下関あいFP・マンション管理士ブログ★ 山口・北九州を中心に活動する実務経験豊富なマンション管理士★

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管理組合、設立総会

2015年12月26日 | マンション管理
管理組合の設立総会。

以前、デベロッパー不動産勤務であった時。

素敵なホテルを貸し切って、「管理組合設立総会」&購入して頂いての「感謝」会という

たぐいのイベントに参加した思い出がありますが。


実のところは・・・こんな立派な設立総会をしなくても、

分譲マンションを購入した組合員がいれば、すでにその時点から・・・・。



設立総会を開催している。開催していない、にかかわらず。


「管理組合」という存在はあるのですね。

そして、その時点から組合員として、

その購入した建物を維持・管理は自分達でやっていかなければならないという

責任と義務はあるものなのです。



で、その管理を怠っていると・・・どういう事になるかと言えば。

マンションの老朽化、住環境の悪化、スラム化などの原因になります。


ひいては財産的価値の下落を招き、マンションを売却することができない、

あるいは購入価格を大幅に下回る価格でしか売れないようなことになってしまいます。


こうしたことが生じないようにするために、マンションを管理しなければならないのですが、

誰が主体となってそれを管理するのかが当然問題となります。


各区分所有者が自己の判断に基づき、勝手に管理を行っても良いのでしょうか?

それとも区分所有者全員の意思に基づいて、全員で管理を行うべきものでしょうか?

それは、マンションの法律、区分所有法では後者の方法によらなければならない、としています。


すなわち、区分所有者は全員で団体を構成し、その団体の意思に基づいて、

建物ならびにその敷地、及び附属施設の管理を行うものとしています。

この団体を、一般に「管理組合」というのですね。



管理組合は、複数の区分所有者が存在すれば当然に成立する団体ですので、

設立総会を必要としません。


その建物の区分所有者であれば当然に管理組合の構成員になります。

加入のための特別の手続きは必要ではなく、加入したくない者でも当然に構成員となります。

また区分所有者である限りは、脱退の自由もありませんというのが、そもそもなのです。



とあるマンション。

購入した時、営業マンから説明を受けたことと、

現況の姿が異なるという事案から、

デベロッパーや施工主。購入者との間に入り、会話をしておりましたが。


建物には「瑕疵担保責任」があり、「品確法」というものもありますが。

その要望する内容により、対応も様々に異なるものの。

一定の品質として守られる部分と、そうでない部分があるのです。



保守管理に関すること。

特に、飛ぶように売れない地方のマンションでは、

管理組合が立ち上がるまでに〇年という物件も珍しくなく。



その間の管理責任が誰にあるのか?という話。

それ、管理組合の設立総会が開かれた日ではなく、組合員が入居した日。

その日からアフターメンテナンス基準の起算日がありますよね?


誰に責任があるのか?

組合としては、他者に責任を振りたいところでしょうけれど・・。


全て他者にあるとは言えないという現実。

既に購入したときから、管理組合の構成員としての責任は始まっていますというお話。



逆に言えば・・。

多くの住民が住んでいて、販売途中のマンションでは、

早く管理組合を立ち上げた方がいいと言えるのです。


でも・・実際、購入した段階から「管理組合を立ち上げましょう」と

言われる方はいないでしょうね。

そこから、地獄の日々が始まりそうな予感がします。


本当に、1つの資産を多くの方と「共有する」その考え方自体が間違っていると

つくづく思うこの頃です。



♪クリスマスが終わりましたね。いかがでしたか?

今年はあまり、ジングルベルの曲を聞かなかった気がしました。



最近の20代は、恋人がいない率50%といいますから、

カップルでのイベントが下火だそうで。

だから「ハローウィン・イベント」が盛り上がるらしいですよ。これも時代ですね。


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管理規約とマンション管理士

2015年12月26日 | マンション管理
分譲マンションにとって『管理規約』はとても大切なものです。

え?管理規約ってなに?と聞かれたら・・


『マンションの憲法』と言いますが。

たくさんのマンションがあっても、それぞれの建物によって全て管理規約が異なります。

これって、わかり易く説明すると、各国に法律がありますよね?

それぞれ国によって、法律が異なるでしょ。

あれと同じなのですよ。と説明します。



マンションの法律として・・区分所有法(正式には建物の区分所有等に関する法律」)

昭和37年に制定された法律もあります。



マンション管理士は?と言えば・・・マンション管理適正化法の施行に伴って

平成13年に施行された国家資格です。



私が資格を取得してから、かれこれ10年。

マンション管理士として、業を初めて早5年。

月日が経つのは早いものです。


当初、マンション管理士を始めた時。

3年も経てば、マンション管理士がブレイクする時代が来ると思っておりましたが。

今だに、来ません。


ただ、その間。ラジオにも出演させて頂き、雑誌にもコラムを投稿させて頂き。

セミナーもさせて頂き、いろいろと経験値は増大していますが。


一番に思うことは・・・

試験と実務はかなり違うと言う事です。


冒頭で、規約は大切だと言いましたが。

全く、トラブルがなく。住んでいる方に常識。モラルがあれば・・・

規約は登場することもなく、あってもむなくてもいい存在だともいえます。


ただ、ひとたび。問題が発生したら。

管理規約にどう書いてあるのか?という事になり。

訴訟を起こそうと思ったら。きちんとした管理規約がなければ

弁護士から相手にもされないという状態にもなります。


確かに、管理規約は大切であるけれど・・・

実際の生活では、「そうは言っても」というケースは多いもの。

「お互い様」『モラル』「あいさつ」ここがきちんとできていれば、

規約・規約とぎちぎちで固める必要もなく。


ファジーで、緩やかに。解決する。こういう方法も暮らし易いという面もあるものです。

マンション管理士として、仕事を始めた時は確かに「規約」「規約」と思っておりましたが。

経験値が増すにつれ。

いろいろなケースを拝見していると。

規約にはない。暗黙のルール。自治。暮らしやすさ。

規約より大切なものは、たくさんあると思えるこの頃です。


会話ができる環境。ここが大切です。

同じ屋根の下に暮らす住人同士で揉めるのではなく。

お互いに歩みよりませんか?と思うこのごろです。



話は変わり・・株のお話。やはり、資金を増やすには・・・と

今年は、宝くじを買ってみましたが。結果はいかに?


今後は、老後の資金を潤沢に貯めるか?課題はここです。


COCO壱番屋のカレー屋さん。いつも人が多いですよね~。

結構、単価高いのによく皆さん行くな~と思う私。

まったりのカレーが好きな私にとっては、さらさらルーが少し物足りない感。


で・・・株価のお話。

株の公開買い付けで、株価が↑↑↑ってました。



やはり株をされる方はするどい。さっと、売り抜けていれば良かったと思う心。

株は、瞬間の決断が大切です。

「株主優待」だけが楽しみで株をもっている私。もう少し銘柄を増やそうと思うこの頃。





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