「マイタさんもどうですか?」
と、知人に誘われてた「酒を飲む会」が本日夕方に開催されるというので、興味津々で行って来ました。
6種類のお酒を 銘柄が分からないようにして試飲し、自分の好きな味のものから順位を付けるというやり方で、最終的に個々の付けた順位を集計して今日の参加者が選んだ総合順位を決めるという趣向、つまり人気投票ですな。 品質の高低や正解・不正解とかってのが関係ないので皆さん気楽にやってました。 なるほど、こういうのもいいもんだな。
ちなみにワタクシ、このような席では素性を隠しておとなしくすることにしております。 余計な事を言って、主催者の方に万が一にもご迷惑をおかけしてはいけませんから。
テーブルの席に着くと、六脚の試飲グラスとお料理が用意されてます。さーて、それでは早速と静かに試飲開始。 こう見えても酒屋のはしくれ、銘柄はともかく本醸造とか純米酒などの規格は口に含めば大体分かりますので、 「あれれ、こんなに違う規格で飲み比べて大丈夫なのかな?」 と、少々心配したりして… でも、この無謀さもまたいいんですねぇ。 同じ規格のものでやるよりも味の違いが分かり易く、皆さんあまり迷わなくてすむでしょうし。 もっとも、甲乙つけがたいものが複数あった時は、グラスに注いでしばらく放置してから試飲すると最初より違いが感じやすくなるんですけどね。
「食前と食後では感じ方が違うと思いますので、その点も意識してお試しください 」 進行役の人が優しく促します、いい助言ですなぁ。 我々業界人は品質を確かめるために利き酒をしますが、一般の方々にとって重要なのは 「美味しいのはどれか?」 ですからね。普段の飲酒シーンには当然 肴があるはず、お料理と共にした場合の味の変化も大事な要素になります。というより、それが全てですよね。
周囲の人のお話を聞いていると、同じお酒に対しても様々な感じ方があるんだなぁ…と改めて気付かされます。 自分好みのお酒を選ぶというやり方のおかげか、皆さん気負わずに正直な感想を言っておられる様子で、私にとっては非常に参考になりました。 こういう機会は大事ですわ。 今後このような催しに誘っていただけたら、酒蔵の社長さんにも来ていただこうかな? もちろんお忍びで。 私以上に感じるものがあるはずですから。