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合意形成の難しさ

2015年07月30日 | マンション管理
マンションの仕事なおいて・・・

  独特なものと言えば。「合意形成」


1つの建物を複数の方と共有する。

様々な価値観の違い。様々な経済的な面の違い。生活習慣の違い。

そして、関心度合の違いなどなど。

あげていけば・・いくつも問題点が挙げられる。

合意形成の難しさ。



かと言って。

100%正しいことを言っている方が100%報われる訳でもなく。

100%労働対価を提供している方が100%報われる訳でもなく。


かえって・・無関心族。どこの派閥にも属さない方の方が

暮らしやすかったりするのも皮肉なもの。


熱心な理事長あるいは暴走理事長にいつも助言するのは・・・

「お気持ちはよくわかります。」と。

でも、今までずっと誤った価値観・ルールで過ごしてきた管理組合の悪習を

ぱっと、瞬間に切り替えるのは・・ちょっと待ってと。


管理組合運営というのは、本当にじれったいくらい。

徐々に、氷河の氷を溶かすように、

少しずつ、すこしずつ・・時間をかけながら。

方法を変えながら、もつれた糸をほどくように。

変えていかなければいけませんよと。


民主主義と言われる、賛成と反対。

これって、ある意味。不合理とも言える。

関心族も無関心族も、労力提供した人もしてない人も、

お金がある人もない人も、居住年数が長い人も短い人も平等なのです。


「賛成」と「反対」この数で物事が決定してゆく。

合意形成・・・とは言うけれど。奥はとっても深いのです。
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