西都モノクローム

西都大好きな市議会議員が、徒然なるままに街のこと、写真のこと、空手のこと語ります。

政治活動、県宅連理事会、今日の稽古、アーカイブ一般質問

2018-03-28 21:48:07 | 日記

政治家活動を知ってもらう動きを毎日やっています

まだ来ていないというお叱りの声もあるでしょうが、もうすこし待ってください

必ずお伺いいたします

事務所開設したのですが、外にいることが多いのでご迷惑おかけします

お電話いただけると幸いです

さてそんな忙しい中ですが。宮崎県宅地建物取引業の次の理事が選ばれました

一部地域は選挙によってです

そのことも踏まえ今年度のほぼ最終となる理事会を行いました

総会に向けての決算、予算をそれぞれ審議しました

また次年度会長についても報告がなされました

夕方は稽古ですが、まわるところがあって、最初だけ稽古をし

あとは黒田先生にお願いしました

黒田先生ありがとうございます

さて中学3年生にとってほとんど最後の稽古です

この子たちと稽古ができなくなると思うと、寂しいですね

さて今日のアーカイブは平成24年の一般質問です

今回は市長の政治姿勢それと次期市長選への決意、教育問題では新聞を使った教育であるNIEについて、青少年研修施設のまがたま館について、最後は救急医療で「二次医療圏見直し問題」について

以上のないようで質問を組み立てました

今日は檀上でのやり取りです

お楽しみください

◆2番(橋口登志郎君) (登壇)おはようございます。政友会の橋口登志郎です。今期定例会一般質問のトップバッターを務めさせていただきます。
 思い起こせば、2年前の平成22年の改選後初の一般質問の際もトップバッターをさせていただきました。今期定例会は井上司新議長、荒川敏満新副議長のもと、任期満了に伴う常任委員会における新しい構成メンバーでの最初の議会となります。何やら不思議な縁を感じるところです。
 それでは、通告書に基づき質問させていただきます。市当局の誠意ある答弁をよろしくお願いいたします。
 それでは、1番目は市長の政治姿勢についてです。
 市長は平成17年2月に第13代目の西都市長に就任されました。市長として7年と半ば市政のかじ取りをされてきました。思い起こせば7年前、西都市に14号台風が襲い甚大な被害をもたらしたとき、私は建設業で災害対策を行っていました。台風上陸時は被害箇所の援助です。堤防が幾つか決壊し、また何カ所かさらに決壊のおそれがあるというところを守る活動でした。建設業青年部は徹夜で大型土のうをつくり敷設してさらなる決壊を防ぎましたし、重機をフル活動して被害の拡大を防ぎ、堆積した土砂等の除去を行いました。また建築業としてはトラックを出し、水害に遭った家財などの除去を行いました。そういった活動の中で、私は市長の姿をよく見ました。市長はみずから現場に赴き、市の職員の先頭に立って素早い対策に努めていました。同じ台風での災害後の対策は、行政と民間の協力のもと、西都市はほかの市町村に比べ早かった記憶があります。
 2期目にはあの忌まわしい口蹄疫の災害に見舞われました。畜産関係の専門家である市長はこのときもみずから動き、先頭に立って対策に当たりました。皆さんが御存知のように、口蹄疫に対する国や県の対応は十分とはいえませんでした。市民を、そして畜産業者を代表する首長として、また畜産の専門家として、国と県に対ししっかりした見解と行動を示しました。また口蹄疫対策を本にし、もう二度とこのような災害が起こらぬように、また、もしものときはどうすれば被害が最小限で済むのかを後世に残しました。危機に際して強いというのがリーダーの資質ならば、この2つの事例を見ても私は資質を感じます。
 通常行政業務においても前回の一般質問において、黒木吉彦議員、北岡四郎議員が言われました。要約しますと、行財政改革の一環として保育所民営化、職員数削減を行ったり、スポーツランド構想を推進し、プロ野球チーム、プロサッカーチーム、大学、実業団チームのキャンプを誘致したり、また一般財源の支出を抑え借金を51億円減少させながら、今年度は新築住宅助成金など積極的な景気浮揚策も行いました。めり張りのある市運営をなされていると思います。
 さて、6月2日の宮崎日日新聞に来年2月4日に任期満了を迎える次期西都市長選への意向が書かれていましたが、この議会の場で市長みずから次期西都市長選への決意を述べていただきたく思います。
 2点目は、教育行政についてです。私は何度かこの場で申しておりますが、教育は地域のかなめであるし、最も重要視しなければならないものだと考えております。
 さて、教育行政の1番目は、新学習指導要領についてです。
 昨年小学校、今年度は中学校が対象となっていると思いますが、この新指導要領は西都市の教育にどう反映しているか、またどのように考えておられるかお伺いいたします。
 教育行政2番目は、NIEについてです。
 NIEはニュースペーパー・イン・エデュケーションの略で、日本語でいいますと「教育に新聞を」というものです。私たち議員もこのNIEに関しては注目をし続けました。前議員の井上照也さんが平成11年12月議会、平成21年6月議会、平成22年3月議会で取り上げていますし、実は、今年度文教厚生常任委員会の行政調査でもこのNIEについて詳しく調査しようと計画しているところであります。今まで西都市では都於郡小学校、妻南小学校、三納中学校が指定校となり取り組まれました。ここでお伺いいたします。取り組まれた結果、実績はどのようなものだったかお伺いいたします。
 質問3点目は、まがたま館活用についてです。
 同じ会派の荒川敏満議員が平成22年度第4回定期議会で質問され、それにより内部規約の一部が改正をなされ、使いやすくなった経緯があります。私はこのまがたま館を妻中のPTA、また私が代表をしている空手道場の合宿で使った経験があります。確かに古いのは事実ですが、それを補うだけでなく、それ以上の魅力を感じています。それはまがたま館の立地です。311基の古墳を有する日本一の古墳群西都原の南の玄関口にあり、西都原一帯の史跡がまるで庭のようなものです。合宿のとき、子どもたちと一緒に早朝の散歩をしましたが、西都原の早朝の美しさは格別のものでした。きっと子どもたちの記憶にしっかりと刻まれたものと思っております。
 そして、ほぼ隣接して野球場、陸上競技場、屋内練習場、トレーニング施設、クラブハウスがあるスポーツ施設、そして清水サッカー場とを結ぶ清水台線ができればさらに魅力を増すものと考えております。そのように、親にとって割安で宿泊ができ、子どもたちの合宿、研修に使えるまがたま館は、私にとってとても魅力に感じています。ですが、先回の事業仕分けで仕分け委員の皆さんから不要という結果が出されました。一施設としての費用対効果が問われたに違いないと私は思うのですが、教育長にこのまがたま館の活用について伺いたいと思います。
 最後は、救急医療についてです。
 官民共同として西都児湯医療センターがスタートして1年がたちます。災害指定病院として、また一刻を争う心臓、脳の疾患に対応する病院として成長されている様子がうかがえています。また通院患者、入院患者も増加し、新病院の計画も市民のコンセンサスを得ながら行っているようでうれしく思っています。
 ところが、5月25日の宮崎日日新聞に「2次医療圏見直し検討」という記事が出ました。これは1市5町1村を担っている2次医療圏は不要という、西都の住民にとってはとても重要な問題を突きつけられかねない内容でした。このことについて市長に意見を伺い、壇上の質問を終了いたします。ありがとうございました。(降壇

◎市長(橋田和実君) (登壇)橋口登志郎議員の御質問にお答えします。
 まず、市長の政治姿勢ということで、来年の市長選挙への出馬意向についての御質問であります。
 私は市長として2期7年、市民の皆様とともに足腰の強い自立した地方自治の仕組みをつくるために、徹底した行財政改革と意識改革に取り組んでまいりました。また、本市が有するすばらしい気候風土や地理的条件、農業条件、そして豊富な歴史的遺産を活かして積極的な事業展開を行い、本市の再生に邁進してまいりました。
 橋口議員の御質問の中でもありがたい評価をいただきましたが、この間平成17年の台風14号災害、平成22年の口蹄疫災害、さらには救急病院問題など、その時々の直面した課題で大きな対応を迫られましたが、議会はもとより市民の皆様の御協力と御支援をいただき、私の信念でもあります「為せば成る」の精神で大きな障壁を乗り越えてまいりました。そして、今着実に復興・再生が進みつつあります。これからも市民協働の精神をさらに高めつつ、本市の持つ資源、宝と人間力を最大限に引き出し、総市民力で「西都創生」に向かって努力していかなければならないと思っております。
 いにしえより受け継がれてきたふるさと西都を守り育てながら、ツケを残すことなく子孫へと引き継いでいくために、そして「市民が主役」の市政実現と「元気な日本のふるさと西都」づくりを目指しながら、本市の「復興・再生」から「創生」へ向けさらなる飛躍を確実なものとするために、私は3期目の市長選出馬を決意した次第であります。国の情勢を含め本市を取り巻く状況は厳しいものがありますが、西都市に住みたい、そして西都市に住んでよかったと思える市民の幸せ度を高める施策を展開し、個性と魅力あふれる西都市をつくるために、私は積極果敢に、常に初心で挑戦してまいりたいと考えております。
 次に、救急医療についてお答えします。
 宮日新聞に掲載されました2次医療圏見直しについてでありますが、平成25年度からの5カ年を計画期間とする県の医療計画策定に向けた方針等が、先般開催された県の医療審議会の中で示されました。その中で、2次医療圏の人口規模や圏域への患者の流入及び圏域からの患者の流出実態等を踏まえ、医療圏の見直しを検討する旨の国の方針を受けた内容が説明されております。具体的には、2次医療圏域の人口規模が概ね20万人未満であり、かつ圏域への推計流入入院患者割合が20%未満、圏域外への推計流出入院患者割合が20%以上となっている既存の2次医療圏については、入院に係る医療を提供する一体の区域として成り立っていないと考えられるとのことから、設定の見直し検討の必要性が示されました。これら国等の方針から、流出量が40%と見込まれる西都児湯医療圏は見直し検討の対象となることが考えられます。しかしながら、医療圏の統合により住民への医療提供が十分に行われなくなるなど、医療圏によっては地理的条件や医療資源の現状に格差があることなどを踏まえ、流出割合等の基準に該当しても医療圏の設定変更を行わないことも可能とされています。
 今後、県においては各市町村や医師会の意見を踏まえて慎重に検討し、計画が策定される予定でありますが、広域の面積を有する西都児湯医療圏が統合されるとなった場合、地域住民の利便性等が低下するとともに医療の過疎化を招くことは明らかでありますので、関係市町村とも連携しながら西都児湯2次医療圏の存続に向けて強く要望等を行ってまいりたいと考えます。
 以上でございます。(降壇)

◎教育長(綾寛光君) (登壇)橋口登志郎議員の御質問にお答えいたします。
 初めに、新学習指導要領が西都市の学校教育にどのように反映されているか、またそれらの取り組みをどのようにとらえているかということについてでございます。
 今回の学習指導要領の改訂は、教育基本法の改正等で明確になった教育理念を踏まえて、すべての子どもたちに身につけさせるべき知・徳・体のバランスのとれた力、いわゆる「生きる力」をより一層はぐくむことを目指して行われたものであります。
 教育内容の見直しとして、学習内容の確実な習得や活用する学習を行うための教科等の授業時数の増加、言語や理数の力をはぐくむこと、外国語教育や伝統や文化に関する教育の充実などであります。また、人を思いやる心をはぐくみ、健やかな体を育てる教育内容も示されております。現在、本市では今回の改訂の趣旨を踏まえながら、郷土に対する誇りと国際感覚にあふれ、新たな時代を切り開いていく気概を持った子どもの育成を目指し、本市ならではの特色ある教育に取り組んでおります。その主な取り組みと成果、課題について御紹介をいたします。
 1つ目が、国の教育課程特例校制度を活用し、平成21年より取り組んでおります小学校1年生からの英語教育です。小学校の授業では学級担任と中学校の英語教員、ALT等が連携し、チームティーチングによる活気あふれる英語学習が展開されております。ただ、これらの取り組みが必ずしも中学校における英語科の学力につながっていないという課題もありますので、今後は小学校段階からアルファベットを読む、書く活動を授業に取り入れることなどして、これまで以上に小・中学校間の英語教育の円滑な接続を図りたいと思います。昨年度より宮崎国際大学と連携した「小学生英語村体験研修」を実施し、小学校6年生に体験型学習を通して、英語でコミュニケーションを交わすことの楽しさを実感させる取り組みにも力を入れているところでございます。
 2つ目が、生活科や総合的な学習の時間で取り組んでおります地域学「さいと学」でございます。「さいと学」は、本市の恵まれた自然や風土、歴史、伝統文化、産業等の豊かな資源を学習教材として積極的に取り入れることで、私たちの郷土西都市のよさに気づかせ、西都市を愛する心を育てることをねらいとしております。平成23年度に市の教育研究センターが実施しましたアンケート結果によりますと、「さいと学」導入後、「西都市のよさを説明できる」と答えた児童・生徒が20%以上増え、さらに90%以上の児童・生徒が「西都市のことを好きになった」、「ふるさとを大切にしたい」と答えていることから、大きな教育効果が得られていると考えております。
 学力向上に向けては、各学校において諸学力調査結果の分析を生かした指導方法の工夫改善を図るとともに、習熟度別指導や少人数指導、異校種間の教員の乗り入れ授業、朝の時間や放課後を活用した補充学習等、実態に応じた取り組みがなされております。また、子どもたちの学力向上には教師個々の指導力の向上が重要であることを考え、昨年度より市内すべての教員を対象とした授業力向上研修を実施しております。教育委員会としましては、新学習指導要領の趣旨が生かされた西都市ならではの特色ある教育活動が一層充実するよう、学校訪問や研修等を通して各学校の取り組みを支援していく所存でございます。
 次に、本市の学校のNIEへの取り組みと実績についてお答えいたします。
 本市の学校においては、この10年間では妻南小学校、都於郡小学校、三納中学校の3校が実践指定校としてNIEに取り組んでおります。本日は、昨年度まで実践指定校でありました三納中学校の取り組みと成果についてお答えいたします。
 三納中学校におけるNIEの取り組みとして、コラムや記事を要約したり、感想を書いたりする週末課題、生徒作品の新聞への投稿、新聞記事から自分の考えを深めさせる授業づくりの3つが挙げられます。
 1つ目の週末課題は、文章を読み取る力や考えを整理する力、読み取った内容を他者に伝える力の育成をねらい、NIEの指定を受ける前から取り組んでいる活動です。「記事の要約は難しいが継続することでなれてくる」といった声が聞かれるなど、生徒自身も週末課題の地道な取り組みを通して文章を読み取る力や考えを整理する力、読み取った内容を他者に伝える力の伸びを実感しているようです。
 2つ目の生徒作品の新聞への投稿は、自分の書いた文章や短歌等が新聞に掲載されることで、NIEでの学びが実を結んだことへの自信や満足感につながり、さらなる表現意欲や新聞記事への関心につながっています。あわせて家族や地域住民も三納中生徒の作品が紙面を飾るのを楽しみにしているという、うれしい便りを聞いております。
 最後に、新聞記事から自分の考えを深めさせる授業づくりについての取り組みです。先ほどの週末課題が個人思考であるのに対し、授業はグループや全体でそれぞれの考えを比較したり討論したりする、いわゆる練り合いの場といえます。持ち寄った考えを集団で練り合うことで自分の考えをより確かなものにしたり、考えに広がりを持たせたりすることがねらいです。指導に当たった教師は、「身近な問題をテーマに取り上げることで、文章を書くことや考えを発表することに苦手意識を持っている生徒も熱心に学習に取り組んでいる」と確かな手ごたえを感じているようです。事実、諸学力検査等の結果を見ましても、三納中学校は安定した学力を維持しております。
 このように新聞を教材として活用することは、新しい知識を身につけさせたり社会への関心を高めさせたりすることにとどまらず、今後ますます学校教育に求められる、習得した知識を活用する力や態度の育成にもつながるものであります。NIEの取り組みと学力との関係を一概に語ることはできないと思いますが、少なくともNIEの取り組みが生徒たちの授業への関心を高め、わかる授業、できる授業へと質的向上が図られていることはすばらしいことであると考えております。教育委員会としましても実践指定校における取り組みや成果を学校訪問等で話題にし、他校においてもそれぞれの学校の実態に沿った形で取り入れられるよう働きかけていきたいと考えております。
 次に、まがたま館の活用についてでございます。
 さきの事業仕分けについては、利用状況や今後のランニングコスト面、代替施設としての民間受け入れも可能であることなどを考えた場合、早期に廃止すべき、不要と判定されました。利用団体としては、そのほとんどが学校のスポーツ部活動等の合宿や競技会参加のための宿泊であります。研修の場としてのニーズが薄れてきている現状であり、施設の使用料は安価に設定はしてあるものの、施設の老朽化とトイレが男女共用などの不便さ等により、利用団体が増えない要因となっております。このまま事業を継続すれば今後大規模な修繕や建てかえが必要となり、多額の費用が伴います。現状の利用であれば費用対効果を考慮すると廃止はやむを得ないと考えているところでありますが、さらに幅広く利活用することについて今後検討してまいりたいと思います。
 以上でございます。(降壇)

コメント
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