西都モノクローム

西都大好きな市議会議員が、徒然なるままに街のこと、写真のこと、空手のこと語ります。

表敬訪問激励・アーカイブ一般質問

2018-03-19 21:17:04 | 日記

今月埼玉県で行われる空手の全国大会に出場する選手が市長と教育長を表敬訪問しました

大会名は「彩の国杯第12回全国中学生空手道選抜大会」です

高校野球でいえば「春の甲子園」といえるものです

出場資格は各学年県上位3名のみという厳しいものです

西都市から出場する選手を紹介します

組手の部

菊池一世 妻中2年 (南空会)

三輪和生 都於郡中2年 (征柔館)

関谷音々 妻中2年 (南空会)

大窪稼依斗 妻中1年 (征柔館)

濵砂野乃花 妻中1年 (南空会)

形の部

関谷音々 妻中2年 (南空会)

長友一護 妻中2年(南空会)

市長を囲んで

一護君は体調が悪く欠席しました、試合では頑張ると思います

教育長からお言葉をいただいて

市長教育長から大いなる激励をいただきました、みんな頑張ってくれることと思います

さて今日のアーカイブは質問席のやり取りです

今日は自転車交通を取り上げています

私は高齢者の免許返納者の足に自転車は最適だと思っていますし、3月議会の一般質問で提言しました

特に3輪電気アシスト自転車は転倒の心配がなく、荷物も積め、速度も程よいものです

自転車が安心して通行できる自転車レーンの整備を願い続けています

それでは2011年(7年前)の質問です

◆2(橋口登志郎君) それでは、質問席から質問させていただきます。
 まず、自転車交通対策についてです。御答弁ありがとうございました。
 まず、最初に確認しておきたいと思います。確認しておかないと議論が並行線になると思ったものですから、ちょっと相互確認をしてみたいと思います。
 先ほど、「自転車の通行環境の整備」と「ルール違反に対する教育指導について警察をはじめあらゆる関係機関と協力体制を組み、総合的にそれらの対策を推進していきましょう。」とお答えなさいましたが、確かに交通対策の通達、これは良好な「自転車交通秩序の実現のための総合対策の推進について」というものなんですけれども、そこには「自転車利用者のルール、マナー違反に対する国民の批判の声は後を絶たないほか自転車の通勤環境整備も十分と言えない状況にある。」と書いてあります。ただ、その序文の後に、記が、記というか項目が書いてあるんですけれども、それをしっかり読み取ると、そこには先ほどの「警察をはじめあらゆる関係機関と協力体制を組み、総合的にそれらの対策を推進していきましょう。」という文章は、ルールの周知や自転車に係る交通安全教育だけに係る言葉ではなく自転車の通行環境の整備に係っているものです。
 つまり、私が何が言いたいかというと、この通達が出た基本的な要因は日本が行ってきた今までの道路行政は自動車に偏り過ぎてしまい、国民の身近な交通手段であり、また大震災でさらに注目を浴びている自転車という手段をないがしろにしてきたつけがいろいろな問題を起こしているということに気づいたということです。
 それで、自転車通行環境の確立というハードをまず図り、それと同時にソフトの部分であるルール、マナー教育を図ろうというものだと私は理解しています。その点についてはどうお考えでしょうか。

◎市長(橋田和実君) 今、橋口議員が言われるとおりだと私も思っております。
 自転車通行環境の確立につきましては各道路の歩行者、自転車、自動車の交通状況等を総合的に考えなければいかなければならないと考えておりますが、これまで確かに自動車通行あるいは歩行者の通行、そこに目が行きがちでありまして、いろんな環境整備もそこが中心になってきたのではないかなと思います。自転車通行に対してそういう環境整備についてはまことに不十分であったとそのように考えておりまして、今後はそれをしっかりとやっていく時期が来たとそのように思っております。

◆2番(橋口登志郎君) ありがとうございます。
 まず基本的な部分で相互理解ができたと感じております。同じく、壇上での御答弁の中に第9次交通安全計画が出ました。今議会の開会日にいただき読んでみました。この中の自転車に関係あるところですが、まず8ページの2の項に、自転車は自動車と衝突したら被害者、歩行者と衝突したら加害者となりますと書かれてあり、その理由として交通ルールに関する理解が不十分といい、交通安全教育の充実が必要と書いてあります。
 これは、ちょっと片手落ちではないかという気がいたします。
 表題の自転車の安全確保について何も書いていないし、教育というソフトのことだけで環境整備というハードのことがうたわれていません。このことについてしつこいようですけれども、どうお考えかお伺いいたします。

◎生活環境課長(小原功君) 環境整備というハードがうたわれていないのではないのですかという御質問についてですが、この項目は歩行者及び自転車の安全確保について書いてあります。先ほど言われましたが、自転車については自動車と衝突した場合には被害を受ける反面、歩行者と衝突した場合には加害者となるため、それぞれの対策を講じる必要があると書いてあります。
 このそれぞれの対策の中に環境整備というハードも含まれております。

◆2番(橋口登志郎君) 安心しました。それぞれの対策の中にハードが含まれているということですね。
 それでは、具体的にそのハードというのはどういったものなんでしょうか。

◎生活環境課長(小原功君) 具体的にはということですが、各道路、道路で、広さなど条件がさまざまですが、ここが自転車が通る部分ですよというラインを引くことが重要ですので、そういったラインが引けるかどうかの協議を警察や公安委員会あるいは道路管理者としてまいります。
 以上です。

◆2番(橋口登志郎君) ぜひ、よろしくお願いします。
 同じく、計画書の9ページの第2節(1)に自動車、自転車、歩行者という異種交通が分離された安全な道路交通環境形成と書いてありました。これはすばらしい文章だと思います。具体的にはどのような施策を考えなっておられるのかお伺いいたします。

◎生活環境課長(小原功君) 具体的にはどのような施策かということでありますが、幅の広い道路では車道や歩道に自転車が通るレーンの確保を行い、幅の狭い道路では速度制限や時間制限あるいは一方通行などその道路に合った道路環境、道路交通環境に取り組んでまいります。そういったことが具体的な内容になります。
 以上です。

◆2番(橋口登志郎君) よろしくお願いします。
 もう一度、先ほどの警察庁の通達に戻りますけれども、そこに推進すべき対策がうたわれています。1として、自転車通行環境の確立とあり、自転車と歩行者との分離が不可欠であると書かれてあります。
 私が、この西都市の状況に照らし合わせてこれを読み取っていきたいと考えております。
 まず、自転車専用区間の整備ですが、西都市には妻線跡地のサイクリングロードがあります。この管理者は県でしょうから、引き続き整備要請をお願いしたいと思っております。
 ここに書いてあるんですが、自転車の通行が特に多い片側2車線の車線を減らすとか自動車の一方通行の実施、またパーキングメーター等の撤去、これは西都市ではないものですから、これは都会の問題として西都市は当てはまらないと思っておりますが、通達にも車輛の通行量や駐車需要等勘案することと書いてあります。
 西都市において通行量を調べたり、駐車はどのようになっているか調べてから考えるということだと思いますが、西都市において強いて言うなら自転車通学時間帯、西都商、妻高校は、そして妻中は、ほかの中学もそうですけれども、自転車通学が多いです。そういう時間帯に何らかの規制をするぐらいではないかと思っております。
 そして2番目に、自転車と歩行者との分離ということなんですが、これは該当することが多くあると思います。その中に、3メートル未満の歩道における自歩可、これは自転車と歩行者が可能という意味ですけれども、の見直しですけれど、交通量が少なく歩道上に歩行者が極めて少ない本市としては、見直しの例外の部分もあるんではないかと私は考えております。
 ですが、今回原則車道で左側通行ということがうたわれました。そこはやはり自転車利用者の目で道路を見直す必要があのではないかと思っております。
 また、自転車横断帯の撤去もうたわれております。これは全国的に見ても、巻き込み事故とか起こる可能性のあるものです。こういったことを実施すべきかなと思っておりますが、これらについていかがお考えでしょうか。

◎生活環境課長(小原功君) 議員御指摘のとおりだと考えます。
 西都市では見直し、例外の部分が多くあると思われますが、今後公安委員会や警察等関係機関と一緒になって総合的に見直しを行ってまいります。
 以上です。

◆2番(橋口登志郎君) よろしくお願いします。
 先日、国土交通省の宮崎河川国道事務所の方と自転車交通について話す機会がありました。その中で、日常の中での自転車利用について推進的な話をしていただきました。実は、日本というのは日常での自転車利用面で言えば世界でも指折りの有数な国だそうです。宮崎市で19%、全国平均で12から13%利用しているそうです。その中で、なぜ自転車政策が今まで遅れたかというと、1つは都会の問題なんですが、放置自転車の問題です。役所の担当が総務系が受けてしまったもので、町の中の自転車交通手段、自転車を交通手段として見るのではなく、ただ放置自転車、これは遺棄物、遺棄物撲滅という形で動いてしまったということです。簡単に言うと、自転車なんかなくなれば放置自転車もなくなるという感覚で施策を組んでしまいました。
 それともう一つは、先ほども市長がお話しになりましたが、高度成長が続き急速なモータリゼーションが起こり、道路整備は自動車を便利に走らせることが目的となり、自転車が走る場所についてだれも考えなかったということが原因だと言っておられました。それが今回考え直されてこのような通達になったと私は思っております。
 自転車は日常利用、観光などの非日常利用されるものです。警察庁も地方公共団体、各関係機関、団体に積極的な働きを促しして支援しなさいと働きかけています。民間でも活動を盛んに行っています。互いに連携し、西都の地に合った自転車交通システムを探し、実現するチャンスだと思っています。
 ここで市民の活動を一部紹介したいと思います。
 今年3月に、自転車に関する著述活動で知られています「自転車ツーキニスト」という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、という言葉を日本に広めて、健康や環境問題、福祉、社会のあり方を意識した交通施策を政府やマスコミを通じて訴えているTBSのテレビプロデューサー、疋田智さんが西都市に呼ばれました。呼んでもらいました、民間でですね。講演をお願いするとともに、佐土原西都市間の自転車道を走ってもらったり、西都市の観光地を紹介し全国に自転車と西都市ということで発信してもらいました。
 また、来年1月には西都市のグリーンツーリズムの協力を得て、「じてパラin西都」、これは自転車パラダイスという意味だと思います。「じてパラin西都 ブリヂストンアンカー選手と走ろう会」を企画されているそうです。
 ブリヂストンアンカーというのは、何人もオリンピック代表選手を輩出したり、国内大会や国際大会に参戦している自転車の名門チームです。このような活動を民間が行っております。
 ぜひ、今回の警察庁の主題、本質をしっかりつかんでいただいて、これを西都市のチャンスとして変えていただきたいと思っております。
 最後に市長の考えをお伺いしたいと思います。

◎市長(橋田和実君) ただいま橋口議員から市民の活発な活動状況についてお話をいただきましたが、私は自転車はおっしゃるように通学、通勤のみだけではなくて、エコ面あるいは健康面、そして交流人口拡大、観光振興面ですね、など活用によっては大きな効果があるとそのように考えております。
 そこで、西都市の交通事情や環境に沿った自転車交通システムを確立していく必要があるとそのように考えておりまして、国や県もそういう取り組む考えがあろうかと思いますので、各種事業を活用して、あるいは工夫をしたりして自転車交通環境を前向きに整備していきたいと思っておりますが、国道や県道もありますので、その管理者に対しても要望していきたいとそのように考えています。

◆2番(橋口登志郎君) ありがとうございます。
 ぜひ、そのようによろしくお願いいたします。

コメント
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