西都モノクローム

西都大好きな市議会議員が、徒然なるままに街のこと、写真のこと、空手のこと語ります。

早朝の学び・今日の議会・アーカイブ一般質問武道必修化

2018-03-15 22:03:48 | 日記

 ずっと誘われ続けた早朝に行うセミナーがあります

参加しているメンバーは昔から知っている人たちばっかりです

それに一度このセミナーで講和をさせていただいたことがありました

自分には縁遠いと思っていましたが、学んでみたいと思い参加しました

今日は整理整頓の話ー物の整理は、心の整理ーというテーマでした

「部屋の散らかりと脳はつなっがている」という、自分に置き換えると「ありゃりゃ」という図星の話です

講和の途中で気付いたことがあります、講師の言葉から思ったことです

「自分が発する言葉は、自分が一番聞いている」

つまりネガティブな言動は、他の誰より自分に響くということです

人の悪口を言うことは、つまりそのもの(ネガティブな意識)を自分に作ってしまうことだな~・・

「自分の言葉で 自分が作られる」

終了後、いつものように朝の交通安全運動に行きました

道すがら、菜の花が咲いています

もうすぐ春ですね

今日の議会は昨日に続いて総務委員会での付託案件審査でした

本日は総務課、会計室、市民協働推進課、市民課、議会事務局でした

特に来年度の予算関係をしっかりと確認しました

さて今日のアーカイブ一般質問は武道必修化について質問席でのやり取りです

私は空手をやっているせいか、武道に対する思い入れが強く、特に幼少年時代には武道を学ばさせることが、教育効果があると信じています

そういったバックボーンで質問をしています、それではお楽しみ楽しみください

◆2番(橋口登志郎君) よろしくお願いしたいと思います。
 続きまして、教育問題についていきます。
 その中で、第1点、武道必修化です。
 前提としてお話ししますけれども、昨年9月にもこの件については質問しております。そのとき、私は、礼に始まり礼に終わると言われているように、一般スポーツよりも心技体の心の部分を重要視していますし、礼儀、倫理観を学ぶ最適な、中学生に武道必修化は喜ばしいと言いました。また、武道の持つ精神性、日本の歴史を知ることが、国際交流が盛んになる将来、子どもたちの精神的バックボーンになると思いますとも言いました。この前提、つまり武道は子どもの教育に大切だということですけれども、そういった考えを持ちながらちょっと質問させていただきます。
 先ほど、答弁で6校中4校が柔道、2校が剣道ということでした。そのおのおのの学校では具体的な整備状況が図られていると言いましたけれども、もっと具体的な状況、そしてその武道教育に充てられる授業時間というのはどのぐらいなのか、ちょっとお伺いいたします。

◎学校教育課長(待木順一君) お答えいたします。
 柔道につきましては畳等の用具を、剣道につきましては防具等について、それぞれ市のほうで平成21年度に予算化しまして、整備を行っております。また、来年度から中学1、2年生で必修化されます体育事業における武道の授業時間数ですけれども、市内中学校におきまして各学校10時間から12時間の間で実施予定でございます。なお、県内各市町村の状況といたしましては、10時間前後であるという県からの回答を得ておりまして、本市の授業時間数を照らし合わせましても妥当な時間数ではないかなと考えているところでございます。
 以上です。

◆2番(橋口登志郎君) 10時間ぐらいが武道教育に充てられるということですね。先ほど、教育長の壇上でのお答えに、県が主催する体育教育指導員講習、国の関係機関が主催する子どもの体力向上指導者養成研修に参加を促すと言われたので、少しは安心しているところなんですけれども、それは少しと言ったのは、子どもたちを知る全教員がすべてではないんじゃないかと思うからなんです。なぜ、こんな質問をするかといいますと、柔道を選択した場合、4校が柔道を選択するわけですけれども、最も注意しなくちゃいけないのは事故です。名古屋大学に内田良先生という准教授の方がいらっしゃいますけれども、その方が言われています。1983年から現在まで、柔道での死亡事故が114件起きております。これを、中学生10万人当たりの死亡率の高さで比較すると、柔道は10万人当たり2.4人で他のスポーツは0.4人です。つまり、ほかのどんなスポーツよりも6倍も高い状況です。そして、障がいが残ったけがは275件あると報告されています。
 壇上でのお答えで、西都市での報告は今までないということでしたけれども、もう少し詳しく御報告いただけますでしょうか。

◎学校教育課長(待木順一君) 本市では、この10年来選択種目としまして武道に取り組んでいるところでございますけれども、幸いにも命にかかわるような重大な事故が発生したという報告は受けていないところでございます。

◆2番(橋口登志郎君) 選択種目として、西都市ではもう10年以上も前から武道に取り組んでいるということです。その中で、重大な事故はなかったと。私は、高校時代柔道部にいました。最初は受け身ばかりやっていたし、また投げ方も頭を直接畳に打たないように、畳に当たる寸前に引き手を引っ張ってする方法を最初に教えられました。柔道をやろうと思って部活に入る子どもはそういった意識がありますけれども、またそういう時間も十分ありますが、授業ということになると、ちょっとふざけたりおちゃらけになったりする子がいるんじゃないかと心配しております。意識の差なんですけれども。ですから、柔道の授業に立ち会う先生方、また外部指導者はそのような研修を十分受けてほしいと考えております。
 全日本柔道連盟は、将来指導者資格制度の導入を目指して、中学校の指導者に安全講習会をはじめ危険性や指導法に対する啓発活動を行っていますが、西都市は参加の状況はいかがでしょうか。

◎学校教育課長(待木順一君) 教育長の答弁にもございましたけれども、県が平成21年度よりすべての中学校、高等学校の体育教員を対象としました安全指導や実技指導に関する指導者講習会を実施しておりまして、西都市内の中学校の体育教員も全員が3カ年の間に必ず受講するということになっているところでございます。

◆2番(橋口登志郎君) そちらの講習も、ぜひよろしくお願いします。今の、先ほどの私の言った続きなんですけれども、全柔連の話ですが、そこの講習に、長く指導されていた先生がこの安全講習を受けたそうです。そのときに、死亡事故に至った原因は、畳に頭を打ちつけてすることよりも、投げられたときに頭蓋骨内の脳が回転して、そのときに静脈が破断するという急性硬膜外血腫というのが非常にはるかに多かったということを初めて知ったというふうに、その指導者も驚いていました。ぜひ、これらの安全講習は、子どもたちを教える指導者は受けてほしいと思っております。
 さて、指導要綱は、この武道必修化を柔道と剣道と相撲から選択して、それらを選択した上に他の競技をつけ加えることはできるとあります。ただ、その地域の特徴的状況、西都市の特徴的状況とかを考えた場合、それ以外の選択ができると思っているんですけれども、そういう考えで間違いないんですよね。

◎学校教育課長(待木順一君) お答えいたします。
 学習指導要領におきましては、内容の取り扱いの中で、武道の運動種目は柔道、剣道または相撲の内から1種目を選択して履修することとしております。しかし、地域や学校の実態に応じまして、なぎなたなどのその他の武道についても履修することが可能であるということが明記されております。なお、その際学習指導要領に示された3つの運動種目に加えてそういったなぎなたなどを履修させることを原則とはするんですけれども、地域や学校の特別の事情がある場合には、それら3つの運動種目にかえて履修させることもできることとされております。
 ただ、いずれの場合におきましても、基本動作あるいは基本となる技を身につけさせること、また指導方法を工夫するということなどによって効果的かつ継続的な学習ができるということがまず条件になるものと考えております。

◆2番(橋口登志郎君) 例えば、弓道です。妻中には弓道場がありますし、もちろん皆さん知っていらっしゃるとおり妻中、妻高というのは全国的レベルを有しています。このあたりも、考慮する価値があるんじゃないかと思っております。また、全国的な武道具メーカー、多田産業が西都市にもあります。剣道という手も将来あるんじゃないかと、私は思っているんですけれども、そのあたりいかがお考えでしょうか。

◎学校教育課長(待木順一君) 西都市の地域的特性、あるいは学校の特徴を考慮して剣道の選択種目化を推進してはどうかということでありますけれども、学習指導要領に示された選択種目であります柔道、剣道、相撲のいずれを選択するかにつきましては、あくまで学校の実状に応じて学校が決定するべきものではないかというふうに考えているところでございます。
 以上です。

◆2番(橋口登志郎君) 学校に話してみたいと思います。
 武道必修化というのは、本当に私は喜ばしいことだと思っております。だからこそ、十分な調査と準備をお願いしたいと思います。柔道で言えば、日本の3倍以上競技人口がいるフランスの場合、柔道指導者に対する国家資格があって、競技面だけではなく安全面、教育面に配慮しているそうです。そのために、近年柔道での死亡事故はないと、3倍もありながらないと報告されております。国がバックアップして事故を防止しています。安全を、ただ学校サイドだけに任せるのではなく、市やまた県も国も、せっかく日本らしい武道必修化になったのですから、十分バックアップをお願いしたいと思います。
 最後に、教育長、御意見をお願いいたします。

◎教育長(綾寛光君) お答えします。
 先ほども申し上げましたように、幸い現在まで市内の学校では生徒のけが等の事故はないということで、各学校で適切な指導が行われているというふうに考えているところでございます。今後も、生徒の無事故を維持するために、市としましてもさらなる環境の整備に努めるとともに、県や国が行う研修会等への体育教員の参加を積極的に促して研修させ、指導力の向上を図りたいというふうに考えております。加えまして、体育強化部会等を通して共通認識を深め、市内全校の安全指導等を含む指導力の底上げに積極的にかかわってまいりたいと考えております。
 以上でございます。

◆2番(橋口登志郎君) ぜひ、よろしくお願いいたします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする