日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

老後に必要な3つの「キンリョク」・・・?!

2011-08-01 15:26:34 | Weblog
 日本経済団体連合会が、日本国内の約2000社に上る大手企業を対象に隔年で実施してきた退職金および年金に関する最新実態調査結果によると、2010年9月に60歳で定年退職を迎えた「管理・事務・技術労働者」総合職の平均退職金額は、大学卒で2443万円、高校卒で21855万円。次第に退職金額がやや減少傾向にある。
 今年3月に電通がインターネット上で実施した、首都圏、中京圏、阪神圏の上場企業に勤務する50代の男女のうち、60歳以降も働くことを希望している500名を対象にした調査によれば、「なによりも経済的な安定を重視して定年後も働き続けたい」との回答者が過半数でトップを占めている。最も理想の働き方でも「現在と同じ会社に残ってフルタイムで働きたい」がトップ回答となっていて、「定年後は自分の趣味を活かした仕事をしてみたい」や「現在と同じ会社でパートタイムで働きたい」を上回る結果となっている。
 日本人は、やはり、仕事人間が多いのかな?
 ところで、視点を変えて、60歳過ぎて、必要なものは何だろうか・・・→次の3つの「きんりょく」かな?!
1つ目は、文字通り、「金力」。しかし、これも、人によりかなりの差があり、大都会だと、月30万近く入っても、さほど楽でないかな。しかし、年金や恩給だけで、地域に溶け込んで、しっかりと田舎暮らしをしている人もいるけど・・・。
2つ目は、「筋力」。老人施設でも、運動療法を積極的に取り入れている所は、それなりに入居者が生き生きしている感じがしてるけど・・・?!
 筋力の衰えは、消費カロリーの低下を招き、肥満にもつながる。座る時間を少なくして、体を動かして、消費カロリーを増やし、かつ、脳への血流量も低下させない様にすること、大切です。老筋力って言葉もあるかな?!
3つ目は、「近力」。お年寄りにとっては、孤独が最もきついこと。遠くの親戚より近くの友人の方が、いざと言う時、頼りになるかな?!
 退職後は、男性も、近所デビューをして、地域の行事には、積極的に参加しましょう・・・。
*郷里の佐伯の「長島地区」での「供養盆踊り大会」では、この様に、毎年、太鼓を打っています↓
http://www.youtube.com/watch?v=fUIPqyei6YE

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都会と田舎・・・

2011-08-01 08:49:28 | Weblog
 医局の私の隣の机に3年間いた産婦人科の(女性の若いバリバリの)先生、現在、東京の大きな病院の産科で働いていて、夏休みで、久し振りに我が病院に(31日の日曜日に)寄られた。・・・→地震の時の状況なども、話されていた。
 産婦人科病棟で、看護師・助産師さんと懐かしそうにしばらく話されていた。先生の勤めている病院では・・・→産婦人科医が25~26人(!)もいて、お産は、年間1600件(以上?!)もあって、当直も、3人体制(!)で、休みも充分に取れ、夜中にコールされることも殆どなく、病棟だけで外来もなくて、ゆっくり出来ているとのこと。
 何でも、患者さん(妊婦さん)は、40歳を超えた人が多く、無痛分娩専属の麻酔科医もいて、帝王切開になるケースも多く、バックに小児科医もしっかり付いていて、24時間万全の構えって感じになっているとのこと。
 (別の話で、ニューヨークに住んでいる妊婦さんの話だけど・・・→アメリカでは、赤ちゃんが死ぬ確率は1000人に7人弱だけど、日本では3人未満。事前に確認できる異常が無い上での自宅出産での死亡率では、アメリカでは、1000人に2人。逆子、双子を除くと、1.7人。リスクの少ないお産で、結果的に帝王切開になるケースは、自宅出産では3.7%、病院では19%。訴訟の多いアメリカ全体での帝王切開になる確率は30%程もあり、何故か、ニューヨークでは、50%にもなっているけど・・・?!!)
 産婦人科医や小児科医の不足で大変な状況なのに、ここでは、産婦人科医も小児科医も、(全国からの希望者が多くて)想像以上に多いみたいだ。
 「上天草での診療、今考えると、とても恵まれていて、とても良かった、懐かしい・・・」と何度も言われる。
 そうだなあ、長いこといると、それが普通になる・・・外に出てないと、ここの良さは、理解できない・・・外に出て、それまでの良さが実感できるかな。私も、この8月で、まる6年間、この島にいることになる。宮崎県立宮崎病院→宮崎医科大学→(佐伯市の)西田病院→(佐伯市での)たはら小児科医院→(大川市の)高木病院→(大分県大分市戸次の)へつぎ病院→(上天草市の)上天草市立上天草病院と、職場が7回変わっている。今は、常勤医でなく、バイト医の身分になっているけど・・・。それぞれ、それなりの苦労と良さがあったけど・・・やはり、今が一番いいかな。
 7月31日(日)の朝の時点では、7人の主治医になっていて、この日の夕方までに4人も退院させた(1人目は、新生児特発性高ビリルビン血症・・・←光線療法を2回試行。2人目は、先天性心疾患・・・←一般状態はいいが、Levine2/6の心雑音あるので、熊本市の大きな病院に紹介。3人目は、無菌性髄膜炎・・・←葛根湯の注腸で2泊で退院。4人目は、気管支喘息+気管支炎・・・←朝、6時過ぎに入院して、1泊入院で、夕方の18時に退院)。
 7月15日~8月12日まで、1日も休みなく働いているけど、昼間は、(常勤医が外来するので)暇なことが多いし(17時~20時は、それなりに忙しいけど)、何故か、ゆとりがある感じで、楽しい。(7月15日以降に、重症の新生児がいて、20時過ぎに、救急車に同乗して、大きな病院に搬送して、難儀したこともあったけど・・・62歳だと、もう、夜に救急車に乗るのって、きついかな?!)
*写真は、つい最近、連敗してたイチローのいるマリナーズが久々に勝った試合で、不調と言われてたイチローが何本もヒット打って、盗塁も2度した時のもので、前から4列目で写真を撮ってきた人から送られてきたもの。 

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