♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■あなたの神、主は、語ったが / 福井 誠

2017年05月17日 | Weblog
2017/5/17放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「あなたの神、主は、語ったが」です。 それではエレミヤ書40章の1節から3節をお読みしましょう。
 「エレミヤは、バビロンへ引いて行かれるエルサレムとユダの捕囚の民の中で、鎖につながれていた。---- 侍従長はエレミヤを連れ出して、彼に言った。「あなたの神、主は、この所にこのわざわいを下すと語られたが、主はこれを下し、語られたとおりに行なわれた。あなたがたが主に罪を犯して、その御声に聞き従わなかったので、このことがあなたがたに下ったのだ。

 今日は、紀元前586年、神がエレミヤを通して告げられた通りにエルサレムがとうとう陥落してエルサレムの住民がバビロンへと強制移住させられていく場面ですねえ。鎖につながれてバビロンへ曳いていかれるたくさんの捕虜の中にエレミヤもいました。しかし、エレミヤはその途上で釈放され自由の身になります。神のことばに従ってバビロンに降伏するように勧めたエレミヤはバビロンの侍従長の好意を得て特別に扱われるのです。

 しかしエレミヤはユダの地に残ることを決めていく、そんな場面ですね。バビロンへ連れて行かれた捕虜たちは実は優秀な人たちでした。官僚のような頭の良い人達、また鍛冶屋など技術のあった人たちで、バビロンの国に役立つ人ばかりであったのです。そして箸にも棒にもかからぬと思われた、いわゆる価値が無いとみなされた人たちはさんざん破壊された廃墟のエルサレムに残され、捨て去られました。エレミヤはそうした見捨てられた人たちと共に生きることを望んだのですね。

 私には居残りを決めたエレミヤに対するバビロンの侍従長メブザル・アダンのことばも非常に興味深いです。というのもこの侍従長、エレミヤの神の存在を認め、神が語られた通りのことが起こっている、と証言していますねえ。更に、同胞の敵視の中、主のことばに忠実に生き、神のことばを証しし続けたエレミヤに敬意を表しています。エレミヤは敵に味方した訳でも何の報酬を期待した訳でもありません。ただ不器用に主のことばに従っただけでした。しかしそれによって敵も神のことばの正しさを認めたのです。神のことばを伝えるには、ことばの巧みさではなく、主のことばへの誠実さが大切なのだと覚えたいものです。

(PBA制作「世の光」2017.5.17放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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