山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

退職教員の年金17万4996円

2014年10月17日 00時18分31秒 | Weblog
 過日、年金額の通知が来ていた。昨日(2014・10・15)振り込まれたのを見て、改めてガックリ来た。
 2か月分振り込まれているが、1か月におき直すと、基礎年金42,288円、共済年金が132,708円だ。計17万4996円。ただし、ただしこれは税引き後の金額が入金されている。さらに基礎年金はご丁寧に介護保険料5971円が差し引かれている。
 厚生年金に比べて、教員は年金が多いという風評があるが、とんでもない。事実がこれだ。わたしは定年まで32年しか勤めていないから少ない。大学を22歳で出て即採用された人は22、23万あるだろうが、22歳で採用される人は少ない。大学に入るのに手間取ったり、大学院へ行っていたり、採用試験に合格するまで何年もかかったりという人が多い。だから教員は予想より年金は少ない。
 この年金では生活できず、貯金の取り崩しがつづいている。生活スタイルの引き締めができていないこともある。いろんな研究会や社会運動団体の会員になっているのをやめていないから出費は減らない。早々と辞めたのは経済教育学会で、辞めたのはこれだけだ。教育関係も昔からのつながりでやめられない(まだ発言をしたいし、心が離れていないから)。非正規労働者の支援をする首都圏青年ユニオンの支援も、アジア・アフリカ・ラテンアメリカ諸国民との連帯運動も、治安維持法の犠牲者の名誉回復の運動も、その他大事な運動も、単に会員になるだけでも意義があると思ってつづけている。
 国民年金だけの人は、当然生活できるはずがない。貯金や自宅がある場合は生活保護を受け付けないから多くの人が追い詰められている。自公内閣が以前、「百年安心」とぶちあげていたのを思い出す。
 
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