1月14日・2月4日ときて、本日で自転車マップつくりのワークショップ(言葉がダブっていない?)が無事終了しました。
今日は2回の試走に基づく報告のまとめと、最終案の作成という、グループ報告、討議形式でした。
具体的に言うと、宮崎市内を2回のワークショップで走りました。その時歩道を走るグループ・車道を走るグループとにわけて、その道が自転車にとって走りやすいか否かという報告を出し合ったのですが、一部区間で評価が分かれるところがあったので、そこを中心に話し合い、一つの結論に持って行こうというものです。
それには国交省やコンサルの皆さんがあの2回における報告を精読し、判断して今回解かり易いテーマとして提出される苦労があったと思います、お疲れ様でした。
ということで4班に分かれ、評価が分かれた道路を9つのパターンを元に話し合いました。ちなみに9つのパターンというのは下記のことです。
これは自転車と車・歩行者の分離状況をパターンしたものです。あらゆる道路がこの9つのパターンのどれかに入ります。
私の班はパターン3の大島通り・下原通りパターン9の橘通りについて討議しました。
同じように他の3つの班もそれぞれ行いました。その詳しい話をここに書いても、多分理解できないと思うので(理解させる文章力が私に無い(涙))、それぞれの班から出た意見で私が面白いなと思ったのを、いつものように書いてみます。
(車道)(歩道)と書きます、これは自転車でその部分を走ったときの事と考えてください。
*(車道)交通量の多さ・大型バス・トラックが恐怖を感じる
*(車道)自分の身は自分で守る構えが必要
*(車道)車やオートバイのドライバーが怖い・・幅寄せしてきたり(自転車は歩道を 走れと言う、間違った理解のため)
*(車道)運転手へのルールの徹底が必要
*(車道)同じようなパターンの道でも、車の巡航速度の違いによって、恐怖感は変わ る
*(車道)路肩は従来走れるところでない、路側帯があるとその内側を走ることになる (そういう心理が働く)、だが傾斜があったり、パンクの元があったり、滑りやすい 鉄ふたがあったりして、危険
*(歩道)歩道が波打ちになって、走りにくい。
*(歩道)植え込みが危険
*(歩道)歩道幅が3mあると走りやすい
*(車道)自転車が走る部分があるのに、車道を走っていると思ってしまうドライバー の意識
*(車道)やはり車が多いと車道は走りにくい
*(車道)ガードレールが危険
*(車道)公共施設やスーパーなどあると出入り口の関係で走りにくい場合がある
*(車道)メイン通りでも、2車線あって交通量がそれほど多くなければ快適に走れる
*(車道)速度のあまり違うママチャリとロードタイプを同じ自転車のカテゴリーに入 れてしまうと評価がひっくり返る
*(車道)逃避できる箇所、例えば縁石が無いところとかはそれを上手く利用すれば良 い
*(車道)路肩の幅、と言うか白線の位置をもっとセンターに寄せてもらうと、良い
*(車道)車から見たとき、自転車はどこを走るのだという意識が無い
*(車道)自転車はここを走るのだという、徹底した告知があれば良い
*(車道)かえって狭くて、センターラインがないようなところは、ドライバーが歩行 者自転車に注意を払うので、かえって安全
*(歩道)インターロッキングは見た目は良いけど、とても走りにくいし危険
やはり、交通量の多い少ないが安心感の差になりました。討議はとても盛り上がり、時間をものすごくオーバーしました。でも参加者はコアな自転車乗りが多く、自転車目線からの道路というのがよく理解できました。
最後に私の意見を少し
・決めことは単純にした方が良い(道路の条例などほとんどの方は見ない、子どもでも直感で解るように)・・例を言うと自転車道だろうが、歩道だろうが、当然車道だろうが、自転車は車両なので左側通行(これに例外規定を作ると・・・タイヘン)
・地域性を考える、たとえば自動車交通量の多いところは自転車通行部を明確に分離する、しかし車もあまり通らないところは、あえて何もしない(混在型にする・・乗る人に変な安心感を持たせないようにする(安心感は事故の原因です))
・自転車目線で道路を考える事が、歩行者・自動車にとっての安全につながる
・自転車は車両だから、歩行者と同じレベルでの便利さは我慢する
・自動車がスムーズに通行した方が良いところと、そうでないところを区分し、巡航速 度の上げ下げを考える(走りやすいところが40kmだったり(切符を切るため?)している、そこは50kmなり60kmにするが、市街地は30kmにし、人・自転車・車が混在しても、安全な道にする。
・自転車を一括りに考えず、低速車・高速車として自転車交通を考える
など色々と考えました、3回のワークショップに参加できて勉強になりました。
国土交通省宮崎事務所の皆さん有り難うございました。
さて明日は福祉祭りです。たくさんの市民の参加を願っています、尚詳細については
左側の「弘文堂店主のブログ(実行委員長です)」をクリックして頂ければみれると思います。
明日、春間近な小野崎通りで、皆さんとお会いしましょう。
西都モノクロームphotoー北京ー(Toshiro,s都市論)