山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

橋下、損得勘定のあげく衆院不出馬

2014年11月23日 21時02分31秒 | Weblog
 橋下氏は、安倍首相が衆院解散の意向を表明して以降、これに出馬する色気いっぱいの発言をくりかえしてきた。公明党への怨念から死ぬまでまとわりついてやるといったことばを実行する発言、大阪市ではすべてやりつくしたなど。
 一方、行動は松井知事と共にするとも。結局、明日24日に街頭演説で立候補するかどうか表明する、記者会見は断るといった。
 産経新聞などがすでに今日、周辺取材で、橋下・松井のコンビは立候補しないと報じている。
 損得勘定の挙句の結論だ。つまるところ、松井氏が立候補しても通らない可能性が大なので橋下氏も出ないことにしたのだろう。橋下氏の発言からは、出たくてしょうがない、急速に大阪のこと、都構想への意欲をなくしていたのは明らかだった。もともと彼は大阪を踏み台にして国政に進出することを目指していたのだから。降ってわいた解散総選挙は予定より早かったとはいえ、逃したくないチャンスだった。
 なのにそれを放棄するのは、残念至極だろう。でも相棒が落選するのがみえみえなのに、引き連れて立候補して惨めな結果になれば、維新運動は壊滅する。この読みの結果が不出馬だ。
 わたしの近くの、橋下に強い嫌悪感を持っている人たちは、出てくれれば気持ちが楽になると思っていたが、これからもしつこい橋下氏とつきあわされる、たたかいが延々と続くことに気が重くなっている。
 だが、より気が重いのは彼らの方だろう。なにしろ都構想は実現の見込みがないのだから。
コメント (2)
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