山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

安倍右翼政権と吉本興業の癒着

2019年06月09日 19時45分07秒 | Weblog
 安倍首相は吉本芸人を何人も首相官邸に呼んで芸をやらせ、テレビカメラにも収録させた。選挙中に大阪に来た時も、吉本新喜劇に乱入して人気取りをした。安倍が芸人をとりまきにする作戦を始めて相当の年月が経つが、権力にすり寄る方もすり寄る方だ。
 笑いは、本来、権力を皮肉り笑い飛ばすのが、古今東西常識だった。ところが、吉本の笑いは、弱者や立場の弱いものをあざけるのが主流だ。その笑いの手法は、子どもの世界でいじめの手法につながっている。
 国民栄誉賞をことわったイチローのようにとまではいわないが、芸人のみなさんにも芸人としての心意気をもってほしい。
 安倍首相は、2020年憲法改悪を公式に表明している。吉本だけではなくTOKIOなどもペコペコしている。ぜんぜん魅力がない。改憲の国民投票のときに、安倍は芸能人・芸人をずらりと並べ、「あたらしい令和の時代に新しい憲法を、吉本も応援してます」とテレビコマーシャルをやろうというのだろう。みえすいたやり口にまんまと載せられる芸能人の名前を首相動静欄で見るたびに苦々しい思いを禁じ得ない。
 一方で、芸人9条の会で活動する一群の人々の心意気には敬服する。その権力批判の芸はスカッとする。

 
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