西都市では、現在、市長選まっただ中ということもあって政策論争があちこちで起こっています
私にも「補欠選挙で当選したのだから、考えていることを教えてほしい」という声が有ったので、このブログで述べたいと思います
少し長くなりますが、項目ごとに書いていきます、最後まで呼んでいただけると幸いです
*東九州自動車道関連 ・1994年青年会議所で宮崎ブロックのスーパー交通システム委員長をしていたときのことです。早期着工を求めて「九州は一つ」「早くつきたいあなたの町」などのキャッチフレーズで活動していました。ブロック大会で私はパネルディスカッション、分科会を企画しました。「建設省(今の国交省)」「道路公団」「市町村職員」「JCメンバー」が参加者です。そのときにいわれた言葉が今でも頭に残っています。たぶん言われたのは建設省の方だったと思いますが「橋口さん、早期着工、早期着工と皆さんはいうけれど、道路ができたことを考えて手を打っていかないと大変なことになるよ。高速道路は両刃の刃だから、高速道路を活かそうと思い努力した自治体には恩恵をもたらすけど、何もしなかったら地域の衰退を早めるだけだからね、地域の富や人を吸い出されるからストロー現象というんだ、この言葉を覚えていてね」こんな話をしてくれました
西都インターは設置場所に恵まれています、なぜなら大会議等行われるシーガイアにいく場合使用されるインターチェンジだからです。そして高速道路利用料金を減らすためのショートカットにも使えます(西都で降りて一般道で高原、小林に行く)
ならばそこに西都の情報発信や西都市内に人を呼び込むものが必要だと私は考えました
西都にはなかった「道の駅」を作るという考えを私は賛成したのです
経営はなるだけ行政に頼らない、市民主導のものです(一時、道の駅ができたらここを利用して新たな飲食を試そうという意欲のある人たちもいました)
商売として成立し、西都の情報発信になる施設、お金が地域で回る仕組み(西都市民の雇用、商品の販売、など)であり、ただ単に補助金を当てにするのじゃなく「お金を継続的に生み出すエンジン」としての役割が作れないかと考えました
私は賛成ですといったら、結構非難を浴びました、「選挙落ちるぞ」とも言われました(落ちましたけど)そのたびごとに私の考えを話してきました。
いまは凍結状態なのですが、やはり必要なものじゃなかったかなと今でも思います
凍結の間、冷静に損得を考えていただければと思っています
*救急医療 ・2007年西都西児湯医師会立西都救急病院の医師不足の危機を知り、7月から活動を始め「救急医療を考える会」を立ち上げ活動しました
医師不足の原因はh16年の医師臨床研修医制度が始まったことに端を発し、宮崎大学医学部から派遣されていた先生方の引き上げが有ったこと。また全国的に「コンビニ受診」など安易な医療利用により、医療体制が崩壊しそうになったことなどあります。
会では署名活動を中心に動きました、各地区での署名活動や一市五町一村すべての役所に赴き、区長会や、議員の皆さんの協力を受け、たった2ヶ月で全人口の半分56288人の署名を集め11/15に当時の知事東国原さんのところに、署名とともに嘆願書を届けました
もちろん会の活動が救急医療を救う功を奏したわけではないのですが、救急医療を守っていこうという市民環境ができたのは事実だと思っています
当時の勤務医の先生方ががんばってくれたのが最大の要因で、そして紆余曲折はあったにせよ、今現在5名の常勤医の元で救急医療を担ってくれています
私は各地で署名活動をして初めて知ったことはこの病院で命が助けられた方がとても多くいたことです。署名活動をやっていることを知ると、署名用紙を何枚か持って行き近所に人に書いてもらったりしていただいたことも多々ありました
そのときに思ったことは「1分1秒を争う救急疾患、脳神経、心臓疾患から救う病院は絶対失ってはならない」ということです
今、医療センターは軌道に乗り始めたところです、大事にしていかねばいけません
3つ事を思います、それはセンターの黒字化を図ること(2次医療中心)、新病院建設(二次医療圏の拠点病院で、災害拠点病院でもあります)により高度な医療と医師確保を図ること、それらが備わって初めて一次医療の充実に向かう・・これです
順番を間違えると、すべてを失うことになると思います。失ったものを取り戻すのは非常に困難です
市庁舎建て替え 熊本地震の事を思うと、今の庁舎じゃ有事の際の機能が果たせるかどうか、不安です。やはり建て替えという問題に直面することになると考えます
私は市民への行政サービスを中心に考え、課ごとの分散できるものは分散し、スモール庁舎を目指せないかと思っています
市中心部に市役所の分署がいろいろあるというのは、にぎわい創出にもつながるのじゃないかと考えています
ただ分散に不適な課も当然あるので、そこは慎重に考えるべきでしょうけど・・一カ所にでっかい市庁舎建物というのは古いんじゃないかなと・・思っています
教育 妻高校と西都商業が統合します、文武で魅力ある学校にしたいと考えています。少なくとも北高に負けないような高校を創り、他市町から生徒が来るような高校にです。それと私事ですが「空手道部」を復活してほしい、とてもよい武道場があるし、近隣の市町村(西都市・児湯郡)は空手の有望選手がひしめいています。きっとよい生徒が集まると思っています
中学は学力向上とともに、心の面の指導をはかりたいです、学校が荒れると(不思議なことに何年か周期でくることがありました)地域に暗い影を落とします。私は西都は宮崎のベッドタウンを目指す事が必要だといつも思っているのですが、その鍵は義務教育課程の学校の評判です。之は学校と地域と親が三者一致団結して初めてかなえるものだと思っています
貧困世帯への教育補助も必要だと思います、市民による土曜学級など挑戦していけばきっと成果が出ると思います。また学費の援助も検討する項目かと考えます
文化・スポーツ 文化のないところに町の発展はないといわれます、まさしくその通りだと思っています。ただ残念なことに、西都は美術館もないし、体育館も観覧席のない旧式のものです。宮崎国体をめどに施設の整備をはかっていけないか、競技の誘致ができないかを考えなければいけません。美術館はお金がかかるものです、でも心の豊かさを感じるためには必要な施設だと思います。官と民で力を合わせて運営できる形はないか探っていきたいです
そして生涯スポーツと地域スポーツ団も考えていかねばいけません、とくに現在市内の学校は単学級で団体スポーツなんかあまり組めない状況です、中学生がやりたい競技ができないのは不幸です、学校の枠を超えてスポーツ組織ができ、それが公式の競技に出場できる道を探っていきたいです
西都市のあるべき姿 農業振興をはかり後継者育成、新規就農者育成をはかることは人口減の歯止めになりますし、農産物は最大の商品です
災害に対応し、人口減に歯止めをかけ、地域に経済を循環させる役割を持つ建設関連業種は育てていかねばいけません、このままだといざというときの備えがなくなります。今が業者数の限度です、後継者を育てることのできる環境作りが急がれます
中心市街地再生は交通手段と一緒に考える必要があります、自転車レーンの整備により買い物の距離を短くして地元である程度すませるようにする仕組みが大切です。自転車レーンはなにより子供たちを交通事故から防ぐ事になるし、観光客の足ともなりうるものです
市街地の人口を増やす仕組みも考えなければいけません、土地代安価感や教育環境、医療環境の整備がそれを実現させることとなります
新田原基地とは良好な関係を創っていかねばなりませんが、今回の騒音地域縮減など官僚の思い上がりには断固とした態度を示す必要があると思っています
最後に東洋新聞に自民党の小泉進次郎氏の言葉があったので載せます
「日本全国すべての地方が、これからの時代生きていけるとは思っていない。生きようと行動する地方は生き続ける。そして、生きようと行動すれば必ず規制にぶつかる。何もしないところは規制にぶつかることすらない。われわれができることは、その規制を取っ払うこと。学校が廃校になっても、補助金で建てられたからといって、自由に使えないという規制がある。廃校を転用すれば、税収が上がる可能性があるのに、逆に税金で維持している。そんな建前だけの規制を取っ払うのが我々の仕事であると強く認識した」
待っていたんじゃだめです、考え行動していかねば!
次世代のため