とんでもない展開になった。大阪都構想をめぐる動きだ。死んで存在がなくなった都構想が公明党本部の指示で息をふきかえすのだ。
ここ2日間の報道(朝日、毎日)によると、まず、菅官房長官から創価学会幹部に対し、公明党に関係修復を求めるよう働きかけがあった。
これをうけて、12月24日、公明都本部の幹部(北側一雄副代表)が大阪選出の国会議員と東京永田町で会談し、都構想の住民投票実施に賛成するよう指示した。その理由が、衆院選で府内最多の114万票を得た維新を敵に回したまま統一地方選挙に臨むのは適切でないというのだ。維新に現れた民意を無視できないというのだが、7割近い府民の反維新の民意の方が圧倒的におおきい。小選挙区では維新はさっぱりだった。どう考えてもこの理由には無理がある。
25日夜に、大阪市内で公明党府本部代表佐藤茂樹衆院議員、府・市議団幹部が、橋下・松井氏と会談し上記方針を伝えた。
26日、大阪市西区の公明党府本部に大阪府議、大阪市議、堺市議が集まった。だが府本部代表の佐藤氏は欠席。会では、方針撤回を求める声が相次いだ。
現場の多くの公明党大阪府議・大阪市議らはおさまらないだろう。なにしろ総選挙後の19日、維新以外の会派が、大阪市議会で市長専決を封じるため9月議会を来年2月12日まで55日延長することを議決し、府議会では都構想を決めた法定協議会の会長(維新)を外す議決をした。そのうえに、公明・自民・民主・共産4会派は共同記者会見を開き、維新がやろうとするプレ住民投票の署名運動に対し、議会で否決された都構想は無効で、いくら署名をあつめても住民投票はできないという共同見解を発表した。この見解は公明党の意見に沿ったものだった。
そこに首相官邸、公明党本部からの圧力で方針の急変更となった。だれがみてもおかしい。なっとくできるものはなにもない。橋下氏らが総選挙で立候補するとわめいたあげく、公明党の候補者の選挙区には前回選挙と同じく立てなかった。これへのお返しというのが、こんどの方針押しつけだ。総選挙まえから、密約、裏取引があったのか。
わたしが注目するのは、首相官邸が動いたことだ。安倍首相、菅官房長官は大阪の自民党の頭越しに、都構想に賛成だとかねてからいっていた。維新は次世代の党とともに憲法改悪の際にもっとも信頼できる勢力だ。だが一番の頼みの次世代の党が、19から2議席に激減、壊滅した。この4年間に改憲をするとなると維新の勢力を大事にしなければならない。だが、大阪で都構想がつぶれると、橋下氏は政治から手を引き芸能界に戻る可能性が大きくなる。そうなると改憲構想にさらに狂いが生じる。そうしてはならないというのが、安倍首相、首相官邸の考えだろう。そこで創価学会に圧力をかけたということだ。
ことは公明党と維新の間の問題というより、もっと大きい政治的背景をもった陰謀だととらえたほうがいい。
ここ2日間の報道(朝日、毎日)によると、まず、菅官房長官から創価学会幹部に対し、公明党に関係修復を求めるよう働きかけがあった。
これをうけて、12月24日、公明都本部の幹部(北側一雄副代表)が大阪選出の国会議員と東京永田町で会談し、都構想の住民投票実施に賛成するよう指示した。その理由が、衆院選で府内最多の114万票を得た維新を敵に回したまま統一地方選挙に臨むのは適切でないというのだ。維新に現れた民意を無視できないというのだが、7割近い府民の反維新の民意の方が圧倒的におおきい。小選挙区では維新はさっぱりだった。どう考えてもこの理由には無理がある。
25日夜に、大阪市内で公明党府本部代表佐藤茂樹衆院議員、府・市議団幹部が、橋下・松井氏と会談し上記方針を伝えた。
26日、大阪市西区の公明党府本部に大阪府議、大阪市議、堺市議が集まった。だが府本部代表の佐藤氏は欠席。会では、方針撤回を求める声が相次いだ。
現場の多くの公明党大阪府議・大阪市議らはおさまらないだろう。なにしろ総選挙後の19日、維新以外の会派が、大阪市議会で市長専決を封じるため9月議会を来年2月12日まで55日延長することを議決し、府議会では都構想を決めた法定協議会の会長(維新)を外す議決をした。そのうえに、公明・自民・民主・共産4会派は共同記者会見を開き、維新がやろうとするプレ住民投票の署名運動に対し、議会で否決された都構想は無効で、いくら署名をあつめても住民投票はできないという共同見解を発表した。この見解は公明党の意見に沿ったものだった。
そこに首相官邸、公明党本部からの圧力で方針の急変更となった。だれがみてもおかしい。なっとくできるものはなにもない。橋下氏らが総選挙で立候補するとわめいたあげく、公明党の候補者の選挙区には前回選挙と同じく立てなかった。これへのお返しというのが、こんどの方針押しつけだ。総選挙まえから、密約、裏取引があったのか。
わたしが注目するのは、首相官邸が動いたことだ。安倍首相、菅官房長官は大阪の自民党の頭越しに、都構想に賛成だとかねてからいっていた。維新は次世代の党とともに憲法改悪の際にもっとも信頼できる勢力だ。だが一番の頼みの次世代の党が、19から2議席に激減、壊滅した。この4年間に改憲をするとなると維新の勢力を大事にしなければならない。だが、大阪で都構想がつぶれると、橋下氏は政治から手を引き芸能界に戻る可能性が大きくなる。そうなると改憲構想にさらに狂いが生じる。そうしてはならないというのが、安倍首相、首相官邸の考えだろう。そこで創価学会に圧力をかけたということだ。
ことは公明党と維新の間の問題というより、もっと大きい政治的背景をもった陰謀だととらえたほうがいい。
その理屈だと与那国や普天間の基地建設や原発再稼働への反対住民投票も無意味になりますよ?
維新も含めて各政党が足の引っ張りあいをしている状況ですが、今後は市民のための実りある政策論争をお願いしたいものです。
賛成じゃなけりゃ反対なのか
味方じゃなけりゃ敵なのか
息苦しい世界だ
頓珍漢な文章だと?どこが。菅官房長官・学会・公明党本部が維新の得票を無視できないとして説得したということが前提にあったから、わたしは維新以外は70%近くありますよといったのです。なにも頓珍漢ではありません。読売でしたか世論調査は知っています。国政選挙がそのまま都構想の指示とイコールでないこともわかっています。しかし直近の選挙結果は重要です。維新自身が無視できない数字だといっていました。最終的には住民投票という投票行動で決着がつくのですから、総選挙の投票も重要な判断の要素です。
「強引な手法の前には民意の信も問うた」とあなたはいいますが、法定協の委員を府議会で入れ替えるという強引な手法の前にやったのは、府知事選ではなく、大阪市長選でした。筋違いですよ。支離滅裂はどちらですか。独裁的手法を実力といいつくろう感覚には民主主義はないです。
「何とも胸クサ悪い年越しになりました。」
どうなっちゃうのでしょう、この国は。
おこちゃまでありながら、執念深く攻撃的で、
歪んだプライドの器の小さい人間が内閣総
理大臣ですから・・・
お友達の橋下クンも同じ品位で同じ臭いが
する。
蛇足ですが、もう一人のお友達の百田尚樹
クンの「殉愛」(ノンフィクション?)について
の所見も一度お聞きしたいです。(笑)
来年もしっかり目を見開いてこの世の中を
注視していきたいと思っています。
よいお年を!
都構想に対する、直近の市民の支持率をご存知か?
大体、国政選挙の結果を都構想に全て当てはめようとすること自体、支離滅裂。
橋下氏は、知事、市長選挙に都構想を第一公約に選ばれた以上、あらゆる手段をとってでも、公約を実現しようとする。強引な手法の前には、民意の信も問うた。全国の首長でここまで実行力のある人が、どこにいる?
あるいはこんどのように公明党をだきこむという手法もあったわけです。ころりと寝返る政党は信用されなくなりますが、現実はこういうものです。わたしは大反対ですが。
議会の議決を無視していいというのなら、最初から法などいらない、ヒトラー的独裁となります。
官邸がどういう話をしようが、選挙権のもつ住民すべてが自由に賛否を表明したほうがよほど民主的な状態
既成政党の思惑だけで決められるのは違うと思う