12月18日、ジャーナリストの伊藤詩織さんが、山口敬之・元TBSワシントン支局長から2015年4月にレイプ被害を受けたとして起こした民事裁判で勝利した。 山口氏は 安倍首相に直接電話できる特別な関係にある。安倍もち上げの本を書いている。わたしが山口氏を知ったのは、関西テレビ(フジ系)で2015年の生討論番組で宮本たけし衆院議員を罵倒したことからだ。宮本氏は負けずに激しく反撃した。山口氏はよくテレビに出るようになり、安倍擁護のコメントをふりまいた。
山口氏は伊藤さんの就職の斡旋をした優越的地位を利用意してレイプに及んだ。2軒目の寿司店で意識不明になったうえで、山口滞在のホテルに連れ込まれた。問題は、日本に入国する山口氏を逮捕するべく空港で待ち構えた警官達に警視庁上部から逮捕状執行停止の命令が来たことだ。山口氏は逮捕状が出ていたことは知らないし、人に頼んだこともないと言っていたが、信用できない。逮捕状執行停止、忖度検察の安倍政権下では、政権専属ライターのレイプ(酒で酔わせてのレイプを当時は準強姦、しらふの人へは強姦といった)は当然不起訴。どう考えても理解できないのは、検察審査会までが「不起訴相当」にしたことだ。検察が偏った証拠しか出さなかったからなのか。レイプ事件・裁判には女性への不当なあつかいが立ちはだかっていたが、伊藤さんの場合、安倍専属というべきライターの事件ということで二重の困難があった。
その困難を突破して、4年半の苦難の末に勝利を勝ち取ったことの意義は大きい。性被害者全体の人権救済にも道を開いた。
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