魅惑の北欧アール・ヌーヴォー 塩川コレクション
ロイヤル コペンハーゲン・ ビング オー グレンダール
@茨城県陶芸美術館 3月18日(日曜日)迄
10年ほど前だが、仕事の関係で3回ほどデンマークを訪ねた。
「デンマークは消費税25%でも世界一幸せな国」と言われるが、食料品などには課税されないので、物価は日本と変わらない感じだった。
国は軍事と外交を担当し、教育や社会福祉は地方自治体が担う。
地方自治体の予算が多く、中央政府の予算は少ない。
国会議事堂を見学したが、水戸市議会より小さかった。
デンマークと云えば高級オーディオメーカーバング&オルフセン、知育玩具・レゴ、陶磁器ロイヤルコペンハーゲン、コンフォートシューズのエコーシューズ等や照明器具を含めたデザインも先端を行く。
ビールが大好きで「カールスバーグ」は世界ブランド。
リサイクルは徹底して,分別品種は多岐。
従って、全てが瓶ビールで缶ビールは外国に行った際に買ってくる。
海運大国としても知られ、世界最大のコンテナ船企業、APモラー・マースクグループの発祥地であり世界本社所在地。
また農業輸出国としても有名で、日本との貿易では日本の輸入の約半分を豚肉が占める。
アンデルセン童話でおなじみのハンス・クリスチャン・アンデルセンの母国だから、「人魚姫」をはじめ、どこに行ってもアンデルセン関連の像が在る。
『国民学校』と呼ばれる職業教育制度は多くの国に影響を与えている。
大学を含め、学費は無料だ。
自転車大国で、自転車専用道路の充実、牽引自転車の車種の豊富さには驚かされる。
数を上げれば限がない程に魅力のある国だ。
今回の展覧会はデンマークが誇る名窯「ロイヤル コペンハーゲン」と「ビング オー グレンダール」の19世紀末から20世紀初頭に制作されたアール・ヌーヴォー磁器が紹介されている。
ロイヤル コペンハーゲンといえば、白地に青一色の「ブルーフルーテッド」や「イヤープレート」のシリーズが有名だが、およそ1世紀前のアール・ヌーヴォー全盛期には、淡いグラデーションの釉下彩、鮮やかな虹彩を生じる結晶釉など、当時の最先端を誇る多彩な釉薬技術によって世界をリードした窯。
今回の展覧会を観て「ロイヤル コペンハーゲン」を見直した。
「植物文花瓶」 ロイヤル コペンハーゲン 1892年 塩川コレクション
「鷺センターピース」 ビング オー グレンダール 1902-14年 塩川コレクション
「ビング オー グレンダール」は1987年RCに買収され、多くの製品が廃番となり、B&Gの名は、記念品か、いくつかのオーバーグレーズ品に残るのみとなってしまった。
本展覧会の作品は、横浜市在住のコレクター塩川博義氏の所蔵品とのこと、日本にもこの様なコレクターがいるのですね。
ロイヤル コペンハーゲン・ ビング オー グレンダール
@茨城県陶芸美術館 3月18日(日曜日)迄
10年ほど前だが、仕事の関係で3回ほどデンマークを訪ねた。
「デンマークは消費税25%でも世界一幸せな国」と言われるが、食料品などには課税されないので、物価は日本と変わらない感じだった。
国は軍事と外交を担当し、教育や社会福祉は地方自治体が担う。
地方自治体の予算が多く、中央政府の予算は少ない。
国会議事堂を見学したが、水戸市議会より小さかった。
デンマークと云えば高級オーディオメーカーバング&オルフセン、知育玩具・レゴ、陶磁器ロイヤルコペンハーゲン、コンフォートシューズのエコーシューズ等や照明器具を含めたデザインも先端を行く。
ビールが大好きで「カールスバーグ」は世界ブランド。
リサイクルは徹底して,分別品種は多岐。
従って、全てが瓶ビールで缶ビールは外国に行った際に買ってくる。
海運大国としても知られ、世界最大のコンテナ船企業、APモラー・マースクグループの発祥地であり世界本社所在地。
また農業輸出国としても有名で、日本との貿易では日本の輸入の約半分を豚肉が占める。
アンデルセン童話でおなじみのハンス・クリスチャン・アンデルセンの母国だから、「人魚姫」をはじめ、どこに行ってもアンデルセン関連の像が在る。
『国民学校』と呼ばれる職業教育制度は多くの国に影響を与えている。
大学を含め、学費は無料だ。
自転車大国で、自転車専用道路の充実、牽引自転車の車種の豊富さには驚かされる。
数を上げれば限がない程に魅力のある国だ。
今回の展覧会はデンマークが誇る名窯「ロイヤル コペンハーゲン」と「ビング オー グレンダール」の19世紀末から20世紀初頭に制作されたアール・ヌーヴォー磁器が紹介されている。
ロイヤル コペンハーゲンといえば、白地に青一色の「ブルーフルーテッド」や「イヤープレート」のシリーズが有名だが、およそ1世紀前のアール・ヌーヴォー全盛期には、淡いグラデーションの釉下彩、鮮やかな虹彩を生じる結晶釉など、当時の最先端を誇る多彩な釉薬技術によって世界をリードした窯。
今回の展覧会を観て「ロイヤル コペンハーゲン」を見直した。
「植物文花瓶」 ロイヤル コペンハーゲン 1892年 塩川コレクション
「鷺センターピース」 ビング オー グレンダール 1902-14年 塩川コレクション
「ビング オー グレンダール」は1987年RCに買収され、多くの製品が廃番となり、B&Gの名は、記念品か、いくつかのオーバーグレーズ品に残るのみとなってしまった。
本展覧会の作品は、横浜市在住のコレクター塩川博義氏の所蔵品とのこと、日本にもこの様なコレクターがいるのですね。