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共用部分の保険

2015年02月27日 | マンション管理
管理組合が加入するマンション保険。

管理組合では全く付保していませんという管理組合に遭遇したこともありますが・・・

一般的には、管理組合がその建物(共用部分)に対して保険を付保しています。


そして、専有部分の保険は?と言えば・・

その住戸を所有する方が火災保険や家財保険に付保すると。

そして、さらにその住戸が賃貸だった場合には・・

賃借人の方が借家人賠償保険に加入するというのが一般的な加入例です。


日本の住宅の場合は、出火責任法があるから火災保険に付保してなくてよい?と

思ってらっしゃる方、おられますか?

もし万が一、自分が出火元になった場合・・・

全く自分に過失がない場合には「出火責任法」によって類焼された方への賠償は免れますが・・・。

賃借人の方が同じように自分が火元になった場合・・・

その家主ささんに対して賠償責任をおわなければならないという仕組みになっています。


でももし、火元になった時、自分に過失があった場合には、賠償責任は発生するのです。

保険というのは、万が一、火災が発生した場合・・

全てを失う結果になることもありますから、それを保険によって再建しやすくするため

救済するというのが保険に加入する意味でもあるのです。

だから。最近の保険では「再調達価格」と言って、今ある家と同じような建物が

再建できるようになっているともいえます。


で…本題はマンション保険。

最近では軒並み損害保険会社が事故率の高い建物保険について、

築年数による保険料の差を設けてきました。

そして、築20年経過した物件の引き受けお断り。

もしくは、条件付。もしくは高い料率・保険料にてなら引き受けましょうという事になっています。


前回、築20年のプレゼンは致しましたが・・・次は、30年です。

築30年の管理組合。でもそうは言っても・・・いい保険内容に加入してさしあげたいと。

再調達価格と評価額。水漏れ調査費用特約。個人賠償。施設賠償と・・・比較。


前回、施設賠償 免責5万円と水漏れ調査費用特約 年100万円 OR 年300万円 ?で

比較検討しましたが、やはりそれぞれの管理組合によって必要な内容は異なります。


しっかり検討。しっかり付保して。しっかり賢く請求を行う。

これに限ります。


今回は、意外や意外。

築30年経過のマンションでは、あいおい損害保険が◎だったのです。


なぜって?

      知りたい?


あいおい損害保険では、まだ・・・築年により引き受け拒否をしていなかったからなのです。

       へえ~だよね。


ちなみに・・

東京海上日動・三井住友・セコム保険は・・築20年の制限。

損保ジャパンは・・築25年の制限となっております。

特に、新規加入は要注意ですぞ・・・。



築年が多く経過したマンションでは、今回。そして、次回加入は大丈夫?と

そこまで考えて付保すべきと思うところです。



もっと詳しく知りたい方は・・・

  こっそり耳打ちしますので。甘いもの持参でお願いします。
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