビルだったのね。

リスベットが、初めてミカエルに愛を感じる過程やクリスマスの哀しさなど、彼女の過去に焦点を当てて、2部3部につながるようにしてたのは良かったけど・・・。本当に2部・3部できるのかな? 2部の方がハリウッド的、3部の方がフィンチャー向きだと思うけど。

で、何が一番良かったかというと、黒いビキニパンツのダニエル・クレイブの体でした。2時間38分、飽きないで観られたけどね。

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「シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム」

2012-01-18 21:01:20 | 映画

0001 試写会にて鑑賞。3月10日よりロードショー。

感想は「素晴らしい出来じゃなないけど、なんか好き!」

ロードショーで(友人を誘うほどではないから)一人でもう一度見るかも。

前作よりいろいろすっきりしてる。

宿敵モリアーティ教授(リチャード・ハリスの息子なんだって。えっ~!こんな爺さんの?って思ったら、私より半年若かった・・・。)の目的も、現代の悪役と共通で分かりやすいし、数年後に起こる第一次世界大戦も暗示してて納得。

スローモーションの使い方や、ホームズの思考の具体化映像も今回の方が分かりやすい。

ホームズの下手くそな変装も、現実的でいいじゃん。

前作の、峰不二子的存在をあっさり切り捨てるのも、ホームズにダラダラ恋愛を持ち込まない感じですっきり。

0002 ホームズとワトソンの関係も、友情を通り越して同性愛ぽくて、むしろすっきり。天才レオナルド・ダヴィンチのそれ(男女の性別にあまりこだわらない感じ)となんか似てる。(考えすぎか?) 

早すぎて突飛で、観客を置き去りにする伏線の張り方と展開。むしろアッパレ!

ホームズだけがロバに乗るシーンでは、一緒に試写を観た一人が「あれは『真昼の死闘』のパロディで、曲も同じだ!」と騒いでいたが、そんなの分かるのって日本で一体何人いるんだ?

CGだらけのスイスのホテルで、崖に滝が流れてるシーンを見れば、ホームズとモリアーティ教授がどうなるか、そしてその後どうなるか、は、ちょっとでもホームズの小説を読んでれば分かるし。観ててちょっと安心。

でも、山の上で冬で雪解けもしてないのに、どこからあの水量の水が出てくるんじゃ?

ホームズのお兄さんのキャラも笑える~。一体この兄弟はどんな家庭で育ったんだろう?

ブライストン(『小さな恋のメロディ』で、ロケもしてないし地名も出てこないけど2人が海水浴に行った設定になっている場所)から、フランス行きの船に乗ったら、去年の夏に私が歩いたセブンシスターズがバッチリ写ってたのもうれしかった。

0005 もう一人のヒロインは、スウェーデン版「ミレニアム」(ドラゴンタトゥーの女)のリスベットを演じたノオミ・ラパス。ミカエルを演じたミカエル・ニクヴィストも「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」で悪役やったし、2人ともスウェーデンだけにとどまらず、すごいなあ。

アメリカではヒットしなかったらしいが、それもなんかうれしい。

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「ロボジー」

2012-01-15 12:51:11 | 映画

340605view001 監督が矢口史晴だし、宣伝のためにTVに出まくってる吉高由里子が可愛かったので行って観た。

「映画の録画は犯罪です」が始まっても画面が横に広がらない。製作:フジテレビと電通。あ~、最初からTV放映用のサイズかよ~。で、ちょっと引く。

凸凹トリオがロボットを壊すまでが漫画チックなドタバタで、さらに引く。3人ともボッーとし過ぎだろ。結局、最後までこの3人のキャラは好きになれなかった。濱田岳とかもったいない。

340605view002 あと、機械の中に老人って、私が中学生(35年位前に)の頃に考えたのになあ(だから何?)。券売機とか工業用機械の中には、実はちっちゃくなった老人が入っていて、その中の手作業で対応しているという・・・。今でも、券売機でのスイカの定期券の継続は機械の向こう側にお婆さんがいて、手作業でスイカを雑巾で拭いて、新しい日付をスタンプしているような気がするんだが。

頑固な、ミッキー・カーチスの爺さんの登場は良かったんだけど、爺さんと凸凹トリオが心を通わして行く様子が、チャンカワイのマグネットしかなくて、話がぎくしゃくする。無理にストーリーで表現しなくても、ちょっとしたアイコンタクトやセリフで、もっと4人の信頼関係が表現できていれば良かったのに。それ以外の人間の関係も、描き方が浅くて、もったいない。コマ(役者)は揃ってるのになあ。

340605view003 吉高由里子の。ロボオタ振りは、オタクらしくて良かった。二足歩行をけなしながらも、サラリと彼女を応援する、ロボ研の彼の事ももっとちゃんと描けば良かったのに。

田畑智子も、部下にいたら迷惑な女だし。なんかなあ・・・。とにかく、みんなもったいない。

「ハッピーフライト」は、面白かったになあ。

まあ「ロボットの中に爺さん!」というのがバレナイようにうまく話が着地して良かった!

あと、地方都市感がうまく表現されてた。

340605view005 各社の二足歩行ロボットも登場! エンドロールに名前も出てました。

エンドロールのミスター・ロボットは、ロボ爺本人が唄ってました。

吉高より、ロボ爺の方に年齢が近いんだ・・・。私。

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「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」

2012-01-04 18:09:05 | 映画

340335view007 お正月にぴったりの、ハラハラドキドキ、でも安心して見られる超大作!

迷ったけど、IMAXじゃなくて普通の、レディスデイ1,000円で鑑賞。

サイモン・ベックに会いに行ったが、このメンツに並ぶと、さすがにかすむなあ・・・。

皆カッコいいんだもん。まず、出だしのカーターの彼氏、カッコいい!と思ったら「LOST」のソーヤだったのね。どうりで素敵だわ。

340335view003 他の出演者も役柄とピッタリ!インド・ムンバイのスケベ金持ちと聞いて、ひょっとして、と思ったら、やっぱり「スラムドッグ$ミリオネラ」の厭らしい司会者じゃん。敵役もハリウッド版「ドラゴン・タトゥの女」の宣伝にぴったりの、スゥエーデンのミカエルだ。

次回作は、トム・クルーズが長官で、ジェレミー・レナーがアクション担当になるのかしらん? 今回はジェレミー・レナーが大活躍だ。ちょっと、デブだけど。

2人の絡みのエピソードも、奥さん絡みで上手だ。「3」で結婚してはしゃいでたけど、君はエージェントなんだぞ。いったい何人、何十人、殺してるんだ? 普通の結婚生活はそりゃあ無理だろ。奥さんの護衛で殺された2人の方が気の毒だ。

340335view004 高層ビル「ブルジュ・ハリファ」のシーンではついつい荒探ししてしまう。あんな鏡みたいなビルに映りこんだロープやカメラを消すCG作業って辛いだろうなあ。時間はかかるけど簡単だから、下っ端が時間かけてやるんだろうなあ。後から処理(消)した命綱のせいで、トム・クルーズの腰の位置が、妙に高い。

が、高所恐怖症の私は何も言っちゃいけないな。おまけにあんな砂嵐が来る場所で、あんなホテルに誰が泊るか!ガラス、あれで大丈夫なのだろうか? 前にモロッコで、ちょっと風が吹いただけだったのに、5m進むのにかなり砂が当たって痛かったのに。

340335view010 ロシア側のエージェントも描き方も上手。クレムリンでロケさせてもらたから、悪くは描けないよなあ。

たった4人で全世界を救って、ラストに「3」に人も出てきて、いい感じで終わる。

で、やはり、次はまた「えっ!この人が監督かい!」という人を上手く使って、トム・クルーズのアクション見せ場もあるけど、ジェレミー・レナーが活躍して「5」かな?

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