山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

橋下氏の辞職、市長選をめぐる異常な感覚

2014年02月09日 10時21分44秒 | Weblog
 橋下大阪市長は、法定協議会での議論が自分の思い通りにならないことから、辞職、市長選挙につきすすんでいる。7日、辞職願をだしたときに、「自民、民主、共産は大阪都構想の協議会から外す」「法定協議会が正常に機能していない。メンバーを代えて都構想の設計図をつくる。そのために市長をやめさせていただく」と述べた。また、従っていたはずの公明党が独自の動きをしたために、「死ぬまで公明党の選挙区で立候補し続ける」ともいった。なんとも気持ちの悪い、粘着質発言だ。ほんとに死ぬまでやってみろ。
 思い通りにならないからといって、府議会、市議会が選んだ代表を外すという。議会の独立性を認めず、手を突っ込んで引っ掻き回そうというのだ。府議会で造反した元維新4人をもう一度取り込んで、多数の横暴で議会の慣例をくつがえして、府議会からは維新議員ばかりを法定協に出す。これで法定協の多数を維新が占め、法定協を思い通りにして乗り切るつもりだ。
 それにしても、自分の思い通りにならない=正常に機能していないという考えの独善性は驚くばかりだ。だから自民、民主、共産は出て行ってもらう、そのための市長選挙だという。つい先日は、区割りをひとつに絞って案をつくることを認めてもらうために選挙をやるといっていたのに。
 しかし、法定協議会を独裁的に組み替えたとしても、最後に協定書を議会で承認を得る段階で、府議会はクリアしたとしても市議会ではもはや100%否決されることはわかっている(%の使い方はこんな場合は100が上上限。橋下氏のように20000%というのは誤用で、%を理解していない珍しい例)。そうすると、もう一度、辞職、選挙をやるのだ。選挙をもてあそぶのもいいかげんにしろといいたい。市長選挙をしても市議会は屈服しない。構成はかわらない。となると次の手は、橋下氏が音頭をとって市議会のリコール運動をする。有権者の3分の1の有効署名があれば解散請求は成立する。そこで市議会選挙に追い込んで、維新が過半数を取って、協定書承認に持ち込もうと考えているのだろう。辞職記者会見で、ありとあらゆる手を考えるといったが、その手は上に書いたことがすべてだろう。いずれにしろ、橋下氏の異常な感覚、考えにぞっとするばかりだ。
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上村愛子さん、よくやった!

2014年02月09日 10時02分20秒 | Weblog
 深夜3時。オリンピック・スキーフリースタイル・モーグル女子の準決勝、決勝を見た。上村愛子さん、よくがんばった、よくやった!
 準決勝はぎりぎり6位で決勝にすすんだ。決勝は果敢に飛ばし、タイムは6選手中最高をだした。しかしターンやエアの点数は厳しく、4位にとどまった。でも準々決勝より準決勝、さらに決勝へとすすむにしたがって順位をあげたように、上村の集中力はすばらしかった。また失敗をしない完成度はすごい。5大会連続の活躍、ごくろうさまでした。
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