西都モノクローム

西都大好きな市議会議員が、徒然なるままに街のこと、写真のこと、空手のこと語ります。

今日の稽古、審査会2、アーカイブ一般質問

2018-03-12 16:06:39 | 日記

試合がほとんど終了したので、今日の稽古は基本中心です

準備体操、補強、Nトレ、とやって妻中のカイセイ君に頼み基本稽古です

私と関谷指導員は前回インフルエンザで受験できなかったメンバーのために

審査会2です

皆真剣に望み、見事全員昇級昇段しました

おめでとうございます

帯の色に負けないように稽古してください

さて、先日の壇上からの質問からの質問席のやり取りです

地域づくり協議会が妻地区にできるのを見越し、いろいろと質問しました

そのために日南にいって担当の方と話をしたり、NPOの方と話をしたりと、下準備を十分行い望みました

どうぞやり取りを楽しんでください

2011年9月議会

◆2番(橋口登志郎君) それでは、質問席から質問していきたいと思います。
 まず、地域づくり協議会の件ですが、先ほどの答弁で自主的、主体的に取り組んでいただくことを期待して、積極的な支援とお話をされました。まさに、そのとおりだと思っています。
 ですが、既に設立した地域から一部不満の声が聞こえているのも事実だと、私は感じております。それは、多分地域づくり協議会の具体的な姿が伝わり切れていなかったから起こっているんじゃないかと思っております。各公民館単位で何年も一生懸命説明していただきましたが、またパンフレットを見ますとすごくいいことが書いてありますけれども、何かピンと来なかったんではないかと考えております。
 ざっくり言ってしまいますと、地域に市の仕事が押しつけられたと思ってしまった住民がいたんじゃないかということです。このような声については、お聞きになりませんでしたでしょうか。

◎市長(橋田和実君) 市の仕事を押しつけられたという話については、私、直接話をお聞きしたことはありませんが、この地域づくりコミュニティー協議会を各地区でつくっていく当初のときに、やはりこの地域づくり協議会を結成するそういう趣旨とか、あるいはその目的が理解されずに、そういったことを言われたんじゃないかなと、そのように思います。ただ、現在今つくられて活動されている地域からは、今は全く聞いておりません。
 それぞれの地域づくり協議会では、やっぱり機関紙を発行したり、あるいはいろんな活動を活発にやっていただくことによって、その辺の理解が深まってきたんじゃないかなと思っておりますし、市としましても講演会を開いたり、例えば、鹿島市やねだんの豊重さんに来ていただいて、いろいろとお話を聞いた中で、やっぱり自分たちで主体的にやっていかなきゃいけないんじゃないかというお気持ちもだんだん生じてこられたんじゃないかと思います。
 私は、いつも思うんですが、高度経済成長時代までは一極集中、いわゆる国の主導によっていろんなことがなされてきたと思います。国家財政も非常に豊かであったということで、国からいろいろ予算を引っ張り出してきていろんなものをやっていった。しかし、今全国でやはり1,000兆円近くの借金を抱えている中で、こういった震災とかいろいろな中で、もう国だけを頼ってはやっていけない、地方のいわゆる自治体がそういうふうになってきておりまして、これからはやはり地方の自立ということが問われてきております。
 そういった中では、やはり行政だけで運営することは、私、不可能であると思いますし、やはり市民の方々、住民の方々と一緒になって西都市づくりをやらなければ、またそういったところでなければ生き残っていけないんじゃないかなと、そのように思っておりまして、私は、この地域づくり協議会、あるいは協働の地域づくりについては、私は、必ずなし遂げなければいけない、将来に向かってなし遂げていかなければいけないものであると思っておりますし、この前の大震災においても、助け合う、まずは自助努力、そして近所で助け合い、それが一番やはり命が助かった要因であると言われておりまして、最初から行政頼みでは自分たちは生きていけないんだということを、そのように思っております。そういうことで、ぜひとも協働の地域づくり、まちづくり、市民と市民が、あるいは市民と行政が協働していくという、そういう体制はしっかりと、私は、つくっていくべきじゃないかなと思っております。
 以上です。

◆2番(橋口登志郎君) まさしく、そのとおりだと思っております。やはり、活動に取り組む意識の問題だと、私も思っています。それでも、やはり意識づけをする努力も市のほうとしてはお願いしたいと思っています。
 この地域づくり、地域コミュニティーを行っている自治体というのは結構あるみたいで、私も、ちょっとある県内の自治体に直接行ってきて、担当者にお話をお伺いしてきました。私は、そのときに何かわかりやすい言葉で表現できませんかと言いましたところ、こう言われました。今、市長の話と似ていますけれども、「自分の住む地区の10年先をだれが考えているんでしょうか。はっきり言って、市は考えていません。というか、考え切れないということです。だとすると、だれが考えるか。それは、そこに住む住民しかいない。だから、住民が集まり、その地域で本当に必要なことを考える。それを実現するために、住民で努力をしつつ、市からある程度の権限を委譲してもらう、それのための地域づくりです。」と言われました。
 今、市長が言われた言葉と似ていますけれども、この言葉についていかが思われますでしょうか。

◎市長(橋田和実君) ちょっと、繰り返しになるかもしれませんけれども、この地域づくりというのは住民の方々がやはり主体性を持って、それぞれの地域が抱えている課題についてそれをまず把握し、それについていろいろと議論を深めて、その解決に向かって計画し、それを実行していくということが基本であります。
 その中で、そういう住みよい地域づくりをつくるために、あるいは市からの交付金だけじゃなくて自主財源をやはりつくってやっていくという、そういった方向も見えてくるわけでありまして、例えば指定管理者制度を活用するとか、あるいは高齢者の生きがい地域づくりのための事業をやるとか、そういったことによって自主財源を確保していくと、地域の活性化によって自主財源を確保していく、そういったものにつきましては、市としましても積極的に支援、対応をしていきたいと考えておりますので、いわゆる基本的には住民でできることは住民で、それでできないことについては市がいろいろ取り組んでいくと、そういうこともあわせて申し上げておきたいと思います。

◆2番(橋口登志郎君) 今の、市長がおっしゃった自主財源をつくるというのは、非常に私も腑に落ちるところです。多分、三納地区だと思いますが、交付金以外に各世帯割りで700円だったか何かを集めて、やはり地域づくりの活動にしているという話も聞きましたし、またお金を得るために事業をやっているところもあるというふうに聞いております。ぜひ、積極的に対応をお願いしたいと思います。
 先ほどの自治体の件なんですけれども、ここでは地域担当者制度といって、地域民との協働を具現化する、目で見てわかるようにするために、ここは154の自治会があるらしいんですけれども、市の職員を1自治会に1人以上ボランティアで参加させているみたいです。そういった中で、市も一緒に協働しているんだよという意識を市民の方にわかってもらっているみたいです。
 西都市は、同じような制度というのはあるんでしょうか。

◎市民協働推進課長(齋藤美利君) 地域担当者制度を設けているかということでありますが、西都市には地域担当者制度は設けておりませんが、市の職員は職員であるとともに地域の住民でありますので、地域活動への積極的な参加をお願いしているところであります。また、昨年度から今年度にかけまして、全職員を対象としました地域づくり研修を延べ5回開催しまして、地域づくりへの理解を深めているところであります。
 以上です。

◆2番(橋口登志郎君) 全職員を対象とした地域づくり研修会と今お話しになられましたけれど、どういった内容なんでしょうか。

◎市民協働推進課長(齋藤美利君) 職員研修の内容についてということでありますが、この研修は、職員への地域づくりに対します意識の醸成と高揚を図ることで、地域の一員としての当事者意識を持ち、積極的に地域にかかわっていくことを目的に開催したものであります。研修は、平成23年2月28日に2回、同じく4月22日に2回、同じく5月20日に1回、計5回にわたって開催しまして、延べ300人、約8割の職員が受講したところであります。講演の内容は、地域づくりと職員のかかわり方と題しまして、NPO法人のみんなのくらしターミナル代表理事の初鹿野聡氏に講演をお願いしまして、どうして今地域づくりが必要なのかや当事者としてどうかかわるかなどについてお話をしていただいたところであります。
 以上です。

◆2番(橋口登志郎君) ありがとうございます。ぜひ、こういった取り組みを進めてもらいたいと思います。
 市の職員の方が地域のために一生懸命汗を流す姿というのは、やはり地域民の共感を得ることができて、そして相互理解が図れて、何か市が起こそうとしたときに物事がスムーズに進むことになると思います。本当に、ぜひお願いしたいと思います。
 やはり、西都市の現場の声を聞きたいと思って、ある協議会の事務の方ともちょっとお話を聞きに行きました。その方は、他の地区で協議会の事務をしていながら、自分の地区では実行委員として活動されています。その方に、参加した印象を伺ったところ、他の公民館の方を知ることができた、今までは同じ、例えば妻地区であっても公民館が違ってくるとなかなか知ることがなかったそうなんですが、一緒に活動することによって知ることができて、きずなができましたと言っていました。また、いろんな情報誌とか各地域づくり協議会が出しておりますけれども、その中で地域を知ることになって、ますます地域が好きになり、誇りに思うことになりましたというふうなことも言われました。すばらしいことだと考えております。そして、こうも言われました。この組織、この地域づくり協議会がうまくいくためには、やはりやる気のある会長とそれを完全に補佐する、十分補佐する事務局長がかなめだと言っていました。私も、本当にそうだなと思っています。
 ここでお伺いしますけれども、その会長や事務局の選任はどのように行っておられるんでしょうか。

◎市民協働推進課長(齋藤美利君) 協議会の役員の選任についてでありますけれども、地域づくり協議会役員の選任は地域が決定するものでありまして、市が直接かかわるものではありませんが、これまでの経緯から見ますと、リーダーとしてふさわしい方が会長として選任され、また事務局長におかれましても、行動力があり、地域づくりをよく理解された方が選任されているようであります。
 以上です。

◆2番(橋口登志郎君) 市がかかわることがないというのは、やはり先ほども市長がおっしゃられましたとおり、地域の自主性、主体性を重んじるという点からそうだと思います。ただ、往々にして会長、事務局長ではなくて、ほかの役員、実行委員、部会長を充て職で決めてしまうおそれがあるんじゃないかと思っています。私は、充て職というのはその組織の行動力や情熱をスポイルする原因だと思っています。ぜひ、そのようなことがないように指導とかそういったことをお願いしたいと思いますが、そのことについてはいかがでしょうか。

◎市民協働推進課長(齋藤美利君) 役員の充て職についてでありますが、地域づくり協議会の役員は役職にこだわることなく、これまでの活動実績や地域づくりをよく理解されている方が選任されているようであります。たまたま選任された方が役職という場合もありますが、それも地区住民の総意というふうに理解をしているところであります。
 以上です。

◆2番(橋口登志郎君) よろしくお願いしたいと思います。ここには、もうちゃんとしっかり目を見張るといったら、また自主的、主体的から変わってくるかもしれませんけれども、よろしくお願いします。
 もう一つ意見がありました。それは、交付金の使い方についてです。交付金の使い方に自主性が欲しいという声もありました。
 その点についてはいかがでしょうか。

◎市民協働推進課長(齋藤美利君) 交付金の使い方の自主性についてでありますが、地域づくり協議会は地域の公益的な活動を総合的に行う団体でありますので、地域の裁量で、ある程度自由に使える財源とするために交付金としているわけでありますが、市としましては、交際費や食料費、負担金や補助金、寄附金、協議会が主催します会合への出会謝金等につきましては対象外とさせていただいているところでありますので、御了解のほどいただきたいと思います。
 以上です。

◆2番(橋口登志郎君) 交付金ということなんですから、例えば今課長がお話しになられた負担金とか補助金というのはもう当然法律にも違反しているんじゃないかと思っていますが、それ以外のことは、先ほども何度か話が出ていますけれども、この協議会というのを自主的に、主体的にというふうになるんだったら、ある程度その使い道に関して、協議会というものを信用して任せることも協議会自体が成長することにもつながると、私は思っております。
 先ほどから話しさせてもらいましたある自治体の交付金というのは、西都市に比べてちょっとびっくりするぐらい安かったんですけれども、一、二年目は縛りをしたらしいんですが、3年目からもうその協議会の使い道を任せているというふうにおっしゃっていました。もちろん、それは協議会の中で総会に諮ってその使い道を確認して、住民同士がその使い方に対して目を見張っていると、そういったことだと話をしていました。これこそ、やはり協議会が主体的に、自主的に成長した姿じゃないかなと、私は思っておりますもので、ぜひそのあたりの御検討をお願いしたいと考えております。
 次に、妻地区の件なんですけれども、多種多様な職業の住民が集まり、また人口も多いということで、設立に苦慮されていると思います。先ほど、答弁で検討委員会を設置したということですが、これはどのようなメンバーで構成されましたでしょうか。

◎市民協働推進課長(齋藤美利君) 検討委員会のメンバーについてでありますが、妻地区地域づくり協議会検討委員会のメンバーといたしましては、区長会妻支部長と理事長の3名、自公連妻地区正副会長2名、妻地区民児協正副会長3名、消防団第3、4分団長2名、妻北小、妻南小、妻中PTA代表3名、体育振興会北・南地区会長2名、高齢者クラブ会長及び理事の3名、食生活改善推進員会長、JA壮年部長、地域婦人連絡協議会会長各1名の21名で構成をしているところであります。

◆2番(橋口登志郎君) 妻地区というのは、多分地区割りが非常に難しくなるんじゃないかと、私は思っております。この検討委員会のメンバーの皆さんは大変だと思うんですけれども、これしっかりフォローをお願いしていきたいと思います。この妻地区に関しては、タイムスケジュールというか、動きはどういうふうに今考えていらっしゃるんでしょうか。

◎市民協働推進課長(齋藤美利君) これからのタイムスケジュールということでありますが、妻地区の地域づくり協議会の設立に当たりましては、これから立ち上がります協議会の準備委員会におきましてそのタイムスケジュールを作成し、その作業を進めていくことになります。具体的なことは決まっておりませんが、市といたしましては平成24年度の後期の設立を予定しているところであります。

◆2番(橋口登志郎君) ありがとうございます。余り慌てなく、じっくり考えていただいて、早急につくり過ぎて失敗するといけませんですから、この時期を守っていただくというのも大事でしょうけれども、その点よろしくお願いしたいと思います。
 大切なのは、僕は思うんですけれども、交付金があるから、お金があるから事業を組むという形で事業を行うんではなくて、その地域に真に必要な支援が何かを洗い出して、そこを住民が長く支援できる方法を住民が考えるということが大切だと思っています。そういったことを理解し、まとめるだけの会長や事務局というのを選任をお願いしたいと考えております。また、それが成れば、ある程度スムーズと動くと思うし、またよいものができるんではないかと期待しています。この地域づくり協議会という仕組みを十分理解した人たちを集めること、そして先ほども何度も言いますけれども、決して安易に充て職に頼るんではなくて、十分討議してもらって発足に向かっていってほしいと考えております。
 さて、地域の将来という形をわかりやすく明確な言葉を使うことは大切だと思っています。その中で、私は、地域自治区という言葉がありました。この言葉に対して、市長はどう思われますか。

◎市長(橋田和実君) 今の御質問にお答えする前に、交付金の使い方についてちょっとコメントしておきたいと思うんですが、最初から何でも使っていいですよとやると、もうどんな使い方されるかわかりませんから、最初は規定してやっております。しかし、将来的にはその地域づくり協議会にある程度お任せすることになるんじゃないかなと思います。もちろん、ちゃんと監査をして、使い道がおかしかったらやっぱり指摘をしていかなきゃいけないと思っておりますが、将来的にはそうなっていくんじゃないかなと、これも検討していきたいと思っております。
 それから、地域自治区という考え方は地方自治法に基づいた条例で市が設置するものでありまして、行政のほかの市の状況を見ますと、行政の地域事務所というのが設置されて、それに基づいてやっている状況であります。例えば、宮崎市あたりは佐土原支所とか、そこに支所長がおって、そしてまたそれぞれ地域自治をやっています。その中で、また佐土原の場合は那珂小学校区地域づくり協議会とか、あるいは広瀬北小学校区地域づくり協議会等、小学校単位でまた地域づくり協議会がありまして、西都市で言う地域づくり協議会はそこに相当するわけでありまして、この地域の住民の方々が当事者意識を持って10年、15年後をどういった住みよいまちづくりをやっていくかという、そういった課題やらを抱えながら、その問題解決について取り組んで、そして住んでよかったと思えるような地域づくりをやっていくことが大きな主な目標でありますから、そういった点で、地域自治区というのはそういう行政的な地方自治法に基づいた条例で決めたものであるというふうに、私は理解しています。

◆2番(橋口登志郎君) 先ほどの対象外ということで、交付金のことですけれども、御理解いただきたいというふうな言葉から、今市長が将来的な使い方はやっぱりその地区で考えることになるかもしれないと思うというふうな言葉をいただき、非常にうれしく思っております。この将来が、ごくごく近い将来であることを願っております。
 今年の8月6日付の宮日の岬太郎というところに、こんな記事がありました。ちょっと、言葉はきついかもしれませんけれども、「役所に頼めば至れり尽くせり、何でもしてくれるなんて時代はもう終わった。日南市では今後職員数が確実に減る。市が市民の要望にすべてこたえるというのは現実的に難しくなる。そんな中、注目されるのが地域連携組織である。」この後に、いろいろ続くわけですが、ああ、そういうことなんだなと、私も思っています。地域のことはやはり地域民が一番わかっています。わかっている人がその地域をいろいろ考えていく、また自由に動かす、そういった積極的な組織になればと思っております。その中には、今市が持っている権限の委譲とかそういったことも含めてなんですけれども、ぜひそういった形で成長してもらえればと考えております。

コメント
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