西都モノクローム

西都大好きな市議会議員が、徒然なるままに街のこと、写真のこと、空手のこと語ります。

今日のドキュメンタリー、九産大保護者会

2013-08-31 23:25:03 | 日記
お昼前に県立美術館に行ったら、駐車場がありません。
来館者でいっぱいです。

影絵展が日曜には終了なので、駆け足で来たのでしょう。

おかげさまで、今日のドキュメンタリーも多くの方に来て頂きました。


また今日は写真界の方も多く来て頂き、色々と写真談義ができました。

さてこの「ペルソナ」もいよいよ明日が最終日です。
この後このプリントは海を渡り、スペインでの写真展となります。
その後はパリ・・・。

スペイン人やパリッ子は首を長くして待っていることでしょう。

また今回用意した写真集にいくつか完売がでました。
この写真集の良さに気づいたからでしょう、買った皆さん後悔はさせませんよ。

まだ見ていないという方、明日が最終日です、ただ片付けがあるので展示は4時までとなります。


ご注意ください。

夕方からはターボの大学の講演会役員会です。
文化祭である「香椎祭」また10月にある総会の打ち合わせをしました。

総会は私が議長をします、けっして突っ込みなんてしないように。
緊張しますから・・・。


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保護司会研修・新富町議会「議会と語ろう」

2013-08-31 00:17:29 | 日記
定例の研修会を午後行いました。
今回のテーマは「性犯罪者の処遇について」です。

この研修のねらいは
・強姦、強制わいせつ等の性犯罪は被害者尊厳を踏みにじり、身体だけでなく、精神にも極めて思重い被害を与える
・強姦・強制わいせつの認知件数が平成10年より増加傾向で、平成15年には強姦2472件、強制わいせつは戦後最大の1万29件
・平成16年の奈良において、保護観察係属歴があるものが女児誘拐殺害という凶悪重大犯罪を起こした
・性犯罪対象者に対する保護観察のあり方に関心が高まった
・それを受け平成18年9月に保護観察所において「性犯罪者処遇プログラム」を導入
・その後性犯罪は減少傾向にある
・保護司の処遇方法と性犯罪プログラムの関連性を整理、効果的な処遇につなげる

以上の目的でおこないました、残念な報告があります。
総事件数の中での性犯罪件数で、宮崎県は全国平均より高い割合を示している(全国6.2%、宮崎8%)

性犯罪処遇の全形を研修後、グループ討議に入りました
私のグループは2つの犯罪タイプの対象者に対する処遇方法です
1/内向的、同年代の人間関係が上手くつくれず、幼児児童に対する行為や女性下着を求める傾向、10代半ば
2/窃盗癖があり、下着盗が含まれるもの、50歳代

このそれぞれの対象者の場合、如何に効果的な処遇をするかの討議でした

色々な意見が出て、それぞれの方法の効果について話し合い、発表しました。

私も過去、性犯罪者対象者を担当したことがあります。
正直他の犯罪と比べて、処遇がとても難しいものでした。
なかなか再犯が収まらず、私の意識としては「病的なもの」じゃないかと思うほどでした。
今回の研修で更に勉強するところがわかったので、学んでいこうと思います。

被害者の心にとても深い傷を残すこの犯罪を、少しでも減らすことができればと考えています。

さて夕方は議会改革にとても熱心に取り組んでいる隣町新富町のシンポジュームです
ー開かれた議会のためにーと副題があるように、

最初に新潟県立大学の田口一博先生による基調講演(町民と向き合う議会)


その後5人の町民代表を交えたパネルデスカッション(新富町議会に期待すること)というテーマでおこなわれました


基調講演
・新富町は外から見たらどう見えるか(外からの視点を大切に)
・新田原基地があることも。外の方はあまり知らない
・人口減・少子高齢化(全国共通の問題)をどう考えるかは、議会の仕事
・新富町の財政は平均より上、4割自治(自主財源が全体の4割)
・国の地方自治の考えは厳しいもの、「自分の町のことは自分たちでやってください」
・その流れの中「人口増、経済好転」への仕組みは議会の仕事でもある
・議会基本条例を作っていくのもその仕事の一つ
・今回の新富町の試みは宮崎県初だけじゃなく、九州でも初じゃないかと思う
・今日の中身をどう議会に反映するかが大切
・議会で大切なのは、町民の声を聞き、議論して、みんなで決めていくこと
・議員の人数がより良き結果を導くために必要である(多様性をもつ)
・良い議員を選ぶのは住民にとって大切なこと、しっかりと候補者を見ること

パネルデイスカッション
議会のイメージは?という質問
・活動的に見えない
・若者はイメージすら持っていないし、議会便りも見ていないのでは
・勤勉家であって欲しい
(結構厳しい意見が聞けました)
期待することは?
・耕作放棄地帯策、鳥獣被害対策、婚活問題
・小児医療が欲しい
・公的公園が極めて少ない、子どもの遊び場を
・基地と地域の共存をアピールして欲しい
・商工関係の補助が農業関係に比べ少ない、増やして欲しい
・後継者育成できる環境つくり
・行政や議会に頼るとスピードが落ちるので、自助を大切にし、頼らない組織を作りたい
・救急医療の確保を願いたい
・高齢者が住みやすい新富にして欲しい
・防音に対してもっと働きかけて欲しい

色々な意見が出て予定時間はあっという間に過ぎました。
同じ議員として、開かれた議会に向け色々なチャレンジをしている新富町は素晴らしいと思いました。

西都市でも「開かれた議会」が更に実現していくように頑張りたいと思っています
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ドキュメンタリー・市議会文教厚生常任委員会にて

2013-08-29 20:26:19 | 日記
今日は宮崎日日新聞、毎日新聞でドキュメンタリーの紹介をしてくれました。

今日も受付をしてくれた妻曰く
妻:影絵展は藤城さんがサイン会をやっているので、昨日より多くの方が来てたよ、また新作も展示していたし、凄いね
私:藤城さんって80過ぎでしょう、凄いエネルギーだね、弥勒先生みたい
妻:ホント凄くエネルギッシュ(私を見てため息)・・・、でね昨日より多くの方が影絵展を見た人が、「ペルソナ」に来てくれたみたい
私:新聞を見て、有名な写真作家とわかってくれたんだね~
妻:新聞の影響って、やはりあるね~

宮日さん、毎日さん有り難うございます


さてあさってはフェステイバルでは写真教室もおこないます、講師は小林順一さんです。
写真愛好家の皆さん。この機会を流さないようにしてください

写真展の最終日は日曜日ですが、ここでご注意です。
最終日は片づけがあるので、3時までにご入場ください。お願いします

さて妻を迎えに行ったら、なにやら大事そうにしています。
聞くとどうやら「幻の写真集」を買ったとのこと


妻はホクホクしていました(何せ、廃版となり、市場価格は2万円以上するものです)

さて議会では夜「参考人招致」をおこないました
西都児湯医師会の皆さんに来て頂いて、ここしばらく問題となっていた救急病院の経理の説明をして頂いたのです。

説明はわかりやすいものでした、今まで異なった見解が出たのは元とする資料の違いだったと理解することができました。

また、副会長のM先生の「市民の1次医療、検診、そのた地元医師会としておこなうべき事は熱意を持っておこないたい」という意味の言葉を頂き、市民を代表する議員として嬉しく思いました

早くもつれた糸をほどき、西都児湯10万5千人の安心と安全を守る救急医療を再建していきたいと思いました。
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Persona

2013-08-28 22:58:10 | 日記
ここしばらくブログで紹介している、鬼海さんの写真展「PERSONA」について、私の大好きな小説家、田口ランディさんの文章を見つけました。

私が鬼海さんの写真を見て、心でわき起こってはいるけど、言葉で表すことのできないところを的確に表現しています。

さすが田口ランディさんです

鏡の国への鏡」
田口ランディ

 父がまだ生きていたころ、私は父とよく浅草に行った。
 その当時、父は茨城の実家に住んでおり、神奈川のはずれに住む私は孫を連れて父と一緒に浅草のホテルに泊り、浅草寺の辺りのもんじゃ焼の店などで三人でご飯を食べて別れた。なぜか父は、浅草にくると穏やかになり、顔を和らげるのだった。若い頃からずっと、遠洋マグロ漁船の乗組員をしてきた父にとって、浅草は「自分と同じ匂いのする人々」のいる町であり、ここで出会う人びととは旧知のように言葉を交わしていたものだ。
 私は父の生きがたさを知っているゆえに、あえて夫のいる自宅には呼ばず、まだ幼かった娘を連れて父と浅草で会ったのだ。そして花屋敷に行き娘を遊ばせた。父は缶チューハイを片手にほろ酔いで孫が遊ぶ様子を眺めていた。それからゆっさゆっさと肩で風を切るように歩き、てんぷら屋などに入って、少ない年金を大盤振る舞いして私たちにごちそうしてくれた。浅草という町にいるときの父の姿が私は好きだったので、この写真集をもらった時も、まず心に浮かんできたのはアルコール依存症で死んでいった父の、在りし日の笑顔だった。
 そんなことを思いながら、この写真集のページをめくっていると、そこには、父と同じ匂いのする人たちがいた。たぶん、父と同じ時代を生きてきたのであろう男たち、女たちがいた。まさに私の父であり母であった。また父の親戚であり、母の親戚であった。
 戦後の苦しい時代を生き抜いてきた人々……という陳腐な言葉は、このポートレイトの前で呟くとあまりに空疎だ。他者の存在をたった一つのありきたりな単語で表現しようとすることの暴力性の前に沈黙するしかない。人生とは……豪華絢爛なのだ。人生の質をはかるどのような尺度もないし、どのような単位もない。ただ、命とは溢れ満たし尽くす豊穰なのだ。そう思う。
 人は誰も生きたように老いる。一瞬一瞬の時が、感情という小刀で生身の肉体を刻んでいく。老いとは我が身としての肉体の創造であり、身体をもっているというだけで、人はどうしようもなく、激しく、自己表現してしまうのだ。ただ……、私は私の肉体を見ることができない。もちろん、鏡を見れば私はそこに映っているが……私が私としての意味を読むことは困難だ。
 鬼海さんという写真家は、彼らの姿からなにかしらのコードを読み取っている。読み取るとは、呼び出すことであり、同時に新たな意味を与えることだ。鬼海さんに撮られたことで、写真の人々の命の豊穰がむせかえる匂いとともに立ち上がり、まことに見事に花開いているのである。それは奇蹟のごとく美しい開花の瞬間であり、私もまた、ページを括り、彼らのポートレイトを見ることによって、敏感で弱い部分に触れられ、それぞれの被写体の人生の豊穰を読み取り、私という内部に花開かせているのだと感じた。それは、まぎれもなく出会いである。命と出会ってしまいっているから、このポートレイトを前にして泪が語るのだろう。
 鬼海弘雄さんという写真家が、人間という暗号を読むその確かな直感は、ただありのままを写しとる写真という技法を通して、見える姿の背後にある見えない特殊な情報を伝えてしまうのだ。それはデータ換算することが不可能な「命の豊穰」である。それを小説で表現しようとしたら、何千ページを費やしても難しいかもしれない。いや、あるいは才能ある詩人なら数行の隠喩で表現してしまうのだろうか……。
 ポートレイトの目が、じっと私を見ている。一つひとつの目と目を合せながら、ゆっくりとページをめくる。それは、不思議な時間。あえて言葉にせず、目をそらさずにじっと感覚だけを味わう……。すると、だんだんわたしがだれであったのか、わからなくなってくる。私は写真の外にいるのか、裡にいるのか、わからなくなってくる。あなたとわたしの境が消えていくときに立ち現れるのは、犬のぬくもりのような懐かしさだった。
この写真集は、そういう。鏡の国への鏡のような、写真集である。
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感動した人続出・・・ドキュメンタリー2日目

2013-08-28 21:14:17 | 日記
ドキュメンタリー2日目です。
今日と明日は妻がもぎり(入場券受付)をする日です。
ということで、お昼前に県立美術館に行きました。

美術館同時開催の影絵展(一ヶ月以上にわたる、美術館の主催展示)がおこなわれて、平日にも関わらず凄い人気です。

その人の流れが、「ペルソナ」に来てもらえばいいのですが、なかなかそう上手くはいきません。

それで私は急遽「ペルソナ」のチラシを持って、影絵展に来た方に紹介を始めました。

やはり平日に美術館来るくらいですから、芸術一般が好きな方が多く、私の案内で多くの方が「ペルソナ」にご来場頂きました。私の必殺トークは・・・

私:「情熱大陸という番組しっていらしゃいますか?」
お客様:「ハイ、よく知っています」
私:「その番組で紹介された鬼海さんの写真展を今行っています」
お客様:「そうですか(興味がありげ・・)」
私:「東京の浅草に浅草寺というお寺がありますよね」
お客様:「ハイ」
私:「そこに40年間通って、そこにいる方々のポートレートを撮ったのです」
お客様:「ハイ」
私:「真正面から被写体と対峙したその写真は、撮られた方の人間、撮った鬼海さんの人間を表現した作品となっています」
お客さま:「(目が輝きはじめ)ハイ」
私:「日本国だけでなく世界的に評判の高い作品群です、そして宮崎で初めての写真展(もしかすると最後になるかも・・)です。せっかく美術館に来られたのですから、有料ですが時間があれば是非見てください」

多くのお客様は写真展会場に向かいました。

そして見た後のお客様の感想です
・写真を見ていると、向こうから手が伸びてくるような感じがしました
・こんな写真表現があるんですね、写真の考え方が変わりました
・鹿児島にロケット打ち上げを見に来ました、延期になって残念だったのですが、今日ペルソナを見て、あの幻の写真集を手に入れ、鬼海さんにサインまでもらいました。へこんでいたけど、最高でした
・頭にガーンとショックを受けました、これを見て私の何かが変わりそうです(中学3年生)
・最初驚き、笑い、そして最後には何故か涙が出ました
・白黒写真ってこんなにも美しい写真なのですね
・ちくま(文芸誌)をいつも見ています、その表紙写真は鬼海さんの写真だったのですね。あの表紙の写真が好きだったので、今日案内され見ることができて幸せです
・言葉を失いました
・写真集スゴイですね
・幻の写真集がありました

等々、見て頂いた方がお話ししてくれました。
あと4日しかありません、是非500円玉を持って見に行ってください。

さて昨日の講演会の写真を少し紹介します

写真と音楽のコラボ  鬼海さんの奥さんが感動していました





写真を見ながら鬼海さんが講演をします


ここでも著書販売しましたが、あっという間に売り切れた写真集も・・


写真集には鬼海さんがサインを・・

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