山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

高速1000円でCO2増加

2010年05月08日 00時50分21秒 | Weblog
 麻生政権が民主党の高速道路料金無料化の選挙公約に対抗して2009年3月にはじめた休日高速1000円が、CO2を大幅に増やしていることが判明した。『朝日新聞』2010・5・7夕刊の報道による。
 国土交通省は、首都高速・阪神高速をのぞく全線で終日無料化した場合、一般道の混雑が緩和され、車の平均速度が速くなって燃費が向上することで年間310万トン削減できると試算していたそうだ。だが、実際は、CO2排出量は287万トンふえたという計算がでたそうだ。
 それはそうだろう。素人判断でもふえるに決まっている、CO2削減に逆行すると思っていた。麻生内閣は景気対策としてやったが対策になったのだろうか。
 鳩山内閣はCO2の25%削減をかかげているのだから、この重要課題と整合性のある交通政策をやってもらわないとだめだ。鉄道や船などの大量輸送機関を利用する方向をつよめなければそれは実現しないにもかかわらず、実際は逆のことをやっている。フェリー会社を倒産・廃業に追い込んでいるし、鉄道輸送がへっている。
 変なマニフェスト至上主義をやめ、国民の冷静な指摘をふまえて、整合性のある政策をやってほしい。
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