山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

勤務時間におさまらない

2011年05月24日 06時34分18秒 | Weblog
 10日ほどもなにも書かずに時がすぎてしまった。1学期中間考査で忙しかった。
 今は、再任用で週24時間の勤務なのだが、現代社会と日本史Aをもっている。あと校務分掌・進路部と部活顧問というぐあいだ。担任は無い。でも北野定時制の最後の年はおなじ24時間(6×4)だったのに担任も持った。
 日本史を久しぶりに持ったので、教材研究とプリント作りで時間が足りない。勤務時間におさまらない。夜は眠たくなるので、朝5時におきたり、追い込まれた時は4時おきたりしてなんとかしのいでいる。定時制のときは朝遅くてよかったので、夜が楽しかった。通常の日本史のプリントをつくるのに加えて、試験問題もあって、ブログ更新から遠ざかってきまった。見てくれている人にお詫びしなければならない。
 若いときから、社会科の問題を作るのに、正味7時間かかっていた。それから印刷に移る。ところが今度の日本史は正味10時間をこえてしまった。三日がかりになった。情けない。
 そんなこんなで、24時間の勤務時間にはとてもおさまらない。社会科の人たちは8時ごろには出勤している。その日の段取り、授業のチェックをしなければ、いきなり教室に向かうことなどできないからだ。担任は生徒の早朝指導もやっている。問題作りとともに採点も時間がかかる。とくに最初の授業で返さないといけないから大変だ。わたしは、昔、義父の葬儀ですぐに返せなくて生徒に文句をいわれてから、とにかく最初にかえすようにしている。ほかのひともそうだ。でもいっぺんにというのはなかなかたいへんだ。ひどい場合は徹夜になる。
 ところで教員には時間外手当(残業代)がつかない。残業がないという前提だからだ。でも教員の労働時間はトラック運転手につぐぐらいだ。持ち帰り残業が多いのも特徴だ。大阪では、朝の出勤時間だけはカードリーダーで記録する。ところが帰りはなしだ。スッと通すだけなのでやればいいのに、府はやらない。なぜか。時間外勤務が記録されてしまうからだ。20年30年も前は、試験中は学校全体で学年対抗のソフトボールやったり、早く帰って映画をみたりしたものだ。そのかわり夜中でも仕事をすることをいとわないという前提でだ。でもその後、ソフトボールをやって勤務時間にあそんでいるとかで、いまは何のゆとりもなくなった。機会でも組織でもいわゆるあそびの部分がないとよくない。だが、日本全体締め付ければ締め付けるほど管理者としてはすぐれているという風潮だ。さらに成績主義。
 だからかつてのようなゆとりはいっさいなくなった。すべて勤務時間で管理する(ただし出勤時間だけ)。ならば膨大な時間外勤務をきちんとすべきだ。残業代を払うべきだ。明らかな違法状態だ。
 でも大阪の橋下知事は、教員は保護されすぎていると攻撃する。なにをいうか。ならば残業代をすぐに払え。 
コメント
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