西都モノクローム

西都大好きな市議会議員が、徒然なるままに街のこと、写真のこと、空手のこと語ります。

口蹄疫

2010-05-31 23:49:24 | 日記
口蹄疫の拡大がなかなか止まりません。
今日現在、発生農場238例 牛30.002頭・豚133.474頭・山羊、羊16頭の計163.492頭です。
10km-20kmの搬出制限範囲の牛豚の早期集荷の為ミヤチクが本日より操業開始したようです(今日する予定と聞いていました、始めたかどうかの確認はしていません)。
また移動制限、搬出制限の位置が(半径の中心場所)237例目の児湯郡新富町字三納代に変わるかもしれません。
そうなると、さらに南西に制限区域が拡がります。
幸いなことに西都は3件(東米良を含まず)以外には感染していません、頑張って防疫、殺菌に努めましょう。

西都の対策本部では埋設用地探しに(地主及び地元住民の承諾をしてもらう作業)一所懸命です。
いろいろな考え方の方がおられます、市の職員、JA、畜産関係者の必死の説得が続いています。
早く埋設して、感染拡大を防ごうと努力しています、出来る限り関係者の協力お願いしたいと思います。
また本部にはいろいろな方々の援助物資が来ています。飲み物、タオル、殺菌剤などなどです。
空気清浄機も運ばれてきました。
対策も1カ月を越えてきました、疲労のいろが見える中、みんな頑張っています。
出来る範囲で応援していきましょう。                                                     
市議会も6月議会が迫り、その対応を考えています。
質問は口蹄疫が中心になるでしょう、でもそれに答える部署は毎日ハードな作業に追われています。
その中で闇雲に質問をするのは如何なものかと、皆考えています。
多分明日の議運(議会運営委員会)で話しがなされると思っています。
決定しましたら報告致します。
コメント (2)
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空手の話し⑥

2010-05-30 21:05:05 | 日記
通常の大学での練習はほとんど同じ事の繰り返しです。
まず騎馬立ちでの中段突きを延々繰り返します。
だいたい500本ぐらいです。
先輩(最上級生・夏までは4年生、それからは3年生)は大体半分ぐらいの所で、我々の所を廻ってきます。
腹筋を始め、全身の弱いところを鍛えてくれます、有り難いことです(お腹を蹴って頂き、お尻を蹴って頂き、膝を横から踏んで頂き、脇の下を叩いて頂き、突いた腕を思いっきり受けて頂きます・・・)
その後は移動稽古になります。
ひたすら道場を行ったり来たりします。突きから受け、蹴りも全てこの移動稽古の中で教えられました。
とにかく目が光っていますから、一時も気が抜けません、疲れます・・・。

組み手はほとんど約束組み手です。
出す攻撃がわかっているから、受ける方は思いっきり受けます、腕が痛いです。

型は最初太極を習いました、その後平安、鉄騎、バッサイ、ジオン、エンピ、観空という順で習いました。
まあそういう行った調子で、大体同じ流れの稽古です。
ところが合宿は違います、時間がいっぱーーーいあります。良くこんな事思いついたな、と思ってしまう稽古までやりました。

巻きわら突きは普通は週一回でした(もちろん、大学の稽古場のそばにずっと有りますから、やろうと思えば毎日でも出来ます。
もちろん誰もしません)それが毎日3回練習前にやります(つまりこの時間は練習に含まれない)。
大体2日目になると拳頭の皮膚が破れます、血が出ます(もちろん、怪我をしてるね、やめなさい・・などと言ってくれる先輩はいません。それどころか痛そうにしていると蹴られます)皮膚の下の肉みたいなのがとれてきます。
恐ろしいことにその下の腱か骨みたいなのがうっすらと見えてきます。
若いから直ぐかさぶたの薄いヤツが出来ます(体は早く治してあげようと一所懸命です)そこをちょこっと触ると、痛くて声が出ます。
手で触って痛いくらいです、わらで包まれた板を叩いたらもっと痛いです。
でも先ほど言いましたが痛がっていたら先輩から蹴られます。
さてどうしたと思いますか?「心頭滅却すれば火もまた涼し」といっていたえらいお坊さんがいましたが、痛くないんだと思っても、無理です痛いモノは痛いのです。

でもね我々は見つけてしまいました、麻痺させるんです。
(これからのことは痛さに弱い方は読み飛ばしてください)先輩達がくる前に、我々は巻きわらの前にいきます。
そして歯を食いしばり皮膚が破れた拳頭を巻きわらにあてて、ぐりぐりと思いっきりひねります。
すると血が出ます、痛いですが我慢していると、あーーら不思議、拳頭が麻痺します。そうなってくるとどんなに強く巻きわらを叩いても痛さを感じません。

但し道着は血しぶきで、汚れますけど。
その後道場に(小学校の体育館)入ります。
準備体操をして騎馬立ちをしますが、合宿名物の騎馬立ちは肩車をしたモノです(もちろん足がじゃまですから、突きはしませんけど)筋トレですね、アイソメトリック運動です。
脚の痛さに耐えかねて脚を伸ばすと、先輩が飛んできます。
腹筋を鍛えてくれます(ありがたや、ありがたや)避暑地とは云え、真夏です。
足元は汗でびっしょりです。今と違って練習中の水分補給は厳禁でした、のどはからからです。
騎馬立ちをしているんだと意識したら、時間の経つ遅さに気が狂いそうになります。
私は楽しいことを考えようとしました、すると考えられるんですね(うーむオレってスゴイ)時間の過ぎる遅さが気にならなくなりました(いわゆる、現実逃避というやつです)。

合宿の話しは面白いので(あの時はホントにいやだったけど、時間が経つと面白く感じますね・・もちろんもう一回といわれたら死んでも拒否しますけど)思い出しだし書いていきます。続きます。                                                                   今日は午前9時から3時まで三納の出荷場で殺菌剤、石灰の配布をしました。
埋設土地の交渉も進んでいるようです。
今からが大事です、防疫殺菌に各々勤めましょう。
ワクチンを打ったら感染したどうかがわかりにくくなります。
知らないうちに感染して一ツ瀬川を越えてしまったら宮崎県はあっと云う間に全域口蹄疫感染県に成り、隣県、九州に拡がります。
何とか西都で食い止めましょう。防疫消毒お願い致します。
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西都市美術協会の役員会

2010-05-29 23:40:21 | 日記
毎年この時期に、役員会をしています。今年はこのような状態なので、会員の教室に集まり、総会に向けての役員会を開きました。                                                          私は良く文武両道という言葉を出しますが、文は学問、武は武道という考え方だけでなく、一見相反するモノが合わさる事による効果は素晴らしい結果を生むと思っているのです。                                  
宮本武蔵は生涯負け無しの武の達人でありながら、五輪の書・彫刻・書をなし400年後の我々の中に生きています。                                                                私は学校教育の場でも何度か意見を言わせて頂きました。
3教科(英数国)5教科(英数国理科社会)(受験科目)の教育だけに偏重するのは、おかしいのではないか(またそれを希望する保護者の考えも含む)。
点数化されにくい音楽、美術、家庭科、体育・・そういった学科の時間が減少するのはいびつな人格を生むような気がすると言ってきました。                                                     地域社会でも例えていえば、武が経済活動ならば文は非経済活動(芸術、生涯体育等)になるでしょう。
その両輪があっての成熟した市民生活だと信じています。                                                    数年間続く不況、今回の地域を滅ぼすような口蹄疫騒ぎそんな中だからこそ、私は芸術活動は大切だと思っています。
(夢たまごで滝先生の写真展を延長して行っています、素晴らしい写真展です。
写真は時間の積み重ねによって普遍的な価値を持つと私は思っています。まさにその様な写真展です。口蹄疫で疲れた心と体をしばし休めましょう)。                                                 美術協会会員も高齢化、そして会員数の減少しつつある協会ですが、芸術を通して町の成り立ちを考えていきたいと思っています。
皆様の応援お願いします。                                                             
さて残念なお知らせです、西都市(茶臼原地区)で新たな感染牧場が出ました。なんとか一ツ瀬川で防ぎたいと思っています。                                                            今日と明日、農家の皆さんに防疫用の薬剤配布の手伝いをしています。頑張りましょう。
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口蹄疫対策特措法

2010-05-28 23:58:18 | 日記
本日の新聞等で知っておられると思いますが、本日特措法が成立しました。
その事を説明するために自民党の江藤議員が西都市に来られ、市職員、市議会議員に説明されました。
その中でポイント(私がこれは知って欲しいと思うとこ)を書いてみます(江藤議員がつくられた資料を基にしています)。                                                             *消毒の義務化=農水大臣が指定し地域において、都道府県知事が設置した消毒ポイントで車両や身体の消毒を義務化                                                                *埋設用地は家畜の所有者の責任から国(義務)及び地方公共団体(努力義務)が埋設用地の確保、それに従事する作業員の派遣をする。                                                       *殺処分に関して、所有者が勧告に従わない場合は、知事は家畜防疫員に殺処分させることが出来る。                                                                       *消毒、埋却、殺処分に知事が従わないときは農水大臣自ら措置を実施できる。埋設は殺された場所に近い場所で行う                                                                *まん延防止に関しては、できるだけ関係者の意向を十分尊重すること                                              *口蹄疫に対処するための費用は国による全額補償                                                       *家畜の所有者に対する手当金等は所得税、法人税の非課税措置                                                 *地域再建の為の基金の設置                                                                 *2年間(平成24年3月31日まで)の時限立法                                                        この会議で市長はいろいろと要望を出されました。
例えば繁殖牛は評価が難しいから、県・畜連・JAでやらせて欲しいとか。
自分の家で可愛がっていた牛が殺されるのは忍びないから、埋設場所まで生きたまま運んで、殺処理して欲しいとか、地域独自の方法に耳を傾けて欲しい(たとえば、ワクチン後の殺処理した牛の埋設方法についてとかー臭い対策)                                                    最後に1頭1頭の評価を国がしなかったら、殺処理を拒否すると言いました。                                           私たち議員も毎日農家の悲鳴、泣き声を聞きながら説得しています(県・国の為です、何とか殺処理に応じてください)、はっきりいって現場では国の対応に不信感が渦巻いています、確約がとれず、なあなあな約束で殺処理をするのは無理です。                                             残念なことに49頭の種牛の内、2頭が発祥していることがわかりました。                                            このことに関する事で2つ言いたいです                                                            1つめは、あんなに防疫対制をとっていた所でも口蹄疫が入っていった。
大事な種牛でした、何とか感染させず残せたら、小さな光がと関係者は思い、考え得る限りの防疫をしていたはずです、それでも感染した。
とんでもなく感染力の強いウイルスだという事です。
さらに防疫、消毒を徹底させましょう。一ツ瀬川を越えてしまったら、熊本まであっという間です。                                                       
2つめはA大臣の、記者に聞かれて答えた、人でなしの言葉です「だから殺せと言ったのに・・・」長たるモノ、現場に出向き、苦しんでいる人、涙している人、そういった痛みに共感しなければいけません。
共感している事を現場の人間がわかれば、一見きびしい方針も、何とか理解しようと思うのです。
遠く東京にいて薄ら笑いをしながら、こんな言葉を言われたなら、誰がA大臣の言葉を信じましょうか・・(涙)。
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町中もきびしー

2010-05-27 22:19:27 | 日記
口蹄疫のワクチンは後数件を残してますが、大部分接種しました。
数件は粘り強く、説得していきます(説得している方々は、うなずけない農家の気持ちがわかるだけに、つらい説得をしております)昨日も話しましたが、これからが大切です。
ワクチンをうつと家畜が感染したかどうかがわかりにくくなるため、消毒防疫を怠ると、かえって大変な状況を招きます。

車は消毒ポイントでは必ず消毒しましょう。消毒マットで必ず靴の裏を消毒しましょう。
ボランティアに参加された方は消毒の規定を守り、完全消毒を心がけましょう。
口蹄疫の被害は農家はもちろん、そのほかにも及んでいます。

町中の商店街も大変厳しい状態です。
飲食業はキャンセルの連続です、非常事態宣言が出て、皆さんの自制が及んでいます。おかげで西都は4日間感染の拡大していません。
反面、町中が疲弊してきました。
出来る限り地元の商店街で買い物をしましょう、限られた地域の会は、消毒に十分気をつけた上で、町中の消費を促していきましょう。
出来ることをしていかないと、終息宣言が出たときに取り返しのつかない状況になるかもしれません。
やること(防疫・消毒)は十分行い、日常の消費活動を行う事が大切かなと・・と考えています。
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