定例会が年に4回、その間は何もない・・・と思っておられる方は・・・いないとは思いますが、氷河でいえば定例会はさしずめ海面から出た部分、氷河の多くは海面下に存在し、そこが議員活動として大切な部分があると思います。
という事で、6月議会がすみましたが、色々と忙しい日々を送っています。
前回のブログ以後でも、議会報の委員会最終校正を済ませ、農業委員会や建築業協会の皆さんとの意見交換を行いました。
勿論議員一人ひとり市民の声を聞いているでしょうが、このような形で正式に意見交換するのもとても大切です。
皆さんの意見を市政に反映していくように議員として活動するのは、議員のあるべき姿です。
議員直接の活動ではないですが、建築士として講習や、各種民間レベルの委員会等は民間の情報や現状を知る良い機会です。
いつもアンテナを張っていかねばばなりません、今回もそういったものに触れることができました。
日曜日は中体連空手競技があり、妻中の子供や南空会の子供たちは頑張った姿を見せました。
週末は西都市最大のお祭り「西都夏まつり」です。
日曜日中体連の試合が終了したらすぐ、夏祭り会場に行き南空会の子供たちが演武をしました。
(演武前の様子・・・みんな緊張はどこへやら、図太く育ってくれています)
祭りにみえた大観衆の前で立派に演武してくれました。
演武の後、子供たちはそれぞれお祭りを楽しんだようです
8月は全国大会や九州大会など大きな大会が控えています。
先週妻中の子供たちが全国大会に行く前の表敬訪問を行いましたが、今日は小学生の子供たちが伺いました。
市長の前でみんな緊張していたようです。
表敬訪問中に雨(スコール)が降りました。
市役所を出るとそこには
美しい虹がかかっていました
somewhere over the rainbow~の歌を思い出しました
虹のかなたに夢があります・・
それが終わったら、稽古です
今日は鹿野田体育館
あと2週間厳しく稽古していきましょう。
さて一般質問報告しばらく休んでいましたが、教育問題の最後を報告します。
子育て支援と教育編の中での学力と子育てに関してです。
6月議会報告の最後です
檀上質問)
最後です、1番目の学力向上と被ると思われるかもしれませんが、ここでは学力のボトムアップについて伺います。
私はPTA会長を含め子育て中はずっとpta 役員をやらせていただきました。勿論今は直接タッチしていないから違うかもしれませんが、あの頃つまり私が役員をしていた30年から20年ほど前と比べると、子供たちの素行が良くなったように思えます。
生活面での学校での取り組み、これは本来ならば家庭が担うものですが、足りないところを家庭と地域と学校で補完しあっていました。
学力と学生生活面の関係性は強いのではないかと考えています。
その生活面での乱れを直し、学力の底上げを図る教育について、教育長のお考えがあれば伺います。
以上で檀上からの質問とします、よろしくお願いいたします。
教育長答弁)
・学力と規則正しい生活習慣や生徒指導の充実は教育を推進するうえで不可欠な両輪であり、相互に深く関係していると考える
・学力が低下すると、問題行動が増えまるし、問題行動が増えると、学力は低下すると考える
・学校がすべきことは、教科学習等を通して学力向上を図る事、そのために必要な生徒指導を充実させることだと考えている
・議員指摘の通り、学力向上と生徒指導はどちらも、子どもの健全育成に大切なものなので、その両面から教育の充実をはかっているところである
質問)
・・・・学力です、生徒指導が困難だった状況の時は、学力向上への取り組みが難しくなります。それは私がPTAの時にもありました。学級崩壊により授業どころでなかったのです。ちょっと変な質問ですが、学力が低くなると生徒の問題行動が多くなるのか、生徒の問題行動が多いと学力が低迷するのか、教育長はどう考えられますか(再度確認)
教育長答弁)
・学力と規則正しい生活習慣や生徒指導の充実は教育を推進するうえで不可欠な両輪であり、相互に深く関係していると考える
・学力が低下すると、問題行動が増えまるし、問題行動が増えると、学力は低下すると考える
・学校がすべきことは教科学習等を通して学力向上を図る事、そのために必要な生徒指導を充実させることだと考えている
・議員指摘の通り、学力向上と生徒指導はどちらも、子どもの健全育成に大切なものなので、その両面から教育の充実をはかっているところである
質問)
学校が何でもやってくれる、という保護者の勝手な思いは教育長がいわれる「学校がすべきこと」つまり大切な学力向上をスポイルしてしまいます。家庭がすべきこと、地域でできることを明確に分け各々がそれを全うする努力をすることが大切だと私も思います。学力は学校教育においてもっとも大切なものであることは、教育長のおっしゃる通りだと思います。授業についていけなくなると、授業を受けるのが苦痛になります。そこから一部の子は問題行動を起こす面もあります。もちろん学力だけの問題ではないかもしれませんが、要因の一つです。
先ほどの答弁での補充学習がそのカギになるのではと期待します。
以前も要望させていただきましたが、官民連携での土曜塾みたいな取り組み、大分の豊後高田市で行い、素晴らしい成果を上げたと聞いています。その様な取り組みは出来ないのか伺います。
課長答弁)
・今年度、教育委員会に地域学校協働本部を設置している。
・今後、地域づくり協議会等の各団体や個人に広くサポーター人材バンク登録の協力を行うなど、地域と学校が連携して子供たちの成長を支える地域学校協働活動を推進する体制づくりを進め、学びに関する要望に対応できるように地域の人材を発掘していきたいと考える。
・また民業圧迫とならないよう市内の学習塾等との話し合いを進めていきたいと考える
質問)
今年度設置したという「地域学校共働本部」について少し伺います。この本部の設立の趣旨とメンバーを伺います
課長答弁)
・「地域学校協働本部」の設立趣旨は「学校を核とした地域づくり」を目指し、より多くの地域の方々が子供たちの成長を支える活動に参画するための基盤や環境を整備することにより、地域学校協働活動を円滑かつ効果的に実施することである
・協働本部のメンバーについては、本部長に社会教育課長、副本部長に教育政策課長、本部員として地域と学校との橋渡しや活動の調整等といったコーデイネート役を担う地域学校協働活動推進員1名を配置している
・他に地域団体等の関係者、地域連携担当職員、その他教育委員会が必要と認めるものとなっている
質問)
まだ始まったばかりですが、現在活動しているところはあるのでしょうか?
課長答弁)
・協働本部としての地域学校協働活動の基盤作り、環境整備はまだ始まったばかりである
・西都市において、各地域づくり協議会や自治公民館がすでに地域と学校の共同活動について取り組んでいただいているが、今後この活動を基本として協働本部で整理していきたい
質問)
地域づくり協議会や自治公民館で取り組んでいるとのことですが、その状況と、そして将来どのように活動する姿を描いているのか、具体的にお聞かせいただきますか
課長答弁)
・現在、地域学校協働活動推進員や担当職員が地域づくり協議会等の各地域団体を訪問し地域学校協働活動事業の説明をおこない、今取り組んでいる活動でのサポーター登録のお願いを行っている
・各地域団体のほか、広く個人の方にもサポーター登録について呼びかけを行い、登録いただくことで、地域の人材を掘り起こし、活動の幅を広げ、学校や地域からの活動の要望に対し対応できる体制を整えていきたいと考える
私)
ありがとうございます、地域学校協働本部の活動が土曜塾のように子供たちの学力のボトムアップをはかれるものになることを期待します。
先ほども言いましたが、「学校がすべきこと」と「保護者や地域にお願いすべきこと」を明確にし、区別し、互いに理解し、連携することは、先生方の働き方改革の一助となりうるし、子供たちにより高度な教育を受けさせることにもつながると思います。
どうか教育長の理念を伝えていってほしいと希望しますし、我々もいろいろな場で子供たちの教育成長を見守り育てる活動をやり続けていこうと思っています。特に私は少年団や中学部活等にも関係があります、他にも子供たちの教育に熱心な民間の方もいると思います。その仕組みづくりができることを願っています。
今回の質問は将来の西都市像を考えています。何度も言いましたが人口減が進んでいます。つまり少なくなるパイ人口の奪い合いを各自治体が行うのです。西都市の将来の姿は県庁所在地で中核都市の宮崎市のベッドタウンだと考えます。すると宮崎市周辺の自治体に負けない魅力ある施策を作っていかねばなりません。住民の命を守る救急医療、中国の故事孟母三遷にあるような水準の高い教育施策、そして郷土の魅力を高め経済に付与する観光や関係人口をテーマに質問を組みました。
西都が移住定住のために施策を作ったように、周辺自治体もいろいろと取り組んでいます。人口減、少子化など、「吹き飛ばすような」魅力があり、ポテンシャルのある自治体つくりを目指していきましょう。
そして最後に川井田教育長、西都の教育行政に携わっていただきありがとうございます。教育に関心ある一議員として心から感謝申し上げます。後は畑仕事に精を出しすぎて、腰を痛めないようにしてください。そして西都を第二の故郷と思ってください。
それでは以上で私の質問の全て終わります。