Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてII

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

平林寺(2015年5月10日参拝)

2015年06月18日 | 摂津国八十八箇所霊場
次に参拝する宝塚神社に到着する手前で弁財天の社を発見。

これも宝塚神社の境内社と思い参拝。
でも、実際はお寺の弁財天のようだ。



所在地:兵庫県宝塚市社町4-7
宗派:真言宗単立
御本尊:釈迦如来
創建:伝・飛鳥時代
開基:伝・聖徳太子
勅願:用明天皇
札所:摂津国三十三箇所観音霊場、摂津国八十八箇所霊場



【縁起】
平林寺は伝承によると聖徳太子が摂津国七大寺の一つとして創建され、
平安時代に弘法大師の縁につらなる如一尼によって中興されたと伝えられています。

鎌倉時代のものと推定される石造露盤があることから、
鎌倉時代には建立されていたことがうかがわれます。

本尊釈迦如来座像は室町時代の作とされています。

時代は過ぎ戦国時代の末期、天正6年(1575)に、
有岡の城主荒木村重は織田信長を裏切って毛利氏に寝返ったが、
信長の来攻で平林寺がその砦に利用されるのを恐れて、
火を放ち一山寺院ことごとく灰燼に帰しました。

この時、平林寺山内の僧侶と檀信徒たちは力を合わせて十一面観音、
薬師如来、本尊釈迦如来、四天王の各ご仏像を密かに業火から持ち出し、
釈迦ヶ谷(現県立宝塚高校近くの谷)に安置して法難から逃れることができました。
この仏様が今に伝えられています。

やがて江戸時代、慶長から寛永にかけて、
現在見られる本堂、観音堂、薬師堂及び山内寺院の一部が再建されました。

塔中は長い間宝寿院、成就院、常福院、理性院、そして当西光院の五ヶ寺でしたが、
理性院は現神戸市東灘区に移転したため、現在は四ヶ寺となっています。


【弁財天】





【地蔵堂】




この地蔵堂の横にお寺が幾つかあるので、
行ってみましょう。


【成福院】


どうやら平林寺の塔頭のようですね。

塔頭にありがちな閉鎖的で入り難い雰囲気です。


【西光院】








こちらはオープンな雰囲気でいい。(^^


【成就院】



【宝寿院】


塔頭は4つありました。

線路を超えた場所に平林寺の本堂があるようです。


【修行大師像】


お大師さんがお出迎え。


【本堂】


こちらが平林寺の本堂になります。

車はここまで来れて停めることが可能です。
私は成福院の参拝者専用駐車場に停めさせていただきました。








御本尊、四天王像が祀られていました。

堂内に入ることは出来ませんでしたが、
中を見れただけでも良かったです。


【不動明王】



【地蔵尊】



【宝篋印塔】



【観音堂】



【薬師堂】



【御堂】




何故か南無妙法蓮華経の文字が。

中を見ても何が祀られているのか、よく分かりませんでした。


【石仏】


ここだけ寂しげな雰囲気。

夜見たら怖いぞ、みたいな。(^^;


【宝篋印塔】



【石造露盤】





【御朱印】
社務所が閉まっていて諦めていたらお知らせの案内板を発見。




塔頭でいただけるとは有り難い。(^^




一番入り易い雰囲気の西光院でいただきました。

お寺の雰囲気を表わすような、
人の好さそうな奥さんでした。(^^