落ち着いた大人になろう!

旅行やら映画やらの独り言

追浜・鷹取山へ桜を見に行く

2022-03-29 22:36:51 | まち歩き・神奈川

3月27日 日曜日

今年は平日の、満開の桜を楽しめるはずだったのに・・・。まあ、あとちょっとだけ会社員だ。

昨年の4月3日土曜日、鷹取山ハイキングコースを満喫した(嘘です)時、あと1週間早かったら桜がきれいだったのに・・・と思ったリベンジで、行ってみた。

今年はハイキングコースじゃなくて、追浜駅から車道を歩く。

湘南鷹取の桜坂

満開には早いけど、結構桜を楽しめた。静かな住宅街。贅沢な桜並木だ。

自動車は通行禁止だけど、鷹取山公園に向かう車道を登る。ここも道の谷側に桜の木。

 

鷹取山 仏像壁画群

で、途中、車道の右側に「裏道」とかかれた矢印を見つめたので、少し山の中に行ってみた。おおっ、前回どこにあるか分からなかった仏像壁画群があった。

昭和40年代に、プロではない千場勇次郎という方が横須賀市の許可を得て、彫ったものらしい。

で、さらに進んでみる。

また、あった。で、進む。

あっ、またあった。宝さがしみたいで楽しい!と、この場所までは思った。

えっ! このロープを掴んで登るのかあ・・・。登ってみる。靴も手もかなり汚れる。

まだ登るのかあ。

おおっ、またあった。でも、千場さんとは作風が違うなあ。今更引き返せないので、進む。

で、登り切って、左に行けば鷹取山公園だったのに、右に行ってしまう。

この日の夜から筋肉痛になる。

去年もこの鎖掴んだよなあ、と思いながら、神武寺方面に行ってしまう。道が下り出したので間違いに気が付いた。なので、この鎖の道を往復する。

 

鷹取山公園

着いたあ!

今日は、去年よりロッククライミングの人が少ないなあ。

 

鷹取山展望台

今回も登ってみる。

海上自衛隊の、潜水艦二梃が見える。

 

鷹取山摩崖仏

では、摩崖仏方面へ。

昨年想像したより、桜と摩崖仏の構図がきれいに納まらない。

まあ、しょうがないかあ。自然だもんなあ。摩崖仏の左側の、狭い道を抜けた広場も、想像したより桜が花の量が少なかった。

また帰り道の桜坂で、桜を楽しんだ。

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「ドリームプラン」

2022-03-27 18:22:10 | 映画

ビーナス、セリーナ・ウィリアムズ姉妹の父、リチャード(ウィル・スミス)の話。現代は、KING RICHARDで、正しくその通りの、リチャードの王様振り。

好きな主人公かと聞かれたら、んん~、と考える。

リチャード王に付いて行く奥さんも、娘も凄いとは思うが・・・。もちろん従順なだけではないけど。コーチはじめ周りは迷惑だよなあ。向かいの奥さんが子供に対する虐待と通報するのも分かるよなあ。

ただ、余りにも強い信念があるから。黒人として差別を受けないよう、貧困から抜け出て立派な人間になる事。お金うんぬんよりも、娘たちの学校の勉強もトップクラスでなければならない。子供らしい時期も過ごさなければならない。天狗になってはいけない。テニスで成功したあと、ドラッグに手を出したりして人生を棒に振ってはいけない。テニス界だけじゃないよなあ。ここら辺は大人として共感できるので、私もリチャードに付いていける。2時間超えても付いていける。なかなか良い映画だ。

確かに一家が最初に住んでる地区は、酷くて。ヤラレル前に殺れ!とのリチャードの決意後の展開は、恐ろしい地区だけど、笑える。

ウィリアムズ姉妹が製作総指揮に携わっていて、撮影場所にも父娘で訪れててるから、姉妹も納得の仕上がりなんだろうなあ。

でも、爪楊枝をクチャクチャかんでる(日本だけじゃないんだ!)ウィル・スミスの顔がやたらアップになるカメラはなあ。ちょっと目をそらしたくなる。くどいな。アカデミー主演男優賞ノミネートかあ。くどいなあ、この顔のアップ。

一方、姉妹を演じた二人の役作りは立派だ。よくぞ、ここまで頑張った!

そして実際のウィリアムズ姉妹! 君達自体がなんたって一番凄いのだ!

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国立新美術館「メトロポリタン美術館展-西洋絵画の500年-」

2022-03-26 14:53:33 | アート・文化

3月21日 祝・月曜日 15:00入場

「メトロポリタン美術館展-西洋絵画の500年-」

 

前日の午後、ネットでチケット購入。午後分はその時点で、まだチケット購入可能。当日、国立新美術館に着いたら、15:00からの当日券を販売してた。

ので、空いてるのかな?と思って入場したら、会場内凄い人じゃん。こんなに入れて大丈夫か?と思ったら、展示されてる絵画が1点1点大きいので大丈夫、ゆっくり見られた。

ラファエロの《ゲッセマネの祈り》が一番小さくて、幅30cmなくて、人だかりがして見難かったんだが・・・。

ん~、ラファエロが20か21歳の時の作品だそーだが、「繊細優美な作風」だそーだが、そーかあ? あまりこの作品の良さが分からん。

 

全体的に、全盛期の紅白歌合戦を見たような満足感だった。改装中のメトロポリタン美術館の私でも知ってる有名人の作品だらけ。

気に入った作品を備忘録として列挙。

 

Ⅰ.信仰とルネサンス

フラ・フィリッポ・リッピ《玉座の聖母子と二人の天使》

 

エル・グレコ《羊飼いの礼拝》

どんなに遠くからでも、異才を放つ目立ちぶり。

 

パオロ・ヴェロネーゼ《少年とグレイハウンド》

《カナの婚礼》などを描いた人かあ。少年と犬だけなのに、やっぱ上手だわ。

 

ティツィアーノ・ヴェチェッリオ《ヴィーナスとアドニス》

プラド美術館にもほぼ同じ構図の作品があるそうだ。

 

Ⅱ.絶対主義と啓蒙主義の時代

ペーテル・パウル・ルーベンス《聖家族と聖フランチェスコ、聖アンナ、幼い洗礼者聖ヨハネ》

 

グイド・カニャッチ《クレオパトラの死》

きゃー色っぽい!

 

ディエゴ・ロドリゲス・デ・シルバ・イ・ベラスケス《男性の肖像》

隣にはベラスケス工房の作品が並ぶ。よく工房の作品と本人作品を分けられるなあ・・・。

 

バルトロメ・エステバン・ムリーリョ《聖母子》


やっぱり、ムリーリョは可愛い。

 

シモン・ヴーエ《ギターを弾く女性》

これも色っぽい。今展示会では結構フランスの画家の作品が並んでた。フランス人の絵画(イタリアで修行してるけど)も素敵だなあと思った。

 

フランソワ・ブーシェ《ヴィーナスの化粧》

 

ヨハネス・フェルメール《信仰の寓意》

フェルメールがその他大勢扱いされている・・・。それぐらい周りが有名人。宗教的メッセージが強い絵。

 

Ⅲ.革命と人々のための芸術

観客で観ている紅白歌合戦というより、ここまで有名どころが並んでると、番組打ち上げのパーティーに参加してる気分。

クールベ2点にコロー、マネ、モネ、ルノワール、ドガ、ゴーギャン、ゴッホ、セザンヌ、シスレーと。ありがたいこっちゃ。

大満足の楽しい時間だった。

六本木から歩いたんだが・・・。よく遊んでた30年前の面影は全くなく。そうだよなあ。斜めの道に入る所のラーメン屋の建物が残っていたけど廃墟になってた。

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田浦梅の里

2022-03-25 09:16:18 | まち歩き・神奈川

3月13日 日曜日

田浦梅の里に行ってみた。京急の各停駅・田浦駅で降りて、国道16号線沿いを南下。住宅街に入って・・・

登るんかい! 梅の里じゃなくて、梅の山だった。

奥の方までかなり広がっている山で、手前は白梅。

奥の方に登ったり歩いて行くと、梅林ぽい。ゴッホの絵のようだ。

奥の方に行くと、八重のピンク色梅がいっぱい!

展望台にも上ってみる。

梅以外の花も咲いている。

 

 

2日後、足が筋肉痛になった。

 

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茅ケ崎・氷室椿庭園

2022-03-24 23:07:45 | まち歩き・神奈川

3月11日 金曜日

母が「椿が見たい」と言うので、茅ケ崎の氷室椿庭園へ。

茅ヶ崎駅から海に向かって20分位。住宅街の中で、本当に人の家の庭みたいな感じ。

南門から入ったら、あんまり椿庭園感がない。

目が慣れてきたら、椿の花が見えてきた。

確かに椿の種類は多い。近所にあったら、良い庭園だ。

さすが茅ケ崎だけあって、ウェットスーツでサーフボートを取り付けた自転車に乗っているおじさんがいた。やっぱ、それなりにオシャレな街・茅ケ崎だ。

 

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「ガンパウダー・ミルクシェイク」

2022-03-20 20:37:14 | 映画

「KAPPEI カッペイ」にあまりにもアクションシーンがなかったので、消化不良の解消に。

メジャーな映画じゃないのに、座席数100人位の小さな入れ物で7割は埋まってた。

POPカラーの「ジョン・ウィック」シリーズみたいな感じ。武器禁止の殺し屋のたまり場の、ホテルの代わりにダイナーもあった。同じような病院もあった。医者の性格は違ってたけど。

架空の殺し屋世界なので、監督の好きなような世界を作ってる。ロケ地はベルリンらしいけど。

なるほど、タランティーノのような、マカロニ・ウェスタンのような、侍映画のような。ちょっとノスタルジックな、ファミリー映画のような。

エミリーのお父さんがさっさと「娘が人質に!」と言わないばかりに、サム(サマンサね)とお母さんと元殺し屋の女3人が、ある組織と殺るか殺られるかに。

冒頭からのネオン色可愛い。笑気ガスのお馬鹿3人組もなかなか笑える。血量も調度いい。

エミリーのお父さんのいたホテル、図書館、ダイナーもなかなかいい雰囲気。

サムとエイミーの二人羽織りのカーアクションと、最後のダイナーのスローのワンショット撮影は圧巻。まあ、3人のコスプレはちょっと怖かったけど。

ちょっと間延びするシーンもあったけど、楽しく観られた。十分、口直しになった。

女性グループのアクション映画なので「355」と比べられるけど、こちらもそれなりに観た事あって、それぞれアクション映画で活躍してる(した)女優さん達で。

主人公のサムがカレン・ギレンは「ジュマンジ」シリーズ(もちろん新しい方)や、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のガモーラの妹ネピュラだけどこっちは素顔じゃないからからなあ。そのお母さんのスカーレットのレナ・へディは、TVドラマの「ターミネーター サラ・コナー・クロニクルズ」のサラなんだけど、唇にヒアルロン酸注射し過ぎだよなあ。逃げるために整形手術した訳じゃないないよなあ。お母さんの元殺し屋仲間の3人は、アンジェラ・バセットと、安心してアクションシーンを観ていられるミッシェル・ヨーと、「スパイ・キッズ」シリーズのカーラ・グギーノだ。

ミッシェル・ヨーがカーラ・グギーノに何か囁くシーンがあるのだけれど、ミッシェル・ヨーのファッションが男性的だったから、愛の告白だったのかなあ。ミッシェル・ヨーのアクション、もっと観たかったなあ。

 

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「KAPPEI カッペイ」

2022-03-18 23:07:22 | 映画

予告編が楽しそうだったし、「ノストラダムスの大予言」で週末の戦士として運命を狂わされた人々と言うのが私の年代だと他人事ではなかったので。

「ノストラダムスの大予言」の発行が1973年の11月。「日本沈没」と同じ年かあ。そんな時代だったんだねえ。

私はふ~ん、という読後感想だったけど、私のちょっと下の世代、本は読んでないけど大人たちの騒ぎ方が怖かったのがトラウマになった世代っていうのが、本当にいてさあ。真面目に「私達の世代って、結婚するのは2,000年になってからなんです。だって1,999年に人類は滅ぶかもしれないから」と後輩に言われた時は驚いた。

だから、終末の戦士って、本当にいるような気がしてさあ。

漫画が原作だそうで、結構忠実みたいだねえ。だから、映画としては、何も事件もヒネリもなく、大学生の胸キュン映画で終わってしまったわい。もったいない。

終末の戦士役の役者さん達が、良くこの役を引き受けて、体を作って、あんなカッコまでして、真面目に演じてた事に感服いたしました。

映画としては、後半、あの体と「無戒殺風拳」を活かしたアクションを魅せて欲しかったわい。なんの事件も起きずに、ダラダラバイトをしてるんだったら、今ならウクライナに行って欲しいな。

まっ、期待せず息抜きに観に行くならいい映画化も。

 

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「ゴヤの名画と優しい泥棒」

2022-03-12 18:27:42 | 映画

原題は「THE DUKE」で、盗まれたゴヤの「ウェリントン公爵」の「公爵」の意味らしい。きっと他にも意味があるんだろうなあ。オープニングの音楽がJAZZなので、デューク・エリントンと何か関係あるのかと思った。

イギリスらしい映画だった。ちょっとブラックなユーモアに満ちた、しゃれたセリフでドンドン話が進む。久々に良い映画を観た。特に、今、精神が救われる映画だ。

私が生まれる4日前に、「ウェリントン公爵」が、ナショナル・ギャラリーから盗まれた。主人公のケンプトン・バントンは、今の私と同じ60歳の設定なんだが、どー見ても70代前半だ。で、見た目はともかく、彼みたいな人、私の同級生の男子(いやおじさん)の数名を混ぜたような感じで実際にいるんだよね。ちょっと話すとずっーと日本の政治のここが悪い!と言って実際に政治活動をしている人、仕事はそこそこに趣味の発表に一生懸命な人とか。この年齢になると、あの主人公はあるあるなんだよね。

パーキーと呼ばれ、英国人より休憩時間が短いパキスタン人は「ボヘミアン・ラプソディ」のフレディか、結局BBCの老人(年金受給者)の放送料無料化は2,000年まで実現しなかったというのは観た後暗い気持ちになった映画ベスト10に入る「わたしは、ダニエル・ブレイク」とか。BBCの社員がグラナダTVに転職してたりとか。モンティ・パイソンの、予算のないBBCネタのエピソードとかを思い出したり。この後イギリスは、さらに不況になるんだよなあとか。

ヘレン・ミレンは相変わらず良い役者さんで。ヘレン・ミレン演じる奥さんにとっては、絵画の盗難事件の解決より、多分10年以上前に事故で亡くした娘の死をどう乗り越えていくかの方が重要だったような気がする。子供を先に亡くしてしまった親の心情は、計り知れない。

あまり歓迎されてない長男の恋人も含めて、家族全員で外食する幸せな姿は、むしろ切ない。

裁判も陪審員制度の面白さも楽しくて。弁護士通しのやり取りも。

で、ネタバレになるが。

まさか真犯人がいたとは。事実という事で、それもビックリだ。

楽しい映画だった。観て良かった。

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東京国立博物館 特別展「ポンペイ」

2022-03-10 21:50:14 | アート・文化

3月6日 日曜日 14:30~

特別展「ポンペイ」

なんてシンプルな展示会名なんだろう! ナポリ国立考古学博物館からの150点を展示。

紀元79年、ヴェスヴィオ火山の噴火で火山灰の下に閉じ込められたポンペイ遺跡からの出土品。おまけにフラッシュは禁止だけど写真撮影OK。

遺跡好きな私は、2005年の8月にポンペイ遺跡にツアーで行ってるんだが、ナポリは治安が悪いからと博物館はツアーのコースに入ってなかった。そして私は遺跡の建物や人の石膏型にはしゃいで、全く出土品の事が頭になかった。なので、今回行って、ゆっくり見られて良かった。

とにかく2,000年前だよ。2,000年前に、この技術だよ。

 

まず、ブロンズ。2,000年前にコレ!ロダンの立場がなくなるのではないかと思う位だ。

↑「 剣闘士が着用したパレード用の兜」

↑ 「ペプロスを着た女性」 彩色が残っている。ブロンズに彩色してたんだ。

↑ 「竪琴を弾くアポロ」顔は噴火の際の火傷の跡かなあ。目の材質がちょっと怖い。

↑ 「水道管のバルブ」凄くないか!2,000年前だよ。うちの前の道路、今『古くなった水道管を交換してます』の工事中なのに。

↑ 医療器具の「膣鏡」 どうやって使用したのかは全く分からないが、どー見ても18世紀になってからの医療器具にしか思えん。これで何をしたんだろう?

と、やたら『ブロンズ』に驚かされた展示会だった。

 

次はガラス

↑ 「千華文ガラス杯」 どうやって作ったんだあ?

↑ 「青い水差し」 2,000年前だよん。

↑ 「ブドウ摘みを表した小アンフォラ(通称「青の壺」)」のアップ。

繊細なフォルムの青い壺の上に、白いガラスを重ねて焼いて、削ってる・・・。どんだけ手間をかけているんだあ!

ガラスじゃないけど

↑ 「黒曜石の杯」 黒曜石にサンゴやラピスラズリ、孔雀石、金などを象嵌細工した直径20センチ位の杯。

 

もちろん、大理石も凄い。しかも埋まってただけあって、ほぼ完全に残ってる。

↑ 「ビキニのウェヌス」 金色の色彩がしっかり残ってる。

↑ 「ヒョウを抱くバックス」

↑ 「エウマキア像」服のドレープが見事!それを上野でかぶりつきで見られる幸せ。

 

もちろん、モザイク画も素晴らしかったけどね。

↑ 「葉綱と悲劇の仮面」

↑ 「ネコとカモ」

↑ 「ナイル川の風景」 一緒に行った友人曰く「こりゃ、カバを実際見た事ないのに想像で描いたな。」その通りだと思った。

とにかく「ブロンズ」に感動した展示会だった。

 

で、東京国立博物館に行った時に必ず覗く「考古展示室」に行ったんだが・・・。

いつもなら可愛く見えるんだが・・・。6世紀かあ。ポンペイ展は1世紀の展示物だったのにと、ちょっとショボンとした私であった。

 

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「ナイル殺人事件」

2022-03-04 22:39:05 | 映画

「ミステリ~ナーイル~♪」と高らかに歌い上げる1978年版はリアルタイムだ。豪華キャストと、エジプトの砂と暑さと遺跡の数々。

その9年後、エジプトに行った時に、日本人の同じ歳位の現地ガイドの女の人からロケをしたホテルに連れてってもらったりした。

スーシェのテレビドラマでもちゃんとエジプトロケしてて、リネット役は、若かりし頃のエイミー・ブランドだった。

で、コロナ禍で公開延期が繰り返された今回のケネス・プラナー編。

ん~、まずCGだらけだ。エジプトに観光に行った人なら、ギザのピラミッドやスフィンクスのシーンは違和感ありありだろう。ナイル川もやけにそばにあるし。それになぜ、遠くから見た時目立った緑の凧が、実物はあんなに小さい? 変だろう。アブシンベル宮殿も、そばにあるはずの小宮殿は? まあ、アスワン・ハイダム建設による移動前だから、元の姿を覚えている人が少ないから、それでいいのかなあ。

そして、流行りのポリコレというのでしょうか。前作の「オリエント急行殺人事件」もそうだったけど、第二次世界大戦前に黒人の人があの程度の人種差別で済んだとは思えないが・・・。同性愛カップもいれば、リネット(ガル・ガドット)のいとこはしっかりインド人だし。人種などにもの凄く『配慮』してる割には、出演者の個性が弱い。アネット・ベニングのみがやたら目立つようになっている。

リネットとジャックリーン(エマ・マッキー)の2人が、サイモン・ドイルと踊ったり、話したりするだシーンが、ベッドシーンを連想させる動きだったんで、面白いと言うか、若い人がいいわねえ~と言うか。その割には、サイモン・ドイルに魅力がなくて。ジャックリーン役のエマ・マッキーは、情熱的で危険な感じがして良かったよ。

今回で、ケネス・プラナーのポアロは最後かな。急に、「オリエント急行殺人事件」での女性の写真の秘密やなぜ口髭をはやしているかをやっていた。原作にはないのに。「オリエント急行殺人事件」にも出てた、ブークもあんな事になるし。なんか、役立たずの探偵だったし。

Yahoo!の評価で、「牛首村」が3.6で、「ナイル殺人事件」が3.5って、観る前には驚いたけど、今はなんとなく納得。

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