今日は法政大学廣瀬教授の講義から始まりました。この部分は後ほど書くとして・・・。
研修は昼から始まりますが、遅刻はまずいので私はこれらの研修の際は前乗りします。今回も前日東京に来ました。
私の娘たちはそれぞれ大学を卒業し、二人とも首都圏にいます(地方で教育を受けて、首都圏で能力発揮する・・こんな子供たちが多いのではないでしょうか、地方は人材供給の場所です)。
昨年の夏、空手の全国大会時には三鷹に住んでいる長女のところを訪れたので、今回は茅ヶ崎に住む次女の所に行きました。仕事場が藤沢近くにあるので、JRで藤沢に行き昼食を一緒に食べました。
娘がどんなところに住んでいるか、肌で感じたかったのです。羽田から京急線で横浜に、そこでJRに乗り換え藤沢に行きました。
娘と会える時間は1時間弱です、一緒にお昼ご飯を食べて(有名なカレーうどんのお店です・・宮崎に帰ったら写真をUPします)、近況を話しました。娘は「お父さんごめんね、私は仕事だから行くね。写真好きなお父さんにはとっては、このあたりはとってもすてきなところだから、楽しんで」と一冊の真新しい文庫本を手渡されました。娘が自転車に乗って仕事場に行く姿を見送り、娘から手渡された文庫本を見ました。
鎌倉市の本です、娘からもらった文庫本を頼りに散策をしました。
藤沢から江ノ電に乗って、由比ヶ浜で降り鎌倉名物大仏さんをみて、由比ヶ浜から鎌倉に続く路を歩きました。もちろんズミクロン50mm付きのライカM6を片手にです。
洋館もみました、特に文学館はすてきでした。石畳の坂を登るとそれはあり、建物中からは太平洋が見え、文学を語るにはこれ以上ない立地でした。
三上延氏の「優しいことは、賢いことと同義である」なんてすばらしい言葉にも巡り会えました。
鎌倉の商店街、寺社仏閣を散策して、また江ノ電に乗り、JRで東京に戻りました、「彩音(次女)、父は鎌倉を満喫できたよ、ありがとう」
で、本日一日目です、アカデミーは千葉の幕張本郷にあります。JR総武線で東京から40分ぐらいでつきます。
最初に書いたように最初の講義は廣瀬先生の「地方議会議員の役割と使命」でした。この講義を一部始終書いてもいいのですが、たぶん私のブログファンの皆さんのうち112%は「え~っ、ざっくりとでいいから、全文だと眠ってしまうから」という声が聞こえたので・・特に印章に残った部分だけ書きます(箇条書きで)。
*昔の議員と今から望まれる議員の違い・・それは政策を作ることにおける意識の違い。つまり昔の議員・・・それは執行部がすること、我々はそれをチェックする。望まれる議員・・・自ら政策を作っていかねばならない。
*自治体というもののとらえ方 ①住民代表 ②国の行政機関の一部
*自治体が決めることに対する対立した考え ・地域の事情に合わせて決められるー(反語)ー地元のつごうで政策基準を緩められる ・住民の目が行き届くー(反語)ー国の方が目が行き届く ・住民の意思に基づいた決定がしやすいー(反語)ー自治体は信用できない、国でベストな意志決定をしてほしい これらを説得する理論武装が地方議員には必要(勉強せい!)
*補助金目当ての政策は、自治体破綻への道である。補助金は初動のためだけお金であって、ランニングコストつまり維持補修の経費をみてはいない・・これが夕張を始め財政破綻した自治体の要因
*昔は「指示したとおり実施する」のが自治体の役目だったが(有限責任)、今は当事者感覚・自己決定権を行政と議会が持つ。そこには無限責任が生じる可能性がある(昔のイギリスロンドン議会は、ある議案(とんでもない大失敗の)に賛成した議会に対して無限責任をつきつけた。
*議会は何をする場なのか・・・ある議案に対し、どのように議論されたか市民に知らせる場
*議員定数減・報酬減を突きつけていくことは、住民の手足を切っていることと同義である。何故ならば独裁的な首長が生じたとき対抗できるのは議会だけだから。
*どんな議会がいい議会という質問に対し、抽象的な答えはできても、具体的な姿は見えない現状・・・そこから生じる危険性、つまり選挙で選ばれた首長だから良いじゃん、議会は不必要じゃん・・・という考え。でもこれは歴史的知恵が十分答えています、それは首長は変わっていく性(独裁的に)の運命にある。(ヒットラーがその最たるもの)
*議会制民主主義が何故良いか、それは「議論を通じて、傾聴に値する結果を作り出すことができるから」
*議会は行政が提出した「立案・決定・執行・評価」に対して、市民にそれらの論点は何か、争点は何かを明示する責任がある
*多様な議会は議論を重ねることにより、複数の視点が絡み合い、より深く多角的な結論に導くことができる
*ただ文句だけを言う議員から、政策を提言し実行させる議員へ・・・そのためには責任と補佐が重要となり、それらの経験を踏まえ成熟した議員と議会事務局が生まれる
これらのことを
今日は学びました・・・明日もみっちりと研修です
それでは皆さん 「お休みなさい」