西都モノクローム

西都大好きな市議会議員が、徒然なるままに街のこと、写真のこと、空手のこと語ります。

事務所開き、地域づくり文化部、アーカイブ一般質問救急医療

2018-03-22 22:51:33 | 日記

 そういえば昨日の稽古写真のっけていませんでした

膝の調子が悪いので指導ばっかりでした

さて今日後援会事務所開きをしました

休み明けの平日でしたけど、たくさんの方が応援に来てくれました

頑張っていきます、ありがとうございました

さて夕方は地域づくり協議会教育文化部の今年度最後の会議でした

その会議の前、西都の天才清野さんの才能の一片を見ることができました

木の実で作ったお雛様です 

清野さんは落ちている木の実を見ると、お雛様やいろんなものに見えるそうです

すごいですね

さて今日のアーカイブ一般質問は救急医療についてです

特に個人的に研修に行った「涌谷町にある涌谷町町民医療福祉センターのセンター長青沼孝徳先生」の話になるほどと思ったので、質問に取り入れました

また雑誌等で記事になったことも取り上げています

新病院建設の兆しが見えてきた質問でもあったと感じます

(橋口登志郎) 最後は、西都児湯医療センターについてです。御答弁ありがとうございました。
 その中で、幾つか質問していきたいと思っております。
 まず、最初の答弁の中に常勤医師をはじめ職員が一丸となった経営努力により、地域医療の拠点病院として、という言葉を言われました。この地域医療というのは具体的にどのようなものかお聞かせ願いたいと思います。

◎市長(橋田和実君) 私は、詳しくはないんですけれども、地域住民の安心・安全な生活を守るために医療機関、医師等が行政や地域住民との連携のもとによりよい社会環境を構築するための医療活動であるとそのように認識しています。
 そこで、疾病の治療だけではなくて健診や保健指導事業、健康教育や相談など疾病予防の観点も重視されておると、またその後の治療後のリハビリテーション、在宅ケアの分野までも含みまして包括的に取り組んでいく医療活動と体制が今後求められてくるとそのように考えています。

◆2番(橋口登志郎君) 実は先日地域医療に関して、千葉で、個人ですけれども、個人として研修を受けてきました。講師は宮城県の、多分これ涌谷町だと思います、間違っていたらごめんなさい。涌谷町にある涌谷町町民医療福祉センターのセンター長青沼孝徳先生です。先生、自治医大の1期生で、時の町長に請われて町に来たそうです。青沼先生の話の中で、今市長がおっしゃいました包括という言葉が出たんですけれども、地域包括医療の話が出ました。
 これはこういうものです。病気にならない仕組みが必要、これは予防医学のことです。不幸にも病気になってしまっても、医学、医療技術の進歩が救命率のをアップをもたらしました。しかし、そのために、簡単に言えば、命が助かってしまって、ありがたいことなんですけども、命が助かったために障がいが残った状態での療養生活者が増大したこともまた事実です。つまり、救命後のケアの必要性が増大したわけです。その対策として、医療機関だけではなく、先も市長が言いましたけれど、保健、福祉、介護と連携を図りました。健康つくりから治療、リハビリ、福祉に介護サービスなどを包括して行い、住民が住んでよかった、ほかの町の人が涌谷町に住んでみたいなというまちづくりを涌谷町町民医療福祉センターを通して目指すというすばらしいものでした。
 今、市長の地域医療の具体的なものはどのようなものかという答弁と似ているなと思ったんですけれども、どうでしょうかね。

◎市長(橋田和実君) 涌谷町やったですかね。

◆2番(橋口登志郎君) はい

◎市長(橋田和実君) 涌谷町の、その町民医療福祉センター、私も何かで視察に行ったときに聞いたような気がしておりました。
 これは、おっしゃったように医療機能だけではなくて、保健そして福祉、介護、そういった面を含めた連携といいますか、を重視した形態となっておりまして、包括的に取り組む地域医療ではないかということで、介護とかその辺が入っておりますので、少し異なる点はあろうかと思いますが、割合似通った点ではないかなと思います。

◆2番(橋口登志郎君) いろいろな取り組みをしている病院がありますもんですから、ぜひ御参考にしていただきたいなと思っております。
 続きまして、答弁によりますと事業状態も大分好転しているようなんですけれども、収支の点ではどのような状況か、また将来どのような入院を含めて患者数を受け入れが可能な予定なのかお聞かせください。

◎健康管理課長(中武久充君) 収支の状況及び将来の患者数に関してでございますが、今年度の上半期の事業条件につきましては、壇上からお答えをしましたとおり、前年度の比較で患者数が増加傾向にございます。これは、常勤医師をはじめ職員の経営努力、それから体制のもとに順調に経営が行われているというふうに認識しております。
 現在医療センターにおきましては脳神経外科及び循環器内科を主としまして、夜間急病センターにおきます内科及び外科の患者の受け入れを行っておられます。特に脳神経外科では2名の常勤医師が中心となりまして、24時間の受け入れ体制が整備をされているというところです。
 なお、将来的には医師の増員も含め、新病院建設計画を踏まえました入院外来の受け入れ体制、規模、診療の科目等が検討されるものと考えております。

◆2番(橋口登志郎君) 脳神経外科では24時間の受け入れ体制が整備されていると言われましたけれども、具体的にはどういった受け入れ体制なんでしょうか。

◎健康管理課長(中武久充君) これは具体的には緊急の入院、手術が必要な重症の救急患者を対象としまして2次救急医療としての受け入れ体制でございまして、救急車に限らず、そのような状態にあればそういうふうな患者さんを受け入れるというふうな体制でございます。

◆2番(橋口登志郎君) 2次救急ということですね。循環器系はどうなっているんでしょうか。

◎健康管理課長(中武久充君) 循環器内科でございますが、現在循環器内科につきましては体制的にも24時間態勢で対応ができます。ただ、医師の常勤体制におきまして現在の医師数では受け入れができない場合がございます。また、急性の心疾患の患者に対しましては現在の医療機器では緊急の受け入れができない場合がございます。しかし、今後導入が予定されております機器の導入及び医師の確保が図られれば対応が可能というふうに聞いております。

◆2番(橋口登志郎君) 昨日の恒吉議員の質問にもありましたけれども、6日の県議会において県内の災害拠点病院で耐震性を備えているかどうかに質問があったそうです。西都児湯医療センターは診断こそしていないが耐震性はないというとの県の見解だそうです。それを踏まえて耐震化や新病院建築について次の質問にまいります。
 適地調査や住民意向調査などの作業項目と言われましたが、これはどのように進められておられるのか、またどのような内容なのか、それは今後の新病院の計画にどのように反映されるのかお聞かせください。

◎健康管理課長(中武久充君) 適地調査、それから意向調査の作業項目等でございますが、適地調査につきましては、まず患者等の利便性や医療需要等を踏まえまして、道路交通網、それから交通公共機関等の利用可能性の観点をはじめ都市計画法、農地法等などの法規制の観点を中心に候補エリアの選定が行われます。その後、候補エリア内におきますさらに詳細な法規制、それから周辺環境等の調査、分析、さらに用地取得時の困難性等や用地費の調査検討を行い、候補地としての適地としての順位づけが行われ、今年度末には報告書が作成をされる予定でございます。
 また、住民意向調査につきましては年内に調査票が配布をされまして、年明けの1月中の回収と聞いております。これの調査におきましては、医療センターの現状と新病院に求められます施設や機能等の整理を踏まえ、適地条件が整備をされますので、西都児湯医療圏において地域医療の拠点として利便性の高い新病院の建設に反映されるものと考えております。

◆2番(橋口登志郎君) 住民意向調査は広く、そして多くの住民の方の意見を集約するのが大切だと私は思っています。どのぐらいの数が今集まっているのか、またアンケートのとり方について市はサポートされる予定はあるのか、あわせてお聞かせください。

◎健康管理課長(中武久充君) アンケートのサンプル数でございますが、一応サンプル数につきましては可能な限り多くの数を考えておられます。西都市では最低でも1,000以上のサンプルということをお聞きしております。それから、このアンケートに対します市のサポートでございますが、このアンケートに関しましては本市をはじめ西都児湯地区の自治体の窓口等を利用しまして配布等を予定をされております。また、各種集会等の場におきましても協力をお願いされる予定でございます。
 そういうふうな状況でございますので、市としましても集会等開催の状況提供をはじめアンケートの周知に努めていきたいというふうに考えております。

◆2番(橋口登志郎君) 広く、偏らない内容の調査をお願いしたいと思います。
 先ほど答弁でありましたが、導入されるX線CT装置、血管造影装置の更新と言われました。それは今までの装置とどのように違うのか、またはどのようなメリットがあるのか、そしてどのように購入されるのかお聞かせください。

◎健康管理課長(中武久充君) まずX線のCT装置でございますが、今回導入をされますものは高画質、低ノイズ、低被爆線量、それから高速撮影の機能を持ち、収集スライス、これは64でございまして、現在の機器の16スライスと比較をしまして、より高機能で、それから詳細な撮影と観察が可能になるものでございます。
 また、血管造影撮影装置につきましても高画質、それから低被爆線量の機能的な特徴を持った機器でございまして、両方とも脳神経外科疾患と循環器疾患へ対応できるものとなっております。特に血管造影撮影装置につきましては急性心筋梗塞におきます冠状動脈内へのステント留置術が可能になるものでございます。なお、機器の導入に関しましては、メーカーによる指名競争入札を経まして年度末までには導入される予定でございます。

◆2番(橋口登志郎君) 急性心筋梗塞における冠状動脈内のステント留置術というのは、これカテーテル手術のことですよね。

◎健康管理課長(中武久充君) はい、そのとおりでございます。

◆2番(橋口登志郎君) そうすると、脳外科と同じく心臓系の救急も受け入れることができるようになると、この機器が入ったらと考えてもいいんでしょうか。

◎健康管理課長(中武久充君) 現在、脳神経外科におきましては、この開頭手術からカテーテルを通じまして開頭をせずに治療をする脳血管内の治療を行っております。
 また、循環器内科におきましては、カテーテルで不整脈の原因となります心筋を焼き、根治を目指す治療が行われております。なお、ステント留置術は今後導入される機器によりまして対応が可能であるというふうに聞いております。

◆2番(橋口登志郎君) より広く、より深い治療ができると考えたいと思います。
 続きまして、社会医療法人の認可取得に向けた会計監査法人導入のための予備調査とはどういうものですか。

◎健康管理課長(中武久充君) 医療センターは社会医療法人の認可取得に向け、公益性、それから透明性をより高めるとともに経営管理体制をより充実するために会計監査人による監査の導入を検討されております。医療法人におけます監事とこの監査法人の違いでございますが、業務の妥当性や財産状況を監査する監事に対しまして、監査法人は財務書類等に含まれる重要な虚偽表示の有無を確かめる監査を実施いたします。
 また、医療法人の内部統制の検討、それから財務会計に関する問題点に対する改善の提案を行う役割も担っております。
 この予備調査におきましては、医療センターの概要の把握、内部統制の整備状況等の評価等を行いまして、調査で整理をされました課題、それから適切な会計処理、内部管理体制の整備強化等に対する改善に向けました提案などの会計指導業務が実施をされる予定であります。

◆2番(橋口登志郎君) 社会医療法人のメリットは、私、何度もこの一般質問で言わさせていただいています。今、御答弁にあったとおりなんですが、公益性、透明性、経営管理体制が担保されるということです。早い段階の認可を私は望んでおります。
 官民共同という全国的にもまれな形態で高度医療と地域医療を担い、地域住民のニーズに応える中核病院に向かっていると答弁から感じられました。市長、くどいようですが、具体的にどのようなビジョンをお持ちかお伺いしたいと思います。

◎市長(橋田和実君) 今の西都児湯医療センターの理事としてそういった観点からも申し上げたいと思いますが、今高度で良質な医療を提供する医療環境の整備が求められておるとそのように思っています。この医療センターは初期救急医療のみではなくて、いろんなそういう重症救急患者を対象にした2次救急医療、そして脳卒中に係る急性期の治療を担う中核的な病院としてその役割を担っていると思っております。
 高齢者に発症率が顕著である脳疾患等、循環器疾患に対して、両疾患を考慮した検査、治療等によりまして、地域内で一貫した医療の提供を目指していると思っております、目指しております。
 将来的には現在の中核病院としての医療体制等の充実強化とともに、医療、保健等分野など包括的に取り組んでいく地域医療体制の構築が必要になってくると思いますので、そういった方向に進んでいくと考えております。

◆2番(橋口登志郎君) 安心・安全を市民に与える医療の充実というのは、住みよい西都、住んでみたい西都という地域づくりに欠かせないものだと私は思っています。何度も言いましたが、数年前救急病院からお医者さんが引き揚げられ、市長をはじめ当時の病院関係の皆さんが医師集めに奔走され、病院自体の存続の危機に遭遇していたことを思うと、緊急を要する二大疾患に対する備えがあり、また今回の答弁にあったような西都市を含め1市5町1村の安心・安全をかなえてくれる今の状況は市民の立場から応援してきた者としては心から喜ばしく今思っております。
 さて、12月10日に発売された週刊朝日増刊号に名医の最新治療という特集がありました。そこのクローズアップ実力医療機関というコーナーに西都児湯医療センターのことが2ページにわたって掲載されていました。その記事によりますと、カテーテルアブレーションと脳神経外科を1つの病院で行えるのは全国でも珍しいと書かれてありました。このように、地元の病院が全国紙で取り上げられるというのは市民としてはとってもうれしいものです。ぜひ、これからも官民共同で西都児湯地区の地域医療を担い、中核病院であり、そして災害拠点病院をつくり上げていただくことを願って私の質問をすべて終わりたいと思います。ありがとうございました。

コメント
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